Chromeは“重要でない”Flashコンテンツを自動的にポーズする

577990701_459d0cedc3_o

自動再生されるFlashコンテンツはラップトップの電池を干上がらせ、しかもそれが広告だったら人の神経にも障(さわ)る。そこでGoogleはAdobeとパートナーして、Chrome上のFlashをチェックすることにした。デスクトップ版Chromeの今日リリースされる最新のベータからChromeブラウザは、Google曰く“そのWebページにとって本質的でない”Flashアニメーションを自動的にポーズする。

うまくいけば、Googleがここでは重要でないとみなしたFlashコンテンツをポーズし、ユーザは自分が見たいと思ったビデオを見続けることができる。しかしGoogleのその判断が間違っていた場合は、ポーズされたビデオをクリックすればそれを再生できる。

2015-06-04_1221

これまでのChromeには、プラグインのコンテンツをすべて認める/すべて自動再生しない、のオプションしかなかった。

Googleは、このアップデートで“電力消費が相当に減る”と主張している。突然ビデオが自動再生されてびっくりすることも、なくなるだろう。短時間試してみたが、動作はGoogleの主張どおりで、CNNやNew York Timesのページで勝手にたくさんのFlash広告が動きだすことはなくなった。でもFlashを使っている広告はとても多いから、Googleにとっては微妙な決断ではなかったろうか。

この新しい機能はChromeデスクトップのベータチャネルで入手できる。安定バージョンへの実装は、もうすぐだそうだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。