Google MusicがiOSから使える, 有料機能も1か月は無料

Google Play Musicが今日(米国時間11/15)、iOSにやってきた。今週の初めに、もうすぐローンチするという報道があったばかりだ。このアプリはAppleのiTunes RadioやPandora、Spotify、Rdioなどの音楽ストリーミングサービスと競合し、無料のスタンダードサービスと有料のAll Accessオプションを提供する。いずれもユーザの音楽コレクションをクラウドに保存し、それらの曲はダウンロードせずにそのままストリーミングして聴ける。All Accessにはラジオ機能もある。

スタンダードサービスは、最大20000曲をクラウド上のストレージに保存できるが、All Accessでは曲数に制限がない。モバイルアプリだけでなく、デスクトップからもWeb上のインタフェイスplay.google.com/musicで自分がアップロードした曲をストリーミングできる*。Androidアプリは、すでに前からある。〔*: 曲のアップロードはWebインタフェイスからはできない。スタンドアロンのアプリケーションGoogle Music Managerを使用する。アルバムジャケット写真のアップロードなどは、Webページから可能。〕

月額9ドル99セントを払ってAll Accessのユーザになると、曲を指定して聴くだけでなく、‘ラジオ’的に聴くこともできる。一部の競合サービスと違ってAll Accessでは、ラジオで流れる曲を自由にスキップできるし、また親指アイコンでリコメンデーションを改良できる。

All Accessのユーザは、さまざまな編成済みコンテンツにもアクセスできる。たとえばNew Releases(新譜)、Staff Picks(おすすめ)、評論家などが作ったプレイリスト、などだ。

もちろん、プレイリストの作成や、ファイルを保存してオフラインで聴く、などの機能もある。またユーザが“親指アップ”をした曲や最近ライブラリに加えた音楽、自分のアカウント上で買ったり無料でダウンロードした曲などは、自動的に作られるプレイリストへ入る。

音楽を聴いているときキューの管理ができ、しかもそれは音楽ストリーミングの邪魔をしない。ローンチの時点で、ストリーミングはBluetooth、AirPlay、Chromecastなどででき、アプリのiPadへの移植も今進めている。

アプリのインタフェイスはとてもシンプルで、画面横に行き先を選択する”My Library”、”Playlists”、”Radio”、”Explore”などのリンクメニューが表示される。”Radio”はAll Accessだけだが、曲やアーチストやジャンルを指定すると、それらの曲がラジオのように流れる。”Explore”は、さまざまなプレイリストやリコメンデーションを見つける。画面上部には検索ボックスと、オフライン再生のための保存を指定する矢印ボタンなどがある。

iOSの上では、Google Musicの有料部分は、iOSのアップデートとともに無料で提供されるようになったiTunes Radioと競合するだろう。ただしiTunes Radioは広告が入るが、Google MusicのAll Accessには入らない。有料に見合ったサービスを求めるユーザには、重要なことかもしれない。

iOS上のローンチを記念してGoogleは、試用期間と称する最初の1か月はAll Accessを無料にする。1か月はいや、という方はWebやAndroidから有料ユーザになるとよいだろう。

アプリは今、iTunes App Storeのここにある。

アップデート: iOSの上でもWeb版にアクセスできるが、それをやるとiTunesへのリクエストがタイムアウトになる。ただし状況は、人によって違うかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))