オウンドメディアのよくある課題は?解決策と合わせて解説

オウンドメディアを運営していると、必ず何かしらの壁にぶつかります。まずは、壁を壁として認識して適切な対策を行うことが、オウンドメディアの成否の分かれ道になると言えるでしょう。

この記事では、オウンドメディアで陥りやすい課題について言及しながら、どのような解決策があるのかを解説していきます。

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オウンドメディアの理想と現実

オウンドメディアで記事を作って情報発信することは、大きなやりがいがあるのと同時に、大変さも伴います。実際にオウンドメディアを立ち上げた当初は、記事から作り手の意欲が伝わってきたのに、数ヵ月後には更新が滞っている…ということは珍しくありません。

オウンドメディアには、どのような現実が待ち受けているのでしょうか。オウンドメディアの理想と現実を見ながら、課題別の解決策も説明します。

オウンドメディア 課題

「サイトがリリースされない…」

「オウンドメディアを立ち上げよう!」と社内で盛り上がっていた時期も過ぎて、いつまで経ってもサイトが立ち上がらず、周囲から催促されてしまう…。このようにオウンドメディア立ち上げの前から、壁にぶつかることがあります。オウンドメディアの立ち上げに苦戦するのには、どんな理由があるのでしょうか。

オウンドメディア 課題

目的が定まっていない

オウンドメディアを立ち上げることは決めたものの、「何のために立ち上げるのか?」という目的があいまいだと、リリースまでに時間がかかりがちです。オウンドメディアの方針を固めることができず、サイト構造や記事内容をまとめきれずに、スタートが遅くなる傾向があります。

もちろん「ウェブ上で集客したい」という思いは、どのオウンドメディアでも共通していると思いますが、より明確な目的がオウンドメディア運営には必要です。「誰に」「どんな情報を」「どう届けて」「何を成し遂げるのか」の4点をまずは明確にして、オウンドメディアが向かうべき方向を決めていきましょう。顧客の人物像としてペルソナを設定して、ユーザーの動きを時系列にまとめたカスタマージャーニーマップを作成するのも1つの方法です。

目的が不明確なまま、オウンドメディアを立ち上げても、絶対にうまくいきません。現状を整理しながら、自社が目指したい状態を定めていきましょう。

デザインが決まらない

目的があいまいな状態のときによくあるのが、デザインの方向性がブレるケースです。サイトの外見や雰囲気については、ビジュアル的なところなので、感覚で口を出しやすいのも、デザイン決定に時間がかかる理由の一つです。

自社のイメージにデザインを合致させることも大切ですが、ターゲットとするユーザー層に愛着を持ってもらうデザインであることが重要です。オウンドメディアの方向性を決めることで、内向きの発想に陥ることなく、ふさわしいデザインを決めていきましょう。

「記事が更新されない…」

オウンドメディアを立ち上げたら、コンスタントに記事を更新していくことになります。しかし、しばらくすると、更新が途絶えがちになることも珍しくありません。なぜ、最初のモチベーションが保てないのでしょうか?

オウンドメディア 課題

ターゲット設定ができていない

記事の更新が滞る理由に、ターゲット像が見えなくなって、どういった記事を作ればいいのか迷いが生じるということがあります。どのような読み手に記事を届けたいのか、今一度、ターゲット像をクリアにしておきましょう。ターゲットが明確になれば、どんなキーワードで検索するか、どんな情報を求めているのかを考えていくことで、作るべき記事が見えてきます。

もし、それでも企画に結びつけるのが難しければ、想定ユーザー層へのアンケートやインタビュー、座談会を行うなどして、どんな情報にニーズがあるのか探ってみましょう。

忙しくて記事の更新ができない

オウンドメディアの運営では、「マンパワー不足」がどうしても起こりがちです。オウンドメディアは短期間で成果が出るわけではないので、専任の担当がつけられずに、ほか業務と兼任していることがあります。そうなると、ほかの業務の状況によっては、オウンドメディアでの作業時間を取ることができなくなってしまいます。いつしか記事更新は、ただの負担になってしまい、時間を作って記事を作ったとしても、その質を上げるところまでは注力できない状態に陥ります。

マンパワー不足を解消するには、専任担当をつける、メンバーを増員する、作業の効率化を図るといったことが考えられます。また、外注を検討するのも一つの手になります。戦略の部分でコンサルティングに入るケースもあります。

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「記事がつまらない…」

記事の更新はできていても、中身が伴っていなければ、記事がつまらないと指摘される可能性があります。どんな原因が考えられるのか、対処法とともに解説します。

オウンドメディア 課題

宣伝色が強い

オウンドメディアは、自社が運営するメディアなので、つい商品・サービスの宣伝に終始してしまいがち。自社の商品・サービスをプッシュするばかりでは、宣伝色が強すぎて、ユーザーが嫌悪感を抱く可能性があります。たとえ商品・サービスのアピールが目的だとしても、考えるべきはユーザーのメリットです。ユーザーが求める情報はなにか、しっかり突き詰めることで、おもしろい記事だと思ってもらえるようになります。

予算が少ない

オウンドメディアの予算があまりに少ないと、記事のクオリティにも影響が出てきます。

優秀なライターを集めることができない…、写真撮影は自分たちでやるしかない…といった状況では、記事のクオリティを担保することが難しくなります。すべてを社内で行うことを前提に予算を組むのではなく、外注も含めた予算を最初から想定しておくことをおすすめします。

外注の品質が安定しない

記事の外注さえできれば、あとは良質なものが仕上がるとは限りません。外注ライターの質もまたピンからキリまでで、実力にはバラつきがあります。

適切な外注先を見極めるには、過去の実績を確認した上で、まずは記事1本、2本から依頼してみることです。作成した記事が、合格ラインに達していたならば、少しずつ大きな仕事を依頼していき、関係性を構築していきましょう。

「PVが伸びないね…」

オウンドメディアを運営していて、気になってくるのがPV数です。「内容がある記事を発信しているのに、ほとんど読まれない……」というケースはよくあります。PVが伸びないのには、理由がありますので確認していきましょう。

オウンドメディア 課題

SEOを意識していない

SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、ユーザーの検索意図に対して適切なサイトを上位表示させる仕組みのこと。SEOを実施していなければ、せっかく濃い内容の記事を作っても、検索からユーザーがたどりつけません。ユーザーの検索意図を考えて、キーワードを記事に適切に盛り込むなど、基本的なSEOをきちんと行いましょう。

もし、SEOの知識を持っている人が社内にいなければ、コンサルに相談してみてもいいでしょう。もちろん、ナイルでもSEOのコンサルは可能ですし、社内でSEOを行う「インハウスSEO」の導入支援も対応させていただきます。ぜひお気軽に、ご相談ください。

こちらの記事もごらんください

自社サイトへの流入を増やすには、SEOが欠かせません。SEOはプロに外注する方法以外に、自社内でSEOを行う「インハウスSEO」という方法があります...
【徹底解説】インハウスSEOとは?SEOの内製化を成功に導くために - www.seohacks.net

SNSを意識していない

流入を考える場合、SNS施策は欠かせません。TwitterやFacebook、Instagramなど、ターゲット層と相性がいいSNSを選んで、記事公開を告知していきましょう。ただし、ただの告知投稿だけですと、SNS上のフォロワーは増えずに、誰からも見向きもされないことになります。普段から有益な情報を発信して、アカウントを育ててファンを増やしていく必要があります。それだけに、時間と労力をかけて運用しなければならないので、SNS施策を実行するからには、継続性のある体制を整えるようにしてください。

「成果につながらないね…」

記事数を担保してPVが増えてきた…。これでオウンドメディアが成功かといえば、そうではありません。やはり成果につなげていかなければ、オウンドメディアの存在意義が薄れてしまいます。なぜ成果につながらないのか、その理由を確認していきましょう。

コンバージョンの導線がない

オウンドメディアに流入があったとしても、コンバージョンへの導線がなければ、成果に結びつけるのは難しくなります。

記事内にCTA(行動喚起)ボタンが設置されているでしょうか。CTAボタンとは、問い合わせや購入ページに誘導するリンクのことです。記事内の適した位置に、CTAボタンを設置することで、コンバージョンに導くことができます。

ほかにも、ターゲットが求めている資料を作成して、記事内でダウンロードしてもらうバナーを設置するといった方法もあります。

いずれにしても、ユーザーが気になるように目立つデザインにしながらも、自然な導線設計を工夫していくことが必要です。

売上につながらない

オウンドメディアの運営には、記事の制作費やサイト保守のランニングコストなどが発生します。もちろん、オウンドメディアの目的の多くは、見込み顧客との接点を持つことであり、販売サイトのように、売り上げを求めるのはナンセンスです。

しかし、自社の売上につながらない状態では、オウンドメディアは赤字を垂れ流すだけの存在となり、閉鎖ということもあり得ます。売上に近づけるために、どのような情報を発信すべきか、現状を把握しながら、試行錯誤していく必要があります。例えば、ウェビナーの開催や動画コンテンツの配信、ウェブ広告への出稿など、さまざまな手法を検討して、売上貢献ができるようにしていきましょう。

オウンドメディア運営を失敗しないために…

オウンドメディアの立ち上げから、成果につながるまでには、多くの課題が立ちはだかります。しっかりと目的意識を持って、現状把握と改善を重ねて、腰を据えてメディアを育てていかなければなりません。

しかし、そこまでは手が回らないというのが実情だと思います。記事をコンスタントに発信するだけでもたいへんな労力がかかりますので、プロのコンサルの力を借りることを検討してみてもいいでしょう。

なおナイルでは、オウンドメディア全体の戦略設計から対応することができます。また、さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様に、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。

また、オウンドメディアでよくある課題と解決策をまとめた資料もご用意しております。

  • 1.成果を評価できない
  • 2.質を担保できない
  • 3.ネタ切れしてしまう
  • 4.人手不足・スキル不足

具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

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オウンドメディアのよくある課題は?解決策と合わせて解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

SEOの効果はどのように判断すればよいのでしょうか?

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■今回のご質問

  1. SEOの効果判断基準が曖昧で難しく感じています。どのように効果を判断すればよいでしょうか?
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質問1.SEOの効果判断基準が曖昧で難しく感じています。どのように効果を判断すればよいでしょうか?

回答:
自然検索流入経由で、目標の数値にどれだけ貢献したかという点を、シンプルに判断することがオススメです。

そして、そのためにはKPIをしっかりと設計し、サイトにどのような変数(指標)があるのかを可視化することも大切です。

KPIは、会社やサイトタイプ、規模、自然検索流入の重要性などによっても左右される部分ではありますが、

基本的には順位などの包括される指標ではなく、資料ダウンロード数や、購入数などの数値をKPIに設定し、

その数値を改善する指標としてセッション数、順位、CTRなどの指標を考えるといいと思います。

また、Webでのコンバージョンの後に、インサイドセールスなどが関与する場合は、有効商談化したユーザーの「自然検索流入」の割合を確認するのもSEOの効果測定に効果的です。

このように整理すると、SEOの成功にはCRO施策などのサイト改善が欠かせないことがわかります。
なかなかSEOの効果が出ていない!という方は、サイト改善にも改めて取り組んでみることを推奨します。

※ナイルではSEOだけでなく、サイト改善サービスもご提供しています。
ご予算が未定でも、お気軽にご連絡下さい!

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インハウスSEOの障壁となりやすかったポイントを教えて下さい

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こんにちは!ナイルの青木です。

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■今回のご質問

  1. これまで支援されてきた中で、インハウスSEOの障壁となりやすかったポイントを教えて下さい。
  2. インハウスSEOであっても部分的に外部パートナーに頼ることはあると思いますが、どういった問題の発生時に外部パートナーへ打診することが多いですか?
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質問1.これまで支援されてきた中で、インハウスSEOの障壁となりやすかったポイントを教えて下さい。

回答:
以下の3つがよくあるポイントです。

  • 施策のリソースがない
  • 売上につながらず、社内の理解が得られない
  • 社内にSEOをやったことがある人がいない

 

とはいえ、この3つのポイントは連動しており、
SEOよくわからない→成果が出ない→人手を増やせない(予算が少ない)
という構造になっていることが多いです。

「SEOよくわからない」「成果が出ない」という場合は、SEOコンサルないし外部の知見を導入し、まずは成果を出せる構造を目指しましょう。
その上で、さらにSEOの取り組みを拡大する際には、その成果をもって、
「どれくらいの投資をすると、どれくらい成果に貢献できるのか」というコミュニケーションを社内でとるのがおすすめです。

また、「施策リソースがない」ことは、インハウスSEOの利点である「スピード感」に悪影響を与えます。
インハウスで取り組むことで、せっかく多数の施策や、意思決定までのスピードが上がったとしても、それらがなかなか反映されないからです。

対策としては、自社サイト改修が、どういった流れで実施されるかなどを押さえ、SEO目的の施策をしっかり組み込んでもらうことが挙げられます。

  • サイト改修はどのチームが行っていて、誰に依頼すればいいのか
  • サイトインフラは誰が監視、対応しているのか
  • サイト改修のタイミングはどの周期か(例:随時、週1、月1、四半期1)
  • サイト改修における注意点

などのポイントをまずは把握し、必要な点は交渉し、スピード感のある施策実施を心がけましょう。

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他にもこのあたりの記事が参考になると思います。よろしければ読んでみてください。

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質問2.インハウスSEOであっても部分的に外部パートナーに頼ることはあると思いますが、どういった問題の発生時に外部パートナーへ打診することが多いですか?

回答:
ご相談いただく機会が多いケースとして、3点紹介します。

  • 自分たちでは解決できないSEO上の課題が発生した
    →Googleサーチコンソールのカバレッジ周りのトラブルや、「どうしてもこのキーワードで1位にしたい!」というご相談をいただくことが多いです。
    特にテクニカルSEOに関して困りごとは、どれだけ調べてもわからないという場合もあるので、外部パートナー利用はおすすめできます。
  •  

  • コンテンツ(記事)の制作リソースが足りない
    →コンテンツマーケティングを行う中でよくある課題です。
    目標に対し制作本数が足りない場合や、費用対効果が明確な場合などは、信頼できる記事制作会社に頼み、当面の記事制作をクリアしながら、 同時に自社内のリソースを拡充するのがおすすめです。
    他にもCMSへの入稿作業など、比較的単純な作業を外注することなどもおすすめです。
  •  

  • 社内でSEOの勉強会やトレンドの共有をしてほしい
    →「新しいメンバーが増えたタイミングで、改めてSEOの考え方をインプットしてほしい」というご要望や、「今年のSEOのトレンドをレクチャーしてほしい」というご相談をいただくことが多いです。
    この他にも、「ページエクスペリエンスアップデート」のようなサイトの仕様変更が必要になる際に、単発での調査を依頼いただくことなどもあります。

 

この3点に共通して言えることは、自社だけでは解決に時間がかかるという場合にご相談いただくことが多いという点です。

インハウスSEOを行うことは、「外部パートナーを利用していけない」という縛りではないので、必要に応じて活用してみてください。

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オウンドメディア責任者は、どんなスキルが必要ですか?

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こんにちは!ナイルの青木です。

こちらのメールでは、「SEO内製化」に関する質問にお答えしたいと思います。

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■今回のご質問

  1. オウンドメディア責任者は、どんなスキルが必要ですか?
  2. 今すぐSEOの内製化は予定していませんが、社内で体制構築の秘訣など知りたいです。
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質問1.オウンドメディア責任者は、どんなスキルが必要ですか?

回答:
様々なスキルが要求されますが、確実に必要になるのは「事業貢献に結びつける能力」だと思います。

理由は、オウンドメディア運営の目的は色々とあるものの、ほとんどは「受注貢献」「売上貢献」などの事業への貢献が目的になることが多いからです。

KGI、KPIをしっかりと設計し、その数値の達成のためには、どの程度リソースが必要で、どういったスケジュールで施策を進めればいいのか?

という計画をしっかりと立てられるスキルと言い換えてもいいかもしれませんね。

そのスキルが欠けていると「セッションは増えたけど、売上には貢献しない」という事態に陥りがちです。

また、同じくらい必要な能力が「やらないことを決める能力」です。
オウンドメディアはこだわろうと思うと、本当に無限にこだわれますが、ユーザーのためにならないこだわりや、それを実施しても目標に貢献しないこだわりもあります。
そうした施策の取捨選択をできるスキルも、責任者には求められると思います。

もちろん、コンテンツへのこだわりや情報をどのように届けるかといったスキルも重要ですが、こうしたオウンドメディアの”しんどい部分”を責任者が担保できないと、オウンドメディアは成功しないと私は考えています。

    その他の一般論的な話だと、
  • SEOや広告などのデジタルマーケティングの経験
  • MAツールの運用経験(これは必要に応じて)
  • WordPressなどのCMSの知識
  • 最低限のWeb制作の知識(コーディングの内容程度は理解できる)
  • 最低限のインフラ理解(自社サイトがどういう仕様でアップされているのか)
  • コンテンツ制作経験
  • などのスキルは普遍的なものとして、あるといいと思います。

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他にもこのあたりの記事が参考になると思います。よろしければ読んでみてください。

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質問2.今すぐSEOの内製化は予定していませんが、社内で体制構築の秘訣など知りたいです。

回答:
サイトの規模、タイプによって必要な人数やスキルセットは異なりますので、全てのサイトに当てはまることをお伝えしたいと思います。

秘訣としては「最初からたくさんの人数を揃えない」という点にあるかと思います。

もちろん、本腰を入れてオウンドメディアを運用する場合など、最初から確実に人が必要な場合もありますが、
徐々にSEOに取り組んでいく場合は、「どの程度成果が出るのか?」「どの程度施策を行わないといけないのか?」という点が不明瞭であることが多く、
まず3ヶ月ほど取り組んでみて、「どの程度の成果の見込みがありそうか?」「達成にどの程度人数がいるのか?」を算出しながら、メンバーを揃えるのがおすすめです。

また、成果の見込みがあることが分かったら、社内だけでなく、業務委託などを活用し、リソースを外注するのもオススメです。
社内のメンバーを異動させる場合、それなりの時間がかかりますが、外注であればあっという間です。

そもそも初めてSEOに取り組むという場合は、SEOコンサルを導入し、アドバイスを受けながら内製化を進めるといいと思います。
SEOの取り組みの全体像が見えない中で、体制を構築するのは非常に難しいからです。

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こちらもよろしければ読んでみてください。

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サイトの品質はテクニカルな課題の解消だけでは改善しない

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

「SEOで流入が増えたけど、コンバージョンは発生しない」という課題は、SEOに取り組む上で頻出する悩みだと思います。

そんな時は、ユーザーの興味関心フェーズとコンバージョンポイントが合っているか確認してみることをおすすめします。

気になることがあって調べている際に、数万円もする商品を買うことはないかもしれないですが、簡単なアンケートなら答えてくれるかもしれません。

逆にサービス紹介ページを見ているユーザーであれば、そのまま問い合わせしてくれるかもしれません。

個別最適化は工数のかかる大変な施策ですが、「コンバージョンしない!」で止まるのではなく、「こういうアクションだったら、ユーザーはしてくれるかも」という視点で、改善してみて下さい。(このブログも引き続きの改善に励みます)

本日は「サイト品質の向上」に関するニュースなどの3つをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年9月3日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①サイトの品質はテクニカルな課題の解消だけでは改善しない

記事紹介:Google Says Website Quality Can't Be Fixed With Technical Changes

(Search Engine Roundtable)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
基本的にSEOは「〇〇だけやれば改善する」というものではありません。

加えて、基本的にGoogleの検索エンジンは「検索キーワードとページ内容の関連性」を優先的に評価している傾向があるため、そういった意味でもテクニカルな課題の解消だけでは、サイトの品質が上がるとは考えられませんね。

「より良い情報を、より良い状態」でユーザーがアクセスできるようにするため、多角的な視点で改善を行うことを推奨します。

②順位改善を目的とするなら、コンテンツシンジケーションや別媒体での再発行は意味がない

記事紹介:Google Says If You Want To Rank For More Queries Don't Syndicate Or Republish Content

(Search Engine Roundtable)

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
コンテンツシンジケーションとは、他のサイトに自サイトのコンテンツを転載、掲載する手法で、自社サイトだけではアプローチできないユーザーへの接点として期待できます。

しかし、特定のキーワードでの順位改善を目的とするのであれば、不適な施策ということです。そもそも、同じコンテンツであれば、重複コンテンツと認識される可能性も高いですね。

こうした効果のありそうな施策を聞いた際に、検索エンジンの仕組みを理解していると、本当に効果がありそうか判断しやすくなると思います。

③カテゴリーページへ必要以上にテキストコンテンツを置かなくて良い

記事紹介:Google On How Much Content For Category Pages

(Search Engine Roundtable)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
そのページを紹介するようなテキストは、1ユーザーとしても有益だと思いますので、「少しのコンテンツは有用」というジョンの発言はその通りだと思います。

しかし、Wikipediaのような記事テキストは、私も不要だと思います。
これは、順位向上の観点だけでなく、「カテゴリーページを使用している時の目的からも外れる」からです。
カテゴリーページを見ている時は、該当する記事、製品や、より詳細なカテゴリーを絞り込んでいることが多いのではないでしょうか。

すでにそういったテキストが設置されているサイトは、まずはヒートマップのようなツールで該当箇所がどの程度見られているか確かめてみましょう。

最後に

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。

また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

※もしSEOでお困りであれば、こちらのお問い合わせからお気軽にご相談ください!

前回のニュース(2021年9月3日収集分)はこちらから

 

また、ナイルではSEO内製化にも役立つ、「お役立ち資料」を公開しております。

今後も種類を増やしていきますので、よろしければご覧になって下さい。

サイトの品質はテクニカルな課題の解消だけでは改善しない【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

BtoBのオウンドメディアの成功ポイントは?成功事例も紹介

BtoBでオウンドメディアを運営すると、さまざまなメリットが企業にもたらされます。しかし、オウンドメディアで成果を出すには、さまざまな課題を解決していかなければなりません。

この記事では、BtoBでオウンドメディアを運営する際に、気をつけるべきポイントを解説。さらに具体的な成功事例を紹介していきます。

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BtoBでオウンドメディアを運用するメリット

BtoBでオウンドメディアを運用すると、どんなメリットが企業にあるのでしょうか。3つのメリットについて、解説していきます。

オウンドメディア BtoB

ターゲットを絞り込める

オウンドメディアを運営することで、自社の裁量でのコンテンツ発信が可能になります。「〇〇について悩んでいる人」「××を検討している人」といったようにターゲットを明確にして、課題を解決してあげるコンテンツを情報発信していきましょう。そうすることで、検索やSNSを通して、その情報を求めているユーザーからの流入が見込めます。オウンドメディアを通して、ターゲットを絞り込んだ形で、ユーザーと接点を持てる可能性があるのです。

安定したリード獲得につなげられる

BtoBの商品・サービスを購入してもらって売上につなげるには、新規顧客の開拓が欠かせません。その点、オウンドメディアで定期的にコンテンツを発信すれば、広告営業のための費用を押さえて、コンスタントに見込み顧客と接点を持つことができます。ウェブ上で継続的に集客できるのは、BtoBでオウンドメディアを行う利点といえるでしょう。

商品・サービスの知識を深めてもらえる

BtoBの場合、商品・サービスの特徴を深く知ってもらわなければ、なかなか導入にまで至りません。導入前後でどのような変化が期待できるのか、競合の商品・サービスとどのような違いがあるのか、多角的に検討してもらう必要があります。

オウンドメディア上のコンテンツを通じて、課題を解決する方法を提供することで、自社の商品・サービスに興味を持ってもらえる可能性があります。そこからサービスページや事例記事を読んでもらうことで、自社の商品・サービスの導入後のイメージをしてもらったり、他社との比較に基づいた相場感を理解してもらったりすることができるでしょう。商品・サービスの内容が理解しづらいBtoB企業において、オウンドメディアを行う大きなメリットといえます。

BtoBでオウンドメディア運用を成功させるポイント

メリットが多い BtoBでのオウンドメディア運用ですが、立ち上げたものの、更新を頓挫してしまうことも珍しくありません。BtoBでオウンドメディア運用を成功させるには、初期段階と運用段階で、留意する点があります。

まず初期段階では、コンテンツを蓄積していくことが大切です。コンスタントに情報発信できるようにチームを編成して、制作のルールを決めておくこと。一部のメンバーに負担がいかないように、コンテンツ制作の流れが仕組み化できる体制を作っていきましょう。

ある程度、コンテンツが蓄積されたら、振り返りが欠かせません。コンテンツを発信して、どのような反響があったのか、Google アナリティクスやGoogle Search Consoleといったツールを駆使して分析します。しっかり分析をして振り返りながら、次の施策に向き合うことが、オウンドメディア運営を成功させる鍵となります。

BtoBオウンドメディア運営の戦略を設計する方法

オウンドメディアの戦略設計を行うことで、目的に向かって進んでいるのか、把握できることになります。どんな戦略を立てて、オウンドメディア運営を進めていくのか、確認しておきましょう。

オウンドメディア BtoB

KGIやKPIを設定する

オウンドメディアの戦略設計を行うにあたっては、どこをゴールにするのかは、しっかり定めておきたいところです。最終目標であるKGI(重要目標達成指標)と、中間目標であるKPI(重要業績評価指標)を設定し、その達成に向けてオウンドメディアを戦略的に運営していきます。

CVやリード獲得の方法を決定する

CV(コンバージョン)獲得やリード獲得のために、どのような方法をとるべきかを決定します。

CVとは、KGIやKPIに紐づくユーザーの転換する行動になります。問い合わせフォームの設置場所が適切なのかを議論するのも、CV獲得のための施策といえます。リード獲得とは、見込み顧客を獲得することです。

例えば、KGIを「売上げ」に設定して、KPIを「1ヵ月の問い合わせ数を100件獲得」にしたとしましょう。この場合、問い合わせ数を獲得するには、どれくらいのリード獲得やCV獲得が必要なのかを算出することで、より具体的な施策が見えてきます。

コンテンツの方向性を定める

オウンドメディアで成果を上げるために、必要なのが「コンテンツの方向を定める」ということです。BtoBの場合は、BtoCに比べて、購入の意思決定までに多岐にわたる要因が影響します。BtoBは、商品・サービスの導入につながる決め手がつかみにくいだけに、まずは見込み顧客のニーズを正確につかむ必要があります。そこから、見込み顧客が必要な情報を盛り込むために、コンテンツの方向を定めていきましょう。

BtoBのオウンドメディアの成功事例

実際にBtoBのオウンドメディアには、どのような成功事例があるのでしょうか。BtoBのオウンドメディア運営に絞って、ナイルの事例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

BtoBオウンドメディアの成功事例1:アドビ株式会社

オウンドメディア BtoB

MA(マーケティングオートメーション)ツールである「Adobe Marketo Engage」を提供しているアドビ株式会社の成功事例になります。

【依頼内容】
・SEOのキーワードを強化してオーガニックでの検索流入を増やしたい

【状況】
・アドビ株式会社の製品はグローバル展開しているため、サイトフォーマットの変更など、日本個別の変更が難しいケースがあった

【施策】
・最初の3ヵ月でサイト分析
・競合キーワード分析を行い、通算で100を超えるアイデアを出した
・ビッグキーワードでの順位獲得をメインにした記事を制作した
・検索エンジンがクロール
・インデックスしやすいように、検索に引っかかるようなページの分解を行った
・ページ内の回遊率を高めるリンク設置を追加した

【成果】
・日本語サイトにおけるSEO施策に取り組んだ結果、安定したリード獲得につなげることができた

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BtoBオウンドメディアの成功事例2:福田交易株式会社

オウンドメディア BtoB

福田交易株式会社は、ベアリング・スピンドル・ロックナットなどの輸入・販売を行う精密機械部品輸入商社です。ウェブマーケティングを推進するために、弊社にご相談をいただきました。

【依頼内容】
・ウェブサイトを活用して、効率良くマーケティング施策を行いたい

【状況】
・ウェブサイトの運営は、制作会社にすべてお任せだった。社内にウェブマーケティング担当者がおらず、Google アナリティクスを見たことすらなかった

【施策】
・コンセプトダイアグラムによって、サイトの全体像を整理し、顧客の態度変容と企業の施策を図解した
・サイトの全面的なリニューアルを行い、約1年半をかけてウェブコンサルの支援を行った

【成果】
・時間をかけることなく、ウェブサイトをリニューアルして公開した
・根拠のない広告費用の見直しをして、毎月数十万円かかっていた広告費を半減させた

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ちきゅう株式会社(現・株式会社ジーニー)

オウンドメディア BtoB

中小企業向けCRM(顧客管理)/SFA(営業管理)システムの販売をする、ちきゅう株式会社(現・株式会社ジーニー)のサイト支援を行いました。

【依頼内容】
・サイトのSEOを強化して、検索ユーザーを獲得できるようにすることが急務だった

【状況】
・SEOの専門知識を備えたメンバーが社内にいなかったため、広告だけでユーザーを獲得しており、検索からのユーザーが獲得できていなかった

【施策】
・サイト分析と課題点を抽出した
・対象キーワードの選定をして、テキストコンテンツを制作した
・コンテンツの実装を行った(WordPressへの投稿)
・コンテンツ実装後、検索エンジンから正しく評価されるように、title/descriptionをチューニングした
・サイト内のユーザーデータ解析による課題点の再抽出と目標の再設定を行った

【成果】
・コンテンツの追加によって、サイトの自然検索流入が約40倍に拡大させることに成功した
・コンテンツから申し込みに至ったユーザーが、CV率5%と事業に貢献した
・インタビュー記事はソーシャルシェア750を超え、SNSでの拡散に寄与した
・外部リンクの92%はコンテンツによって獲得したもの

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株式会社セグメント

オウンドメディア BtoB

株式会社セグメントは、ロボットトランスフォーメーション事業を展開し、ソフトウェアロボットの作成・管理ツールを提供。業界全体の認知度を上げる取り組みを行いました。

【依頼内容】
・RPA(ロボットによる業務自動化)のメリットを広く知ってもらいたい

【状況】
・SEOの専門知識を備えたメンバーが社内にほとんどいらず、SEOキーワードに基づいたコンテンツ制作のノウハウがなかった
・検索からの流入を増加させるコンテンツ計画を実践できていない

【施策】
・サイト分析や競合調査により課題点を抽出した
・対策キーワードを選定して、テキストコンテンツを制作した
・コンテンツ実装後、レポートやモニター調査を実施して、問題点をリライトした

【成果】
・狙ったキーワードで検索上位表示し、自然検索流入数の増加を達成できた

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株式会社河内屋

オウンドメディア BtoB

印刷会社で活版印刷・特殊加工にこだわりを持つ株式会社河内屋で、売上に貢献する施策を実行できました。

【依頼内容】
・自社の強みや差別力をアピールして、アクセス数・CVRを伸ばしたい

【状況】
・SEOのキーワードに基づいたコンテンツ制作のノウハウがなく、検索からの流入を増加させるコンテンツ計画を実践できていなかった

【施策】
・初期施策では、「特殊印刷」「活版印刷」「バーコ印刷」などキーワードの検索順位を上げて、ウェブ上での視認性を高めることに注力した
・分析ツールでの調査やヒアリング調査を行った結果、「活版印刷」「UV厚盛」といったニッチなキーワードが重要であることが判明。「活版印刷」キーワード強化のための下層ページ作成、「UV厚盛」に対する検索結果の受け皿となるページ作成などを行った
・活版印刷や箔押し印刷の基礎知識といった「印刷をより深く知ってもらう」ためのコンテンツを追加した
・フォトグラファーの写真集など、河内屋ならではの印刷作品の事例を紹介するコンテンツの追加に注力するようにした

【成果】
・制作事例の紹介を中心に、キーワードに即したコンテンツを増やすという施策によって、多くのキーワードで1~2位、悪くても1ページ以内をキープできるようになった
・売上は、昨年同月の1.5倍になり、単月過去最高収益を達成した

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「新たな印刷技術の可能性を追求し続けたい」という理念を持つ株式会社河内屋の國澤代表。同社の印刷技術はデザイナーやクリエイターから高く評価...
【インタビュー】株式会社河内屋のオウンドメディア活用事例。社員全員が情報発信する「コミュニケーション企業」へ - www.seohacks.net

コンサルへの相談で課題・対策を明確にする

オウンドメディアは短期的に効果が出るものではなく、中長期的な視点で運営していくことが重要です。だからといって、成果を考えずにひたすらコンテンツを更新し続けるだけでは、おそらくいつまでも成果にはたどり着きません。

BtoBだからこそ、見込み顧客との継続的な接点が必要です。しっかり戦略を立ててオウンドメディアで成果を出していきましょう。

なおナイルでは、オウンドメディア全体の戦略設計から対応することができます。また、さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様に、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。

また、オウンドメディアでよくある課題と解決策をまとめた資料もご用意しております。

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BtoBのオウンドメディアの成功ポイントは?成功事例も紹介【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

オウンドメディアの必要な記事数は?算出方法を解説

ウェブ上で定期的に良質なコンテンツを配信し、見込み顧客との接点を持つ、企業のオウンドメディア。効果が出るまでには、どれくらいの数の記事が必要なのでしょうか。

ここでは、必要な記事数についての考え方を踏まえて、記事数を増やすことのメリットや注意点を解説します。

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オウンドメディアの記事数の目安はある?

オウンドメディアで成果を出すには、最低限どれくらいの記事数が必要なのでしょうか。「100記事前後あればいい」「300記事は作らないといけない」といった情報が飛び交いますが、記事数の目安には残念ながら正解はありません。たとえ100記事作ったとしても読み手への価値がない内容では、成果どころか流入にも結びつきません。反対に、わずか数記事でも成果につながるケースもあります。

つまり、記事数の問題は枝葉であり、最も大事なのは、オウンドメディアの戦略に沿っているかどうかです。オウンドメディアの記事によって、自社の商品・サービスの見込み顧客と接点が生まれているのか、問い合わせや購入といったアクションにつながっているのかを精査すべきです。オウンドメディアごとに、適した記事数と記事の内容があります。オウンドメディアで成果を出すために、必要な記事数が決まっているといった考えは捨てましょう。

オウンドメディアで必要な記事数の算出方法

オウンドメディアの記事数に正解はないとお伝えしましたが、それでもオウンドメディアに必要な記事数を算出する方法はあります。

例えば、CV(コンバージョン)の目標数値および想定CVR(コンバージョン率)を定めます。コンバージョンの目標を600とし、コンバージョン率を3%とすれば、目標セッション数は2万ということになります。基本の計算式は下記になります。

CV数(コンバージョン数)=目標のセッション数(サイト訪問者数)×CVR(コンバージョン率)

ここから、2万セッションを獲得するには、いくつ記事が必要なのかを求めていきます。検索エンジンからの流入を考えるならば、検索ボリュームを参考にして、各記事の想定セッション数を出すことができます。SNSからの流入を考えるならば、これまでのTwitterやFacebookからの流入数が参考になるはずです。また、CVRが高い記事を作ることができそうであれば、目標のセッション数やCV数が変動します。

これらの数字を精査していくことで、CVの目標値を達成するための記事数を割り出していきましょう。

オウンドメディアの記事数を増やす上での注意点

オウンドメディアで必要な記事数を決めたところで、いよいよ記事制作に入っていきますが、いくつかの注意点があります。記事を増やす上で、気をつけたいことをまとめていますので、確認しておいてください。

オウンドメディア 記事数

似たようなコンテンツを作らない

記事を量産していく上で、どうしても起こるのが、似たような記事を作ってしまうことです。検索エンジンから評価されるのは、1キーワード1ページだと考えるべきで、似た記事があることで、検索エンジンがどちらを評価すべきかわからなくなることがあります。「キーワードカニバリゼーション(キーワードの共食い)」が起こるのです。

読み手もどの記事を読むべきか迷う可能性がありますので、同じような内容にならないかを確認して、各記事をすみ分けするようにしてください。

専門性が欠落した記事を作らない

記事を量産しなければという思いが先行して、専門性が欠落した記事を発信するのは危険です。Googleは「高品質コンテンツ公式ガイドライン」で「コンテンツの専門性が重要である」と明確に述べています。

検索エンジンで評価されるのは、専門性が担保された記事になります。

さらに専門性が欠落した事実があやふやな記事の場合、検索エンジンに評価されないどころか、ペナルティが発生する可能性すらあるのです。記事数を無理やり増やそうとして、ネガティブな評価がされないように気をつけてください。

検索ボリュームだけを意識しない

記事を増やしていくときには、キーワードをしっかり選定すること。そもそも誰も検索しないようなキーワードで、記事をいくら発信しても、多くの人に読んでもらうことは難しくなります。キーワードの月間検索数を考慮して、どんな記事がよく検索されているのかを調べてみてください。

ただし、検索ボリュームだけを重視するのはNGです。そのキーワードが成果につながりやすいものかどうか、接点を持ちたいユーザーが検索するキーワードなのかどうかを見極めながら、キーワードを選定することが重要です。

オウンドメディアの記事を増やすには体制構築が不可欠

オウンドメディアの運営において、記事数を増やそうとする場合、記事作りにはさまざまな工程が伴うため、想像以上に手間をとられることになります。企画を立てて記事を執筆し、校正・校閲を行って、画像や図版を用意して、投稿作業を行って、ようやく公開となります。

コンスタントに記事を作成するには、まずは記事作りの体制を構築しなければなりません。編集者やライターはどういったメンバーが関わるのか、それぞれどれくらいのペースで記事を作成できそうか、チェック体制はどのようにするのかといったことを決めていきます。オウンドメディアの体制が盤石であるからこそ、戦略に立ち返りながら成果につなげるための施策を実行できるのです。

なおナイルでは、オウンドメディア全体の戦略設計から対応することができます。また、さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様に、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。

また、オウンドメディアでよくある課題と解決策をまとめた資料もご用意しております。

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トルストイの愛の三原則【コンテンツづくりの三原則 第18回】

オウンドメディア運営において、コンテンツづくりは最大の肝です。「コンテンツづくりの三原則」では、毎月1つのコンテンツづくりのテーマや目的を取り上げ、そこに紐づく3つのトピックを深掘りしていきます。

第18回は「トルストイの愛の三原則」。コンテンツを制作するにあたって意識しておきたい「美的な愛」「自己犠牲的な愛」「実行的な愛」の三原則について解説します。

 

トルストイの「青年時代」

トルストイは、ドストエフスキー、ツルゲーネフと並び、19世紀のロシア文学を代表する作家、思想家です。「戦争と平和」や「アンナ・カレーニナ」などの作品名は、読んだことがない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか。そんなトルストイの自伝的小説に「幼年時代」「少年時代」「青年時代」という三部作があります。
「美的な愛」「自己犠牲的な愛」「実行的な愛」は、その三部作の「青年時代」で記されたトルストイ流の「愛の定義」です。

「戦争と平和」で描かれる主人公のピエールと、親友のアンドレイ、天真爛漫な少女のナターシャとの三角関係の恋の行方を通して描かれる愛。そして、「アンナ・カレーニナ」で描かれる不倫と純愛。この2作品は、彼の作家としての「美的な愛」「自己犠牲的な愛」「実行的な愛」の考えが反映されたゆえの名作ともいえます。

そして、この「美的な愛」「自己犠牲的な愛」「実行的な愛」の3つの愛の定義は、コンテンツづくりにおいての鉄則にも通じるものがあります。
トルストイの「青年時代」の引用から、その理由を探っていきましょう。

「美的な愛」で興味・関心を引く

美的な愛は感情そのものと、その表現の美に対する愛である。かような愛をする人にとって、愛の対象は快的な感じを刺激する限りにおいて、好もしくも思われるのである。(中略)彼らはしばしば、愛の対象を変更する。なぜなら、彼らのおもな目的は、愛の快感が絶えず刺激されていることに存するからである。

「青春時代」(トルストイ著・米川正夫訳/響林社文庫)より

トルストイは「美的な愛」について、このように定義しています。

それはまるで、夢を見るような気分で、お互いの良い部分しか見ない熱病のような愛といっていいでしょう。いわゆる初恋や新しい恋です。誰もが一度は経験があると思いますが、恋愛の始まりはいつも「新規性」「意外性」「独自性」に満ちています。トルストイのいう「美的な愛」とは、まさにこういった人の心を揺さぶる愛です。

コンテンツ制作において、正確性や正直さ、誠実さは当然不可欠です。しかし、それだけはユーザー(読者・消費者)を引きつけることはできません。役所のパンフレット、不動産や保険の約款は正確な内容が記されていますが、必要に迫られない限り、みずから読もうと思う人はいないでしょう。
企業が新規顧客や潜在顧客層を呼び寄せるためには、この「美的な愛」のように、新規性、意外性、独自性が必要になってきます。

トルストイ曰く、「愛の快感が絶えず刺激されていること」が求められるのです。一目惚れしてもらい、絶えず刺激するためには、第一印象でどれだけ強いインパクトを与えるかにかかっています。そのために、新規性、意外性、独自性が欠かせません。

新規性:新しいものを生み出さなくても訴求できること

どこにでもある二次情報のコンテンツを掲載していても、新規性は訴求できません。そんなコンテンツを目にしてもユーザーは違いがわからないため、露出が多いサイトから目に入ることになります。そうすると、コンテンツや広告の大量生産といった消耗戦に陥ります。

そこに、ユーザーとの絆は生まれません。

では、新規性のあるコンテンツは、どのように制作すればいいのでしょうか。それは、決してこの世にまったくなかった、新しいものを生み出さなければいけないわけではありません。AppleのiPhoneも、人々のライフスタイルを変えた商品ですが、似たような商品は先に出ていました。しかし、世界市場を席巻したのはAppleでした。それは、Appleの商品が初恋のようなドキドキ感を人々に与えたからです。

例えば、「令和のヒットメーカー」の異名を持ち、近年ビジネス界で注目されている関谷有三氏をご存じでしょうか。関谷氏は、父親から継いだ倒産寸前の水道会社を立て直すことからスタートし、やがて飲食(タピオカ)、アパレル(ワークウェアスーツ)と衣食の分野で立て続けにヒットを生み、一躍、時の人となりました。

タピオカミルクティーは、近年大ブームになりましたが、決して急に現れた新しい商品ではありません。タピオカミルクティー自体は、日本でも1990年代からすでにありました。そんな中、彼は台湾の老舗ブランドを3年もの時間をかけて、2013年に日本に誘致。日本では流行らないといわれていたアジアンカフェを全国に出店しました。台湾茶と黒糖の組み合わせが、若者たちのあいだで新鮮だったことが、タピオカブームのきっかけだといわれています。

関谷氏はカフェにとどまらず、今度はアパレルに進出し、続いてワークウェアスーツという商品を大ヒットさせました。ワークウェアスーツとは「スーツに見える作業着」。つまり、スーツと作業着を組み合わせただけです。きっかけは、若い女性社員からの提案でした。
関谷氏の原点である水道事業は、全国展開も達成し、ビジネス的には成功を収めていましたが、若者からは地味でダサいというイメージを持たれていました。そこで、そうしたイメージをひっくり返すことができれば、職業観も変わるかもしれないと考えたわけです。これも、決してゼロから生み出したわけではありません。ですが、その発想は固定観念を覆す、まだ誰も見たことがない新規性の高い商品だったわけです。

過去にあったものでも、新しい切り口や考え方をつけ加えるなど、新鮮な提案がされていれば、十分独自性のあるコンテンツを発信していくことができます。また、扱う商品・サービスと、今流行っている事象を組み合わせることも有効な手法なのです。

意外性:違う一面を見せること

意外性とは、いかにして新しい発見や気づきをユーザーに与えるかという意味でもあります。つまり、ユーザーに驚きの体験をもたらすコンテンツです。「今までそんな風に考えたことがなかった!」といった反応をユーザーに引き起こします。

意外性があるというのは、違う一面を見せることです。つまり、多面性をアピールすることになるので、奥深さが魅力的に映ります。コンテンツを発信するときは、第一印象と違う一面や意外性を見せ、ユーザーだけが理解していると思わせることができれば、距離感が縮まるのは間違いありません。

意外性のないドラマに人は感動しません。映画でもスポーツでも仕事でもレジャーでも、すべての人は人生に意外性を求めています。野球の試合で5回の時点で10対1のスコアで、ひいきのチームが勝っていてもそんなに心は躍りません。むしろ1対10で負けていた試合が最後に大逆転をして11対10で勝ったほうが、興奮も感動もひとしおです。それも、意外性のなせる業です。

独自性:かけがえのないオンリーワンの存在になること

独自性とは何でしょうか?人が恋をするときには理由があるはずです。「理由なんてない!」と盲目的に恋をする人も、好きになった相手が自分にとってほかの人たちとは何かが違うから、その人を選んでいるのではないでしょうか。相手はきっと、かけがえのないオンリーワンの存在だから恋をするのです。それが独自性です。

コンテンツ制作における独自性とは、企業が提供する商品やサービスの着眼点を少し変えて、差別化を図ることです。ちょっと視点を変え、意外な組み合わせをするだけでいいのです。
あふれるインターネットの情報の中から、自分たちの商品やサービスを見つけてもらうためには、独自性を打ち出すことが必要不可欠になっています。ユーザーが「何か」を漠然と探すのではなく、理由があって「これが良い」と選択しなければ、ファンになってもらうことは困難です。
行き当たりばったりでユーザーを獲得しにいって消耗戦を続けるのではなく、一人ひとりのユーザーと効率良く絆を深めていくためには、独自性が必要なのです。

「自己犠牲的な愛」で信頼を獲得する

愛の対象のために自己を犠牲にする、その経過にたいする愛をさすもので、かかる犠牲のために愛の対象物が迷惑しようと喜ぼうと、そんなことは頓着しないのである。

「青春時代」(トルストイ著・米川正夫訳/響林社文庫)より

トルストイは「自己犠牲的な愛」についてこのように定義しています。自己犠牲的で献身的な愛は、相手のためなら火の中、水の中もいとわない、滅私奉公の愛です。
コンテンツマーケティングにおいては、トルストイの「愛の対象物が迷惑しようと喜ぼうと、そんなことは頓着しない」という考え方に近いものとして、アドボカシー・マーケティングという戦略があります。

ユーザーとの信頼関係を築く「アドボカシー・マーケティング」

アドボカシー(advocacy)とは支援、擁護、代弁という意味で、アドボカシー・マーケティングは、ユーザーとの信頼関係を築くことを目的に、徹底的にユーザーファーストで接するマーケティング手法のことです。
アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のグレン・アーバン教授の著書「アドボカシー・マーケティング 顧客主導の時代に信頼される企業」(英治出版)で広く知られるようになった考え方です。

アドボカシー・マーケティングは、「顧客と信頼関係を築くことを目的に、顧客の意向を最優先し、徹底的に顧客本位で接するマーケティング手法」と定義されます。ユーザーの利益のためなら、自社の不利益となる競合他社を推薦することも、一時的にはやむをえないとしています。

もちろん、アドボカシー・マーケティングは慈善事業ではありませんので、その先に企業の長期的な利益の獲得を目指しているのは間違いありません。ユーザーの声に耳を傾け、商品やサービスの改善を続けていくことで、企業の成長を目指し、長期的にはユーザーとの信頼関係を築くことが、企業にとって大きなメリットになっていくと考えられています。

アドボカシー・マーケティングが注目されている背景

なぜ今、アドボカシー・マーケティングが注目されているのでしょうか。

情報過多の時代、私たちは企業の一方的な押しつけの情報にうんざりしています。今日のユーザーは、情報の取捨選択権を持っているので、退屈で不要な情報は初めからシャットダウンすることができます。SNSの普及によって、みずから気軽に情報交換することもでき、企業都合の情報を鵜呑みにすることもなくなってきました。

広告やキャンペーンは認知拡大を図るために有効ですが、瞬間的にユーザーの興味・関心を引いても、ほかに良いものがあればすぐに乗り換えてしまいます。そこで注目されたのが、たとえ一時的には企業の利益に反することでも、長期的にはユーザーにとって最善の回答を提供することがメリットになるというアドボカシー・マーケティングです。

インターネットやSNSの普及によって、情報の取捨選択や口コミ評価が可能となったため、企業は本当の意味で「ユーザーファースト」を掲げなければ生き残れなくなりました。顧客からの信頼を得ることで長期的な関係性を構築し、利益を目指さなければならなくなったのです。つまり、「情けは人のためならず」なのです。

企業はユーザーとの約束を守り、信頼を得なければなりません。信頼関係を構築する上でもアドボカシー・マーケティングは不可欠です。情報商材やコンプレックス系商品にありがちな、目先の利益だけのためにユーザーの利益を損ねることは論外です。信頼は、長期的な利益や投資対効果と重要な相関関係があります。アドボカシー・マーケティングでは、「信頼」や「ロイヤルティ(忠誠心)」という長期的な指標を用いることで、継続的な利益の最大化を狙います。

商品やサービスの差別化が難しくなっている昨今、コモディティ化して価格競争の泥沼にハマらないためには、ユーザーと密にコミュニケーションを図り、信頼関係を築いていくしか生き残る道はありません。競合相手を見ながら市場シェアの獲得に走るのではなく、ユーザー心理のシェアを獲得していかなければならないのです。

マーケティング学の第一人者である嶋口充輝氏の著書「ビューティフル・カンパニー 市場発の経営戦略」(SBクリエイティブ)の言葉を借りれば、時代は、従来の市場占有率を競う戦争型市場から、消費者の心をつかむ恋愛型市場に変遷しつつあるのです。

じっくり時間をかけながら、少しずつ長く愛し合うことに安心感と信頼感を覚える――「I love You」を「わたし、死んでもいいわ」と訳した二葉亭四迷のように、消費者のためにいかに自己犠牲を払って信頼を獲得するか。
それがトルストイのいう「自己犠牲的な愛」であり、消費者を支援し、擁護し、消費者の利益を最優先する――それがアドボカシー・マーケティングの心得なのです。

「実行的な愛」でアクションを起こさせる

こういうふうな愛し方をする人々は、いつも生涯かわらぬ愛の保持者である、なぜと言って、彼らは愛すれば愛するほど、いよいよ深く愛の対象物を理解するから、したがって彼らにとっては愛すること、すなわち対象物の希望を満足させることが、容易になってくるからである。

「青春時代」(トルストイ著・米川正夫訳/響林社文庫)より

「実行的な愛」は、ともに行動し、価値観を確認し、共鳴し合う愛だといえます。しかし、「どのくらい愛してくれているか」「どのようにアクションを起こしたのか」など、態度変容を促す目的で実施されるコンテンツマーケティングは、効果測定が難しいのも事実です。
本来、好意や愛着などの感情・心の動きを数値で測ることは非常に困難です。単純にPV数やUU数、SNSのフォロワーやファンの数だけでは、ユーザーの気持ちの変化まで探ることはできません。

コンテンツマーケティングで最も重要な役割は、ユーザーとのエンゲージメントとロイヤルティを長期的に高めることです。エンゲージメントは、元々「契約する、約束する、婚約する」などの意味を持ちますが、マーケティングでは主に広義に「愛着心、信頼、好意、親しみ、絆、良好な関係性」といった意味で使われます。見込み顧客や顧客、SNS上のファンやフォロワー、自社の従業員など、商品やブランドと関連している人との関係の程度を示したものです。

そして、エンゲージメントの進化形としてロイヤルティがあります。ロイヤルティは、元々は「忠誠心」という意味を持ちますが、主に繰り返し商品を買ったりサービスを使い続けたりする優良顧客に限定して使われる言葉です。

ユーザーの声を測る3つの指標

ユーザーの声を測るためには、これからご紹介する「傾聴する」「シェアする」「参加する」の3つを指標にすることが有効です。これらの指標によって、ある程度ユーザーの態度変容を可視化することができます。

ユーザーが、具体的にどのような情報を必要としているのか、どんな嗜好を持っているのかを分析・理解し、さらに適合した信頼性を担保するコンテンツを発信すれば、新たにユーザーのニーズを掘り起こしたり、すでに興味を持ってくれている顧客との共感を深めたりする大きな機会となるでしょう。

<傾聴する(SNSでの反応率からエンゲージメントを測定する)>

  • どれくらいのユーザーがコンテンツを消費しているのか、コンテンツへのアクションを確認する
  • ユーザーはコンテンツを好意的に受け取っているか、否定的なのか、中立なのか、コンテンツが誘発する感情を把握する
  • ユーザーのあなたの会社への考えは、コンテンツへのコンタクトを通じて深められたか、コンテンツへの理解度を分析する


<シェアする>

  • ユーザーがシェアできるようになっているか確認する
  • インフルエンサーが誰か把握する
  • インフルエンサーとつながっているか確認する


<参加する>

  • ユーザーの課題に対してプロとして回答する
  • SNS上などで噂をされたら積極的に関与する
  • ユーザーに関連しているコンテンツをチェックする


認知から興味・関心に移ったユーザーには、何かしらの態度変容が起こっています。そしてそれは、「興味を持っていれば起こすであろう行動」を設定することで見極めることができます。
例えば、より詳しい動画や白書などを見る、製品情報などのページにアクセスするといったアクションです。

エンゲージメントとロイヤルティを育てるトルストイの愛

トルストイが定義する3つの愛の種類に従えば、「美的な愛」でユーザーの興味・関心を引き、比較・検討を始めたユーザーに対して「自己犠牲的な愛」で少しずつ信頼を獲得し、「実行的な愛」でユーザーの声を聞き、個別の要望を叶えることでアクションを起こさせるようにすることができます。

コンテンツマーケティングによるユーザーの態度変容を「トルストイの愛」に置き換えれば、「美的な愛」(訪問者)→「自己犠牲的な愛」(見込み顧客)→「実行的な愛」(新規顧客)という購買ファネルに相応します。

これは、「認知・興味・関心」→「比較・検討」→「購買・申込み」→「アップセル・拡散」という段階を経るにしたがって、だんだん少数に絞り込まれるとともに、ユーザーはエンゲージメントを強め、ロイヤルティが高くなっていくことを表しています。

トルストイはその後の文学に限らず、政治にも多大な影響を与えたとされる歴史的作家です。
人間にとって「幸せとは何か、生きがいとは何か」を探求し続けたトルストイの定義した「愛」の考察から、学ぶことは多いのではないでしょうか。

コンテンツ制作をナイルがサポート!

さまざまなコンテンツを作成して情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様に、ナイルではコンテンツ制作代行のプランをご用意しております。良質なコンテンツ作りを、経験豊富なコンテンツのプロたちが全面的にサポートいたします。 また、オウンドメディアの戦略設計からサポートさせていただくことが可能ですので、まずは、お気軽にご相談ください。

トルストイの愛の三原則【コンテンツづくりの三原則 第18回】【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

【画像付】Google アナリティクス 4(GA4)の分析方法は?見るべきデータを解説

Google アナリティクス 4(以下GA4)は、従来のGoogle アナリティクスとは分析方法がまったく異なります。そのため、新しい観点からデータや数値を分析する必要があるのです。

この記事では、GA4の分析方法やレポート作成方法について、実際の画面を見せながら解説していきます。

Google アナリティクス 4(GA4)の分析とは?

GA4で分析するには、サイドメニューの「レポート」「探索」を利用します。

「レポート」では、ユーザー行動について基本的なデータを確認することができます。「探索」では、テンプレートからレポートを作成したり、条件を設定して新しいレポートを作成したりすることが可能です。定点観測したい指標やユーザーの行動がある場合は、積極的にレポートを活用してみてください。

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Google アナリティクス 4(GA4)の「レポート」で分析できること

GA4のサイドメニューの「レポート」でどんな分析ができるのか、主な項目について確認していきましょう。

集客

「集客」は、「集客サマリー」「ユーザー獲得」「トラフィック獲得」という項目に分かれています。ユーザーやトラフィックの流入経路、エンゲージメントやイベント、コンバージョンの発生状況などのデータを確認することが可能です。

ga4 分析

主な内容は、下記の通りです。

 

  • ユーザー数とセッション数:新規ユーザーおよびリピーターの数、セッション数を確認できます。
  • 参照元、メディア、キャンペーン:ユーザーが訪問する直前にいたサイトやアプリなどがわかる「セッション参照元」、オーガニック検索やCPC(有料広告)、ノーリファラ―などサイトやアプリにアクセスするために用いたチャネルがわかる「メディア」を確認できます。また、「キャンペーン」ではユーザーを最新のセッションに導いたキャンペーンを分析できます。
  • ライフタイムバリュー:新規訪問から120日間の平均収益を確認できます。ライフタイムバリューの高いユーザーやその成果を分析するのに役立ちます。

エンゲージメント

「エンゲージメント」は、「エンゲージメントの概要」「イベント」「コンバージョン」「ページとスクリーン」という項目に分かれています。

ga4 分析

主な内容は、下記の通りです。

  • エンゲージメントのあったセッション数:「10秒以上サイトに滞在した」「1件以上のコンバージョンイベントがあった」「2回以上のページビューがあった」といったいずれかに該当するセッション数を把握できます。
  • ユーザーのロイヤリティ:長期間でのエンゲージメントと短期間でのエンゲージメントを比較して、ユーザー維持率を分析できる項目です。
  • コンバージョン:イベントで設定したコンバージョンの状況を分析できる項目です。
  • ページとスクリーン:ユーザーがアクセスしたサイトのページとアプリのスクリーン、各ページのユーザー数を確認できます。

収益化

「収益化」は、「収益化の概要」「eコマース購入数」「アプリ内購入」「パブリッシャー広告」という項目に分かれています。

ga4 分析

「収益化」では、購入による収益や広告収益、定期購入の収益、ユーザーの収益化までの行動状況などを分析できます。イベントとパラメータを活用してコンバージョンに金額を設定することで、具体的な分析が可能になります。収益化タブを分析すればユーザーの行動や心理を把握できるため、データに基づいた収益化戦略を実行できるでしょう。

維持率

「維持率」は、サイトやアプリでどの程度ユーザーを維持できているかを分析できます。

ga4 分析

 

維持率を高めることでユーザーのエンゲージメントも高まり、コンバージョンにつながる可能性が向上するので、定期的に状況をチェックするようにしましょう。

Google アナリティクス 4(GA4)でレポート作成する方法

GA4では、オリジナルレポートを作成して、分析することができます。ここからはオリジナルレポートを作成する方法をご紹介します。

STEP1 空白から新しいレポートを作成

「探索」から「空白」を押して、新しいレポートを作成します。

ga4 分析

STEP2 変数の設定

変数の設定では、5項目を設定・選択できます。作成したいレポートの内容をあらかじめ決めておき、適切な条件を設定しましょう。

 

  • データ探索名:レポート名を入力します。「経路分析」「定着率分析」など、どんな分析を行うレポートなのか、その内容が把握できる名前にしましょう。
  • カスタム:レポートの調査期間を設定します。
  • セグメント:アクセスされた国やトラフィックなど、抽出したいデータのセグメント条件を設定します。
  • ディメンション:イベント名やページタイトルなど、抽出したいデータの分析軸を設定します。
  • 指標:利用ユーザーやイベント数など、表示したいデータの結果を設定します。

ga4 分析

STEP2 タブの設定

タブの設定では、7項目を設定できます。変数の設定で作成したディメンションと指標の組み合わせを設定して、レポート化します。

  • 手法
  • ビジュアリゼーション
  • セグメントの比較
  • フィルタ

ga4 分析

STEP3 ページの追加

レポートのページをさらに追加したい場合は、データ探索の横に表示される「+」をクリックします。その上で変数やタブを設定しましょう。

Google アナリティクス 4(GA4)のコンバージョンの設定方法

サイト分析して成果に結びつけるには、コンバージョン設定は必須です。GA4でのコンバージョン設定について、確認していきましょう。

STEP1 イベントを作成する

GA4のサイドメニューの「設定」から「イベント」を選択し、「イベント作成」をクリックします。さらに「作成」ボタンをクリックすると、以下の情報の入力画面が表示されます。コンバージョンの条件をあらかじめ決めた上で設定を進めましょう。

  • カスタムイベント名:コンバージョンの名前を入力します。
  • 一致する条件:どのような条件でコンバージョンとするかを設定します。
  • パラメータ設定:どのパラメータがどのデータを収集しているかを把握するために、パラメータ設定のチェックボックスにチェックを入れます。

ga4 分析

STEP2 イベントをコンバージョンに設定する

作成したイベントが反映されたら、サイドメニューの「イベント」に表示される「全てのイベント」の中に作成したイベントが表示された後、「コンバージョンとしてマークを付ける」を有効にするとコンバージョンの計測が開始されます。

ga4 分析

Google アナリティクス 4(GA4)でのテンプレート活用法

ここからは、GA4のデータ探索で、主にテンプレート機能を活用した分析方法をご紹介します。

経路を分析する

探索に表示されるテンプレート「経路の分析」を選択すると、ユーザーの行動経路をツリー形式で分析できます。サイト内でユーザーがどのような行動を起こしているかが概観できるので、ユーザーの動向や思考を分析することに役立ちます。

年齢や性別などのユーザー属性、デバイスの種類やプラットフォームなどのテクノロジーといったセグメントを追加すると、ユーザー情報を分類することが可能です。「iPhoneを使用する20代女性の行動経路」「PCを使用する30代男性の行動経路」といった分析が可能になるため、ターゲットがどのような経路をたどっているかが把握できます。

ga4 分析

ユーザーの行動を分析する

ユーザーの行動を分析する方法です。分析ハブの中に表示されるテンプレート「ユーザーエクスプローラ」を選択すると、どの人がどのページを閲覧したかといったユーザーの詳細なアクションを分析することができます。訪問回数の多いユーザーや購入金額の多いユーザーなどの行動を分析することで、コンバージョンを高める改善施策につなげることができるでしょう。

ga4 分析

ユーザーの定着率を分析する

分析ハブのタブの設定より「コホート分析」を選択することで、週ごとのユーザーの定着率を分析することができます。「コホートの登録条件」「リピートの条件」「コホートの粒度」を設定することで、より詳細な条件での分析が可能になります。

ga4 分析

Google アナリティクス 4(GA4)で詳細に分析しよう

GA4の分析はわかりづらい点がありますが、目的に合わせて詳細なデータを確認することが可能です。どのようなデータを分析したいのか、目的を明らかにした上で、GA4で条件設定して分析していきましょう。

なお、ナイルでは、GA4の導入からサイト分析まで、お任せいただくことが可能です。状況をヒアリングした上で、サイト分析に何が必要なのか、どのように進めればいいのか、ご提案させていただきます。ぜひ一度、ご相談ください。

【画像付】Google アナリティクス 4(GA4)の分析方法は?見るべきデータを解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

【画像付】Google アナリティクス 4(GA4)の設定方法を解説

サイトのアクセス解析には、必須ツールであるGoogle アナリティクス。そのGoogle アナリティクスにおいて、2020年に最新のプロパティであるGoogle アナリティクス 4(以下、GA4)がリリースされています。

ここでは、GA4の特徴や設定方法について、Googleアカウントを作成するところから詳しく解説します。

Google アナリティクス 4(GA4)とは?

Google アナリティクスとは、ウェブサイトやアプリの分析することができる、無料のアクセス解析ツールです。そしてGA4は、2020年10月にリリースされた、アナリティクスの最新バージョンのこと。

GA4は、アプリとウェブを横断してアクセス解析を行えるようになったり、AIによる分析機能が強化されたりなど、従来のバージョンよりも多機能になっており、今後のアクセス解析ツールの主流となっていくことが予想されています。

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Google アナリティクス 4(GA4)の設定方法

ゼロからGA4の設定を行う場合、「Googleアカウントの作成」→「Google アナリティクスのアカウント作成」→「サイトやメディアへの貼り付け」という流れで進めていく必要があります。ステップごとに、どういった手順になるのか、確認していきましょう。

STEP1 Googleアカウントの作成

まずは、Googleアカウントを作成します。Googleアカウントは、Google アナリティクスやG-mailなど、Googleが提供するサービスを利用しようとすると求められますので、そこで同時に作成を行うことができます。または、「Google アカウントの作成」から、ログインページを開きましょう。

手順1

Google アナリティクス及びGA4の利用が目的なので、「Google アナリティクスに移動する」から、ログインページを開きましょう。ログインページから、ページ左下にある「アカウント作成」をクリックします。そのアカウントが「自分用」「子供用」「ビジネスの管理用」と選択肢があるので、「自分用」を選択してください。

googleアナリティクス4 設定 ga4

手順2

Googleアカウントの作成で、姓名やメールアドレス、パスワードを入力し、ページ下部の「次へ」をクリックします。

googleアナリティクス4 設定 ga4

手順3

電話番号の確認が行われるので、SMSを受信できる電話番号を入力し、ページ下部の「次へ」をクリックします。すると、入力した電話番号宛に、SMSで「G-から始まる6桁の確認コード」が送られてきますので、そちらを間違えずに入力します。

次に、電話番号や生年月日、性別を入力します。こちらはアカウントを保護するための情報であり、どこかに表示されたりするものではありません。最後に、ページ下部の「次へ」をクリックしましょう。

googleアナリティクス4 設定 ga4

すると、Googleアカウントの規約が表示されますので、しっかりと内容を確認し、問題なければ「同意する」をクリックします。これで、Googleアカウントは作成完了です。

STEP2 Google アナリティクスのアカウント作成

Googleアカウントの作成が完了したら、次にGoogle アナリティクスのアカウント作成を行います。「Google アナリティクスに移動する」から、ログインページを開きましょう。

Google アナリティクスに移動する

手順1

ログインページから、トップ画面にある「測定を開始」をクリックします。

googleアナリティクス4 設定 ga4

手順2

画面が切り替わりますので、指示に従って必要情報を入力していきます。最初に入力が求められるアカウント名ですが、こちらは自身にとってわかりやすいものであれば、特に指定はありません。複数アカウントを作った時に、どのアカウントがどういった目的で作られたものなのかが、一目でわかるといいでしょう。

次に、「データ共有オプションの設定」をしていきます。初めてGoogle アナリティクスを利用する場合には、基本的には推奨されている項目すべてを選択しておけば良いでしょう。

googleアナリティクス4 設定 ga4

手順3

今度は、「プロパティの設定」へ進みます。ここで問われる「プロパティ名」も特に指定はありませんので、自身にとってわかりやすいものを設定します。また日本国内のサイトのアクセス解析をするのであれば、「レポートのタイムゾーン」を日本に、「通貨」を日本円にしておきます。

googleアナリティクス4 設定 ga4

手順4

同じページの下部にある「詳細オプションを表示」をクリックします。すると画面の表示が広がりますので、「ユニバーサルアナリティクスプロパティの作成」をONにしておきます。こうすることで、GA4のプロパティと、その前のバージョンであるユニバーサルアナリティクスのプロパティの両方を同時に作成することができるようになります。

googleアナリティクス4 設定 ga4

手順5

さらに、同じ表示内にある入力箇所を埋めていきます。「ウェブサイトのURL」にはアクセス解析予定のサイトのURLを入力し、「Google アナリティクス 4とユニバーサルアナリティクスのプロパティの両方を作成する」と「Google アナリティクス 4 プロパティの拡張計測機能を有効にする」にチェックが入っている状態にして、これらの設定が完了したら、最後に「次へ」をクリックします。

googleアナリティクス4 設定 ga4

再度画面が切り替わりますので、画面の指示に従ってビジネスの規模や利用目的を選択していきます。この選択によって機能が制限されたりすることはありませんので、ありのままの情報を入力すれば大丈夫です。個人の方などは、ビジネスの規模については「小規模 従業員数1~10名」を選択しましょう。

入力が済んだら、ページ下部にある「作成」をクリックします。

googleアナリティクス4 設定 ga4

その後は、各種規約などについての同意が求められる画面となりますので、内容をしっかり確認し、最後に「同意する」をクリックしましょう。

Google アナリティクス利用規約

これで、Google アナリティクスのアカウント作成は完了です。

STEP3 トラッキングコードの貼り付け

Google アナリティクスのアカウントを作成しただけでは、アクセス解析を行うことはできません。アカウント作成によって発行された解析タグを、アクセス解析したいサイトに貼り付けることで、はじめてアクセス解析ができるようになります。

手順1

まずは、Google アナリティクスのトップページ左側のメニューにある歯車マーク「管理」から、「データストリーム」をクリックしましょう。表示された画面で、Google アナリティクスの設定したいウェブサイトを選択します。「グローバル サイトタグ(gtag.js)」と書かれた箇所に、トラッキングコードが表示されるので、コピーしておいてください。

googleアナリティクス4 設定 ga4

手順2

トラッキングコードをアクセス解析したいページのタグ直前に貼り付けます。例えば、WordPressの場合は、例えば「外観」→「テーマエディター」→「テーマヘッダー(header.php)」にトラッキングコードを貼り付ける作業になります。Googleタグマネージャー(GTM)を使用する方法がおすすめです。

内部リンク

Google アナリティクス 4(GA4)の導入でできること

GA4を導入し、アクセス解析を行うことによって得られる最大のメリットは、ユーザーの属性から流入経路、行動までをしっかり追うことができるようになるという点です。

例えば、流入経路としてスマートフォンが多いのであれば、サイトの作りをもっとスマートフォンに最適化したものにした方がいいのかもしれません。また若い女性をターゲットとしたサイトであるにも関わらず、年配の男性からのアクセスが多いのであれば、サイトに掲載するコンテンツを見直したほうがいい可能性があります。ユーザー訪問数は多いものの、肝心の購入や問い合わせといったコンバージョンに繋がっていないのであれば、サイト内の導線に問題があるかもしれません。

このように、サイトへのアクセスを分析することは、現状のサイトが抱えている課題を明確にし、次に行うべき施策を定めてくれるという効果があります。

Google アナリティクス 4(GA4)を導入してみよう

アクセスを細かく分析できるGA4は、サイト運営にとって非常に重要なツールとなります。従来のGoogle アナリティクスは併用しながらも、GA4を導入してどのようなツールなのか把握することをおすすめします。

なお、ナイルでは、GA4の導入からサイト分析まで、お任せいただくことが可能です。状況をヒアリングした上で、サイト分析に何が必要なのか、どのように進めればいいのか、ご提案させていただきます。ぜひ一度、ご相談ください。

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BigQueryとGoogle アナリティクス4(GA4)を連携するための設定方法

Google アナリティクス4(以下、GA4)のデータを高速処理して効率的に分析できるのが、BigQuery(ビッグクエリ)というツールになります。アクセスログなどの解析ができるBigQueryは、どのようにGA4と連携すればいいのでしょうか。

ここでは、GA4とBigQueryを連携するための設定方法を解説します。

BigQueryとはビッグデータ高速解析ツールのこと

BigQueryとは、Googleが提供するビッグデータの高速解析ツールです。BigQueryは、TB(1テラバイト=1,000GB)、PB(1ペタバイト=1,000TB)といった膨大なデータを、数秒から数十秒で処理することができ、独自のサーバが必要ありません。また、BigQueryは、GA4やGoogle Cloudのサービスと連携することができるため、効率的な分析やレポート作成が可能になります。

これまでBigQueryは、有料版のGoogle アナリティクス 360で活用できる機能でしたが、GA4では無料版でもBigQueryを利用できます。ただし、BigQueryの利用料金は発生するため注意してください。

ga4 bigquery

BigQueryの主な機能

それでは、BigQueryではどんな機能が搭載されているのでしょうか。BigQueryでできることについてご紹介します。

ga4 bigquery

ログの解析

GA4やSNS、ソーシャルゲーム、システムなどの膨大なログ情報を分析することができます。アクセスログやシステムログ、アプリケーションログなどを高速解析できるので、スピーディに分析して改善施策を練り、実行するというPDCAを回すことが可能になります。

リアルタイム分析

BigQueryは高速処理が可能なため、リアルタイム分析にも適しています。ルートの最適化やスケジュール管理など、状況が刻一刻と変化し、データに基づいて速やかに施策を実行する必要のある業務であっても、BigQueryであれば効率的に行うことができるでしょう。

BigQueryとGoogle アナリティクス4(GA4)の連携方法

BigQueryを利用するためには、アカウント登録をして、GA4と連携する必要があります。その手順は、下記の通りです。

STEP1 アカウント登録

まずはBigQueryのページにアクセスし、「BigQuery無料トライアル」をクリックします。「アカウント情報」の登録画面が表示されるので、国と電話番号、アカウントの種類、企業名/組織名、クレジットカード情報、請求先の住所を登録してください。 なお、クレジットカード情報を登録することになりますが、無料トライアル期間が終了した後に、自動で料金が請求されることはありません。有料版にアップグレードしてBigQueryを使い続ける場合は、あらためて手動で登録することになります。

ga4 bigquery

STEP2 新しいプロジェクトを作成

Google Cloud Platformにログインすることになるので、そこからBigQueryの画面を表示し、「新しいプロジェクト」を作成します。プロジェクト名と請求先アカウント、組織名、場所を入力し、BigQuery_APIを有効化しておきます。プロジェクト名は、分析したいサイト名がわかるような名前で設定しておきましょう。

なお、一定の文字数以下のプロジェクト名にした場合、プロジェクト名の後半部分に自動生成された文字列が付与されます。

ga4 bigquery

STEP3 GA4でBigQueryと連携

GA4を開いて、左下の歯車マークの「管理」から、プロパティにある「BigQueryのリンク設定」を選択します。「BigQueryのリンク設定」の画面が表示されたら、「リンク」ボタンをクリックして、該当するプロジェクト名を選択してください。

データロケーション、データストリーム、頻度を選択します。頻度は「毎日」と「ストリーミング」から選択できますが、「ストリーミング」を選択すると料金が割高になってしまうため、リアルタイム分析が必要な場合を除いて「毎日」に設定することをおすすめします。

 

入力内容を送信し、一覧に作成したプロジェクトが表示されていることを確認できれば、GA4とBigQueryの連携は完了です。Google Cloud Platformの左サイドメニューにあるBigQueryで活用できるようになります。

ga4 bigquery

BigQueryを活用するための費用

BigQueryの無料サポート期間が終了した後、継続して利用したい場合は、料金が発生します。BigQueryの料金モデルは2種類ありますので、それぞれ確認しておきましょう。

オンデマンド料金

オンデマンド料金とは、各クエリで処理されたバイト数に基づいて課金されるプランです。毎月1TBまで無料でクエリデータを利用できます。なお、クエリとはデータベースに送る命令文のようなもので、「〇〇のデータを抽出する」というクエリに対して発生したバイト数に対して料金が発生するイメージです。クエリに対して膨大なデータが処理されると、それだけ課金額も増えることになります。

  • オンデマンド料金:1TBあたり5ドル(毎月1TBまで無料)
    ※2021年8月時点

定額料金

定額料金は、クエリの実行に使用できる専用の処理容量を購入する料金プランです。30日分のスロットを購入する月間プラン、365日分のスロットを購入する年間プランなどがあります。月間プランと年間プランは割引が適用されるため、定期的に膨大なデータを扱う場合にはお得になります。

  • 月間プラン:100スロットあたり月額2,000ドル
  • 年間プラン:100スロットあたり月額1,700ドル
    ※2021年8月時点

BigQueryとGA4を連携して高度な分析をしよう

BigQueryとGA4を連携すれば、膨大なデータを高速で処理して分析することができます。アクセス数の多いサイトや膨大なデータから改善施策を導きたい場合などは、BigQueryを積極的に活用するといいでしょう。また、BigQueryとGA4の連携には料金がかかりませんが、BigQueryの利用には料金が発生するので、活用方法に適した料金プランを選択するようにしてください。

なお、ナイルでは、GA4の導入からサイト分析まで、お任せいただくことが可能です。状況をヒアリングした上で、サイト分析に何が必要なのか、どのように進めればいいのか、ご提案させていただきます。ぜひ一度、ご相談ください。

BigQueryとGoogle アナリティクス4(GA4)を連携するための設定方法【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

トラッキングIDを発行するには?Google アナリティクス 4(GA4)の方法を解説

Google アナリティクス 4(以下、GA4)を用いてサイトのアクセス解析を行うためには、トラッキングIDという専用のコードを発行し、解析したいページに貼り付けなければなりません。

ここでは、GA4でトラッキングIDを発行する方法について、詳しく解説します。

Google アナリティクスにおけるトラッキングIDとは?

そもそも「トラッキングID」とは、Google アナリティクスにおいて、アクセス解析を行うための専用プログラムであるトラッキングコードに含まれる、特定の文字列のこと。

このトラッキングコード及びトラッキングIDを、アクセス解析したいページに貼り付けることで、「ユーザーがどこから訪問したのか」「どのくらいの時間ページに滞在したのか」「サイト内のどのページを回遊しているか」といった情報を取得することができます。

トラッキングコード及びトラッキングIDを貼り付けることは、Google アナリティクスを用いてアクセス解析を行う場合、必須の設定となります。

Google アナリティクスのトラッキングIDは2種類

Google アナリティクスのトラッキングIDは、2種類あります。1つ目が、「UA-」から始まるトラッキングIDです。このトラッキングIDは、従来のGoogle アナリティクスであるユニバーサルアナリティクス(UA)に対応しています。2つ目は、「G-」から始まるトラッキングIDで、GA4に対応したものです。今後の主流は、GA4になる可能性が高いため、「G-」のトラッキングIDについては発行方法を把握しておく必要があるでしょう。

アクセス解析したいページに、トラッキングコードを貼り付ければ、アクセス解析が可能になります。

googleアナリティクス4 トラッキングid

Google アナリティクス 4(GA4)のトラッキングIDを発行する方法

「G-」から始まるトラッキングIDを発行する方法について、4つの手順を確認していきましょう。

手順1 プロパティ作成を選択する

まずはGoogle アナリティクスを開き、「管理」のページ右上にある「+プロパティを作成」を選択します。

googleアナリティクス4 トラッキングid

手順2 詳細オプションを表示する

プロパティ作成を選択すると、設定画面が表示されますので、任意の「プロパティ名」を入力し、ページ下部にある「詳細オプションを表示」を選択します。

googleアナリティクス4 トラッキングid

手順3 両方作成を選択する

次に表示された画面で、「ユニバーサルアナリティクスプロパティの作成」をクリックして、オンの状態にしましょう。その上で、「ウェブサイトのURL」にアクセス解析をしたいサイトのURLを入力します。「Googleアナリティクス4とユニバーサルアナリティクスのプロパティを両方作成する」のラジオボタンを選択して、「次へ」をクリックしてください。

なお、「ユニバーサルアナリティクスのプロパティのみを作成する」を選択した場合、「G-」から始まるトラッキングIDが発行されず、「UA-」から始まるトラッキングIDしか発行されません。

googleアナリティクス4 トラッキングid

手順4 トラッキングIDが発行される

「ビジネスの概要」のページが開くので、画面の指示に従って自社の内容を選択します。最後に、画面最下部にある「作成」をクリックすれば、「G-」から始まるトラッキングIDが発行されます。

googleアナリティクス4 トラッキングid

トラッキングID・トラッキングコードの設置方法

トラッキングIDは、発行しただけではその効果を発揮してくれません。測定したいページにトラッキングIDを含めたトラッキングコードを貼ることで、はじめてアクセス解析ができるようになります。トラッキングコードの設置方法について確認していきましょう。

手順1 GA4のトラッキングコードを発行する

GA4のトラッキングコードは、左下にある歯車マークの「管理」→「データストリーム」から、計測したいストリーム名を選択することで、トラッキングコードについての情報が表示されます。「グローバルサイトタグ(gtag.js)」と書かれた部分に表示されたトラッキングコードをコピーしてください。

googleアナリティクス4 トラッキングid

手順2 GA4のトラッキングコードを貼り付ける

アクセス解析したいページのタグ直前に、コピーしたトラッキングコードを貼り付ければ、設置完了です。WordPressの場合は、例えば「外観」→「テーマエディター」→「テーマヘッダー(header.php)」にトラッキングコードを貼り付ける作業になります。

ただし、タグへの貼り付けはミスが起こりやすいため、Googleタグマネージャー(GTM)を使用する方法がおすすめです。Googleタグマネージャーを使っていたら、タグマネージャーコンテナ内の「タグ」から「新規」をクリックして、「タグ設定」→「GA設定」を選択します。トラッキングコードを貼り付けて、配信トリガーに「All Pages」を追加することで、設定完了です。

トラッキングID設置の際の注意点

トラッキングIDを設置する際、いくつか気をつけておくべきことがあります。トラッキングID設置における注意点について、ご紹介します。

二重計測に注意する

二重計測とは、1つのページに複数のトラッキングコードを貼り付けるミスのこと。このミスを犯してしまうと、正確なアクセス解析データが入手できなくなってしまいます。

「G-」に対応していないサービスがある

GA4は最近登場した新しいプロパティであり、そのため「G-」のトラッキングIDに対応していないサービスも存在します。この場合、「G-」のトラッキングIDを設定しても、アクセス解析がうまくできません。

従来の「UA-」のトラッキングIDを使用することも、検討しておくといいでしょう。

Google アナリティクス 4(GA4)のアクセス解析を活用する

トラッキングIDを発行・設定し、Google アナリティクスでアクセス解析することは、サイト運営にとって非常に重要な要素です。特に、思うような成果を得られていない場合は、アクセス解析をしっかり行うことで、サイトのどの部分に課題があるのか特定しやすくなるでしょう。

なお、ナイルでは、GA4の導入からサイト分析まで、お任せいただくことが可能です。状況をヒアリングした上で、サイト分析に何が必要なのか、どのように進めればいいのか、ご提案させていただきます。ぜひ一度、ご相談ください。

トラッキングIDを発行するには?Google アナリティクス 4(GA4)の方法を解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

SAS(スマート アド セールス)とは?CM枠を1本から購入できる方式を解説

SAS(スマート アド セールス)は、テレビCMの手法の一つで、従来のタイムCMやスポットCMに続く「第三のテレビCM」ともいわれています。SASの特徴は、低コストでテレビCMを放映でき、かつターゲットの設定や効果測定もできるということ。

ここでは、SASのメリット・デメリットや購入方法について解説していきます。

SAS(スマート アド セールス)はCMを1本単位で購入できる

SAS(スマート アド セールス/Smart Ad Sales)とは、15秒CMを1本単位で購入できるテレビCM商品のことで、2020年2月からスタートしました。

テレビCMには、タイムCMとスポットCMの2つのタイプがあります。タイムCMは、放送番組を指定できるので、ターゲットに合わせたCMを放送することができます。ただし、契約が原則半年以上で、広告費が高額となるという点がデメリットです。

スポットCMは、放送する曜日や時間帯を設定して、予算に応じて放送することが可能です。最小単位は15秒で購入できる手軽さが魅力ですが、曜日や時間帯を指定するだけで、どの番組に放送されるかは確約できません。視聴者層とターゲットとで、ミスマッチが起こる可能性があります。

SASは、これらのいずれとも異なるタイプのCMです。1回だけの放送であっても、番組が指定できるのが特徴になります。また、これまでスポットCMでは、どの枠が購入できるのか不明瞭でしたが、SASの登場によってオープンなものになり、効果測定もしやすくなりました。スマートアドセールス

SAS(スマート アド セールス)のメリット

SASを活用するメリットはいくつかありますので、それぞれ解説していきましょう。

スマートアドセールス

コストが安い

SASは、1回だけの放送であってもCMを流せるため、コストが安いCM手法といえます。SASは、放送局・時間帯によって金額は異なりますが、15秒1本あたりの最低単価が数万円のケースもあるため、リーズナブルで利用しやすいことがわかるでしょう。

放映日時、番組、本数を指定できる

SASは、放映日時、番組、本数を指定できます。狙いたいターゲットに合わせて、予算に合わせて、CM内容を調整しやすい手法なのです。

さらに、SASには局をまたいで最適なプランを選びやすいという特徴があります。これまでCMを出稿するには、2つの考え方がありました。1つは最初に、自社や自社商品のイメージや予算など条件に合うテレビ局を選んでから、時間帯を選ぶというもの。もう1つは、ターゲット層に合致した時間帯を先に選んで、その後に出稿するテレビ局を選択するというものです。それがSASの登場によって、局をまたいで、最適なプランを選ぶことができるようになりました。SASが「バイイング手法」と呼ばれるゆえんです。

他メディアと連携しやすい

従来のCM手法だと、CMが放送開始される10~14日前に、どの枠で放送されるか、局の決定が行われていました。しかし、SASの場合、約2ヵ月前から枠を購入することができます。

そのため、CMの放送に合わせて、デジタルでキャンペーン情報のさらなる拡散を狙うなど、ほかの施策と連携しやすくなるでしょう。

分析しやすい

SASでは、「枠ファインダ」というツールを用いて、視聴関連データを元に広告枠の検索と分析が可能です。それによって、従来よりも細かくターゲット設定をした上で、「ターゲット含有率」などを把握することができるようになりました。

SAS(スマート アド セールス)のデメリット

その一方で、SASにもデメリットがあります。どんな点に気をつけるべきか、説明していきましょう。

スマートアドセールス

実施しているのは放送局の一部

すべてのテレビ局が取り扱っているわけではなく、SASは一部のテレビ局の取り組みになります。そのため希望のテレビ局が対応できないということがありえます。

SASで購入できる放送局は、下記になります(2021年8月現在)。

  • 関東エリア:日本テレビ、TBSテレビ、フジテレビ、テレビ東京、テレビ朝日
  • 関西エリア:読売テレビ(日本テレビ系列)、MBS(TBSテレビ系列)、ABC(テレビ朝日系列)、テレビ大阪(テレビ東京系列)

今後、SASを取り扱うテレビ局は増えていく可能性がありますので、最新の情報を追っていきましょう。

CM枠の空き状況次第

SASでは、放送したい番組がすべて選べるわけではありません。CM枠の空き状況から選んで申し込むことになるので、場合によっては、思ったようなCM出稿ができないこともあります。

また、番組を指定して放送枠を購入した場合も、特別編成など放送される番組が変更となるケースがあります。その際は、調整が必要になってくることは、認識しておきましょう。

キャンセル料がかかる

SASでは、放送時間を事前に予約できる分、キャンセルの場合は費用が発生します。通常は、オンエアの27日前から21日前は25%、20日前から14日前は50%のキャンセル料がかかり、13日前になるとキャンセルは不可となります。キャンセル料については、申し込み時に必ず確認してください。

SAS(スマート アド セールス)を申し込む流れ

実際にSASを申し込むには、どのようにすればいいのでしょうか。SASを申し込む流れについて、4つのステップに分けて解説します。

SASの流れ

STEP1 受付

該当月の2ヵ月前くらいに「販売価格セールス状況表」が公開されて、SASの受付がスタートします。セールス期間は、公開日から、およそ1ヵ月とされています。

どのような目的でCM出稿するのか整理した上で、広告代理店を通して、SASの枠を確認しながら、内容を詰めていきます。あるいはテレビ各局で、SASの詳細ページが用意されている場合がありますので、直接確認することも可能です。

STEP2 契約

広告代理店を通して、SASの購入枠を決めて申し込みとなります。契約締結となるとキャンセル料が発生しますので、注意してください。

STEP3 CM放送

契約が成立次第、枠取り作業が行われて、CM制作に移っていくことになります。キャンペーンの告知など、CMを放送する希望日時が決まっている場合は、逆算しながら、いつまでにCMを撮り終えていなければならないのか、制作会社と綿密な打ち合わせを行いましょう。

SAS(スマート アド セールス)の可能性は広がる

事前に放送枠が確定するSASならば、デジタルとの併用による事前プロモーションも可能で、今の時代に合致したプロモーション方法といえます。予定したCM量を確実に流せるSASは使い方次第で、高いポテンシャルを秘めています。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、テレビCMについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

テレビCMについて無料相談!

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AMPページを削除しても検索ランキングは基本的には下がらない

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日は「AMP」に関するニュースなどの3つをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年8月26日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①通常、AMPページを削除しても検索ランキングが下がることはありません

記事紹介:Google Says Removing AMP Page Shouldn't Result In Ranking Decline

(Search Engine Roundtable)

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
トップニュースのAMP優先表示がなくなったこともあり、もしかするとAMPをやめようかなと考えている人もいるかもしれません。
その際に、順位への影響を気にする人もいると思いますが、基本的には順位への影響はないようです。
表示速度に著しい違いがある場合は、順位が下落する可能性もあるとのことなので、不安な方は確認してみてください。

②タイトルが書き換わるパターン

記事紹介:9.5 Ways Google Rewrites Your Title Tags

(Moz)

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
タイトルが書き換わるニュースを前回出しましたが、そうした検索結果のタイトルの書き換えのパターンをまとめた記事になります。

このような記事を見ると、表示されるタイトルに合わせてtitleタグを変更した方がいいのでは?と考える人もいるかもしれませんが、それはおすすめできません。

titleタグはランキングの1要因であり、検索結果に表示されるタイトルはそうしたランキングが完了した後に表示されるものだからです。
つまり、titleタグを変えてしまうと、順位にも影響する可能性があるのです。

このニュースも含め、様々なタイトル関連のニュースがあり、迷うこともあると思いますが、基本に忠実にタイトルを設定していきましょう。

③トラフィックの少ないページが、必ずしも品質が低いわけではない

記事紹介:Google: Low Traffic Does Not Always Mean Low Quality

(Search Engine Journa)

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
トラフィックが少ないからといって、そのページの品質が低いわけではないということは、ぜひ理解しておきたい話です。

例えば、「納豆卵かけご飯を山頂で食べる方法」のような記事を作成したとします。おそらく、このテーマはそんなには検索されないと思います。しかし、現実的な方法で食べる方法を紹介していたとしたら、この記事は十分に品質が担保されているといえますね。

そもそもトラフィックがあまり狙えないページを作るかどうかは、サイトのテーマなどによると思いますが、「トラフィックが少ないからといって削除」しないようにしてください。

最後に

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。

また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

※もしSEOでお困りであれば、こちらのお問い合わせからお気軽にご相談ください!

前回のニュース(2021年8月26日収集分)はこちらから

 

また、ナイルではSEO内製化にも役立つ、「お役立ち資料」を公開しております。

今後も種類を増やしていきますので、よろしければご覧になって下さい。

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WordPress初心者でもできるSEOの施策とは?おすすめプラグインも紹介

WordPressでサイトを作ってみたものの、なかなかアクセスが伸びない…。そんな悩みを持つ人は多くいることでしょう。サイトにユーザーを集めるには、検索エンジンからの流入を伸ばすSEOが欠かせません。

ここでは、WordPressの初心者であっても、すぐに実践できるSEOの施策について解説します。また、SEOに効果的なWordPressのプラグインもご紹介します。

WordPressのサイトでSEOが必要な理由

WordPressは無料のCMS(コンテンツ管理システム)で、ブログやサイトを簡単に作成することができます。WordPressを用いれば、プログラミングの知識がない初心者でも、サイトの立ち上げから運用までを行うことが可能です。その手軽さから、さまざまなウェブサイトがWordPressを使って運営されています。

WordPress seo 初心者

しかし、「サイトはできたものの、なかなかアクセスが増えない」という声もよく聞かれます。それも当然のことで、WordPressはデフォルトの状態では、SEOが十分とはいえません。そのため、記事投稿時に、SEOを意識して細かい設定を行う必要があるのです。

SEOの前提として押さえておきたいのが、検索エンジンに対して効果がある施策と、ユーザーにとって読みやすくするための施策があるということ。後者は、検索エンジンに効果があるとは限らないのですが、検索エンジンは最終的にはユーザーに有益な情報を評価します。そのため、ユーザーによって読みやすいかどうかを意識してSEOを実施することは、間接的に上位表示につながる可能性があるのです。

SEOは、検索エンジンとユーザー、両方に向き合って施策を実施することを心掛けてください。

WordPressの記事投稿時にやっておくべきSEO対応

WordPressで記事を投稿する際には、流入等を増やすためにできることがいくつかあります。SEOの施策などを中心に、具体的に解説していきましょう。

タイトルを設定する

SEOを意識する場合、「ターゲットとするユーザーは、どんなキーワードで検索するのか」を考えて記事を作ります。このとき決めたキーワードを、記事のタイトルに入れるようにしましょう。

記事のタイトルにキーワードを入れることで、ユーザーが求めている内容だと伝えることができます。ユーザーに向けてだけではなく、タイトルタグを指定することで、検索エンジンにも記事の内容を伝えることが可能です。WordPressでは、「タイトル」に記入したテキストが、タイトルタグに反映されます。

WordPress seo 初心者

なお、検索結果に表示されるタイトルは、Googleの場合、全角で30文字程度が表示されます。長文のタイトルをつけると途中で文章が途切れ、「…」と表示されますので注意してください。

ディスクリプションを設定する

WordPressで、ディスクリプションを設定しておくようにしてください。ディスクリプションとは、検索結果で表示されるページの説明文のこと。ディスクリプションは、PCとスマートフォンの両方とも、最大80文字程度表示されます。SEOには関係ないのですが、検索結果でのユーザーのクリック率に影響しますので、記事の内容を的確に伝える文章を書きましょう。

なお、WordPressでディスクリプションを設定するには、「All in One SEO Pack」などのプラグインを利用する必要があります。All in One SEO Packの場合、ページ投稿画面の「メタタグを設定」に、「メタディスクリプション」と記載されています。「メタディスクリプション」の枠内に説明文を書いて、ディスクリプションを設定してください。

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見出しを設定する

WordPressで記事を投稿するとき、見出しはhタグを使って設定するようにしてください。「h1タグは大見出し」「h2は見出し」「h3は小見出し」といったように、見出しh1タグからh6までを適した形で設置していきます。見出しが整理されることで、ユーザーは記事の内容を理解しやすくなるでしょう。

WordPress seo 初心者

また、Googleの「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」においても、見出しタグを正しい順序で使用することを推奨しており、hタグを使った見出しの設定は、SEOに良い影響を与えると考えられます。

文章を強調する

WordPressで投稿する記事内に、特に強調したい文章があれば、「strongタグ」を使ってテキストを太字にしましょう。ユーザーが読みやすくなるだけではなく、検索エンジンにもページ内の大事な部分を伝えることにつながります。タグについては、主に「strongタグ」と「bタグ」の2つで、どちらを使えばいいか迷うかもしれませんが、「bタグ」にはテキストを太字にするだけで強調の意味がないため、「strongタグ」がおすすめです。

なお、WordPressでは、ビジュアルモードの場合は「B」ボタン、テキストモードの場合は「b」ボタンで、本文が強調されますが、どちらも「strongタグ」が挿入されます。

WordPress seo 初心者

ただ、SEOにおいては、この2つに明確な差はないとされています。Googleのマット・カッツ氏が、2013年にYouTubeにて「SEOの観点でstrongタグとbタグに差はない」と回答しているからです。

内部リンクを設置する

記事同士に関連があった場合、しっかりと内部リンクを設置するようにしましょう。ユーザーのサイト内における回遊を促すだけではなく、内部リンクを集めることで、どの記事が重要なのか、検索エンジンに伝えることにもなります。

内部リンクを設置する際には、記事のURLをそのまま記述するのではなく、アンカーテキストで設置するようにしてください。アンカーテキストとは、言語にURLを埋め込むタイプのリンクのこと。アンカーテキストで設定することにより、検索エンジンが「リンク内容」と「リンク先の情報」が一致していることが判断しやすくなります。

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箇条書きを設置する

WordPressの記事で項目を列挙するときは、箇条書きを使うことでユーザーが内容を把握しやすくなります。

「ulタグ」を使って設定することで、検索エンジンにも箇条書きだと伝えることができます。 また、番号つきの箇条書きにしたい場合は、「olタグ」を使うことで設定することが可能です。内容に合わせて、「ulタグ」「olタグ」を使い分けていきましょう。

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画像を設定する

WordPressで記事を作成するとき、ユーザーに印象づけるために有効なのが、アイキャッチ画像の設定です。記事のクリック率を高めることにつながるため、必ず設定するようにしてください。

また、アイキャッチ画像および記事内画像には、必ず「altタグ」を設定しておきましょう。「altタグ」とは、ウェブ上で表示される画像の意味を説明するテキストを指し、「代替テキスト」とも呼ばれます。「altタグ」を設置することで、画像検索で表示される可能性が高まりますので、細かいところですが手を抜かないようにしましょう。

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パーマリンクを設定する

WordPressの設定項目のひとつに、「パーマリンク」があります。パーマリンクとは、ウェブページごとに設定するURLのこと。パーマリンク自体は、SEOに直接的な影響を及ぼすものではありませんが、ユーザーが混乱しないようなシンプルでわかりやすいURLにしておくことをおすすめします。

WordPressのデフォルトの状態では、パーマリンクは「?p=123」のような形式となりますが、設定により「日付と投稿名」「月と投稿名」「数字ベース」「投稿名」といったパーマリンクにすることが可能です。

ほかにも、パーマリンクは日本語でも設定することはできますが、SNSでシェアされる場合には長い英数字記号文字列に変換されてしまいますので、パーマリンクは「半角英数字」での設定がおすすめです。

WordPress seo 初心者

注意したいのが、パーマリンクを軽はずみに変更してしまわないこと。パーマリンクを変えると、変更前のURLが被リンクされていたとしても、ユーザーがアクセスできなくなるため、SEOの効果がなくなってしまいます。内部リンクを調整する必要も出てきますので、パーマリンクは、よほどの理由がない限り変更しないようにしてください。

SEOに特化したWordPressのプラグイン

WordPressでは、SEOに特化したプラグインを入れることができます。続いては、おすすめのプラグインを2つご紹介しましょう。

All in One SEO Pack

基本的なSEOの施策を設定できるプラグインが、「All in One SEO Pack」です。All in One SEO Packを用いれば、タイトルやディクスリプションが設定できるほか、SNSなどで表示されるOGPの設定、Google アナリティクスとの連携などが可能となります。SEOを考えるならば、最初に導入を検討したいプラグインです。

WebSub

記事を公開したら、すぐにGoogleに知らせてくれるプラグインが「WebSub」です。WebSubを活用すれば、迅速にGoogleに通知してくれるので、検索エンジンにいち早くインデックスされる可能性が高くなります。

WebSubは、以前はPubSubHubbubという名称でした。2017年の情報になりますが、Googleのジョン・ミューラーは、PubSubHubbubをGoogleはサポートしていると公言しています。

現在もサポートしているかは、はっきりしていませんが、WebSubはインストールして有効化するだけで機能するので、導入を考えてもいいでしょう。

上位表示を目指すためにSEOの施策を実施しよう

WordPressの記事投稿においてSEOの施策を実施しておくことで、検索結果の上位表示の可能性を高めることができます。細かい作業になりますが、しっかりと対応していきましょう。

なお、ナイルでは、集客だけではなく成果につなげるためのSEOコンサルティングが可能です。自社でSEOを実施するインハウスSEOの体制構築に関するサポートも可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。

WordPress初心者でもできるSEOの施策とは?おすすめプラグインも紹介【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

トラフィックとSEOの関係は?トラフィックを増やす方法も解説

「トラフィックとSEOには、関連性があるの?」
「トラフィックが増えると、SEOにも効果があるって聞いたけど、本当?」
と思うことはないでしょうか。

トラフィックはウェブで集客をする上で、とても重要な指標です。ただ、SEOとの関連性がわかりにくいもの。

そこで本記事では、

  • トラフィックはSEOに効果があるのか
  • SEOでトラフィックを増加させる方法
  • Google アナリティクスでトラフィックを確認する方法

について解説します。

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トラフィックが増えるとSEOに効果があるのか?

そもそもトラフィックとは、ウェブマーケティングではアクセス数を意味します。サイトのトラフィックが増えると、SEOに効果があるのでしょうか。Googleの検索エンジンは、ページ単位だけでなく、サイト単位で評価している可能性が高いです。そのため、トラフィックがあるサイトが、SEO上も有利だと考えている方がいるようです。

しかし、トラフィックとSEOには相関性がないと考えるべきです。仮に、トラフィックを増やすことで、SEO効果があるとすると、質の低いコンテンツであっても、悪質な手法によってトラフィックを増やせば、上位表示できることになります。

■悪質にトラフィックを増やす方法の例
・業者にお金を支払い、ページに何度もアクセスしてもらう
・ツールを利用して、ページに何度もアクセスする

検索上位の記事の質が低いとユーザーの満足度が落ちてしまい、その結果、Googleの評価が落ちてしまう可能性もあります。

Googleの「ウェブマスター向けガイドライン」によると、下記の記載があります。

・ユーザーをだますようなことをしない。

・検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。

引用:Google「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)

「トラフィックを増やす=SEOの効果を期待できる」というわけではない点に注意しましょう。むしろ、トラフィックを増やす施策のひとつとして、SEOがあるイメージになります。

SEOでトラフィックを増やすための手順とは?

SEOでトラフィックを増やすためには、対策キーワードを決めて、受け皿となる記事を用意していく必要があります。下記のようなフローで対応していきます。

トラフィック seo

どのような手順になるのか、詳しく見ていきましょう。

優先度が高いキーワードを選ぶ

SEOでトラフィックを増やすには、検索エンジンを通して、記事を読んでもらう数を増やさねばなりません。このときに把握しておきたいのが、「検索ボリューム」です。検索ボリュームとは、一般的にはGoogleやYahoo!などの検索エンジンで、月間で検索される回数のこと。

検索ボリュームは、

  • キーワード プランナー
  • Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

といったツールを利用することで確認できます。

トラフィック seo

▲キーワード プランナーで検索ボリュームを表示した画面例

 

トラフィック seo

▲Ubersuggestで検索ボリュームを表示した画面例

 

ただ、「検索ボリュームが多いキーワードで、とにかく記事を作ればいい」というわけではありません。なぜなら、トラフィックが増えたとしても、サイトの最終的な目的(売上貢献など)につながらなければ意味がないからです。

キーワードを選ぶときは検索ボリュームとともに、「優先度」を決めるのがおすすめです。最終的な目的に近いのか、接点を持ちたいユーザーが訪れてくれるのかといった視点で各キーワードに優先度をつけて、「対策キーワード」を決めていきます。

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既存記事があるかをチェックする

対策キーワードの選定ができたら、記事を執筆する流れとなります。しかし、サイトに複数の記事がある場合は、対策キーワードに対応する記事がすでに存在するケースもあります。

すでに執筆した記事がないか調べるには、Google Search Consoleを活用するのがおすすめです。Google Search Consoleの「検索パフォーマンス」>「検索結果」で「検索キーワード」を入力すると、ランクインしている記事の「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」「平均掲載順位」を確認できます。

数値を調べたら、下記のうちどちらの対応になるかを整理してください。

■対策キーワードで既存記事をチェックした後の流れ
・記事がない場合 → 新しい記事を作成する
・記事がある場合 → 過去に執筆した記事のリライトを検討する

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新しく記事を作成する

対策キーワードに対応する記事がない場合は、新しく記事を執筆します。検索上位を獲得するために、SEOライティングのポイントを押さえるようにしましょう。

ポイント1 ユーザーが知りたい情報を早めに出す

検索から記事にたどり着いたユーザーにとって、過不足のない情報になっているかを意識して、記事を執筆してください。ユーザーが知りたい情報は、結論ファーストで早めに出すように構成するといいでしょう。

ポイント2 魅力的なタイトルをつける

記事のタイトルには、対策キーワードを必ず入れるようにしてください。また、ユーザーが思わずクリックしたくなるような、魅力のあるタイトルになるよう心掛けましょう。

ポイント3 要点がまとまったディスクリプションを作る

ディスクリプションとは、検索結果に表示される記事の概要文のこと。記事の要点がまとまったディスクリプションを作るようにしてください。

ポイント4 ビジュアル要素を入れる

テキストばかりの記事だと、読みづらいと思われる可能性が高くなりますので、写真、イラスト、図版といったビジュアル要素を入れましょう。文章を補足するビジュアル要素によって、ユーザーが記事の内容を理解しやすくなります。

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リライトをする

対象キーワードの記事がすでにある場合は、リライトをするかどうかを検討します。リライトを実施するときは、記事の内容に合わせて改善すべき点を見定めることが重要です。

「トラフィック増加」の観点でいうと、リライト時には2つの改善施策を意識すべきです。

  • 検索順位を改善する
  • CTRを改善する

それぞれの施策の具体例と改善方法について、詳しく見ていきましょう。

検索順位を改善する

トラフィックが増えるかどうかは、やはり検索順位が大きく影響します。

例えば、検索ボリュームが同じ2つのキーワードで、

  • 検索順位1位(平均CTR:28.5%を想定)
  • 検索順位10位(平均CTR:2.5%を想定)

の場合のトラフィックを比較してみましょう。

「トラフィック=検索ボリューム×CTR」で計算してみると、検索ボリュームが2,000の場合、下記のようにクリック数に差が出てきます。

  • 検索順位が1位のキーワードのクリック数:570回
  • 検索順位が5位のキーワードのクリック数:50回

では、どのように検索順位を改善していけばいいのでしょうか。

検索順位が低いということは、既存記事は検索意図に応えた内容になっていない、あるいは情報量が足りないことが考えられます。検索上位の記事は、ユーザーニーズに応えた情報が盛り込まれているため、結果として検索エンジンに評価されているのです。上位記事の要素を洗い出して検索上位を獲得できるように、記事の構成を練り直しましょう。

その際、気をつけたいのが、「ユーザーが求めているのはどんな情報なのか」といった視点を持っておくこと。検索上位の記事を参考にしながらも、ユーザーが求めているなら、上位記事にはない情報を入れてもいいわけです。

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CTRを改善する

リライトをする際には、検索結果からのCTR改善も考えるべきです。CTRとは、「検索結果の表示回数に対して、実際にクリックされた回数の割合」のこと。

例えば、検索画面の表示回数が1,000に対して、CTRが1%だった場合を考えてみましょう。この場合、「検索結果に1,000回表示されたにもかかわらず、10回しかクリックされなかった」ということになります。仮にCTRを20%に改善できた場合は、クリック数が200回に増えます。その分、トラフィックが増えるということです。

では、CTRを改善すべき記事は、どのように選べばいいのでしょうか。基本的に、リライトするかどうかの選定は、「検索順位ごとの平均CTR」を基準に考えるのがおすすめです。

SISTRIX社の2020年のデータによると、検索順位が1位の場合、モバイル検索でのCTRは28.5%になります。自社サイトの記事が検索順位1位にもかかわらず、CTRが28.5%未満だとしたら、改善の余地がある状態です。

もちろん、競合記事や検索ユーザーの状況などによって、この数字は変動するといえますので、あくまで参考情報のひとつとして考えてください。

トラフィック seo

引用:Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid – SISTRIX

 

CTR改善で有効なのは、記事のタイトルおよびディスクリプションの修正になります。ポイントは、次の3つです。

  • 対策キーワードが含まれているか
  • 内容を的確に示しており、ユーザーのニーズに合っているか
  • 興味が惹かれる内容になっているか

タイトルやディスクリプションを修正するだけで、CTRに大きな影響を与える可能性があります。

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参考:CTAの改善も対応すべき

トラフィックとは直接関係ありませんが、新しく記事を執筆する、あるいはリライトする場合には、CTAについても考えておくべきです。CTA(Call To Action)とは「行動喚起」のことで、記事に訪れたユーザーの行動を誘導するボタンやテキストを指します。

トラフィックが増加したところで、自社の商品・サービスの問い合わせや購入といった行動につながなければ、意味がありません。SEOで集めたトラフィックを有効活用し、目的につなげるための施策がCTA設置になります。

CTAを設置するのは、記事の冒頭や最後、あるいは記事内で、ユーザーの行動につながりやすい箇所にします。自然な流れで問い合わせや購入を促すことができるのが理想です。

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SEOでトラフィックを増加させるには体制づくりも重要

これまでお伝えしたとおり、トラフィックを増加させる目的だけを考えても、

  • 優先度の高いキーワードを選定する
  • 新しく記事を作成する
  • リライトを実施する

など、やるべきことは多岐にわたります。

実際に実施してみると、社内のリソースには限りがあり、「なかなか改善が進まない」「うまく成果につながらない」と悩むこともあるでしょう。このような場合は、外部のリソースを活用した体制構築を検討してみてください。

なおナイルでは、SEOやコンテンツ制作に関する悩みのご相談が可能です。SEOの方針や進め方で悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

\SEOの疑問がある場合は、ぜひご相談ください!/

トラフィックとSEOに関するよくある質問

トラフィックとSEOに関して、よく寄せられる質問があります。それぞれ回答しますので、参考にしてみてください。

Q. Google アナリティクスでトラフィックを確認する方法は?

Google アナリティクスでは、「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」で、コンテンツごとのトラフィックが確認できます。

トラフィック seo

確認できるアクセス数には、

  • ページビュー数:ユーザーがページを閲覧した回数
  • ページ別訪問数:ユーザーがページを訪問した回数(1回目の閲覧のみカウント)

があります。

Q. SEO以外のトラフィックを増加させる方法は?

トラフィックを増やすには、SEO以外にもさまざまな方法があります。一部になりますがご紹介しましょう。

SNS

TwitterやInstagramなどのSNSから集客します。共感や驚きを呼ぶような記事を作って、拡散させるバズマーケティングといった手法があります。

メールマガジン

自社に興味・関心の高いユーザーに対して、有益な情報をメールマガジンで届けて、サイトに誘導します。継続的にユーザーと接点を持てる点が、メールマガジンの強みです。

ウェブ広告

ウェブ広告を活用してトラフィックを増やすことも可能です。検索キーワードに応じて検索結果画面に広告を表示させるリスティング広告や、TwitterやFacebookを使ったSNS広告があります。

SEOによってトラフィックは増加する

SEOは、トラフィックを増加させる上で重要な施策です。SEOを実施することでトラフィックを増加させて、自社の商品・サービスへの訴求につなげていきましょう。

なお、ナイルでは、集客だけではなく成果につなげるためのSEOコンサルティングが可能です。自社でSEOを実施するインハウスSEOに向かうためのサポートも可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。

\SEOの疑問がある場合は、ぜひご相談ください!/

また、SEOの成功法則についてまとめた資料もご用意しております。具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

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GA4の導入に関して他社ではどのようにしているのか知りたい

メルマガバックナンバー第1回目、2021年7月26日送信分です。

メールマガジンで不定期に配信している回答を、一定期間の後にブログにバックナンバーとして掲載しております。

新規登録はこちらのフォームから無料で行なえます。

現在、ご質問はセミナーなどでいただいたものを回答しております。よろしければ、募集中のセミナーにどうぞお気軽にご参加下さい。

すぐに解決したい!というご質問は、こちらよりお問い合わせ下さい。弊社セールスメンバーがご対応させていただきます。




お世話になっております、ナイルの大澤です。

こちらのメールマガジンでは読者の皆様にいただいた質問に コンサルタントが回答してまいります。

今回はGoogleアナリティクス4(以下GA4)特集です!

質問1.制作会社にはGA4の導入は見合わせた方が良いのではとアドバイスいただいたが、他社ではどのようにしているのか知りたい

回答:
他社では「従来のGAを使ったまま、GA4でデータ収集だけ始めておく」が最も多いと思います。

従来のGAが直近でなくなるわけではありませんので、今すぐGA4で集計しなければならないわけではありません。
ポイントは、近い将来、従来のGAのデータが見れなくなって、GA4でしかデータを見れなくなった際に困る可能性が高いことです。

また、GA4とGAでセッションやコンバージョンの定義が異なるため、仮に従来のGAのアカウントが残ったとしても、Googleが従来のGAのサポートを辞めてGA4でしかデータ計測ができない未来では過去のGAのデータは比較対象とすることはできません。

そのため最も安心なのは従来のGAをメインで使いながら、GA4でデータ収集だけしておくことです。

基本的なデータ収集の設定方法はお役立ち資料で解説していますので、よろしければ資料をダウンロードしてみてください。

サクッと分かる!Googleアナリティクス4資料ダウンロード

大手企業の中には、10名ほどのチームを作って本格的にGA4の導入をしている企業様もございます。
大企業はこうした変更の情報を代理店などから仕入れやすいため、早めに体制を作って、対策できているものと考えられます。

また、GA4はタグを入れれば完了というわけではなくなったため、専門的な知識も必要になります。
そのため、制作をメインで行うパートナーよりも、データ設計が得意なパートナーにお声がけいただくことをおすすめします。

質問2.GA4に切り替わる前にやっておいた方が良いことを教えてほしい

回答:上記と重複してしまいますが、今のGAを使いながら、GA4でもデータ収集だけしておくことがオススメです。

完全にGA4に切り替わってからでは、過去のデータを見れなくなる可能性もあります。

GA4でのデータ収集の設定は、今のGAと全く使い勝手が異なるため、多くの方が非常に苦戦されるのではないかなと思います。
そんな時は上記の資料を見ていただいたり、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
無料相談のお申し込み(https://www.seohacks.net/contact/)

今回の回答は以上です!




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「SATORI」にはどんな機能がある?使い方を詳しく解説

「SATORI」は純国産のMA(マーケティングオートメーション)ツールであることから、日本のビジネスに適した機能が豊富で、幅広い企業からの支持を集めています。リードの獲得や管理に強い「SATORI」には、どのような機能が搭載されているのでしょうか。

この記事では、「SATORI」の機能や使い方について詳しく解説していきます。

「SATORI」にはどんな機能がある?

「SATORI」は、2014年に誕生した純国産MAツールです。「SATORI」は日本生まれのサービスなので、日本のビジネスの流れを想定した機能が搭載されています。UIも日本人に馴染みやすくなっていますので、ワンストップで消費者とコミュニケーションが取れるプラットフォームとして、初めてMAツールを導入する企業や担当者でも直感的に操作することができるでしょう。また、サポート体制が充実しており、オンラインマニュアルが用意されており、運用支援セミナーやウェビナーも随時、開催されています。

「SATORI」は、リード(見込み顧客)の獲得・育成機能が充実しており、大きく4つの機能に分かれます。

  • リード管理機能:実名のリードだけでなく匿名リードの管理もでき、リードの状態に応じてコンテンツを出し分けることができる
  • リードジェネレーション機能:見込み顧客を獲得する
  • リードナーチャリング機能:購買意欲を高める
  • リードクオリフィケーション機能:コンバージョンの可能性の高い見込み顧客を選別してアプローチする

リード管理機能、リードジェネレーション機能、リードナーチャリング機能、リードクオリフィケーション機能、それぞれの具体的な内容についてご紹介していきましょう。

リード管理機能の使い方

リード管理機能は、リードマネジメントとリードトラッキングという2つの機能があります。それぞれの使い方や具体的な内容について解説します。

リードマネジメント

リードマネジメントでは、氏名やメールアドレスのわかっている「実名リード」だけでなく、問い合わせ前の「匿名リード」も管理できます。個別検索やタグ検索、セグメント検索といった条件からリードデータを検索し、見込み顧客をリスト化することで、効率的なマーケティング活動につなげていきましょう。リードデータは、CSVファイルから一括登録することができ、個人情報の削除や編集も可能です。

また、検索条件に該当したリードデータをCSVファイルにエクスポートすることもできるため、外部ツールや社内施策に活用しやすいというメリットもあります。

リードトラッキング

SATORI

リードトラッキングには、リードのアクション履歴を閲覧できるカスタマー詳細ページがあります。また、サイトにアクセスしたIPアドレスから企業名を判別する機能や、ドメインの異なる複数サイトをトラッキングできる機能などが搭載されています。オフラインやオンライン上の行動に対し、タグ付けしてリードを管理したり、行動や条件に応じてリードをセグメント分けしたりすることが可能です。

リードジェネレーション機能の使い方

リードジェネレーション機能には、リードを獲得するためのランディングページ制作機能や、リードにアプローチするための機能が備わっています。その内容を具体的に見ていきましょう。

ランディングページ制作

SATORI

自社サイトをひな型にして、同内容のウェブページを簡単に作成・編集できる機能です。ページやメール、ポップアップに使用する画像や資料は「SATORI」上に保存することができるため、効率的に制作を進められます。ランディングページ制作機能を活用してウェブ広告用のLPを制作したり、コンテンツマーケティング用のブログを制作したりすることで、新規のリードを拡大することができるでしょう。

フォーム作成・ポップアップ表示

SATORI

「SATORI」に自動連携されるフォームを、埋め込み型(エンベッド)もしくはポップアップにて作成できます。また、自社サイトを閲覧しているリードに対してポップアップを表示したり、サイトを閲覧していないリードに対してブラウザプッシュ通知を表示したりすることも可能です。

例えば、数日間サイトに訪問していないリードをセグメントし、プッシュ通知を表示することでサイトへの訪問を誘導。その後、特定のページにアクセスしたリードに対して、資料請求ページのポップアップを表示してコンバージョンにつなげる、といった使い方ができます。

リードナーチャリング機能の使い方

リードナーチャリング機能には、メール関連やセグメントといった機能が搭載されています。各機能の詳細や使い方をご紹介しましょう。

メール関連

SATORI

「SATORI」に登録されているリードに対して、HTMLメールやテキストメールを配信できる機能が備わっています。さらに、特定の行動や属性などの条件をトリガーにして、自動的にメール配信するためのシナリオも設定可能です。

例えば、会員登録後におすすめページのメールを送信したり、コンバージョンページを離脱したリードに対してカゴ落ちメールを送信したりと、さまざまな角度からのアプローチを実現します。また、定期的に有益な情報を掲載したメールマガジンを配信することで、リードのエンゲージメントを高めることもできるでしょう。

セグメント

リードがアクセスしたURLや直前のURLを条件に、セグメント設定を行えます。また、URLの末尾に付与したパラメータを条件にセグメント化することが可能です。目的に応じて、リードを詳細にセグメント化することで、より的確なアプローチが可能となり、コンバージョン率を高めることにつながります。

ポップアップ表示・ブラウザプッシュ通知機能

サイト上へのポップアップ表示やブラウザプッシュ通知機能を利用できます。また、サイトの任意の場所にバナーやフォームといったコンテンツを埋め込んでABテストを行ったり、セグメントごとに出し分けたりするエンベッド機能も搭載されています。GoogleやYahoo!、Facebookなどのリターゲティングタグをサイトに埋め込めば、「SATORI」で設定したセグメントのリードに対して、特定の広告を配信することも可能です。

リードのサイトアクセス状況に応じて、適切なポップアップやプッシュ通知、コンテンツなどを表示させることで、効率的に次のステップへと誘導し、コンバージョンにつなげられる可能性があります。

リードクオリフィケーション機能の使い方

リードクオリフィケーション機能には、確度の高いリードに対するアプローチをサポートする機能が搭載されています。この機能で実現できることについて紹介します。

スコアリング

SATORI

ページの閲覧状況やメールのリンククリック状況など、さまざまな条件を点数化して、リードをスコアリングする機能です。点数が高ければ高いほど、コンバージョンの可能性が高いと判断できます。

例えば「会員登録は1点」「メルマガのリンクをクリックしたら1点」「資料請求ページを閲覧したら3点」「問い合わせフォームを2回以上表示したら5点」といったように、リードの行動を点数化します。その上で、10点以上獲得したリードは確度が高い、といったようにスコアの目安を設定し、そのスコアを満たしたリードは営業部門につなぐといった施策が可能になります。

Hotリード抽出

Hot条件を設定した上で、そのセグメントに該当したリードが抽出されます。Hotリードが発生したらメールで通知されるため、適切なタイミングでのアプローチが可能になります。見込み顧客を育成するためには、定期的に的確な情報を提供してアプローチすることが必要不可欠です。確度の高いリードのコンバージョンを逃さないよう、これらの機能を活用して施策を実行しましょう。

初心者でも使いやすい「SATORI」の機能を活用しよう

「SATORI」には、リードを獲得・育成するための機能が豊富に搭載されています。各機能をフル活用すれば、見込み顧客の数を拡大してコンバージョン数をアップさせることができるでしょう。高度なマーケティング施策を実行したい方は、ぜひ「SATORI」をチェックしてみてください。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

MAツールについて無料相談!

「SATORI」にはどんな機能がある?使い方を詳しく解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

広告代理店とは?その役割や種類、業務内容について解説

「広告代理店はどんな役割を担っているの?」

「広告代理店ってそもそも必要?」

実際にどのような業務を広告代理店が担っているのか、外側からはなかなか見えづらいため、このように思われるケースがあるようです。しかし、広告を出稿したい企業にとっては、広告代理店は心強いパートナーです。

ここでは、広告代理店の役割や種類、具体的な業務内容について解説していきます。

広告代理店とは?

広告代理店とは、広告を出したい企業と、広告を掲載したいメディアとをつなぐ仲介役です。企業の代理として、マーケティング業務を手がけることで収益を得ています。企業からすれば、自社の目的に沿ったさまざまなマーケティング活動を企画・実行してくれる頼もしい存在です。メディアにとっては、広告枠の販売先を見つけてきてくれる、心強いパートナーといえるでしょう。

広告代理店 とは

企業に対する広告代理店の役割

広告代理店の役割は、企業のビジネスをサポートするため、広告全般にわたる企画・制作・管理を行うことです。

そのために、企業の意向や目的をくみ取り、その商品やサービスをどのように広告すれば効果的か、広告代理店はさまざまなプランを企画します。そして、テレビやラジオ、新聞、雑誌、ウェブメディアなど、複数のメディアを使い分けて、プロモーションを行います。プランを実行するときの全体管理やプロデュースも、広告代理店の役割です。

メディアに対する広告代理店の役割

多くのメディアの収入基盤は、広告になります。例えば、テレビは無料で視聴できますが、各番組の広告が入らなければ、放送事業そのものが成り立たなくなるでしょう。新聞や雑誌は、購読料による収益があるものの、広告からの収益はそれらを大きく超えます。

そこで広告代理店の出番です。広告代理店は、広告枠にフィットする企業を探してきて、広告そのものの制作管理も手がけてくれます。メディアにとって広告代理店は、収益の柱である広告収入を、支えてくれる存在なのです。

広告代理店の3つの種類

広告代理店は、総合広告代理店・専門広告代理店・ハウスエージェンシーの3つに分類できます。それぞれどのような特徴があるのか、説明していきましょう。

広告代理店 とは

総合広告代理店

総合広告代理店は、あらゆるメディアの広告を扱っており、広告主の要望や目的、予算に合った広告を提案できます。「広告主の代理として広告業務を行う」という立ち位置です。さまざまなメディア、幅広い業種の広告を扱うことから、「この商品をこの層にアピールするなら、このメディアを活用しよう」といったアドバイスができます。また、各種メディアをまたがってのプロモーションも可能です。

幅広い選択肢の中から最適な広告の提案を得られるのが、総合広告代理店の魅力といえます。

専門広告代理店

専門広告代理店は、特定のメディアを専門的に扱う広告代理店です。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、ウェブメディアだけではなく、交通広告や屋外広告といったように、広告媒体はさまざまな種類があります。その中で、専門広告代理店は、特定のメディアでの広告を得意としているのです。ただし、特定メディアしか扱わないことから、メディアミックス型の広告には対応しにくい、という点がデメリットといえるでしょう。

ハウスエージェンシー

ハウスエージェンシーは、特定企業専属の広告代理店です。特定の企業あるいは企業グループの専属になりますので、企業の方針や今後の見通しなどを含めた上で最適な提案ができるのが、大きな特徴といえます。

日本には、ハウスエージェンシーが数多く存在します。社名を挙げれば、トヨタ・コニック・プロ株式会社(トヨタ自動車)、株式会社フロンテッジ(ソニー)、株式会社アイプラネット(三菱電機グループ)などが代表格でしょう。また、株式会社ジェイアール東日本企画や株式会社東急エージェンシーのように、ハウスエージェンシーが他社の案件も扱うようになり、総合広告代理店として活動している、という例もあります。

広告代理店の具体的な業務

広告代理店は、さまざまな業務を担います。ここからは、広告代理店の具体的な業務内容について、部門ごとに解説します。

広告代理店 とは

営業部門

営業部門は、広告主である企業の窓口になって、営業業務と管理業務を担当します。また、受注した案件を社内外の制作担当と連携して、制作業務の進行管理も行います。

メディア部門

メディア部門は、広告主である企業から依頼を受けたら、営業やマーケティング部門と連携しながら、どのメディアを活用するのがいいかを提案します。各メディアから広告枠を買い付けるのも、メディア部門の役割です。また、メディア側と協力して、新たな広告企画を開発し、営業部門とともに企業に売り込む、という活動を行うケースもあります。

マーケティング部門

広告主である企業の商品・サービスの特徴を理解し、具体的な広告戦略を企画するのが、マーケティング部門です。市場のトレンド、消費者の指向性など、多角的なリサーチを行い、適した広告を提案していきます。

クリエイティブ部門

クリエイティブ部門は、広告コンセプトをベースに、広告物の制作を進めていきます。案件ごとに必要なスタッフがそろえられ、クリエイティブディレクターをリーダーとして、チームで動くのが一般的です。広告代理店の社内にクリエイティブ部門を置いていることもありますが、外部の制作会社に外注することもあります。

プロモーション部門

各メディアの広告枠への出稿を除く、プロモーション活動を担当するのが、プロモーション部門です。大規模なイベントや、店頭でのプロモーション、街頭でのキャンペーンといった、さまざまなプロモーション活動を担います。

広告代理店が企業とメディアをつなぐ

広告代理店が持つノウハウや各方面へのパイプを有効活用することで、企業は自社の商品・サービスに適した広告を展開することができます。広告出稿の際には、広告代理店を活用することが、成果につなげる近道といえるでしょう。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、テレビCMについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

広告代理店とは?その役割や種類、業務内容について解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

気になるテレビCMの広告代理店の調べ方は?

テレビを見ていると、「おっ!」と感じる優れたCMを目にすることがあります。こうしたCMをどの広告代理店や制作会社が手がけたのか、把握する方法はあるのでしょうか。

ここでは、気になるテレビCMについて、広告代理店や制作会社の調べ方をご紹介します。

テレビCMは広告代理店と映像制作会社が関わっている

テレビCMの中には、映像表現として優れたものが数多くあります。テレビCMの出稿を検討中の企業であれば、「このCMを作った会社に、制作を依頼したい」と考えることがあるでしょう。

音と映像を同時に使えるテレビCMは、視聴者に与えるインパクトが大きいもの。場合によっては広告の枠を超え、社会現象を巻き起こすこともあります。そうなれば、広告効果という点でも、非常に大きな成果を得ることができるのですから、企業としては実績のあるところを探りたい気持ちがあると思います。

まず把握しておきたいのが、テレビCMの多くは、広告代理店が企画し、映像制作会社が撮影・編集を担当していること。クリエイティブに強い広告代理店の場合、自社の制作部で映像制作まで行う場合もあります。ですから、気になるCMに似たイメージでテレビCMを作りたいと思うなら、制作を担当した広告代理店や映像制作会社に相談するのが、一番の近道です。

CM 広告代理店 調べ方

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気になるCMを作った会社を調べるには?

気になるCMを担当した広告代理店や映像制作会社を調べるには、さまざまな方法があります。どう調べればいいのか、具体的に確認していきましょう。

CM 広告代理店 調べ方

業界専門誌で調べる

まずは業界専門誌で調べる方法になります。広告業界、クリエイティブ業界の専門誌はいくつかあり、話題のテレビCMが記事にされることが多くあります。これらの記事には、制作会社や広告代理店の社名も合わせて掲載されることが多いので、気になるテレビCMがあれば、チェックしておくといいでしょう。

『ACC 日本のクリエイティビティ』

CM 広告代理店 調べ方

『ACC 日本のクリエイティビティ』は、「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」の入選作すべてをまとめた年鑑です。賞を主催する全日本シーエム放送連盟(ACC)が編集し、宣伝会議社から発行されています。

「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」は、テレビCMやラジオCMの質的向上を目的に創設された広告賞です。本書では、審査員の講評や、受賞者の制作プロセスについてのコメントが掲載されているため、クリエイティブの参考書としても活用できます。制作者リストが完備されているため、お目当ての制作会社や広告代理店を探す上で、重宝するでしょう。

『ACC 日本のクリエイティビティ』

『CM INDEX』

CM 広告代理店 調べ方

『CM INDEX』は、CM総合研究所が発行しているCM専門誌です。一般消費者への調査をもとにしたCM好感度ランキングや、ヒットCMの分析、広告の効果検証についての考察など、広告に関する幅広い話題を扱っています。

また、各社の宣伝担当者やクリエイターへのインタビューも掲載されていますので、広告のトレンドや制作者の方向性を推しはかることもできるでしょう。

『CM INDEX』

『広告&CM年鑑』

CM 広告代理店 調べ方

『広告&CM年鑑』は、玄光社が発行する年鑑です。同社は広告クリエイティブに関する専門誌を多く手がけており、そのひとつである月刊『COMMERCIAL PHOTO(コマーシャル・フォト)』に掲載された情報がベースとなっています。

前年1年間に話題になった広告・CMが網羅されているのはもちろん、制作スタッフリストも充実。グラフィックであればフォトグラファー、映像であればディレクターやムービーカメラマンまでカバーしています。

『広告&CM年鑑』

『COMMERCIAL PHOTO(コマーシャル・フォト)』

CM 広告代理店 調べ方

画像・映像という視点から広告クリエイティブを解きほぐしていく、写真家と広告クリエイター向けの専門誌です。話題になったCM、新たな映像表現を取り上げ、制作の背景や映像の撮り方などを、詳しく解説しています。

『COMMERCIAL PHOTO(コマーシャル・フォト)』

『宣伝会議』

CM 広告代理店 調べ方

『宣伝会議』は、広告業界の専門誌を多数発刊している、宣伝会議社の中心的な雑誌です。企業の広報・宣伝部向けの特集記事が中心ですが、クリエイティブに関する話題も散りばめられています。

なお、同社では広告のアイデアとコピー表現を審査する「宣伝会議賞」を設けています。経験や実績に関係なく、プロ・アマを問わず参加できるため、これから世に出ようとするコピーライターたちの登竜門となっているので、チェックしてみてもいいでしょう。

『宣伝会議』

広告賞の受賞歴から調べる

数多くの広告賞が存在しますので、受賞歴を調べることで、CMの制作会社や広告代理店を把握することができるはずです。日本で開催されている広告賞のうち、代表的なものをご紹介しましょう。

「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」

CM 広告代理店 調べ方

「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS(ACC 東京クリエイティビティアワード) 」は、全日本シーエム放送連盟が1年に一度開催している広告賞です。1961年からスタートした「ACC CM フェスティバル」を前身として、2017年に対象枠を大きく広げてリニューアルされました。

日本最大級の広告賞であり、広告関係者にとっての大きな目標となっています。

「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」

「ADC」

CM 広告代理店 調べ方

東京アートディレクターズクラブ(東京ADC)が主催する広告賞が、「ADC」です。テレビCMだけでなく、新聞・雑誌広告、ポスターやパッケージ、CI、ロゴタイプなど、幅広い分野を対象としているのが大きな特徴です。

東京ADCは1952年、アートディレクターを会員として結成された組織で、ADC賞はアートディレクターやデザイナーが受賞を目指す、権威ある賞として認知されています。

「ADC」

「TCC賞」

CM 広告代理店 調べ方

東京を中心に全国で活躍するコピーライター、CMプランナーによって構成されるTCC(東京コピーライターズクラブ)が主催するのが「TCC賞」です。対象はテレビCMに限らず、あらゆる業種・媒体の応募作から選出されます。その名称と賞の性格から、コピーライターなら誰もが目指すといわれる賞です。

またTCCとは別団体ですが、大阪・名古屋・福岡にも、地元地域を中心としたコピーライターの団体があり、それぞれにOCC賞とCCN賞、FCC賞を設けています。

「TCC賞」

「フジサンケイグループ広告大賞」

CM 広告代理店 調べ方

「フジサンケイグループ広告大賞」は、フジテレビや産経新聞をはじめ、数多くのメディアを持つフジサンケイグループが主催する広告賞です。

テレビ、新聞といったメディアごとの部門のほか、3つ以上の媒体にわたるメディアミックス部門があります。また、広告表現の創造性を評価する「クリエイティブ部門」や、広告がいかに消費者に支持されているかを評価する「パブリック部門」など、独特の審査基準を持つ部門も設けられています。

「フジサンケイグループ広告大賞」

広告代理店や制作会社のサイトを確認する

気になるCMの広告代理店や制作会社が把握できたなら、まずは相談するのがいいでしょう。また、広告代理店や制作会社のサイトには、実績が掲載されている場合がありますので、そちらもチェックしてみてください。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、テレビCMについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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