FacebookのSnapchatクローン計画、着々と進行中

Facebookは、Snapchat Storiesクローン機能、Facebook Storiesの公開範囲をチリ、ギリシャ、およびベトナムにも広げた。

Facebook Storiesは、Facebookのモバイルアプリのトップに写真を載せて24時間後に消してしまう機能だ。ただしまだ全ユーザーには公開されていない。1月にアイルランドの一部ユーザーを対象に最初のテストが行われた。最近Facebookは傘下のモバイルサービスに次々とSnapchatの主要機能を導入している。

先週にはMessengerアプリにMessenger Dayを追加した。月間10億人をターゲットにしたこの新機能は、アプリ画面に居座ることから、多くのユーザーを苛立たせた。類似の機能は今年2月にWhatsAppに、Instagramには昨年導入済みだが、Facebookはモバイルの月間アクティブユーザー17億人の大部分が使っているメインアプリにもSnapchatクローンの導入を進めようとしている。

先週私はSnapchatのメイン機能をWhatsAppやMessengerに取り込むことについてFacebookは少々やりすぎたと書いた。いずれのサービスとも利用場面やアピール点が一致していないからだ。Facebookのモバイルアプリは違っていていいはずだ。ユーザーは写真はFacebookの中で見るものだと思っているので、24時間で消える写真というコンセプトは、17億人のモバイルユーザーの大半を占めるSnapchatやInstagra Storiesを知らない人たちににとっては初めての体験だ。

Instagramに関して言えば、FacebookはSnapchat対抗のInstagram Storiesの成功をことのほか喜んでいるようだ。Facebookによるとこの機能のデイリーユーザー数は1.5億人でSnapchatと同じ規模だ。さらにSnapchatからユーザーや著名なインフルエンサーも奪ったらしい。

Instagramの焦点はビジュアルなコンテンツにあり、ユーザーの大部分は若者なのでSnapchatのユーザーとの重なりも成長の可能性も大きい。しかし、WhatsAppとMessengerのSnapクローンがFacebookにとってプラスなのかについては多くの人々が疑問に思っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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