Yahooの今日(米国時間11/6)の発表によると、同社の画像検索の結果にこれからは、老舗の写真共有サービスFlickrの画像が含まれるようになる。その中にはもちろん、検索者自身がポストした写真もあるかもしれない。それらはFlickrのトップの写真、ユーザがFlickrでフォローしている人の写真、ユーザ自身の写真などだが、それらを見れるのはYahooの登録会員のみだ。
ユーザの写真は、検索と関係のあるものだけが選ばれる。それがプライベートな写真だったら、ほかの人が同じ検索をしても、その人の結果には現れない。つまり、Flickrのプライバシー設定はそのまま尊重される。
Yahooの画像検索のユーザ体験は、5月に行われたFlickrのユーザインタフェイスの刷新(オンライン+モバイル)とよく似ていて、三つのカテゴリ(パブリック(公開)、フォローしている人、個人の写真)から結果を返す。
また、結果を色やサイズなどでフィルタできる。しかも”License”ドロップダウンから適切なアイテムを選ぶと、用途でフィルタすることもできる。
そして”more images”(もっと見る)ボタンを押すと、結果の写真だけでなく、Flickr.comのそのほかの写真も見られる。これでFlickrのトラフィックが増えれば、AppleのiCloud/PhotostreamやGoogle Photosなどとの競合で負けないだろう。これらのコンペティタは、ユーザがいちばん頻繁に使うカメラ、すなわちスマートフォンをターゲットにしているから、競合的には有利なのだ。
Yahooの画像検索の新しい機能は当面、合衆国のデスクトップユーザのみだ。
画像検索のこの変化の前には、FlickrのiOSアプリのアップデートが行われた。それは、3DタッチのサポートなどiOS 9の機能も利用している。