Disrupt Europe 2014ハッカソン:優勝はInfected Flight、次点はAppilepsyとSeeusoon

これほどエキサイティングなことはない。昨日(米国時間10/19)ロンドンのオールドビリングスゲートで行われたDisrupt Europeハッカソンには、数百名のハッカーが集まった。彼らは過去24時間ダンジョンのような会場で休みなく働き、気の利いた楽しくスマートなハックを作り上げた。89チームが1分間の短いデモを壇上で披露し、他のハッカーや審査員たちを魅了した。

しかし、グランドプライズを持ち帰れるのは1チームだけだ。説明はこのくらいにしてDisrupt Europe 2014 ハッカソンの勝者を紹介しよう。

最優秀賞:Infected Flight — Disease Mapper

Infected Flightは、病気の蔓延をモデル化するクロスプラットフォームのウェブアプリだ。チームメンバーで現在博士課程にいる一人が作った微分方程式に基づいている。このハックは人口を4つのグループに分ける:susceptible[高感受性]、exposed[接触]、infected[感染]、recovered[回復]。

舞台裏でInfected Flightは、実際の飛行経路データ(出発都市、出発空港、飛行時間、到着空港、到着都市)を分析して、利用者の国が病気の強い影響を受けているかどうかを調べる。

パラメータを入力したり、感染状態を時間を追ってシミュレーションしたりできる。医療専門家向けのユースケースだったのかもしれないが、ステージでのデモは実に洗練されていた。

次点その1:Appilepsy

Appilepsyは、加速度計データを高度なアルゴリズムを用いてリアルタイムに分析して、痙攣性てんかん発作の発症を検出するモバイルアプリだ。発作が起きるとテキストメッセージでユーザーの緊急連絡先に通知を送る。これは、クールでかつ実用的なハックだ。

次点その2:Seeusoon

Seeusoonは、長距離恋愛カップルの出会いを支援する。フライトを監視して、同じ都市でロマンチックな週末を楽しめるよう通知する。ユーザー体験は実に滑らかで、Seeusoonの中から直接航空券を買うこともできる。

最後に、われらが審査員団はiComicの説得力あるハックに特別賞を授与した。彼らはトップ3に入ることはできなかったが、壇上で紹介する価値があった。

勝者は賞金3000ポンドを受け取り、上位3チームは火曜日に再びステージに上ってここロンドンのDisruptメインステージでプロジェクトのデモを行う。しかし、それだけではない ― 他のハックもわれわれのAPIスポンサーから豪華な賞品を持ち帰った。ハッカソンの主なスポンサーは、ChallengePost、CrunchBase、Esri、Evernote、Intel Mashery、Matrix、英国司法省、Nexmo、Paymill、Twilio、Yammer、およびZalando。それぞれのAPIやサービスをいちばんうまく利用したユースケースを選んで賞品を授与した。そしてもちろん、スコアを3点以上獲得したチームは、メインのDisruptカンファレンスの参加チケットを2枚手に入れる。

今回の審査員は、政府デジタルサービスエンジニア、Camille Baldock、Startupbootcampのパートナー・プログラムスペシャリスト、Eric Brotto、Virgin Managementの投資家、Claudia De Antoni、Techstarsのディレクター、Tak Lo、およびFutureLearnのデベロッパー、Melinda Seckingtonの面々だった。

以上! 今回のハッカソン参加者全員におめでとう。一から最後まで何かをデザイン、開発していくほど興奮させられるものはない ― 苦労の連続だっただろうがみんなは成し遂げた。Disrupt Eurpopeカンファレンスは明日ロンドンで開かれる。

Disruptのチケットはまだ残っている。ここで購入可能だ。

アップデート:Infected Flightチームの受賞後インタビューはこちら。


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(翻訳:Nob Takahashi / facebook