MicrosoftがSurface RTの不調を正直に報告しなかったため株主たちから集団訴訟

【抄訳】

Microsoftは、Surface RTタブレットの実績に関して虚偽の声明を行い、同社第三四半期において製品の在庫状況を正しく評価しなかった、として集団訴訟のターゲットになった。

焦眉の問題は、Microsoftがその第四四半期において突然、Surface RTの在庫調整経費と称して9億ドルの損金を計上したことだ。Surface RTはMicrosoft初のタブレットハイブリッド機で、同社史上始めて、Microsoft自身がメーカーとして市場に参入した製品でもある。

しかし売れ行きはぱっとしなかったようだ。そこでMicrosoftは、9億ドルの借方計上をせざるを得なくなった。しかし今回の訴訟は、MicrosoftはSurface RTの不調をもっと前から知っていて、にもかかわらず、第三四半期においてそのことを投資家に告げないという虚偽を行った、と主張している。

9億ドルの損金発生はMicrosoftの収益減を導き、翌日の株価が11%下げ、総額で300億ドルあまりが虚空に消えた。訴えの主旨は単純だ: もしもMicrosoftがSurface RTの実績を口頭や書面、および宣誓を伴う会計証言において誠実に報告していなかったのなら、投資家はSurfaceプロジェクトに関して万事順調であると騙されていたことになる。あるいは少なくとも、10億ドル近い巨額の損金には相当しなかったはずだ。

そして、実際に騙されていたのなら、期末におけるわずか7セントの株価下落でも、問題視するに十分である。
【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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