先日、Appleの次世代iPhoneを写したものだとされる写真が駆け巡った。上に掲載した写真も、Appleの次世代iPhone写真であるとしてTwitter上に流れたものだ。この写真のiPhoneは、背面がiPad風のカーブを描くようになり、またベゼル領域をなくして、前面を大きくディスプレイが覆うようになっている。いろんな論評も出たが、結局のところ流出写真と呼ばれたものは、いずれも偽物だった。
写真はレンダリングされたもので、Redditでも指摘したユーザーがいたように、Martin Hajekの作品を拝借したものであるようだ。Hajekはさまざまなデバイスを非常にリアルに3Dレンダリングしてサイトに公開している。そして今回のリーク画像と非常によく似たiPhone 6を2013年3月に公開している。今回の写真では内部パーツなども写っており、またTouch IDセンサーおよび2台のフラッシュを搭載している(オリジナルのレンダリング作品が公開されたときには、まだこうしたパーツの搭載は明らかになっていなかった)。しかしこれらの内部パーツ以外については、Hajekの作品を借用しているようだ。
ちなみに、元になったHajekのレンダリングもAppleの製品デザインとは無関係のものだ。しかし頷ける部分もあるのではないかと、個人的には感じている。iPad miniのレティナ版をiPhone化したような感じで、持ちやすく、そしてポケットに入れて持ち運びができるようにしているわけだ。iPhone 5sなどはエッジを強調して角を目立たせていたが、iPhone 5cでは丸みを帯びたデザインも採用している。そしてこれは人間工学的には面白いデザインであるとの評価も受けている。
と、いうわけで今年の秋辺りに、リークとして出回った写真のようなiPhoneが出てくるようなこともあるかもしれない。まず、画面が大きくなるのは間違いないのではないかと思われる。これに伴って背面を曲面デザインにするのも良いアイデアであるように思う。次のiPhoneがリリースされた際には、Hajekが未来予知能力を持っていたことが証明されると良いとも感じているところだ。
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(翻訳:Maeda, H)