任天堂が「ルイージマンション3」のゲームスタジオNext Level Gamesを買収

ゲーム大手のSony(ソニー)とMicrosoft(マイクロソフト)はM&Aを戦略的成長計画の重要な一部としているが、任天堂は外部の人材を自社のビデオゲーム帝国に引き込むことに常に消極的だったように見える。しかし米国時間1月5日、同社は「Luigi’s Mansion 3(ルイージマンション3)」を開発したカナダを拠点とするデベロッパーのNext Level Gamesを買収すると発表した。

任天堂がスタジオを買収するのは、2007年に「Xenoblade Chronicles(ゼノブレイド)」の開発元であるMonolith Soft社を買収して以来のこととなる。

Next Level Gamesは10年間以上にわたり、任天堂がライセンスしたIPを独占的に開発しており、「Super Mario Strikers(スーパーマリオストライカーズ)」シリーズやモバイル版の「Metroid Prime(メトロイドプライム)」「ルイージマンション」など、同社のセカンドティアに位置するタイトルを数多く手がけてきた。

バンクーバーを拠点とするNext Level Gamesは、以前はファーストパーティIPの提供が少なかったが、Nintendo Switch向けの「ルイージマンション3」を発売して以来、大きな成功を収めている。最近の決算報告によれば任天堂は同タイトルを約800万本販売し、Nintendo Switchのトップセールスタイトルの1つとなったと発表している。

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:任天堂Next Level Games買収

原文へ

(翻訳:塚本直樹 / Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。