Snapchatは最近、セルフィー用「レンズ」の提供を開始した。先に買収したLookseryによるものだ。毎日新しいレンズが追加され、古いレンズは最新ラインアップ7種類から削除されていく。このたび同社は新たに30種類のレンズを発表し、これは99セント払って購入すれば永久に使える。
レンズの使い方をおさらいしておこう。前面カメラを使う際、自分の顔を長押しするとセルフィーレンズが有効になる。レンズを押すと画面の下にブレビューが表示されるので、好きなものを選ぶ。レンズの種類は、虹を吐き出すものから、恐ろしいモンスターの顔まで様々ある。
無料レンズがなくなるわけでなく、引き続き毎日1つ新しいものが追加される。もし7つで足りないなら、過去にスクロールすれば全部見ることができる。プレビューは無料だが、スナップに使うためには99セントかかる。毎日、30種類の有料レンズがある。Snapchatがどれくらいの頻度で新しいレンズを商品に追加するのかは不明だ。
これはSnapchatにとって初めてのアプリ内購入ではなく、0.99ドル支払うことで3回追加再生できる機能を提供している。再生は1回なら無料だが、それ以上見たい時は料金を払う必要がある。
そしてもちろん、会社はスポンサー付レンズやその他の広告による収益化を進めようとしている。アプリ内購入と広告の組み合わせは同社として興味深い方向性だ。多くの消費者向けスタートアップは、サービスの完全無料を続けている。レンズの有償化はSnapchatにとって危険な賭けだ。既存ユーザーを遠ざける可能性があり、もし有料オプションにティーンエージャーたちが反発すれば、成長が遅れるリスクがある。
最近Snapchatの投資家であるFidelityが、同社の評価額を25%減額したことは、Snapchatの評価に対する不安を表している。
またSnapchatは、公式アカウントを導入した。例えば “justinbieber” を検索すると、アプリは新たな “Official Stories” セクションに “rickthesizzler” を候補として表示する。ご想像の通り、”rickthesizzler” はジャスティン・ビーバーの公式アカウントだ。
今でもSnapchatではハンドル名が主流だが、公式アカウントは偽のストーリーをフォローしないために重要な機能だ。ただし、一般ユーザーにとって、”rickthesizzler”が果たして本当にビーバーなのかどうかはわからない。プラットフォームでの有名人発見に関して、Snapchatにはまだまだ改善の余地がある。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)