Operaがデスクトップブラウザの新しいビルドを開発者向けにリリースした。そして、新プロジェクトReborn(再誕生)を発表した同社にとって、これは興味深いビルドだ。このプロジェクトは全てのプラットホーム上でユーザーインターフェイスを完全にリデザインしようとするものだ。
私はこれまで数年の間、Operaをメインのブラウザとして使用してきた。ちょうど今新しいバージョンを試みたばかりだが、何よりもまずビジュアルのアップデートであるように見える。見かけは異なっているものの、中で実行される機能は同じものだ。
ボタンやタブには、新しいデザインが採用されている。それらはすべてのプラットフォーム上で同様の見え方になる。私がこの変更を気にいるかどうかはわからない、何故ならこれらの新しいタブは、macOSの上でさえWindows10のものの様に見えるからだ。ネイティブ感はない。
スピードダイアルは、目立つ影と微妙なアニメーションでリデザインされている。これは良くなった点だ。また、スピードダイアル用の新しいディフォルトの壁紙もいくつか用意されている。
あなたが私と同様にmacOS上で暗いテーマを使っている場合には、ユーザーインターフェイスのための新しい暗いテーマがあることを知って嬉しくなるだろう。それによって全てのボタンとアドレスバーが黒と濃い灰色となる。
そして、最も興味深い変更はサイドバーだ。どういうわけか、Operaはサイドバーが好きだ。常にすべてのOperaのバージョンに、ある種のサイドバーがあった。今回は、Opera自身の実験的ブラウザであるOpera Neonから機能を借用している。
サイドバーをアクティブにして、それを常時表示しておくことができる。ブックマーク、履歴、スピードダイアルなどの通常のショートカットがそこにはあるが、簡易バージョンのMessenger.comを開くこともできる。
これは一例に過ぎず、更に多くの拡張機能があると思うが、このやり方は、ちょっとだけメッセージをチェックしたり、書き込んだりしてすぐにブラウジングに戻るためのエレガントな方法だ。長いメッセージを書く必要がある場合は、ブラウザとの間でスクリーンを分割する形でMessengerパネルを開くことができる。
現在のOperaにもサイドバー拡張機能は入っているが、それが多くの人に使われているかどうかを私は知らない。このデザインにより、サイドバーはより目立ち役立つようになるだろう。
Operaは新機能をまず、開発者向けストリームにリリースする。このことが意味するのは、まだ不安定でベータ状態のままだということだ。しかし数ヶ月のうちに、そうした変更は一般向けOperaとして姿を表す。よってあと数ヶ月で完全なリデザインを見ることができるようになるだろう。
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(翻訳:Sako)