Googleは今日(米国時間1/29)の取引時間終了後に第3四半期の決算を報告し、総売上181億ドル、トラフィック獲得コストを除いた(ex-TAC)売上145億ドル、非GAAP 1株当たり利益(EPS)6.88ドル、GAAP EPS 6.91ドルだった。
ウォール街のウォッチャーらによる予測は、非GAAP EPS 7.13ドル、売上148億ドルだった。今四半期で注目されていた数値の一つが売上成長率で、これは前四半期に過去5年間で初めて対前年比成長率20%を割ったためだ。今回Googleのex-TAC売上は、前年同期と比べて7%しか増えておらず、投資家を心配させる可能性が高い。
Googleは、同四半期の平均クリック単価が対前年比8%下がったことも報告したが、有償クリック総数は14%増加した。
この決算報告書で重要なもう一つの分野は総支出額だ ― Googleの2014年Q3の運営費用の利益に対する割合は1年前より増えており、これは人員増加が一因だ。今四半期の運営予算は67.8億ドルで、前年の50.3億ドルより増えている。
基本的にGoogleは、巨大な広告部門から売上を分散させるべく、他の事業を成熟させることに今後も力を入れていく。例えばこの四半期にGoogleは大きな投資を行ってYouTubeの製品体系を変更したが、これによって今後同事業における利益率を上げることができるかもしれない。
これでGoogleの会計年度も終了し、2014年通年の売上は660億ドル、基本EPS 21.37ドルとなった。2013年はそれぞれ555億ドル、19.41ドルだった。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)