この秋、Amazonが発表したEcho Spotはスマートスピーカーと時計を組み合わせて誰もがベッドの脇に置こうとする新しい目覚まし時計になろうとする試みだった。今日(米国時間12/11)、AmazonはSpot(および他のAlexaデバイス)に音楽再生機能を追加した。これによりSpotは見慣れたラジオ付目覚まし時計そっくりに動作するようになる。
Amazonによれば、Alexaデバイスの所有者はAmazon Prime Music、Amazon Music Unlimited、Spotify、Pandora、TuneIn、SiriusXM、iHeartRadioを始めとする好みのストリーミング・サービスを選んで音楽で目を覚ますことができるという。
設定は現在Alexaで音楽を聞こうとする場合とほぼ同様だ。ユーザーはアーティストの名前、曲名、プレイリスト名、ジャンルなどを指定できる。もし曲のタイトルを知らなければ歌詞からでも曲を指定できる。
ただし歌詞からの探索機能とユーザーのムード、活動の種類を指定する機能が使えるのはAmazon Musicだけだ。
Amazonによればユーザーは「朝5時、ジョギング、ポップス」などと指定できる。 また「午前7時、歌詞が『I’ve paid my dues time after time』 という曲」など歌詞からも設定できるとしている。またユーザーはジャンルとしてロック、ポップス、80年代などを指定したり、お気に入りのアーティストの特定の曲を指定したりできる。また味気ない目覚ましのアラーム音以外なら何でもいいというなら単に「音楽をかけて」と指定するだけでよい。
毎朝同じ時間に起床するなら、その都度アラームをセットする必要はない。Alexaにアラーム設定するときに「毎朝」と付け加えるだけでよい。
Amazonによれば〔英語版の場合〕“Alexa, wake me up at…”、“wake me up to…”、“set an alarm”と呼びかければよいという。
この機能はAmazon EchoだけでなくAlexaが作動するすべてのデバイスで有効だ。例外はFire TVだ。テレビというのは通常夜はスイッチを切るので目覚まし機能は備えていないという。
Amazonによれば、目覚まし時計機能はユーザーがAlexaデバイスに要望した新機能中でトップだったという。そこで今日新機能追加が実現したわけだ。
たしかに機能の追加としては小さいが、これでEchoをもう一つ買って寝室にも置こうと考えるユーザーは多いかもしれない。実際、AmazonのEcho Spotはまさにそういうマーケットを狙った製品だ。もっとも多くのユーザーがSpotの出荷前にすでにEcho Dotをベッドサイドに置くために購入している。
Amazonではクリスマスから年末にかけての商戦でEchoシリーズのハードウェアを全力で売る構えだ。先日のブラックフライデーのセールでは大幅な値引きが行われ、Echo Dotは一挙にベストセラー商品になった。Amazonはその後も大部分のEchoデバイスでバーゲン価格でのセールスを続けている。これにはEcho Show、Echo Plus、新しいEcho、Echo Dotが含まれる。
〔日本版〕音楽目覚まし機能はすぐに日本語でもサポートされると思われるが、Amazonのデバイスサポートページにはまだ情報がない。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)