MAツールの運用で注意すべきポイントと成功のためのコツ

MA(マーケティングオートメーション)ツールは、見込み顧客を育成してマーケティング施策を自動化する上で有効なシステムです。しかし、適切な運用を行わないと効果を最大限に発揮できず、費用対効果の悪い結果になってしまうおそれもあります。

ここでは、MAツールの運用の目的や注意すべきポイント、成功のためのコツについて解説します。

MAツールを運用する目的

ウェブマーケティングが発達してから、顧客一人ひとりのニーズに応じたOneToOneマーケティング活動が求められるようになりました。顧客ごとにきめ細やかな施策を実施するには人海戦術では難しく、その課題を解決するためにさまざまな企業でMAツールの導入が進んでいます。

MAツールは、見込み顧客の情報を一元管理できるだけでなく、行動履歴に応じてパーソナライズ化した情報の提供を自動で実施できます。そのためには、どのような見込み顧客にどのような情報を届けるかというシナリオを作成し、それに適した施策を運用することが必要になります。

ただMAツールを導入しただけでは効果が出るものではなく、あくまでMAツールはマーケティング活動を効率化する手段であり、どのように運用するかによって成果が分かれるということを理解しておかなければなりません。

MAツールで運用する主な機能

では、MAツールを導入した際に運用することになる機能にはどのような種類があるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

maツール 運用

リード管理機能

まず、見込み顧客(リード)の情報を一元管理するリード管理機能があげられます。MAツールはサイトの会員登録情報だけでなく、イベントやセミナー、営業での名刺交換などで獲得した見込み顧客情報もインポートすることができます。重複した個人情報を編集したり、各部署で所有している見込み顧客情報を回収したりといった運用が発生します。

シナリオ作成機能

MAツールのシナリオ作成機能によって、見込み顧客の行動履歴や属性に応じたアプローチをとることができます。「問い合わせページを閲覧したユーザーにメールを配信する」「商品詳細ページで離脱したユーザーにポップアップを表示する」といったように、適切なタイミングで最適な情報を届ける施策を実施するために、入念にシナリオを作成しましょう。

メール配信機能

MAツールで運用頻度の高い機能が、メール配信機能でしょう。定期的に全ユーザーに配信するメールマガジンの作成や、行動履歴によるステップメール、特定の行動をとった際に配信するトリガーメールなど、さまざまなメールを組み合わせて、見込み顧客のエンゲージメントを高めます。MAツールには、メールの開封率やリンクのクリック率などを分析する機能が搭載されているので、効果検証を行って、より効果の高いメールへとブラッシュアップすることができます。

サイト構築機能

MAツールには、問い合わせフォームやコンテンツなどを簡単に作成できるサイト構築機能が搭載されています。問い合わせフォームの離脱率に応じて最適な内容に改善したり、新規のコンテンツを定期的にリリースしたりなど、継続的な運用でサイト効果を改善できます。

パーソナライズ機能

ユーザーが閲覧しているページや行動履歴に応じて、サイト上にポップアップなどを表示できるのが、パーソナライズ機能です。メールだけでなく、サイト上でも見込み顧客に対しておもてなしすることができるので、エンゲージメントや受注の確率を高める効果に期待できます。

MAツールの運用で注意すべきポイント

MAツールは的確な運用をしてこそ効果につながります。ここからは、MAツールの運用においてどのようなポイントに注意すればいいのか説明していきます。

導入の目的を整理する

自社になぜMAツールを導入すべきなのか、目的を整理することからはじめましょう。例えば、「見込み顧客と継続的なコミュニケーションをとることで受注確度を高める」「サイトのコンバージョン数を高めて売上拡大する」などさまざまな目的が考えられます。

一方「競合他社が導入しているから」といったあいまいな目的では、適切にMAツールを運用することができないでしょう。導入の目的を明らかにすることで、運用の目標が定まりモチベーション高くマーケティング活動に取り組めるようになります。

運用体制を構築する

MAツールを使いこなすためには、社内の運用体制構築が必要不可欠です。MAツールの運用にはデータ管理やシナリオ作成、メール作成、データ分析や効果検証といったさまざまな業務が発生します。明確な運用担当者を決めておかないと、誰も運用せずMAツールを導入しただけという結果になりかねません。MAツール導入の際には社内リソースを確保し、継続して運用できる体制を作りましょう。

MAツールの機能を理解する

MAツールでどのような施策を実施できるのかを理解しておかなければ、効果を最大化する運用ができません。自社に導入するMAツールの機能を理解し、さまざまな機能を試していく中で、自社にとってベストな運用へとブラッシュアップしていくことが必要になります。

MAツールの運用を成功させるコツ

最後に、MAツールの運用を成功させるためのコツを紹介しましょう。

自社の課題を解決するMAツールを導入する

BtoB向けやBtoC向け、メールマーケティングに強いもの、外部ツールとの連携に強いものなど、さまざまな特徴を持ったMAツールが提供されています。マーケティング活動を成功させるためにも、自社の課題を解決するMAツールを厳選して比較検討しましょう。その際、導入するMAツールがオーバースペックになると費用対効果が悪化してしまいます。自社の運用体制やマーケティングスキルで運用できる機能が必要十分に搭載されているか、という視点を持つようにしてください。

MAツールベンダーのサポートを活用する

導入・運用サポートを実施しているMAツールベンダーもあります。有料か無料は会社によってさまざまですが、自社のリソースが不足している場合やスキルレベルが足りない場合などは、積極的にサポートを活用することをおすすめします。特にシナリオ作成やマーケティング施策の検討といった運用は、一定の知識と経験が求められるものです。MAツールの運用に自信のない企業は、これらの戦略面からサポートしてくれるMAツールベンダーを選ぶといいでしょう。

効果検証と改善を継続的に行う

MAツールの施策は、一度設定して終わりではありません。見込み顧客のニーズは常に変化し、求める情報やコンテンツも変わっていくからです。そのため、メール配信などの施策の結果は必ず効果検証を行い、効果が伸び悩んでいたり下降傾向にあったりした場合は、改善を実施するようにしましょう。また、ABテストを実施するなど継続的に改善施策を実施することで、さらなるサイト効果の向上に期待できます。

万全な運用体制でMAツールを最大限に活用しよう

MAツールの効果を最大限に発揮するためには、継続的な運用が必要不可欠です。そのためにも、MAツールを導入する目的を明確にし、しっかりとした運用体制を構築するようにしましょう。そして、継続的に効果改善のための運用を行えば、MAツールは大きなマーケティング効果を発揮するはずです。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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フォームの最適化と設計に置いて、アイトラッキングのデータが我々に伝えてくれること

ユーザー体験を向上させることを目的とし、実際のユーザーのデータを取得する手法は複数あります。その中でも、ユーザーの視線の動きを測定する、アイトラッキングのデータに着目した記事を紹介します。対象は、いわゆる、フォームページであり、ユーザーがスムーズに入力を完了するためのヒントが紹介されています。アイトラッキングのデータの活用例としても興味深い内容です。

アイトラッキングは、ユーザーがWebサイトを閲覧する際、どこを注視しているかを正確に把握するために、UXやCROの領域において、長く使用されてきた手法だ。CXLが昨年公開したこの記事のように、アイトラッキングについての研究から、実践的な多くの結論が導き出されている。

しかし、フォームやユーザー体験の向上について、アイトラッキングが我々に何を伝えてくれるのか、フォーム最適化のスペシャリストとしてそれを追求したいと考えてきた。この記事では、我々が得た大きな発見と、あなたがそれらを活用できる方法について解説したいと思う。

方法

調査の内容を話す前に、まずは、我々が調査を行った方法について説明したいと思う。我々は、イギリスの行動科学のコンサルタント会社であるNudge Insights社と共同し、ユーザーがフォームの流れや各項目をどのように操作するかについて、調査を行った。最新のアイトラッキングの技術を用い、イギリスの6つの金融機関のフォームをユーザーに操作してもらった。

各項目の記入に必要な時間を測定することは有効な手段であるが、多くのフォーム分析のツールですでにサポートされている。そのため、我々は、ユーザーの視線をベースとした測定を行いたいと考えた。具体的には、下記を測定した。

  • フィクセーション – フィクセーションとは、視線が特定の部分に固定され、焦点を合わせることであり(最低でも60ミリ秒)、ユーザーの注意を示す。
  • サッカード – サッカードとは、2つの固定された視点の間で起こる、素早い眼球運動である。

フィクセーションとサッカードを組み合わせることで、スキャンパスができあがる。

この記事の調査結果と結論は、スキャンパスが滑らかであるほど(つまり、フィクセーションの回数や時間が少ないほど)、ユーザーにとってのフォームの体験が良くなる、という仮説に基づいている。

フォーム内の特定のポイントでフィクセーションの回数や時間が多いということは、ユーザーはその項目やセクションの入力を完了することが困難であることを示している。

画像のコメント:こちらは、アイトラッキングの調査による、ヒートマップの結果の一例である。

6つの主要な発見

前述の通り、今回の調査の結論は、ユーザーをフォームに沿って素早く効率的に案内することは良いことである、という前提に基づいている。気を散らしてしまったり、遅延や混乱を発生させたりすることは、良くない事であると判断している。これを前提とし、我々が発見した知見を紹介しよう。

1.生年月日の入力では、ドロップダウンではなく、テキスト入力の方式を採用する

これまでの調査からも、ドロップダウンメニューはユーザー体験を損なうものであるということがわかっている。これらの研究は、時間やクリックに基づいており、ドロップダウンがテキスト入力やラジオボタンをベースとしたインターフェイスよりも、大きな摩擦を生むことを示していた。アイトラッキングに基づいた我々の調査は、この結論を強化するものとなっている。

調査の一環として、Nudge Insights社は各フォームの生年月日の入力欄に着目していた。一般的に、生年月日の入力欄は複雑ではなく、日、月、年、の入力を求めれば良いと考えられている。この項目を構成する方法は複数あるが、多くの場合、テキスト入力かドロップダウン、または、それらの組み合わせを採用している。

下記は、各フォームで使用されている生年月日のフォーマットと、今回の調査の参加者がこの項目を入力する際のフィクセーションの平均を表している。

Halifax社を除き(詳細は後述)、テキスト入力を採用したフォームは、ドロップダウンメニューを採用したフォームよりも、フィクセーションが低い、ということが最も明らかなパターンである。つまり、よりスムーズなユーザー体験を提供することができていると言える。これは、ユーザーがどのようにフォームを操作しているか?ということと一致するのだろうか?次の2つのスキャンパスを見てみよう。1つ目はPost Office社のフォームであり、今回の調査では統計的に最も悪いフォームとされたものである。


画像コメント:Post Office社のフォーム。完全なドロップダウンであり、補足のテキストなどもない。

ユーザーの視線がどのように動き、どこを注視しているのかを示すため、スキャンパスを併せて掲載している。これを見ると、ユーザーが視線を上下に動かすことを強いられていることがわかる。

Post Office社のデータと、シンプルなテキストメニューを採用している、下記のLittle Loans社のデータとを比較してみよう。


画像コメント:Little Loans社のフォーム。入力の指示も記載されている、テキスト入力。


画像コメント:Little Loans社の生年月日のスキャンパス。Post Office社のデータと比較し、よりコンパクトでスムーズであることがわかる。

フィクセーションの平均データとスキャンパスのローデータを組み合わせることで、2つの手法における、ユーザービリティや効率性に明らかな違いがあることがわかった。

実用的なアドバイス:生年月日のフィールドには、ドロップダウンのメニューではなく、テキスト入力の方式を採用しよう(日付に関わる他の多くのフィールドでも同様)。

2.表示タイミングが早すぎるエラーメッセージ

前述の通り、Halifax社はテキスト入力の方がドロップダウンよりも、生年月日のフィールドにおいて低くなるという一般的なパターンの例外であった。

これはなぜだろうか?一見すると、Little Loans社のインターフェイスと大きく変わりは無いように見える。


画像コメント:Halifax社の生年月日のフィールド

しかし、スキャンパスはLittle Loans社よりも長く、コンパクトではない。

ユーザーの動画を詳しく見ることで、この原因が判明した。

ユーザーが「日」の項目を入力し、次に「月」の項目を注視した途端、エラーメッセージが表示されたのだ。


画像コメント:表示が早すぎるエラーメッセージ

この早すぎるエラーメッセージがユーザーの気を散らしてしまい、視線を元の位置から上に移動させてしまっている。特に、このメッセージが表示される必要がない場合は残念である。インラインでの注意文はユーザー体験を向上させるという調査結果はあるが、この場合は、ユーザーは入力を開始しておらず、また、フィールドからも出ていない。それにも関わらず、大きな赤い文字が表示されてしまっている。まだ入力途中のユーザーに対し、早すぎるエラーメッセージを表示させることは、ストレスを与え、ユーザーの作業を邪魔してしまう。

2つ目の要因は、生年月日の入力欄が、ページの下部に表示されていることだ。エラーメッセージが表示される度に(毎回表示されてしまう!)、生年月日を入力するボックスが下部に押し下げられ、ユーザーの視界に入らなくなってしまう。ユーザーは入力を再開するために再度スクロールをしなければならない。その結果、上記のような縦長のスキャンパスとなってしまっている。

この問題は、「ベストプラクティス」のみに頼るのは良いことではない、という警告と言える。一般的に、日付の入力項目において、テキスト入力は最も効率的な仕組みであることがわかっている。しかし、テストを行わず、盲目的に実装してしまうと、ユーザー環境に予期せぬ問題を作ってしまうこともある。

実用的なアドバイス:ユーザーが項目の入力を完了するまでは、エラーメッセージを表示しないようにしよう。予期せぬ問題を引き起こさないためにも、テストは必ず実行しよう。

3.エラーメッセージが明らかでなかったり、適切に表示されていなければ、ユーザーを混乱させてしまう

今回調査した6つのフォームは、エラーメッセージの配置において、いずれも異なるアプローチを採用している。その結果、エラーメッセージの配置場所の通説との比較が可能となった。

そもそも、なぜこのような通説が存在しているかを強調する最適な例は、Santander社の個人情報欄である。Santander社は、ユーザーがフォームを送信するまでエラーメッセージを表示しない、というアプローチを採っている。また、エラーメッセージが表示される場合は、ページの上部に表示されている。


画像コメント:ここまでのところ、何の役にも立っていない

このようなメッセージが表示された場合、神話的な赤いアスタリスクを見つけると、何らかのエラーがあるのでは、と思うかもしれない。しかし、実際には下記のメッセージが表示されるだけであるため、非常にがっかりしてしまうことだろう。


画像コメント:Santander社のエラーメッセージ(もしくは、欠損!)

「Home phone number(自宅の電話番号)」を除き、ユーザーへのガイダンスは無い。ユーザーは、フォームの上部までスクロールし、一般的なエラーメッセージを確認した後、さらに下までスクロールし、問題のある項目を見つけるだけである。

こうしたパターンがフォームの不要な放棄を発生させることは容易に予測できるが、アイトラッキングの観点では、どのような効果が見られるだろうか?Santander社のフォームでエラーを起こしたユーザーのスキャンパスを見てみよう。


画像コメント:Santander社のユーザーは、問題を解決するために、フォームを上下に移動せざるを得ない。

Santander社のアプローチとLittle Loan社のアプローチを比較してみよう。Little Loan社は、インラインでの表示を採用しており、エラーが発生した場合には直ちにユーザーに知らせ、ガイダンスを表示させている。


画像コメント:Little Loan社のインラインでのエラーメッセージの表示

その結果、無効な情報を入力したユーザーのスキャンパスは非常にコンパクトである。つまり、スムーズな操作を可能としており、ユーザー体験の向上につながっていると考えられる。


画像コメント:Little Loan社のエラーのスキャンパス

実用的なアドバイス:エラーメッセージは関連するフィールドの隣に表示させ、無効な情報が入力された場合、すぐに表示させるようにしよう。

4.同様の情報を複数回入力させてしまうことは、ユーザービリティコストがかかる

ユーザーにEメールのアドレスを2回入力させることについての議論は、主に、ユーザー体験とデータベース内に誤った情報が格納されてしまうことを防ぐこと、が対象となる。この議論についての記事は様々あるため、ここでは賛否両論については記さない。その代わり、Eメールアドレスを2回入力することをユーザーに求めることがユーザー体験を損なうという仮説について、アイトラッキングの観点から裏付けてみようと思う。

また、「Eメールアドレスの確認」のみならず、電話番号を複数回尋ねる(最高で3回も尋ねることもある)ことにより、多くのフォームがこの問題を抱えている。こうした情報は、本当に必要なのだろうか?

下記は、個人情報を入力する際のユーザーセッションにおける、全てのフィクセーションの平均時間と、フィクセーションの平均回数をまとめた表である。

このデータは決定的なものではないが、一般的な傾向としては、入力項目が簡単であるほど(Eメールアドレスの確認+電話番号)、入力が完了するまでのフィクセーションが少なく、フィクセーションの時間も短くなる。これは、こうした項目の入力を要求することが、ユーザー体験における摩擦を導いているという仮説を裏付けることとなる。

実用的なアドバイス:はっきりとした理由がない限り、Eメールアドレスの確認と複数回の電話番号の入力をユーザーに要求するべきではない。

5.ユーザーの認知における負荷を最小化するために、UIを整備する

雇用詳細を尋ねるフォームを見てみると、最高のパフォーマンスのフォーム(Halifax社)と最低のパフォーマンスのフォーム(Santander社)の間には、大きな違いがあった。

なぜ、このような違いが生まれたのか?パッと見る限り、それぞれのフォームは似通っている。


画像コメント:Halifax社の雇用詳細を記入する欄


画像コメント:Santander社の雇用詳細を記入する欄

最も明らかな違いは、Santander社のフォームでは、雇用主の住所などの詳細な情報を求めていることである。これは、追加の情報であり、短いフォームよりも、より多くの集中力が必要とされる。しかし、この違いが全てではない。他にも2つの要素があるのだ。

まず、「職種(Job Title)」についての項目である。

一見すると、自由に入力を行える、フリーのテキストボックスのようだ。しかし、実際はそうではない。バックエンド側で保持しているリストと合致しない回答が送信された場合、赤いアスタリスクが表示される(また、前述のように、インラインでの表示ではなく、フォームを送信した際に表示される)。

何が間違っているかを示すガイダンスもないため、問題はさらに深刻になる。上記の例では、「先生」という回答は受け付けるが、それは明確ではない。ヘルプを参照するには、クエスチョンマークをクリックする他ないが、それでもなお、ガイダンスの内容は曖昧である。

アイトラッキングのデータを見てみると、このフィールドの周辺でフィクセーションが密集していることがわかる。つまり、認知するための努力が必要とされると言える。

Halifax社では、異なるアプローチが採られている。

Halifax社は、前述した通り理想的とは言えない、ドロップダウンの方式を採用している。しかし、Santander社のような、オープンでありながら制限が多いアプローチと比べ、少なくともユーザーには明確なガイダンスを提供しており、次に進むための選択肢を表示させている。彼らが採用しているアプローチには改善の余地があるはずだが、アイトラッキングの観点から言えば、それほど悪いパフォーマンスではない。

2つ目の要素は、雇用期間に関する設問だ。Santander社は、ユーザーに雇用期間の入力を求めている。ユーザーが仕事を開始した日を入力させ、今日までの期間を計算するよう、求めている。

それに比べ、Halifax社は仕事の開始日を入力するだけであり、雇用期間は自動的に算出される。

ここで明らかなことは、必要最低限の情報のみユーザーに入力を依頼する、ということである。自動計算のような機能は、摩擦の発生要因を取り除くことができるだろう。

実用的なアドバイス:職種のようなオープンエンドな質問であり、バックエンドで特定の回答を必要とする場合、ユーザーに推測を強いることはせず、可能な限り簡単に入力できるようにしよう。自動計算のような機能を活用し、ユーザーがスムーズに操作を行えるよう、整備しよう(自動計算の実装が困難であれば、こちらでコーディングのアドバイスを行っている)。

6.「良い」ガイダンスであっても、視線を逸らしてしまう

一般的に、我々はユーザーを導くためのマイクロコピーをフォーム内に記載することを支持している。しかし、最適なガイダンスであったとしても、利益に対するバランスを取る必要があることを常に意識すべきだ。Little Loans社の雇用詳細のセクションのスキャンパスを見てみよう。

ユーザーは各フィールドからその右隣のテキストに視線を移していることがわかる。これは、ガイダンスを追加することが間違っているというわけではない(一般的に、ガイダンスはないよりもあった方が良い)。しかし、ガイダンスを記載する理由を明確にすべきだ。Little Loans社の場合、ガイダンスが必要であるかどうかは、定かではない。

この例では、ユーザーが収入を得ていることを確認するため、次の給料日の入力が必要であると書かれている。これが、認証においてどの程度役に立つのかが明らかではなく、また、質問自体が理由を含んでいるため、このガイダンスはユーザーの気を散らしてしまうものと言える。

実用的なアドバイス:フォームを設計する際は、常に下記の項目に留意しよう。

  1. ガイダンスを設置する場所を検討する。可能な限りフィールドの近くに設置し、視線が散ることを最小限に留めよう
  2. 本当にそのコピーが必要であるかを確認する。ガイダンスの内容が質問自体に含まれているのであれば、省略することを検討しよう。

結論

今回の記事で紹介した調査結果が、CROやUXの専門家にとっては、衝撃的な内容ではなかったかもしれない。しかし、すでに確立された仮説の裏付けとなるものであり、フォームやチェックアウトを通じて、ユーザージャーニーをより円滑なものとするための、追加のアドバイスとはなっているはずだ。

フォーム最適化のためのヒントを、アイトラッキングのデータを元に紹介する記事でした。ユーザーが操作を困難とする箇所が具体的であり、また、他のページと比較することで改善点も浮き彫りになっています。自身のWebサイトはどうしても見慣れてしまうものであり、困難である箇所も、困難でないと感じてしまうこともあります。定期的にこうしたユーザーデータを取得し、改善に繋がるヒントを得られれば理想的と言えますね。


この記事は、cxl に掲載された「What Eye Tracking Can Teach Us About Form Optimization and Design」を翻訳した内容です。



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サイト改善を成功させるための準備と施策を解説

サイトの効果を伸ばし、売上につなげるためには、定期的なサイト改善が必要です。しかし、サイト改善を実施するために、何から手をつければいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。サイト改善を成功させるためには、現状の課題分析を行い、適切な改善施策を実施することが重要になります。

ここでは、サイト改善を成功させるための準備と、具体的な施策についてご紹介します。

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サイト改善における3つの失敗パターン

サイト改善に正解はありませんが、失敗するパターンには共通点が存在します。サイト改善は金銭的にも時間的にもリソース的にもコストがかかるものなので、まずはどのような失敗パターンがあるかを把握しておきましょう。

失敗パターン1 課題の原因を分析せず施策を実施する

自社サイトの課題を分析しないまま、サイト改善の施策を進めると、失敗するリスクが非常に高まります。大前提として、サイト改善はデータにもとづいて行うべきものです。例えば、「問い合わせ件数が少ない」という課題を抱えていたとして、その原因が問い合わせフォームにあるのか、そもそもサイトへのアクセス数が少ないことにあるのかといったことを把握しなければ、最適な施策は実施できません。

サイト改善を行う際は、必ず課題の根本的な原因を分析した上で、どのように改善すべきかを決定するようにしましょう。

失敗パターン2 目的なく他社サイトの真似をする

サイト改善において、他社サイトの分析は必要不可欠ですが、目的なくただデザインやコンテンツをまねしても意味がありません。企業やサイトによってターゲットや課題は異なり、それぞれ実施すべき改善施策が存在します。「なんとなくかっこいいから」「競合他社がこうしているから」といったように、漠然とした理由で、他社サイトのまねをするのは避けましょう。

失敗パターン3 意図のないデザインリニューアルを行う

デザインリニューアルによるサイト改善は、変化がわかりやすいものの、意図のないデザインリニューアルだと、期待どおりの効果を得ることはできません。

サイトの配色や配置といったデザインには、すべて理由があるべきです。デザインリニューアルする際は、分析した課題を解決するデザインを取り入れるようにしなければ、費用ばかりがかさんで、成果につながらないという結果になってしまいます。

サイト改善の前に現状の課題を洗い出す

ここからは、サイト改善に向けて、具体的な進め方をご紹介します。まずは、現状の課題を洗い出すために、どのようなポイントを分析すべきなのかを見ていきましょう。

ページごとの流入数を分析する

サイトのどのページの流入数が高いのか、把握することは重要です。流入数のあるページを改善すれば、効果の高い施策になる可能性があります。一方、流入してほしいページに人が訪れていないのであれば、導線を含めた改善が必要だと判断できます。

流入数を調べるには、Google アナリティクスを活用するのが最適です。

Google アナリティクスでは、「ページ」から、各ページの「ページビュー数」や「ページ別訪問数」を確認することができます。

SEOを強化すべきキーワードを分析する

サイト改善において、SEOは重要な役割を担います。検索流入を増やして、自社の商品・サービスに興味があるユーザーとの接点を生み出すことで、売上アップにつなげることができる可能性があるためです。

SEOとは、検索エンジン最適化を意味します。ユーザーが検索するキーワードを選定して自社サイトに受け皿となるページを作成したり、すでに作成したページを検索エンジンが見つけやすいように改善したりする施策が、SEOにあたります。

強化すべきキーワードを発見するためには、Google Search Consoleを活用することをおすすめします。

Google Search Consoleの「検索パフォーマンス」を表示すると、キーワードごとの表示回数やクリック数、平均CTR(クリック率)、平均掲載順位を把握できます。

流入数を獲得できているキーワードにもかかわらず平均掲載順位が低い場合は、SEOを強化することで、さらなる流入を獲得できる可能性があるでしょう。また、CTRの高いキーワードも、SEOを実施することで効果改善につなげることが可能です。

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コンバージョン率を分析する

コンバージョン率を高めたり、コンバージョン率の高いページの流入数を増やしたりするのは、サイト改善の基本ともいえる施策です。サイト改善の効果を最大化するためにも、ページごとのコンバージョン率を把握しておいてください。

コンバージョン率を分析するには、Google アナリティクスを活用します。問い合わせや会員登録など、サイトのコンバージョンを「管理」>「目標」で設定することが可能です。「新しい目標」から、どのページに訪れたらコンバージョンとカウントされるのか、設定していきましょう。

ページの表示速度を分析する

ページの表示速度が遅いと、ユーザーが離脱する可能性が高まります。また、SEOの観点からも、ページの評価が下がってしまう可能性があるので、注意してください。

ページの表示速度を確認するためには、Page Speed Insightsを活用するといいでしょう。PageSpeed Insightsは、Googleが提供するページパフォーマンスの測定ツールで、URLを入力することで、モバイルとパソコンでの表示速度がスコアで表示されます。

0~49点は赤(Low)、5089点は黄色(Medium)、90100点は緑(Good)という評価です。あくまで参考値となりますが、モバイルもパソコンも、ページ表示速度を意識して改善を進めてください。

サイト改善のKGIKPIを設定する

サイトの現状を分析した後は、どの課題を優先して着手すべきかを決めます。基本的には、改善効果が大きいページの改善から着手していきますが、優先順位を決める上で、KGIKPIを設定しておく必要があります。

KGIはKey Goal Indicator(重要目標達成指標)のことで、問い合わせ件数や売上など、サイトの目標が該当します。KPIKey performance Indicator(重要評価指標)の頭文字を取った言葉です。KPIKGIを達成するための中間指標といえるもので、複数のKPIを達成することで、大きな目標であるKGIを達成するという考え方です。

KPIを設定する際は、KGIから逆算して考えるのが一般的です。例えば、15,000円のアクセサリーを販売するサイトで、月間売上目標を50万円と設定した場合、コンバージョン率が2%なら下記のアクセス数を確保するというKPIが設定できます。

50万円(KGI)÷5,000円(単価)÷2%(コンバージョン率)=5,000アクセス(KPI)

このアクセス数を確保するためには、どのページをどのように改善すべきかを考えていくと、施策の優先順位が決まってくるわけです。データ分析を行っていると、つい細かな点に目が行きがちですが、サイト改善の本来の目的を忘れないよう、KGIKPIを設定しましょう。

サイトの課題に対する改善施策のポイント

サイトが抱える課題が見えてきたら、改善施策を進めていきます。どのような課題のときにどのようなサイト改善を施すべきか、そのポイントを見ていきましょう。

コンバージョン率が低い

サイトの最終的なゴールに至る数が少なくて、コンバージョン率が低い状況は、サイトを訪れたユーザーにとって、ゴールがわかりにくいものになっている可能性があります。

例えば、ECサイトで商品を見たときに、「購入する」ボタンがどこにあるのかわからなかったら、あなたはサイトの細部までボタンを探して、その商品を購入しようとするでしょうか。きっと、ほかのサイトから、同じ商品を購入しようとするはずです。

コンバージョン率を上げるためには、ユーザーが次に起こすべきアクションであるCTACall To Action:行動喚起)や、サイトの導線をしっかり設計しなければなりません。

また、ゴールに至る直前の問い合わせフォームや購入フォームを改善することも検討してください。基本的には、ユーザーに膨大な情報を入力させるのは、おすすめできません。購入してもらうときの必須情報の入力ならまだしも、資料ダウンロードといった軽いアクションをするときに、複数のアンケートを回答してもらうフォーマットにしていては、その段階でユーザーが離脱してしまう可能性が高まります。

さらに、コンバージョンへの後押しをするために、事例やQAといった不安を解消するコンテンツを追加することを検討してみてもいいでしょう。ゴールの位置がユーザーにとってわかりやすく、その道を阻害する不安を払拭してあげることで、コンバージョン率を向上させることができます。

アクセスが少ない

アクセスそのものが少ないということは、サイト自体が検索エンジンに評価されていない可能性が考えられます。そのため、コンテンツの量を充実させつつ、しっかりSEOを行っていくことで、検索で発見されるサイトにしていく必要があります。

自社の商品・サービスで狙うべきキーワードを抽出し、そこからユーザーが求めている情報は何なのかを推察しましょう。その上で、検索上位の記事を見るなどして傾向をつかみつつ、情報の充実したページを作成していくことが大切です。

また、すでに作成済みのページであっても、あらためて内容を確認し、情報として足りていない部分があれば追記するなど、リライトをするようにしてください。

ページの表示速度が遅い

ページの表示速度が遅いと、読み込みに時間がかかることでユーザーを離脱させてしまう可能性があります。さらに、離脱率が上がったり、平均滞在時間が下がったりすることで、検索エンジンからの評価に悪影響がある可能性があ。2018年に、Googleはモバイル検索のランキング要因として、ページスピードを使用することを公表しています。

PageSpeed Insightsといった分析ツールで、ページスピードが最適な状態か確認してください。ページの表示速度の改善は、サーバーとの通信の回数を減らす、画像のサイズを最適化するといったことが考えられます。

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直帰率が高い

直帰率が高い場合は、サイトそのもののデザインやUIが悪い可能性が考えられます。例えば、高齢者をターゲットとしているサイトであるにもかかわらず、サイト上の文字が小さかったり、ボタンが小さかったりしては、ユーザーにじっくりサイトを見てもらうことはできません。まずはサイトのデザインを、ターゲットに適したものになるよう工夫しましょう。

加えて、ほかのコンテンツへの導線を設置することも大切です。特定のコンテンツに対して関連性のあるほかのコンテンツへの導線を準備しておけば、ユーザーに回遊してもらいやすくなり、直帰率を下げることにつながります。

また、近年では、多くのユーザーがモバイルからアクセスするため、モバイルに最適化したデザインとすることも大切です。モバイルに最適化されていなかったら、パソコン上ではきれいに見えても、モバイルでは表示が崩れたり、タップしにくくなっていたりしている可能性があります。

サイト改善後に効果検証を行う

サイト改善において、さまざまな施策を実行することと同じくらい大事なことが、サイト改善後の効果検証をしっかりと行うことです。実行した施策が、想定通りの効果を出せたのか、それとも想定する効果には及ばなかったのか、分析する必要があります。

サイト改善施策で効果が出たとしても、どの施策によるものかがわからなければ、次にどの施策を打てばいいのかわからなくなります。効果検証は、サイトの課題や今後必要な施策が具体的に見えてくる、サイト改善の必須項目のひとつ。しっかりとPDCAサイクルを回していくことこそが、サイト改善を成功に導く一番の近道です。

効果的なサイト改善を実現しよう

成果につながっていないサイトには、必ずその原因が存在するものです。だからこそ、まずはしっかりと現状を分析し、サイトが抱える課題を洗い出すようにしましょう。

なお、ナイルでは、豊富な経験・データに裏づけされたコンサルティング力で、サイト改善の支援が可能です。大きく3つのステップに分けて、サイト改善の支援を対応させていただきます。

・調査・設計:現状のヒアリングやKPIの設定、ツールの導入などを行う

・分析:アクセスやヒートマップの分析、ユーザー行動観察などを行う

状況をヒアリングした上で、段階的にサイト改善を行っていきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

\ナイルのサイト改善提案の紹介はこちらから!/


サイト改善を成功させるための準備と施策を解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

URLの大文字、小文字の違いは別URLとして区別されます

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日Google検索に関するオンラインイベント「Search On」が開催されました!

MUMやGoogleレンズなどの新情報も多数紹介されましたので、気になる方は
Twitter
https://twitter.com/hashtag/SearchOn
公式ブログ
https://blog.google/products/search/how-ai-making-information-more-useful/
まとめたブログ
https://searchengineland.com/google-search-gets-larger-images-enhances-about-this-result-gets-more-shoppable-and-more-374748
などを確認してみてください!

MUMの導入で検索がしやすくなりそうで、個人的には楽しみです。


さて、本日は「URLの大文字、小文字の区別」に関するニュースなどの4つをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年9月24日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①URLの大文字、小文字の区別はSEO上重要

記事紹介:Google: URLs Are Case Sensitive
(Search Engine Journal)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
原則としてURLは一言一句同じでないと、別のURLとして検索エンジンは認識します。そのため、表示されるページが同じであったり、小文字と大文字の違いだったりしても、別ページとして認識するのです。
対処方法としておすすめなのは、「サイト内でのURLの使用ルールの設定」+「それ以外のURLパターンは生成しない(リダイレクト設定する)」ことです。
2パターンあると運用面でも面倒なので、自社サイトのURLがどうなっているか一度確認してみてはいかがでしょうか?

②自己参照canonicalのススメ

記事紹介:Google Says Self-Referential Canonicals Help Clean Up Small Mistakes
(Search Engine Roundtable)

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
少し長いのですが、自己参照canonicalの説明を載せておきます。

自己参照canonicalとは、正規ページの<head>タグ内にrel=“canonical”で正規URLを記述することを指します。
Web上では追跡用パラメーターが意図せず振られるといったケースや、正規のURLではないURLに対してユーザーから外部リンクが設置される、ソーシャルで拡散されるといったケースが多く存在します。

例:https://www.example.com/hoge?utm_source=***

このようなURLでのリンクが発見された場合、何も対策を取っていなければ、正規URLを含めた複数の同一ページが検索エンジンの評価対象となってしまい、適切な評価を得られない可能性があります。

そこで、自己参照canonicalを用いてあらかじめページ内に自分のURL(上記例の場合、https://www.example.com/hoge のURL)をrel=“canonical”で記述しておきます。そうしておく事で上記のようなケースであっても、正規化したいURLに検索エンジンからのページ評価がまとめられることとなります。

引用:canonical(カノニカル)とは?重複URLの正規化などのSEO効果について | ナイルのマーケティング相談室

順位が急伸するなどの劇的な効果は見込めませんが、クロール、インデックス周りの憂いを払うためにもやっておきたい施策の1つです。実装されていない方は、社内エンジニアに相談してみましょう。

③リファラートラフィックではリンクエクイティ(リンクジュース)は増えない

記事紹介:Google: Referral Traffic Doesn’t Increase Link Equity
(Search Engine Journal)

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
リンクエクイティとは、リンク元のページからリンク先のページへ価値(評価)を受け渡すという考えに基づき、ページ同士の関連性や、リンク元の権威性などに依存するランキングシグナルの1つです。
そのリンクエクイティは、リファラートラフィックによって増えることはないというニュースです。
リンクは参照として使用される場合も多く、実際にクリックされないリンクも多くあることが理由とのことです。

④インデックスされているURLが[クロール済み – インデックス未登録]になるケースが増加中

記事紹介:Search Consoleカバレッジレポートに不具合? インデックスされているURLが[クロール済み – インデックス未登録]
(海外SEO情報ブログ)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
弊社でも確認できた事象になりますので、紹介いたします。
今回のケースは、実際にはインデックス登録されているという話なので、そこまで心配しなくても良いと思います。気になる方はURL検査で確認してみてください。

最後に

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。

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今後も種類を増やしていきますので、よろしければご覧になって下さい。

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集客には戦略が重要!具体的な手順を5つに分けて解説

「集客するためにどういった戦略を立てればいいかわからない」

「集客の戦略にはどういったものがあるのか」

と悩んではいないでしょうか?

集客は利益をあげるうえで重要なポイントですが、ひとくちに集客といっても多くの方法があります。どういった方法で集客すべきかわからない方や、試してみても思ったよりうまくいかないと悩んでいる方も少なくありません。

そこでこの記事では

  • 集客する上で戦略が必要な3つの理由
  • 集客の戦略の立て方5ステップ
  • 集客の成果を高める5つのポイント

についてご紹介します。これから集客により力を入れたいと考えている方は、ご一読ください。

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集客戦略

集客をする上で戦略が必要な3つの理由とは?

まずは、集客にする上では、戦略を立てることが必要です。そもそも戦略が必要な理由について確認しておきましょう。

集客戦略

【理由1】見込み客を集めるため

集客の戦略が必要な理由に、自社商品・サービスにつながる見込み客を集めることがあります。集客の目的は、最終的に自社商品・サービスの利用につなげることです。もしも闇雲に集客してしまうと、最終的なお問い合わせや商品・サービスの購入につながらないユーザーまで集まってしまいます。

仮に月に5万人がサイトに訪れる状態だったとしても、商品・サービスに興味を持っているユーザーが1%だった場合はどうでしょうか。実際には500人しか見込み客にはなっていないため、費用対効果が低くなってしまうこともあり得ます。

しっかりと自社商品・サービスにつながるターゲット像を設定し、そのターゲットを集めるための集客方法を考えていく戦略が必要です。

【理由2】集客の効果を最大限高めるため

戦略を立てることで、集客の効果を最大限高めることができます。前提として、集客につながる施策を打ったとしても、一度だけで成果が得られるとは限りません。例えばSNSで集客する場合、SNSのアカウントを開設して、すぐに大量の見込み客を獲得するのは非常に困難です。

ターゲットに情報が届くために戦略を練り、実際に情報発信し、データを見て改善していくことが重要になります。このように集客の効果を最大限高めるためには、戦略を持ってPDCAを回していかなければなりません。

【理由3】費用対効果を高めるため

戦略が必要な3つ目の理由は、「費用対効果を高めるため」です。費用対効果とは、費用に対してどのぐらいの効果があったのかを表す言葉です。集客で言うと、「集客のためにかけた費用から、どのぐらい集客につながったのか」を表しています。

集客の施策には、「無料で実施できる施策」だけではなく、お金のかかる施策もあります。リスティング広告の場合を考えてみましょう。リスティング広告は、Googleなどの検索エンジンの画面上部に表示される広告のことです。リスティング広告は、かけた金額や選定したキーワードなどにより、表示回数やクリック率が変動します。そのため広告に使える予算が同じだったとしても、選定するキーワードやキーワードごとに設定した単価によって効果が大きく変わってしまうのです。

また、SEOやSNSなど無料で始められる施策であったとしても、施策の実行に時間はかかります。戦略を立てずに施策を始めてしまうと、かけた時間が次に活かせません。費用対効果を高める上で、戦略を立てて実行することはとても重要です。

集客の戦略の立て方とは?5つのステップで解説

ここからは具体的な集客の戦略の立て方について解説していきます。戦略の立て方は以下の5ステップです。

集客戦略

それぞれ詳しく解説するのでご参考ください。

STEP1 目標を具体的に設定する

最初のステップは、集客で達成したい目標を具体的に設定することです。単に「売り上げをアップさせること」を目標にしまうと、顧客を増やして受注率を上げるのか、商品やサービスの料金を上げるのかといったように、どの手法を取ればいいのか判断することが難しくなります。

そのため、最終的なゴール(KGI)と具体的な目標(KPI)を設定しておくことがおすすめです。

例えば、最終ゴール(KGI)が「前年よりサービスの月売り上げ300万円アップ」の場合は、300万円アップのために積み上げるべきことを整理する必要があります。具体的に何を達成すれば、300万円に届くか明確化していきます。

「検索流入や訪問率が1%アップすると、10万円売上が上がる」といったことがもしわかっていれば、「検索流入や訪問率を30%アップする」が具体的な目標(KPI)になります。このように、どうやって積み上げれば目的を達成できるか、具体化して戦略を練ることが重要です。

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STEP2 ターゲットを設定する

KPIなどの明確な目標が決まったら、次は具体的なターゲットを考えてみましょう。ターゲットを設定することで、その先の最適な集客方法や施策が考えやすくなります。ターゲットの設定が上手くできていなかったり、間違ったターゲットを設定したりしてしまうと、その後の施策に大きく影響してしまいます。

例えばターゲット設定が上手くできていないと、集客を行う媒体選びを間違ってしまう可能性があります。思ったよりも集客できなかったり、集客できたとしても商品とターゲットの相性が悪く購入へつながらなかったりしてしまいます。

ターゲット設定は非常に重要なポイントです。しかし、正しくターゲット設定をするにはどうしたらいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。

ターゲットを設定するときは、まずすでにいる顧客や営業担当に顧客像のヒアリングをするのがおすすめです。どんな人が購入してくれているか明確化することで、ターゲット像を描きやすくなります。収集した情報を元に細かいプロフィールを作成し、本当に実在するかのような人物像(ターゲット)を作り上げる流れでターゲットを設定します。

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STEP3 ターゲットに最適な集客方法の選定をする

ターゲットに最適な集客方法の選定をしていきます。集客方法とひとくちに言っても、広告やSNS、SEOなどさまざまな方法があり、集客しやすいターゲットも異なるため、ターゲットに合った集客方法を決める必要があります。

例えば、SNSでの集客で考えてみます。10代〜20代の女性に低価格帯の化粧品を訴求するならTikTokやInstagramを活用を検討したいところです。40代の男性にビジネス系の商材を訴求するならFacebookの活用を検討すべきでしょう。

ほかにも集客方法は下記のようにたくさんあります。

<集客方法の例>

  • SEO:Googleなどの検索エンジンで上位表示するウェブページを作って集客する方法
  • SNS:TwitterやInstagramなどのサービスを利用し、集客する方法
  • MEO:Googleマップの検索結果で店舗情報を上位表示し、集客する方法
  • メールマガジン:メールでユーザーにアプローチし、集客する方法
  • リスティング広告:Googleなどの検索結果の上部に広告を表示し、集客する方法
  • ディスプレイ広告:ウェブサイトやスマホアプリの広告枠に広告を表示し、集客する方法

集客方法によってそれぞれメリットやデメリットがあるため、ターゲットや自社の強みを活かせる集客方法を選ぶのがおすすめです。

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STEP4 集客の施策を打つ

ターゲット・集客方法の選定が決まったら、いよいよ実際に施策を実施していきます。このステップで重要なのが、施策の実行が目標にならないように注意するという点です。

ここまで、「目標の設定→ターゲットの設定→集客方法の選定」といった流れで集客の戦略を立ててきました。多くのことを決めたため、施策を実行すると一仕事終えたように感じてしまうこともあるかもしれません。ですが、施策の実行はあくまでも目標を達成するための手段です。設定した目標を達成できているか確認しつつ、施策を実行していきましょう。

STEP5 施策の成果を確認し次の施策を進める

施策を実行した後、具体的な成果を確認することも重要です。その理由は、次の2つです。

  1. 次の施策を検討しやすくなる
  2. 集客施策の勝ちパターンのノウハウを蓄積できる

集客施策の成果を確認すると、目標の達成度合いがわかります。それにより、次の施策として何をすべきか考えやすくなるでしょう。

たとえばSEOを強化し、検索流入を10%増やす目標を立てていたとします。このとき、特定のビッグワード(月の検索回数が多いキーワードで、競合が強いキーワード)を狙う記事を執筆した成果が30位だった場合はどうでしょうか。

以下のように、複数の仮説が考えられます。

  • 記事の質が競合の記事よりも低い
  • 関連記事の数が少ない
  • 被リンク(外部サイトからのリンク)が少ない
  • メディアのドメインパワーが弱い

こういった仮説を立てる上では、施策の成果を確認することが不可欠です。また仮に成果が出た場合も、「集客施策の勝ちパターンの1つ」として社内にノウハウを蓄積できます。施策の実行後は、成果を確認して次の施策を検討していきましょう。

集客の成果を高めるのに大切な5つのコツを紹介

集客をする上で、戦略はとても重要です。しかしいきなり集客の戦略を立てようと思っても、なかなかうまく考えられない方も多いのではないでしょうか。

集客の成果を高めるために重要なのは、以下5つです。

集客戦略

特に集客施策をするうえでは、人を集めることに注力してしまうこともあります。しかし重要なのは、「商品の購入やサービスの導入につなげること」ではないでしょうか。

最終的なゴールを考えたときに、集客施策の優先度を下げたり、他の施策を打つべきタイミングも出てきます。さらに、鉄板の成功法則をいくつか知っておくと、より集客の施策を成功に導きやすくなるでしょう。

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ウェブ集客を考えたときによくある3つの質問と回答

ウェブで集客を考えたときによくある質問をまとめたので、ご参考にしていただけたら幸いです。回答と合わせて一つずつご紹介します。

【質問1】集客とマーケティングはどう違う?

集客とマーケティングを同じようなものと考えている方もいるかもしれませんが、それぞれ違う意味を持っています。集客とは「店舗やウェブサイトに人を集めること」を指し、一方でマーケティングとは「商品の開発をはじめ、宣伝など売れる仕組み」を指します。

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【質問2】ウェブ集客をするときのコツや具体的な方法は?

ウェブ集客をするコツは、以下の3つあります。

  • ターゲットを明確にする
  • ターゲットにあった施策を実行する
  • データを元に試行錯誤を繰り返す

集客の戦略を立てるときと同様に、ターゲットを明確にし、施策を実行・分析し、実行するPDCAを回すことが重要です。特に最後の試行錯誤を繰り返すのがポイントになり、どの経路で流入したか、どのくらい滞在したか、年齢や性別など、ほかにも多くの分析する項目があります。

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【質問3】ウェブ集客に関して門家に相談することはできないの?

結論からお伝えすると、ウェブ集客を専門家に相談することはできます。ですが、専門家に依頼するメリットとデメリットがある点に注意しましょう。

専門家に依頼した場合、以下のメリットがあります。

  • 専門家からアドバイスを受けて集客しやすくなる
  • 業務そのものを依頼して担当者の負担を軽減できる
  • 戦略からウェブ集客の一連の流れを学べる
  • データを活用して次の施策を検討できる

特にこれから社内で集客を進めたい場合でも、コンサルに一度依頼するのは効果的です。なぜなら集客方法がまったくわからないよりも、一度集客の戦略の立て方、具体的な施策などを見れた方が集客の進め方がイメージしやすくなるからです。

一方で、以下のようなデメリットもあります。

  • 依頼の費用がかかる
  • コンサル任せでは自社にノウハウを蓄積しにくい
  • コンサルの選定に人的コストがかかる
  • 自社商品・サービスについて説明が必要となる

外部に依頼するため、選定や依頼に費用はかかります。またコンサルにすべて任せきりにしてしまうと、自社にノウハウを貯められずにずっと依頼し続ける形となってしまうので注意しましょう。

集客を失敗させないためには戦略を立てるのが重要

集客を失敗させないために、戦略を立てることの重要性についてご理解いただけと思います。特にターゲットの設定を間違ってしまうとその先のステップでつまずいてしまったり、集客に失敗してしまったりすることもあります。 なおナイルでは、失敗しないターゲット設定や集客方法の相談も可能です。

また、SEO成功事例・法則資料をまとめた資料もご用意しております。

  • SEOの基礎知識
  • 効果的なSEO戦略の立て方
  • キーワード戦略の考え方
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具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

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リスティング広告の運用代行のメリット・費用相場・注意点を解説

「リスティング広告の運用代行のメリット・デメリットや費用相場は?」

「どのような場合にリスティング広告の運用代行を利用するべき?」

「依頼する際に気をつけておくべきポイントは?」

このようなお悩みを持つ方に向けて、この記事ではリスティング広告の運用を代行する際に知っておくべき内容をまとめました。メリット・デメリットや費用相場、依頼する際の注意点など、失敗しないための重要なポイントをお伝えします。ぜひご一読ください。

 

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リスティング広告の運用代行の費用相場

リスティング広告の運用代行にかかる費用は、広告費(純粋に広告の出稿にかかった費用)の20%程度が相場です。この費用は一般的に「運用代行手数料」という形で発生します。

■例:月間広告費が100万円の場合
100万円 × 20% = 20万円
→手数料は20万円

「広告費が少額(月額20万円以下など)の場合は最低5万円」といったように、最低手数料を設けている会社もあります。

初期費用がかかる場合もある

手数料のほかに、数万円の初期費用を設定している会社もあります。これは、イチから広告運用を始める際に以下のような工程が発生するためです。

  • 業界・商材の理解
  • アカウント開設
  • 各種タグの設置・設定
  • キャンペーンの設計・設定
  • 広告文の作成・入稿

リスティング広告の運用代行の依頼がおすすめなシーン

リスティング広告の運用代行を依頼するか迷っている場合は、下記のシーンに当てはまるかどうかを確認してみてください。当てはまる場合は、運用代行を利用することをおすすめします。

おすすめなシーン その他
リスティング広告に詳しい社員がいない 運用代行の場合、運用経験の豊富な担当者がサポートしてくれるため
社内の運用リソースが足りない 運用自体は基本的には運用代行に丸投げで、自社の作業は数値やレポートの確認だけになるため
リスティング広告の効果を高めたい 広告運用の専門家が代理店に蓄積されたノウハウをもとに運用することで、高い効果が期待できるため

リスティング広告の運用代行を依頼する4つのメリット

ここからは、リスティング広告の運用代行を依頼することで得られるメリット4つをご紹介します。

リスティング広告 運用代行

メリット1 最新の情報や知識に基づいた運用ができる

運用代行を依頼することで、リスティング広告に関する最新の情報や知識に基づいた運用をできる点は、大きなメリットです。運用代行会社は、リスティング広告をはじめとしたウェブマーケティングに関する情報に、会社全体でアンテナを張っていることが多いです。運用代行に依頼することで、最新のマーケティング情報や知識に基づいて運用してもらえます。

メリット2 社内リソースを割くことなくリスティング広告を配信できる

社内リソースが足りない場合にも、リスティング広告の運用代行はおすすめです。ほとんどの場合、運用会社に依頼することで、リスティング広告の運用はすべて一任できます。マーケティング担当者であれば、ほかのマーケティング業務や戦略を考える時間にリソースを使うことが可能です。

メリット3 最新情報や最新機能を活用した運用が期待できる

リスティング広告の運用代行を依頼することで、最新情報や最新機能を活用した運用が期待できます。リスティング広告には、代理店しか入手できない最新情報や、代理店しか利用できない最新機能が存在します。多くの予算を投入する代理店に向けて、媒体側(GoogleやYahoo!)が最新情報をいち早く伝えたり、機能のβ版利用を可能にしたりするためです。代理店に運用を依頼することで、これらを活用した運用が期待できます。

メリット4 配信先の媒体を拡大しやすい

多くの代理店では、リスティング広告だけではなく、ディスプレイ広告やSNS広告の運用代行を依頼できます。そのため、以下のような場合にスムーズに施策を実施することが可能です。

  • リスティング広告がうまくいって媒体を広げたい場合  例:リスティング広告がうまくいったのでFacebook広告も配信しよう
  • リスティング広告と他媒体を組み合わせた広告施策を行いたい場合  例:リスティング広告を配信した人を対象に、ディスプレイ広告を配信しよう

リスティング広告の運用代行を依頼する3つのデメリット

リスティング広告の運用代行を依頼する際に発生する、3つのデメリットもお伝えします。

リスティング広告 運用代行

デメリット1 手数料がかかる

広告運用を代理店に依頼すると、運用代行の手数料がかかります。また、初期費用がかかる場合もあります。ただし、必ずしも「社内で運用したほうが安い」というわけではありません。社内で運用する場合も運用担当者の人件費は必要です。広告費の予算によっては、外注したほうがコストパフォーマンスが高い可能性もあります。

デメリット2 自社に運用ノウハウが蓄積されない

運用代行を依頼する場合、運用自体は代理店が行うため、自社に運用ノウハウが蓄積されません。広告アカウントの閲覧権限を付与してくれる代理店もありますが、ただ閲覧しているだけでは日々の変化を確認する程度に終わってしまいます。具体的に「今日○○を行った」という対応内容は、アカウントを見ているだけではわかりにくいため、「運用ノウハウを盗める」といった状況にはなりづらいのです。

デメリット3 広告内容の変更に時間がかかる場合がある

急な配信停止や方針変更を行いたい場合、運用代行を依頼していると対応に時間がかかる場合があります。自社で運用を行っている場合は、即座に対応できるでしょう。しかし、代理店に運用を依頼している場合は、代理店に連絡して変更してもらうという流れになるため、即座の対応が難しくなってしまいます。頻繁に変更を行いたい場合は、代理店に「広告内容の変更は、どの程度のスピード感で対応してくれるか」ということを確認しておくことがおすすめです。

リスティング広告の運用代行を依頼する際の注意点5つ

ここからは、リスティング広告の運用代行を依頼する際の注意点について説明します。

リスティング広告 運用代行

自社で確認しておくべきポイントと、代理店に確認すべきポイントがあります。ひとつずつ見ていきましょう。

注意点1 目的と予算を決めておく

最低でも「リスティング広告を運用する目的」と「予算」は決めておくことをおすすめします。代理店に依頼する際に目的を伝えることで、代理店側も運用方針を決めやすくなるためです。同時に予算も決めておくと、KPI(広告で達成すべき指標)も決めやすくなります。そうすることで、代理店の運用で本当に効果が出ているかも確認しやすくなります。

注意点2 媒体の認定を得ている代理店か確認する

リスティング広告の二大巨頭であるGoogleとYahoo!の認定を得ている代理店かどうか、依頼前に確認しておきましょう。

  • Google広告の正規代理店「Google Partner」:運用実績、利用額など
  • Yahoo!広告「セールスパートナー(認定パートナー)」:一定の売上基準、運用実績など

認定代理店は一定の運用経験やノウハウが蓄積されている場合が多く、安定した運用が期待できます。また、認定代理店しか使えない最新機能を活用して運用してもらえる可能性が高いです。

注意点3 運用代行手数料以外の料金を確認する

運用代行手数料の割合はもちろん、代行手数料以外の料金体系も、代理店に確認しておくようにしてください。例えば、LP作成や広告文作成が対応可能ならば、どのくらいの費用がかかるのかを確認しておきます。

また、ほかの費用が発生しないかを確認することで、想定外の出費が発生し「思ったより費用がかかってしまった」といった事態を防げます。

注意点4 運用結果の報告頻度や内容を確認する

代理店に、運用結果の報告頻度や、報告時に伝えてくれる内容を確認しておきましょう。「全然報告がない…」「レポートがわかりづらい…」といったことを事前に防ぐためです。

<報告について確認しておきたい内容>

  • 頻度:隔週、月1、隔月など
  • 報告形式:レポート送付のみ、メールでの詳細説明、訪問しての説明など
  • 報告内容:施策の具体的な内容、仮説、仮説の検証結果、今後の方針など

報告頻度や形式、内容は代理店によって異なるため、自社が求める理想の形を伝えてみることで、対応してもらえる可能性があります。

注意点5 契約期間を確認する

代理店によっては最低契約期間を定めている場合もあります。「解約したいのにできない」とならないよう、事前に確認しておくことを推奨します。主な最低契約期間は、1ヵ月、6ヵ月、1年などです。更新を検討する場合は、契約期間終了後の対応(更新方法など)も確認しておきましょう。

リスティング広告の運用代行を活用しよう

リスティング広告は即効性が高く、成約率も高い傾向にあります。小予算で始められるため、数あるウェブ広告の中でも優先的に検討すべき手法です。自社運用が難しい場合は、積極的に運用代行を利用してみてはいかがでしょうか。

また、リスティング広告と並行してSEOを実施することで、より集客効果を上げることができます。SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでウェブサイトを上位表示する施策のことです。長期的に見ると、リスティング広告よりも安い費用で高い結果を得られる場合もあります。SEOに興味があれば、ぜひ「SEOの成功事例・法則」(無料)をダウンロードしてみてください。SEOの実践的なノウハウが詰まっています。

 

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失敗しない!MAツールの選び方を解説

MA(マーケティングオートメーション)ツールは、企業のマーケティング活動を強力にサポートしてくれる、便利なアイテムです。しかし一口にMAツールと言っても、その種類や性能、費用なども千差万別。

だからこそ、数あるMAツールの中から自社に合ったものを選ばなければなりません。

今回は、MAツールの選び方について解説していきます。

MAツールの導入の前に考えるべきこと

MAツールの導入に際しては、MAツールの機能について見ることも大切ですが、それ以前に自社の状況や目標についてをしっかり把握しておくことが大切です。まずは、MAツール導入の前に考えるべきことについて見ていきます。

自社の課題を考える

MAツール導入の前、最初に考えるべきなのが、自社の課題は何かということです。「マーケティング活動にマンパワーがかかりすぎている」「営業効率が低く利益の最大化ができていない」など、企業によって課題はさまざまあると思いますが、その課題によってはMAツールとは別のツールを導入したほうがいい場合もあります。まずは、自社が現状抱えている課題を棚卸ししてみましょう。

MAツールで実現したいことを考える

自社の課題がわかれば、次に目標を明確にしていきます。MAツールでどのように課題を解決するのか、MAツールを活用することでどのような成果を得たいのかを具体化していきましょう。しっかりと目標を見定め、それを達成するのに最も適した機能を持つMAツールを選ぶようにしなければなりません。

MAツールの運用体制や運用フローを考える

MAツールは、導入しただけで効果が出るものではなく、しっかりと運用してこそ初めて効果が出るものです。そのため、いざ導入したとしてどのように運用していくのか、運用体制や運用フローについても考えておくことが大切です。仮に多機能なMAツールを導入したとしても、それを運用できる体制がなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。MAツール運用に割けるマンパワーや予算なども、事前に検討しておくといいでしょう。

MAツールの選び方

自社の状況を正しく把握できたら、いよいよMAツールを選んでいくことになります。MAツールを選ぶ際の重要なポイントについて解説していきます。

maツール 選び方

BtoB向けかBtoC向けから選ぶ

BtoBとBtoCのビジネスでは、購入活動の意思決定スピードが大きく異なるなど、それぞれに特徴・違いがあるものです。そのためマーケティング活動においても、重要となるステップや求められるアクションが異なり、それに応じてMAツールで優先すべき機能も変わってきます。まずは、注目しているMAツールがBtoB向けなのかBtoC向けなのかを、しっかりチェックするようにしましょう。

機能レベルから選ぶ

高額なMAツールなどは機能も豊富ですが、その分取り扱いに専門的な知識や技術を有するものも少なくありません。高性能なMAツールを導入しても、社内にそういった知識を有しているメンバーがいない場合は、ほとんど使いこなせないまま終わってしまうことも少なくないのです。自社で使いこなせるかどうかも、MAツール選びの重要なポイントとなります。

国産MAツールか外資系MAツールから選ぶ

MAツールが国産か外資系のものかでも、その後の活用の幅が大きく異なってきます。国産のMAツールの方が、日本人にとってわかりやすい仕様になっていることが多く、使いやすさを感じることができるでしょう。一方で外資系ツールの場合、海外向けの仕様になっており使いにくさを感じることもあるかもしれませんが、その分多機能・高性能なものが多い傾向があります。

自社開発か代理販売から選ぶ

導入しようとしているMAツールが、自社開発によるものなのか代理販売によるものかを確認しておきましょう。自社開発のものであれば、自社に合わせて細かいカスタマイズをしたり、問い合わせにも瞬時に対応してもらえたりするでしょう。代理販売の場合は、開発元への確認が挟まることがある可能性があります。

費用対効果から選ぶ

高額なMAツールはそれだけ性能も高いものですが、そうした機能は使いこなすことで初めて効果を発揮するものです。ほとんど使いこなすことができず、MAツールの運用費だけがかさんでしまう状況になってはいけませんので、費用対効果の面からもじっくり検討するようにしてください。

サポート体制から選ぶ

初めてのMAツール導入など、運用に慣れていない状態であれば、ツールの設定や使い方などでつまずいてしまうことも少なくありません。そのため、サポート体制がしっかりと整っているかどうかも、重要な評価ポイントとなります。初心者であればあるほど、サポート体制が充実しているツールを選ぶようにしたほうが無難です。

代表的なMAツール4選

MAツールにはどのようなものがあるのか、代表的なMAツールを4つ、ご紹介します。

SATORI

maツール 選び方

国産MAツールとして、高性能を誇るのが「SATORI」です。リードを育てる「リードジェネレーション」を得意としており、実名のリードはもちろん匿名のリードにもアプローチしていける機能を持っているのが大きな特徴となっています。国産MAであるため、日本人スタッフによる日本語のサポートがあり、安心して使っていくことができるのも魅力です。

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b→dash

maツール 選び方

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Adobe Marketo Engage

maツール 選び方

アメリカ産のMAツールで、機能の幅が広さを強みとしているのが「Marketo Engage」です。リードの獲得から育成・管理まで、マーケティングに必要な機能は一通りそろっており、使いこなすことができれば非常に強力。世界中の企業で導入実績があり、日本語に対応したサポート窓口もあるので安心です。

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maツール 選び方

「Hubspot」は、リード獲得を得意とし、マーケティング部門はもちろん、営業部門やカスタマーサポート部門ともつながることができる総合的なプラットフォームです。初期費用0円で始められるなど、サポート体制が充実しているため、お試しで使ってみるのもおすすめです。

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最適なMAツールを選択しよう

機能や金額、サポート体制など、あらゆる面が異なる各社のMAツール。そこから自社に最適な一つを選ぶためには、自社の状況に対する理解や、成し遂げたいことの具体化が必要不可欠です。単に多機能なものを選ぶのではなく、自社の課題解決や目標達成に特化したMAツールを選ぶようにしましょう。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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MAツールでできることとは?主な機能や使い方を解説

企業のマーケティング活動や見込み顧客育成を効率化するMA(マーケティングオートメーション)ツール。MAツールを導入する場合、実現できることや機能をよく理解した上で、適切なツールを選択することが大切になります。

ここでは、MAツールの使い方や代表的な機能について解説します。

MAツールでできること

MA(マーケティングオートメーション)ツールとは、見込み顧客が商品やサービスを購入するまでの動きを把握・管理し、自動的に適切なアプローチを仕かけるためのシステムのことです。MAツールでできることについて、具体的に見ていきましょう。

maツール できること

リード情報の管理

MAツールを活用することで、見込み顧客(リード)の情報を一元管理することができます。サイト経由の登録情報だけでなく、イベントやセミナーといったオフラインで獲得した情報もインポートで登録できるため、企業が所有するすべての見込み顧客情報をリスト化することが可能です。また、外部ツールと連携できるMAツールを採用すれば、より効率的に情報管理を行えます。

注意点としては、サイト経由とインポート経由で同一人物が複数登録されてしまう可能性があることです。顧客情報が重複していると適切なマーケティング効果が発揮できなくなってしまうため、定期的に見込み顧客の情報を編集することが大切になります。

リード育成

MAツールは、見込み顧客の状況に応じて適切な情報を届け、商材への興味・関心を高める見込み顧客の育成(リードナーチャリング)にも大きな効果を発揮します。MAツールには、メール配信機能や、サイト上にポップアップなどを表示するパーソナライズ機能などが搭載されています。見込み顧客の行動履歴に応じて興味を引きそうな情報を提示し、購買意欲を高めることで、受注確度を高めることができるのです。

リード情報の抽出

MAツールの見込み顧客の行動履歴によってスコアづけを行い、スコアの高い=受注確度の高い見込み顧客の情報を抽出することができます。BtoBでは、MAツールで見込み度の高い顧客を抽出することで、効率的な営業活動ができるようになるでしょう。BtoCでも、見込み度に応じて商品情報やノウハウコンテンツといった情報を提供することで、コンバージョンにつなげることができます。

マーケティング施策の自動化

MAツールは、マーケティング施策を自動化できる点に強みがあります。例えば「サイトに3回訪問したユーザー」や「問い合わせページを閲覧したユーザー」といったように、行動履歴によって見込み顧客をセグメント化し、その行動をとったユーザーに対して自動でメールを配信するといったアクションがとれるのです。

この際、重要になるのがシナリオ設計です。どのような見込み顧客にどのようなコミュニケーションをとれば受注やコンバージョンにつながるかということを考慮し、シナリオを作成することで、MAツールの効果をより高めることができます。

MAツールの代表的な機能

次に、多くのMAツールに搭載されている代表的な機能の特徴や、その使い方について解説します。

リード管理機能

企業活動において、リードの獲得方法は一つではなく、さまざまな手法が存在します。

  • ホームページから資料請求をしてもらって獲得したリード
  • セミナーや展示会で得たリード
  • テレアポによって獲得したリード
  • インターネット広告から獲得したリード

こうしたさまざまな手段で獲得されたリードは、往々にして個別管理されがちです。しかしそれでは、同じリードにアプローチしてしまったり、決裁権のあるリードの存在を見逃したりと、営業効率を高めることができません。MAツールのリード管理機能を用いれば、ばらばらなリードを一元管理できるようになり、効率的なアプローチを実現できるようになります。

スコアリング機能

スコアリングとは、リードが受注に至る確率を算出することです。スコアが高ければ高いほど、受注の確度が高いと言えます。スコアリングの数値が高いところに集中的にアプローチしていけば、営業効率を大きく高めることも不可能ではありません。

このスコアリングを自動で行ってくれるのが、MAツールのスコアリング機能です。例えば「メルマガを開封したら○点」「資料請求をしたら◯点」といった具合に、リードの行動に応じて点数が加算され、スコアリングが行われます。MAツールの中には、スコアリングで一定のポイントを超えると通知が送れるようなものもあり、チャンスの見落とし防止にも役立ちます。

シナリオ作成機能

シナリオとは、リードがとった行動に対して行う、自社側のアクションのことです。例えば「メルマガ開封者には3日後にメルマガAを、メルマガ未開封者には3日後にメルマガBを送る」「資料請求をしてくれた人に、キャンペーン情報を送る」といったことが、シナリオに当たります。シナリオをしっかりと作成することは、リードとの関係を途切れさせず、受注に至るまでじっくりと育てていくことに効果を発揮します。

MAツールの多くはこのシナリオ作成機能が搭載されており、種類によっては事前に設定をすることで、メールの送信やキャンペーン情報の配布などのアクションまで、すべてを自動化して行ってくれるものもあります。

メール配信機能

リードの状況に合わせて個別にメールを送っていくことは、リード育成において非常に重要です。しかし、人の手ではどうしても限界があり、リードの状況を把握することはもちろん、それぞれに合わせたメール文面をタイミングよく送っていくことはできません。

MAツールには、リードの状況や行動に応じて、自動でメールを送信する機能が備わっています。このメール配信機能を活用すれば、手間をほとんど掛けず、さらにチャンスも見落とさず、効率的にリードにアプローチしていくことができるでしょう。

サイト構築機能

ウェブマーケティングを行いリードの動向をつかむことができれば、新しいコンテンツや導線の必要性を感じることも少なくありません。こうしたサイトの新たなページや要素を追加する際に役立つのが、サイト構築機能です。一般的なウェブページや入力フォームなどを、MAツールから作成することができます。

トラッキング機能

名刺獲得などによって登録したリード情報と、そのリードがウェブサイト上でどのような行動をとったのかを紐づけるのが、トラッキング機能です。トラッキング機能によって、それぞれのリードの正確な情報が入手できるようになり、受注の確度を高めるのに役立てることができます。

レポート・分析機能

リードを育て受注につなげていくためには、「誰に」「いつ」「どのような」アプローチをしていくのかを見極めることが必要不可欠です。仮に自社の商品やサービスに興味を持っていたとしても、おかしなタイミングや手法でアプローチをしてしまえば、受注につなげることは難しいでしょう。まずは、それぞれのリードの特徴や傾向をしっかり理解していくことが大切です。

そこで便利なのが、レポート・分析機能です。MAツールにはさまざまな分析機能が備わっており、リードの業種や規模などを調べたり、サイト上での細かな行動履歴を追ったりすることもできます。これらを活用し、リードへの理解を高め、適切なアプローチ手段を考えていきましょう。

広告連携機能

SNS広告や、リマーケティング広告など、さまざまな広告によって集客を狙う企業は少なくありません。しかし、これら一つひとつを正しく管理し、それぞれでアクションを起こしつつ分析をしていくのは、手動では困難な作業と言えます。

こうした課題も、MAツールの広告連携機能を用いれば解決可能です。すべての広告を一元管理し、クリック数やその属性などを分析することができます。

パーソナライズ機能

パーソナライズ機能とは、リードの状況に応じてコンテンツの出し分けができる機能のことです。例えば、サイトに初めて訪れるリードと、2回目以降のリードに対してコンテンツを出し分けることで、より商品やサービスに興味を持たせることができるようになり、受注の確率を高めていくことができます。

SFAやCRMなどとの連携機能

営業活動の支援ツールであるSFAや、顧客管理を得意とするCRMなど、MAツール以外にも便利なツールは数多く存在します。こうしたほかのシステムと連携できることも、MAツールの特徴の一つです。MAツールを用いて育てたリードを、SFAを通じて営業部隊がアプローチし、獲得した顧客をCRMでしっかりと管理する。効率的に受注のサイクルを回す際にも、MAツールは効果を発揮してくれるでしょう。

MAツールの使い方をイメージして導入しよう

MAツールを最大限に活用するためには、その機能や使い方を理解することが必要不可欠です。見込み顧客に対してどのような施策を実施できるのか、ぜひこの記事を参考に理解を深めてください。そして、自社の課題を解決できる機能が搭載されているMAツールを導入し、マーケティングの効果を高めましょう。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

MAツールでできることとは?主な機能や使い方を解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

通販サイトのSEOで行うべき重要施策とは?

家にいながらショッピングが楽しめる、通販サイト。その便利さから、今やインターネット上には、数えきれないほどの通販サイトが存在します。その中で、自社の通販サイトに訪れてもらうには、適切なSEO施策を行う必要があります。

ここでは、通販サイトのSEOについて解説していきましょう。

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通販サイトではSEOが重要

通販サイトの場合、ユーザーがサイトに訪れてくれないことには、売上につなげることが難しいため、SEOが特に重要となります。SEO(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジン最適化」のことで、検索エンジンを用いたマーケティング戦略のひとつです。SEOを行い、検索結果に自社サイトの上位表示できれば、ユーザーの流入につながります。 SEOでは、内部施策としては、サイト構造を整理して、検索エンジンもユーザーもわかりやすいサイトにすることが必要です。さらに、コンテンツを制作することで、検索上位に表示されたページから、ユーザーとの接点を持つことができる可能性があります。

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通販サイトのSEOの内部施策でやるべきこと

通販サイトのSEOの内部施策でやるべきことは、いくつかあります。主なSEOの内部施策について、説明していきましょう。

通販 SEO

titleタグ、descriptionの最適化

通販サイトでは、検索結果でカテゴリーページが上位表示されることが、ユーザーの流入につながります。そのために重要なのは、titleタグ、descriptionの最適化です。

titleタグとは、サイト名や個々のページのタイトルを記述するHTMLタグの一種です。titleタグには、必ず対策キーワードを入れるようにしましょう。また、descriptionとは、該当ページの要約文のことを指し、検索結果に表示されます。ユーザーがページをクリックするかどうかに影響するので、titleタグと同様に対策キーワードを入れましょう。

モバイルフレンドリーの対応

モバイルフレンドリー対応も、SEOには欠かせない施策です。モバイルフレンドリーとは「モバイルサイトがユーザーにとって使いやすい」ことを意味します。スマートフォンなどのモバイル端末で実際に表示してみて「フォントサイズは読みやすいか」「サイズは画面幅に適しているか」「タップしやすいリンクになっているか」などを、チェックすることが大事です。スマートフォンでも通販サイトが問題なく閲覧できるならば、モバイルフレンドリーだと評価されるでしょう。

サイトのリンク構造の最適化

通販サイトの情報を分類し、適切なリンク構造を設計することも、SEOでは重視されます。

例えば、「ベッド」というカテゴリーページに、「スタンダードベッド」「ロフトベッド」「2段ベッド・3段ベッド」「折りたたみベッド」といったページがぶら下がるような構造にしておくと、ユーザーが商品を探すときに便利です。さらに「スタンダードベッド」から「シングル」「セミダブル」といった具合に、ページを続けていくイメージになります。ユーザーだけではなく、検索エンジンも理解しやすいように、リンク構造を最適化していきましょう。

パンくずリストの最適化

パンくずリストとは、「そのページがウェブサイトのどの階層にあるのか」を示す内部リンクのこと。パンくずリストをページに設置しておけば、検索エンジンが正確な情報を受け取りやすくなります。

具体例としては「TOP > 家具>ベッド」といったように、ページの上部に表示されるのがパンくずリストです。パンくずリストを最適化することで、ユーザーがどの階層のページを見ているのかが把握しやすくなり、下層ページから多くの関連リンクを重要ページに集めることが可能になります。

コンテンツ内のリンク設計の最適化

商品ページには、関連する商品ページのリンクがあると、ユーザーがサイト内を回遊してくれるので、しっかり設計するようにしてください。また、イチオシの商品があれば、さまざまなページからリンクを張って、商品紹介ページに誘導するようにしましょう。ユーザーのニーズにより応えられるように設計することがポイントです。また、イチオシの商品ページにリンクを集めることで、検索エンジンにも重視すべきページを伝えることにもなります。

通販サイトのコンテンツ作りのコツ

通販サイトにおいてどのようなコンテンツを作ればいいのでしょうか。ユーザーが求めるコンテンツについて、具体例で確認していきましょう。

コツ1 複数のキーワードの組み合わせを狙う

通販サイトでは、検索ボリュームの多い「ビッグワード」が、必ずしも売上につながるとは限りません。例えば「服」はビッグワードで上位表示されるのは困難ですが、「服」で検索しているユーザーがどれだけ実際に購入に至るでしょうか。

一方、「服 メンズ ジャケット」と複数のキーワードを組み合わせて検索している場合を考えてみましょう。複数のキーワードになると、検索ボリューム自体は小さくなりますが、より具体的になっている分、検索ユーザーが商品の購入にいたる率は、ビックワードより高くなるといえます。複数のキーワードでの組み合わせで、購入する可能性が高くなるかを考えて、キーワード選定をしてください。

コツ2 実用性の高いコンテンツを作る

検索ユーザーにとって、実用性の高いコンテンツを作ることを検討してもいいでしょう。おすすめの自社製品やロングセラー商品について、さまざまな角度から深掘りしたコンテンツを制作していきます。

例えば、カバンをプッシュしたい場合は、カバンを使ったコーディネートやお手に入れの仕方など、ユーザーが知りたいと思う情報を発信していくことが考えられます。ユーザーが商品を使用するシーンをできるだけ具体的にイメージすることで、質の高いコンテンツの企画につなげてください。質の高いコンテンツを作ることができれば、検索エンジンからの評価が高まる可能性があるのはもちろん、ユーザーからの信頼を得ることができます。

自社の強みをいかに打ち出せるかが鍵

通販サイトで、何より重要なのは「自社の強みを打ち出す」こと。他社商品とどういった点が違うのかを、コンテンツで打ち出していくことで、SEOの結果につながっていく可能性があります。

なお、ナイルでは、集客だけではなく成果につなげるためのSEOコンサルティングが可能です。自社でSEOを実施するインハウスSEOに向かうためのサポートもできますので、ぜひ一度、ご相談ください。

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化粧品サイトのSEOで行うべき重要施策とは?

化粧品をゆっくり選んでネットで買いたい。そんなユーザーに向けて化粧品サイトを立ち上げた場合、SEOとしてはどのような点に気をつけるべきでしょうか。

この記事では、化粧品サイトのSEOの重要施策について、しっかり解説していきます。

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化粧品サイトの運営で押さえておくべきこと

まずは、化粧品サイトの運営では、店頭販売と同じような情報を提供することを意識してください。

化粧品は、百貨店やドラッグストアといった店頭から購入することが多く、実際に試したいというユーザーニーズがあります。そのため、化粧品サイトを運営するのであれば、商品の使用感ができるだけ伝わるようなコンテンツを発信したり、ユーザーの評判がわかるレビューを掲載したりすることが必要です。店頭販売と同じような感覚で、ユーザーが商品を選択できることを意識しましょう。

化粧品サイトでのSEOのポイント

化粧品サイトでのSEOについては、いくつかのポイントがあります。それぞれ解説していきましょう。

ユーザー行動を可視化する

化粧品サイトに限りませんが、SEOを考える場合、まずはユーザー行動を可視化することをおすすめします。ユーザーが商品やサービスの存在を把握して、実際に購入に至るまでのプロセスを「点」ではなく「線」として見ていきましょう。

例えば、肌に悩みを抱えているユーザーであれば、「スキンケア」をキーワードとして検索し、ニーズを満たしてくれるような情報があれば、そのサイトを訪問してくれます。さらに、コンテンツから商品ページに誘導できれば、購入へとつなげていくことができます。そんな目測のもと、「スキンケア」で上位表示されるための記事を作成していきます。こうしてユーザーの動きから逆算してコンテンツを用意することが、SEOでは重要です。

複数のキーワードでコンテンツを用意する

化粧品については、化粧水、乳液、美容液、美容パックなど、すべて同じブランドでそろえるユーザーもいます。それぞれの商品が自社サイトで販売しているならば、それぞれキーワードを選定して、コンテンツを用意することを検討してもいいでしょう。

また、ひとつの化粧品が、複数の効果を持つ場合には、「日焼け止め 乾燥肌」「日焼け止め 肌に優しい」といった複数のキーワードで、コンテンツを用意することをおすすめします。ユーザーごとに求めていることは変わりますので、コンテンツを通して、さまざまな角度からユーザー接点が生まれる可能性があります。

化粧品サイトのコンテンツ制作で注意すべきこと

化粧品サイトにおいてコンテンツを発信していくにあたって、注意すべき点があります。Googleからのペナルティを受ける可能性がありますので、しっかり把握しておきましょう。

化粧品 SEO

化粧品は「YMYL」に含まれる

Googleは「人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ」を「YMYL(Your Money or Your Life)」と位置づけて、検索の評価基準である「検索品質評価ガイドライン」の項目のひとつに含めています。

化粧品は、ユーザーの健康に影響を与えかねないため、金融や保険と同じく「YMYL」に含まれます。そのため、不十分な内容であれば、Googleからの評価が下がってしまい、サイト全体の評価も落ちてしまいます。化粧品のコンテンツは、その信頼性を問われるということを前提としておきましょう。

E-A-Tの基準が重要視される

化粧品に関わるコンテンツ制作する場合、E-A-Tの基準を満たしていなければなりません。E-A-Tとは、「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」のことを指します。

監修をつける

E-A-Tを高めるためには、コンテンツ制作において信頼できる監修をつけることをおすすめします。その上で、できるだけ専門知識のあるライターに、執筆を依頼するといいでしょう。

引用は一次情報から

記事で引用を行う場合は、原則として一次情報から行いましょう。個人ブログなど信頼性が担保できない情報源ではなく、厚生労働省や経済産業省などの調査や、研究機関が発表している論文、企業が実施しているアンケートなどから引用すること。もちろん、引用元は必ず明記しなければなりません。

独自調査を行う

独自調査による記事は、専門性や権威性を高めることにつながります。化粧品サイトならば、「現在使っているコスメを聞いてみました!」「年代別の肌の悩みアンケート」などの独自調査を行ってみてもいいでしょう。オリジナルのデータに基づいたコンテンツを発信することができます。

公開日と更新日を明示する

記事がいつ執筆されたものなのか、公開日を明示しましょう。情報の鮮度が高いほど、コンテンツの信頼性は高まります。もし、公開日から月日が経過して、記事の内容に変更が必要になった場合は、修正を行います。その場合、公開日は残したままで、更新日として明示するようにしてください。

ランディングページの設計

ランディングページ(Landing Page)とは、検索結果や広告などを経由して、ユーザーが最初にアクセスするページのことをいいます。他の商品紹介ページや特集ページとは別に、特定の商品に絞ったランディングページを作成し、そのページ用にSEOを施すという方法もあります。

売れ筋商品やロングセラー商品のほか、定期的な商品購入につながるトライアルセットなどを中心にランディングページを設計します。そして、各ランディングページにきちんとSEO対策を行う、という方法も検討してみてください。

情報の安全性と信頼性が鍵を握る

化粧品サイトでは、情報の安全性と信頼性が重要です。専門家にしっかり監修してもらったり、断定的な表現は避けたりするなど、正確な表現を心がけてください。

もちろん、専門性が高く信頼性のあるコンテンツは、作成するのにも時間と手間がかかります。それでも、地道に良質なコンテンツを発信し続ければ、ユーザーから信頼が寄せられ、サイトのリピーター獲得につながっていくことでしょう。

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CM考査とは?テレビCMを放送するための審査について解説

すべてのテレビCMは、テレビ局による「CM考査」を通過しなければ、テレビで放送することができません。通過するためには関連する法令のほか、テレビ局の独自基準まで、さまざまな確認を事前に行う必要があります。

ここでは、CM考査の内容や提出資料、避けるべき表現方法について詳しく解説します。

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テレビCMを放送するにはCM考査を避けては通れない

公共の電波を使って流すテレビCMの影響力は大きいものです。視聴者に誤解を与えるようなCMを放送しないためにも、「CM考査」を必ず受けなければなりません。

CM考査とは、テレビCMを配信する広告主の業態やサービス内容、そのCM内の表現が、放送基準などに抵触していないかどうかを確認する作業のことです。放送基準は、一般社団法人 日本民間放送連盟によって定められているほか、テレビ局独自の基準が適用されている場合もあります。

例えば、企業の業種や宣伝する商品・サービスの種類が各種法令に抵触するか、テレビCMで禁止されている表現を用いているかなどを徹底的に確認します。

なお、考査を行うのは各テレビ局にある考査部、またはテレビ局が依頼した第三者機関です。結果が出るまでに2ヵ月以上かかる場合もあるので、スケジュールや提出資料の準備には注意しましょう。

CM考査

大変ではあるものの、厳格な基準をクリアしたテレビCMを放送すれば、自社製品やサービスに高い信用度を付与できるでしょう。

CM考査は業態審査とCM表現考査に分かれる

CM考査は、大きくは「業態審査」と「CM表現考査」の2つに分かれており、提出する情報や資料、考査の基準が一部異なります。

業態審査は、はじめにCM枠を交渉する際に行われます。主に広告主の業種や事業内容などについて審査と協議が行われたのち、受け入れるか否かを判断します。一方、CM表現考査は、主にCMの内容と表現に関する考査で、2回に分けて行う場合があります。

CM考査の基準と提出資料

ここからは、CM考査の詳しい基準や提出資料について、業態審査とCM表現考査に分けて、それぞれ詳しく解説していきます。

業態審査では放送基準に基づき業種や商法を確認

業態審査(業態考査)は、主に広告主の業種や事業内容に関する審査です。業種や商品・サービスによって放送内容が限定されたり、認められない場合があったりするため、広告主自体に事前のチェックが必要となります。テレビ局などが発行するレギュレーションを確認すれば事前に判断できるので、放送基準を確認するか、テレビCMに詳しい広告代理店へ一度相談してみるといいでしょう。

なお、審査にかかる期間は、テレビ局によってさまざまです。1~2週間としている局もあれば、キー局(日本テレビ・テレビ朝日・TBS・フジテレビ・テレビ東京)では1~2ヵ月かかることもあります。

業態審査で提出する情報や資料

業態審査では、テレビ局や第三者機関が自社の業種や商品・サービスがを確認できるよう、下記の資料を準備しておきましょう。

CM考査

ただし、すべてが必ず求められるわけではありません。放送したいテレビ局や広告主の業態によっても異なります。キャンペーンを行う場合はその詳細がわかる資料を求められるなど、CMの内容によって追加で提出資料が必要となる場合もあります。

また、CM制作は企業とテレビ局を仲介する広告代理店に依頼するケースが一般的です。その場合、CM内容に関わる資料などは、広告代理店が用意すると考えていいでしょう。

CM表現考査では法令や各局の自主基準を確認

業態審査を通過してCM枠を押さえたら、いよいよCM制作を行い、今度は「CM表現考査」をテレビ局へ依頼します。この考査では主にCM内の表現をチェックされます。

CM表現考査は段階的に行われることが多く、素材収集や撮影を行って仮編集した段階で一度考査を受け、本編集を行なった完成形(完パケ)で再度考査を受けます。

テレビCMは繰り返し放送される性質上、視聴者に大きな影響を与えうる広告です。そのため、広告主には真実を伝えること、CMの内容が視聴者にとって役立つものであることが求められます。

また、たとえ業態審査を通過していても、CM表現考査で受理されなければ放送することはできません。仮に、制作中のテレビCMに視聴者の誤解を招く表現などが含まれていれば、そのCMは「テレビで放送する基準を満たさない」と判断されてしまいます。

内容や表現・演出を変更する「改稿」を求められることもあります。この改稿が充分でないと、受理されるまで何度もCMを修正しなければなりません。そのため、テレビCMの制作を広告代理店に依頼する場合には、CM考査をクリアした実績と知見を確認しましょう。

CM表現考査で提出する情報や資料

CM表現考査では、実際のCMの映像やナレーションなどの素材のほか、CM表現の根拠となる資料の提出を求められます。テレビCMの制作を広告代理店へ依頼している場合は、CM素材は広告代理店、根拠資料は広告主が用意することになります。

根拠資料とは、商品・サービスに関する詳細な資料です。CM内の表現や伝える内容によって、商品・サービスの調査分析の結果やキャンペーンの詳細な内容、価格表などを求められることがあります。また、CM素材とはCMの絵コンテ、原稿、動画データそのものを指します。

CM考査

1回目のCM表現考査では仮編集したCM素材、2回目は本編集を行い、動画に音を入れたり、全体の音量を整えるなどして完成した段階(完パケ)で、あらためて依頼します。新規の撮影などの必要がなく、すでに完パケしている動画データがある場合などは、2回目の考査のみで済むこともあります。ただし、いずれにしても考査には時間がかかるため、放送までのスケジュールに余裕をもたせておくと安心です。

禁止されているCM表現方法と基準になる法令

テレビCMの内容や表現が、放送基準や各種法令、公正競争規約、業界の自主基準に抵触していないかどうかも事前に確認しておきましょう。下記に、禁止されている表現方法や法令などをまとめているので、参考にしてみてください。

CM考査

上記のとおり、テレビCMでは虚偽・誇張した表現や、視聴者に誤った情報を伝える可能性のある表現手法は受け入れられません。また、暗に他社製品やサービスなどを誹謗・中傷する表現は、あとから訴えられる恐れすらあります。

CM考査

上記は一例です。これらすべてを自社で調べ尽くすには、人手も時間もかかります。負担を軽減するには、広告代理店やテレビCMに知見があるPR会社、マーケティング会社、コンサルタントなどに準備段階から依頼や相談をするのがいいでしょう。

CM考査は企業イメージを毀損するリスクの回避につながる

テレビCMの放送を考えている方にとって、CM考査は避けては通れないものです。厳しい審査ではあるものの、公序良俗に反する放送によって企業イメージを毀損するリスクを回避でき、「より信用度の高いCM」を多くの視聴者に届けられます。本記事をCM考査を受ける前の参考にしてみてください。

なお、ナイルでは大手広告代理店と提携し、テレビCM支援を行っています。効果が出ないCMを出稿し続けることがないように、ナイルが広告代理店との交渉をお手伝いさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

また、テレビCMを成功させるためのポイント5選をまとめた資料もご用意しております。

  • ポイント1.商品の便益
  • ポイント2.GRPの単価
  • ポイント3.線引き
  • ポイント4.クリエイティブ
  • ポイント5.代理店交渉

具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

CM考査とは?テレビCMを放送するための審査について解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

CM進行表とは?テレビCMの納品に必要な基本4点を解説

「CM進行表」とは、CM素材の情報やCMの放送スケジュールなどを詳細に記入したもので、テレビ局がCMを事故なくスムーズに放送するために必要な情報です。

CM進行表がどのように作成され、どういった場面で必要となるのか、CM制作のフローにのせて解説します。本記事を読むことで、CM放送までに準備しておく事柄やCM制作の全体像を把握することができます。

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CM進行表とは

CM進行表とは、提供表示に関する情報やCM素材の情報(放送番組、放送日、時間枠、秒数など)を表にあらわしたものです。CM入稿の際に、CM映像の素材とセットでテレビ局に提出します。

CM進行表の種類

CM進行表には、放送したいCM枠の種類によって2つのタイプがあります。それぞれ見ていきましょう。

タイムCMに必要な「テレビ番組CM連絡票」

特定の番組のスポンサーとして、その番組のCM枠で放送する「タイムCM」の場合、「テレビ番組CM連絡表」を使用します。

CM進行表

画像引用:テレビCM素材搬入基準【2021年7月改訂版】

スポットCMに必要な「テレビスポットCMスケジュール表」

ステーションブレイク(番組と番組の間のCM枠)など、特定の番組に関係なく、テレビ局が指定した時間帯で放送するCMを「スポットCM」といいます。このスポットCMの場合は、「テレビスポットCMスケジュール表」を使用します。

CM進行表

画像引用:テレビCM素材搬入基準【2021年7月改訂版】

ほかにも、15秒CMを1本単位から放送できるSAS(スマート アド セールス)もありますが、いずれも記載する項目は素材内容、放送日時、秒数などが基本となります。

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CM放送までのフロー

CM進行表がどの段階で必要となるのか、CM放送までのフローとともに見ていきましょう。

1 放送局やCM種類の検討

CM制作が決まったら、CMを流す放送局やCMの種類を検討します。CMの種類は、番組のスポンサーとして放送するタイムCM、番組に関係なく時間枠を指定して放送するスポットCM、放映日時や番組、本数を指定して放送するスマートアドセールスなどがあります。

2 業態審査

各放送局において、CM出稿が初めての企業を対象に、業種や商品、健全性などがテレビCMの放送基準に適しているかどうかを審査します。

3 CM放送枠の交渉・契約

CMの種類が決まったら、テレビ局と交渉し、CM契約を結びます。

スポットCMの場合、企業側が時間枠やGRP(視聴率)などの希望を伝えて、放送局がタイムスケジュールを元に放送日時や本数を提案します。その後、企業側がCM素材を割付けをします。割付けは、例えばA商品のCMは〇日に何本、B商品は〇日に何本放送したいなどの要望を出していくことです。双方が合意すれば契約成立、CM放送が決定します。

無事にCM契約を結んだら、CM素材の作成と並行してCM進行表の作成を進めていきます。

4 CM素材の作成

広告代理店と打ち合わせをしながら、どのようなCMを作るか企画を立て、内容をまとめます。広告主(自社)として、CMを作る目的や期待する効果などをできるだけ明確に伝えましょう。実際のCM制作は広告代理店を通じて制作会社に依頼します。

5 CM表現考査

仕上がったCM素材を再度、テレビ局の審査にかけます。CMは繰り返し放送されるという特性上、視聴者に大きな影響を与えます。そのため、CMの表現が放送倫理に反してはいないか、放送基準が守られているかなどを厳しくチェックし、テレビ局が放送してもよいと判断した場合のみ、CMを流すことができます。

6 入稿

CM表現考査をクリアしたらいよいよテレビ局にCMを入稿します。

入稿するものは主にCM進行表(スケジュール表)、CM素材、CM素材交換メタデータ、10桁CMコードです。

CMの入稿に必要な基本4点を解説

テレビ局にCMを入稿する際、CM素材も含め、少なくとも以下の4点を提出する必要があります。それぞれ解説します。

CM進行表

タイムCM用の「テレビ番組CM連絡表」、スポットCM用の「テレビスポットCMスケジュール表」など、CMの種類に応じたCM進行表をテレビ局に提出します。

素材データ(CM映像)

CMの素材データはXDCAM形式のデータをメディア(XDCAM用プロフェッショナルディスクなど)、またはオンラインでテレビ局に入稿します。映像データと併せてCM素材に関するデータ(CM素材交換メタデータ)を添付します。

なお、以前は一般的だったHDCAM形式のカセットテープによる入稿は、2021年3月をもって終了しているので注意しましょう。

CM素材交換メタデータ

素材データには併せて「CM素材交換メタデータ」というデータファイルを同梱する必要があります。CM素材交換メタデータとは、CM素材に関わる詳細な情報(スポンサー名・素材名・素材秒数など)をXML形式で示したもので、テレビ局がCMをスムーズに管理するために必要なデータです。

なお、スポンサー名・素材名・素材秒数などのCM素材に関する情報は、CM素材交換メタデータ以外でも表示する必要があります。CM映像の冒頭にクレジット表記させたり、メディア媒体で入稿する場合は媒体やケースにシールで貼るなど、入稿に当たって細かい規定があります。

10桁CMコード

4桁の広告事業者コードと6桁の素材コードで構成された「10桁CMコード」は、テレビCMを放映するまでのステップにおいて、確認用のIDとして利用されます。10桁CMコードがなければ、CM放送をすることができないほど重要なコードとなります。

CM進行表、CM素材、メタデータなど提出するものすべてにこの10桁CMコードが必要となるので、早めに申請して取得しておきましょう。

CM制作は大変?企業側がすべきこと

CM制作は進行表の作成から放送枠の交渉、素材制作、納品に至るまで、やることが多く、細かな規定もたくさんあります。

しかし、通常は企業(広告主)とテレビ局は直接やり取りすることはなく、広告代理店が仲介することになっています。つまり、広告代理店が企業に代わってCM枠の交渉から各種申請、制作から納品まで一手に担うので、企業として動くことは実はほとんどありません。それだけに、広告代理店がテレビCMの成功を左右するといっても過言ではなく、広告代理店選びこそ、企業がもっとも注力すべきことでもあるのです。

なお、ナイルでは大手広告代理店と提携し、テレビCM支援を行っています。効果が出ないCMを出稿し続けることがないように、ナイルが広告代理店との交渉をお手伝いさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

また、テレビCMを成功させるためのポイント5選をまとめた資料もご用意しております。

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CM進行表とは?テレビCMの納品に必要な基本4点を解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

F1層・F2層・F3層とは?テレビCMの視聴者層の違いを解説

テレビCMや広告を打つときに、ターゲットを絞らなくてはいけません。女性が主要な顧客である商品を展開するときに意識したいのが、F1層・F2層・F3層です。

今回は、F1層・F2層・F3層について解説していきます。

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F1層・F2層・F3層とは?

F1層・F2層・F3層とは、テレビCMやマーケティングでよく使われている用語で、性別や年代で区分した通称です。「F」は女性を表す「Female」を意味します。1は20~34歳、2は35~49歳、そして3は50歳以上の人物になります。

  • F1層 20~34歳の女性
  • F2層 35~49歳の女性
  • F3層 50歳以上の女性

ちなみに、男性の場合は男性を表す「Male」が使われ、M1層・M2層・M3層で区分されます。

  • M1層 20~34歳の男性
  • M2層 35~49歳の男性
  • M3層 50歳以上の男性

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M1層・M2層・M3層とは?テレビCMの視聴者層の違いを解説 - www.seohacks.net

また、このF(M)1~3層に含まれない年代を、「Child」の子供を指すC層、「Teen-age」の少年少女を指すT層となります。

  • C層 4歳〜12歳の男女
  • T層 13~19歳の男女

F1層・F2層・F3層それぞれに見られる特徴

同じ女性でも年代によって趣向は変わってきますので、年齢区分は参考にしていたいところです。ここでは、F1層、F2層、F3層それぞれに見られやすい特徴を紹介します。

F1層の特徴

F1層は、20~34歳の女性になります。F1層は、流行に敏感で、上昇志向が強く、自分磨きのための出費を惜しまない購買意欲の強い層と言われています。そのため、広告を出す上でF1層へのアピールが商品の売上を伸ばすために最も重要とされています。

F2層の特徴

F2層は、35~49歳の女性になります。F2層は、結婚して子供や家庭を持つ人が増える年代であり、F1層に比べると消費行動は若干落ち着きをみせ、健康への関心が高くなります。また、後年のことを考え、貯蓄や投資などを考えるようになるのもこの世代の特徴です。

F3層の特徴

F3層は、50歳以上の女性になります。F3層は、子供も成長し、また勤め先でもある程度の地位に立っていることから経済的、心理的な余裕が出てきます。そのため、たくさんのものよりも良質なものを好むようになり、高価な買い物もするようになります。健康のための出資が多くなるのもこの世代の特徴です。

記事リンク

年代別マーケティングはもう古い?

年代別、性別で分けたターゲットのマーケティングは、多様化した現在では考え方が古く、もはや市場では通用しないとも言われるようになりました。

例えば、若い世代であっても、「年金はもらえるのか」「社会保障はだいじょうぶか」という将来に対して不安視する考え方が広まり、早くから出費をするよりも貯蓄をする傾向が強くなってきています。そのため、どちらかというと若い世代よりも余生を心置きなく楽しめるF3層(高齢者層)の方がお金を使う傾向にある、という状況になりつつあります。

しかし、ある程度の目安にはなるため、やはり年代別のマーケティングは意識しておくべきでしょう。重要なのは、時代に合わせて変化する各層の特徴を、常に最新の情報にアップデートしていくことです。

F1層・F2層・F3層を把握しておこう

F1層・F2層・F3層は、マーケティングをする上で、重要な年代区分であることを説明してきました。テレビCMや広告において、F1層・F2層・F3層の特徴を把握しておくようにしましょう。

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M1層・M2層・M3層とは?テレビCMの視聴者層の違いを解説

テレビCMや広告を打つときには、ある程度ターゲットを絞り込んで、その層に刺さる内容を考えなければなりません。男性が主要顧客である商品を販売するときに意識したいのが、M1層・M2層・M3層です。

今回はM1層・M2層・M3層それぞれの定義から、性別・年代で区分するメリットを紹介します。

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M1層・M2層・M3層とは

テレビCMやマーケティングにおいては、性別・年代を区分してターゲットを把握することがあります。

そのなかでM1層・M2層・M3層という区分があります。M(Man)は男性、続く1は20~34歳、2は35~49歳、そして3は50歳以上の人物が当てはまります。

  • M1層 20~34歳の男性
  • M2層 35~49歳の男性
  • M3層 50歳以上の男性

また、F1層・F2層・F3層という区分があり、こちらはF(Female)で、1は20~34歳、2は35~49歳、そして3は50歳以上を意味します。

  • F1層 20~34歳の女性
  • F2層 35~49歳の女性
  • F3層 50歳以上の女性

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これ以外にも、4~12歳の子どもは「C層」、13~19歳の10代男女は「T層」と呼ばれます。もちろん一概には言えませんが、性別と年齢を区分し、ターゲット層のマスに刺さる広告・CMを意識して制作することで、ヒットする可能性が高まるのです。

M1層・M2層・M3層それぞれに見られる特徴

同じ男性でも年代によって趣向は変わってきますので、年齢区分は参考にしておきたいところです。ここでは、M1層、M2層、M3層それぞれに見られやすい特徴を紹介します。

M1層の特徴

M1層は、20~34歳の男性になります。社会人経験がまだまだ浅く、経済的余裕もさほど多くはありません。大学生であればなおさらです。しかしながら、ビジネスや趣味に対するモチベーションはほかの年代と比べても高く、スキルアップに励む男性も少なくありません。

M2層の特徴

M2層は、35~49歳の男性になります。35歳以上になると結婚している人が増えはじめ、家庭に落ち着く人も見られます。独身のときには、自己投資に使っていたお金を家族にまわすようになり、収入は増えても財布のひもはM1層のときより固くなることもあります。高収入の男性であっても、実際に家計は妻が管理しているということも珍しくありません。しかし、共働きが当たり前になっている現代では、夫婦それぞれが財布を持ち、ある程度自分のことにお金が使えるM2層も見られます。

M3層の特徴

M3層は、50歳以上の男性になります。管理職などの役職に就いている人が多いM3層は、子どもが独立して経済的余裕がある人が多数いるとされています。この世代は、自動車やファッションなど、ブランドにこだわる人が多く、「少々高くても、品質が良いものを」と考える傾向にあります。定年退職した後もアクティブで、旅行やスポーツなど、新しい趣味を見つけようとしている人もいます。高齢化社会が進んでいる日本において、母数が多く、広告を打つうえでは無視できない重要なターゲットといえるでしょう。

ターゲット層を定めてプロモーションをするメリット

なぜテレビCMやマーケティングには、ターゲット層の想定が有効なのでしょうか。ターゲット層を定めるメリットを3つ紹介します。

メリット1 商品・サービスの方向性を決めやすい

ターゲット層を定めることで、商品・サービスの方向性が見えてくることがあります。例えば、M層をターゲットにした商品・サービスであれば、ハードなデザインで、色は黒や青といった方向性を定めてもいいでしょう。方向性が定まっていないと、中途半端な印象で、どの年代や性別にも刺さらず、失敗に終わってしまう可能性があります。

メリット2 商品のイメージを共有しやすい

ターゲット層が定まっている商品は、広告でパッと見せただけでも消費者にイメージが伝わりやすく、興味を持ってもらいやすいと考えられます。特にテレビCMの場合は、わずか15秒の間に商品のイメージを伝えなければならないため、ターゲット層を絞っておいたほうがいいでしょう。

メリット3 消費者の動向を把握しやすい

消費者の購入動向を探るうえでも、ターゲッティングは有効です。購入者の年代や性別を理解しておくことで、新しい商品を開発するときにも、「どの商品がどの層に人気か」など、過去の情報を役立てられます。

M1層・M2層・M3層を把握しておこう

M1層・M2層・M3層は、それぞれに特徴があり、的確に年代ごとの傾向を把握しておくことで有効なターゲッティングをできるようになります。すべてを鵜呑みにする必要はありませんが、基本的な傾向を理解しておくことで、効果的なテレビCMや広告作りが見えてくるはずです。

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検索で表示されない?ヒットしない?その原因と対策を解説

自社サイトやブログのページが、検索で表示されないのには、さまざまな原因が考えられます。どのような原因があるのか、その対策と合わせて解説します。

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検索しても表示されない2つの原因

自社サイトやブログのページが検索で表示されない原因で考えられるのは、ひとつは検索エンジンに登録されていないこと。そしてもうひとつは、検索順位が低く、検索結果リストの深い位置にあるために人目に触れない、ということです。

検索 表示されない

原因1 検索エンジンに登録されていない

検索エンジンは、それぞれの方法でネット上の情報を集めています。Googleの場合は、クローラーと呼ばれるロボットを使って、世界中のウェブサイトを巡回し、サイト内の情報を収集して、データベースに登録しています。ウェブサイトを巡回する「クロール」、データベースに登録する「インデックス」というプロセスが行われるのです。

通常は、サイトの情報を公開すると、おおよそ数日から数週間のうちにクローラーが訪問し、インデックスされる流れになります。ですから特に何もしなくても数日待っていれば、自社サイトのページが検索結果に表示されてくるでしょう。ところが、クロールされていなかったり、インデックスされていなかったり、ページ情報を検索エンジンが把握できていない状態になっていることがあります。これでは、検索結果に表示されることはありません。

原因2 検索順位が低すぎる

もうひとつの原因は、検索順位が低すぎるということです。Googleといった検索エンジンは、各ページに順位をつけて、検索されたキーワードに合わせて情報を提示します。検索ユーザーは検索上位のページだけをクリックして参考にします。検索結果の7ページ目、8ページ目に表示されていたとしても、検索ユーザーがたどり着くことはほとんどないため、検索結果に表示されていないことと同じ状況といえます。

検索しても表示されない場合の対策

それでは、検索しても自社サイトのページが表示されない場合はどうすればいいのでしょうか。その対策について確認していきましょう。

対策1 検索エンジンに登録されているかを確認する

まず、自社サイトのページがGoogleに登録されているかどうか、確認してみましょう。もしも登録されていないなら、その理由はクローラーが訪れていないか、インデックスされていないかのいずれかです。

検索 表示されない

インデックスされているかどうか

自社サイトのページがGoogleにインデックスされているかどうかを調べるには、「Google Search Console」を使用します。「Google Search Console」から、「URL検査」にクロールしてもらいたいページのURLを入力することで、該当するページがインデックスされているかどうかを把握することができます。インデックスされていないときは、インデックス登録をリクエストしてください。

また、Googleの検索窓に「site:」と入れて、その後にインデックスされているか確認したいページのURLを入力して、検索する方法もあります。すでにインデックスされていれば、検索結果に該当のページへのリンクが表示されます。もしも登録されていなければ、「見つかりませんでした」という結果が返ってきます。

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インデックスしない設定になっていないか

サイトのページを制作する際、Googleにインデックスされないように、クローラーをブロックしたり、インデックスさせないように設定したりすることがあります。代表的なのが「noindex」タグです。ユーザーニーズを満たすことのできないページがあったり、内容が重複しているページがあったりした場合に、「noindex」タグが活用されます。

このタグが残っていると、Googleは該当するページの情報を検索結果からすべて削除し、インデックスしなくなってしまいます。

特に理由もなく、ページ内に「noindex」タグが残っている場合は、削除するようにしてください。

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Googleからペナルティを受けていないか

ブラックハットSEOと呼ばれる、検索順位を上げるために検索エンジンをあざむく行為が、過去には横行していたことがありました。しかし現在、こうした行為はGoogleによって不正と判断され、インデックス登録を外されることになります。

不正に関するGoogleのルールは、ウェブ制作のプロである制作会社なら熟知していることです。しかし、心配であれば、Googleが公開している「ウェブマスター向けガイドライン」の中の「品質に関するガイドライン」をチェックしてみると良いでしょう。

参照:Google「ウェブマスター向けガイドライン」

対策2 検索結果で上位表示されるようにする

検索順位が低いために検索結果に表示されない場合、SEO(検索エンジン最適化)を実施していくことになります。検索エンジンがわかりやすく、ユーザーにメリットを感じさせるページにしていくわけです。さまざまなSEO施策がありますが、ここでは3つに絞って解説します。

検索 表示されない

コンテンツの品質を担保する

Googleはサイトを評価する際、そのページに「良質で十分な量の情報があるかどうか」を重視します。言い換えれば、そのページが「ユーザーの要求に十分以上に応えられるかどうか」ということです。

これは、単に文字量が多い少ないという話ではありません。ほかのサイトにはない独自の視点、信頼性の高いデータ、関連情報を幅広くカバーする網羅性など、ユーザーが満足できるページを高く評価します。つまり、ユーザーの利便性を意識することが、SEOにつながるというわけです。

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ページのHTML構造を整理する

ページ内のHTMLタグを適切に整えることも、SEO上、重要な意味を持ちます。検索エンジンはHTMLで記述されたコードを読み込み、記事の内容や重要度を理解していきます。そのため、たとえページ内に重要なキーワードがあっても、それがHTML上で「ここが大事なところだ!」と強調されていなければ、検索エンジンはその重要性を理解できません。だからこそHTML構造が重要になるのです。ページ内の見出しや箇条書き、段落、引用、画像といった要素を、正確なHTMLタグで記載してください。

  • <title>タグ タイトルを指定する
  • <h1>~<h6>タグ 見出しを指定する
  • <ol><ul>タグ 箇条書きを指定する
  • <p>タグ 段落を指定する
  • <a>タグ リンクを指定する
  • <blockquote>タグ 引用を指定する
  • <img>タグ 画像を指定する
  • <table>タグ 表を指定する

※実際のHTMLタグはすべて半角になります

リンクを整理する

リンクには、サイト内で関連するページを紐づける「内部リンク」と、外部のサイトとつなげる「外部リンク」があります。

内部リンクは、サイト内で重要なページについてGoogleが理解しやすくなるため、実施しておくようにしてください。また外部リンクとして、他のサイトから自サイトへ張られた被リンクは、有益なサイトだと外部から認識されたことの証ですから、SEOの効果につながります。ただし、この効果を悪用し、不正な手段で被リンクを増やすと、Googleからペナルティを受けることになりかねませんから気をつけましょう。

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原因を突きとめて対策しよう

せっかく作成したページが、検索しても出てこないというのはショックです。しかし、今回ご紹介したように、検索で表示されないのは、明確な理由があるのです。まずは原因を突きとめて、適切な対策を施してください。

なお、ナイルでは、集客だけではなく成果につなげるためのSEOコンサルティングが可能です。自社でSEOを実施するインハウスSEOに向かうためのサポートもできますので、ぜひ一度、ご相談ください。

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  • SEOの基礎知識
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SEOとSEMの違いとは?成果につなげるための施策を解説

検索エンジンを使ったマーケティングでは、SEOやSEMといった言葉が使われます。

ここでは、SEOとSEMの違いをはじめ、SEOを効果的に活用するポイントについて紹介します。

SEOの要点を解説

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」を意味します。検索結果は、検索エンジンがユーザーにとって有益性が高いと判断した順番で表示されます。検索エンジンが評価するのは、ユーザーに価値が提供できているページです。そのため、自社サイトのページに、ユーザーにメリットがある情報を盛り込むことで、検索結果の上位に表示させることが可能になるのです。

SEOとは、こうした検索エンジンの仕組みを利用し、よりよい情報を提供できるよう、さまざまな手法で対策をとることを指します。また、ページ作成だけではなく、検索エンジンに情報が伝わるように、サイト設計を整えることもSEO施策の範囲内です。

SEOとSEMの違い

SEMの要点を解説

SEMとはSearch Engine Marketingの略で、「検索エンジンマーケティング」を意味します。SEOも、SEMの一種であるリスティング広告も、SEMに内包されている施策です。

SEOとSEMの違い

リスティング広告とは、ユーザーの検索結果に基づいて表示される広告を指します。検索エンジンで検索を行うと、オーガニック検索の上部に複数の広告が表示されますが、これがリスティング広告です。リスティング広告では、ユーザーが検索したキーワードと関連性の高い広告が表示されます。そのため、検索結果に必ず表示させたい商材がある場合に多く用いられます。

SEOとリスティング広告の強み・弱み

SEOとリスティング広告には、強みと弱みがあります。それぞれの違いを確認していきましょう。

SEOの強み

SEOの強みは、中長期的には費用対効果がいいこと、クリック率が高いことが挙げられます。自社サイトのページが、検索結果に上位表示された場合、長期的にその状態が維持される可能性が高いため、検索ユーザーとの接点が継続的に生まれます。リスティング広告よりも、検索結果で表示されたときに、URLのクリック率が高いことも強みの1つです。

SEOの弱み

SEOの弱みは、専門知識を必要とし、効果が出るまでに時間がかかる点です。効果を得るには一定の専門知識や、専門業者によるコンサルティングが必要になることがあります。即効性がないため、結果が出るまで時間がかかるという点も認識しておくべきでしょう。

リスティング広告の強み

リスティング広告の強みは、即効性とコントロール性の高さです。申請後、審査を通過すれば、すぐに検索結果に表示させることができます。予算やキーワード、リンク先なども配信側でコントロールしやすく、コンテンツの量に関係なく費用があれば出稿できる点も強みです。

リスティング広告の弱み

リスティング広告の弱みは、費用が発生する点と、クリック率の低さです。1クリックに対して必ず支払いが発生する一方、広告はユーザーに敬遠される傾向にあります。オーガニック検索と比較すると、検索結果からのURLのクリック率は低くなってしまうでしょう。

SEOとリスティング広告の効果的な使い方

 

SEOとリスティング広告はどのように活用していければいいのでしょうか。SEOとリスティング広告の特徴を生かした効果的な使い分け方について解説します。

基本的には併用がオススメ

サイトの流入数を増やすためには、SEOとリスティング広告の併用が理想的です。リスティング広告で短期的な集客活動を行い、SEOでサイトを強化することで、お互いのデメリットを補完することが可能です。

SEOが向いている場合

SEOは長期的な施策です。サイトを活用し、長期的に企業の信頼を高めたい場合は、SEOを実施するといいでしょう。しっかりした戦略のもと、施策を継続していけば、自社の商品・サービスに興味を持ちそうなユーザーと継続的に接点を持つことができます。

リスティング広告が向いている場合

リスティング広告は、短期的に自社サイトへの訪問者を増やしたい場合に向いています。あらかじめ予算が決められている場合でも、使える費用の範囲内で広告が表示でき、集客や販売に結びつけることができます。ただし、キーワードによっては、費用が高くなることがありますので、注意が必要です。

SEMとSEOの違いを整理しておこう

SEMとSEOの概念をしっかり整理して、戦略立案に活用していきましょう。SEOとリスティング広告、どのように活用するのかが大事なポイントです。

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テレビ局と制作会社の違いは?どのような役割があるか解説

テレビ局と制作会社は、仕事の内容や役割など、多くの相違点があります。テレビCMを出稿する際に困らないよう、テレビ局と制作会社の違いを知っておきましょう。

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テレビ局と制作会社の違い

テレビ局の主な仕事は放送事業、つまり「放送すること」が仕事です。番組を作ることもありますが、テレビ局が局内で制作する番組は、定時のニュースや報道番組、特集番組など、ごく一部に限られています。 一方の制作会社は、テレビ局が放送する番組の多くを制作しています。どんな番組にするか、企画段階から中心的な存在として番組に関わり、テレビ局と連携しながら番組を作っていきます。

また、テレビ局は、番組に付属する広告枠をスポンサーに販売し、利益を得ています。ですから収益を上げるためには、より多くの視聴者を集める、良質で人気のある番組を放送することが必要です。

制作会社は基本的に請負型で、テレビ局から依頼を受けて番組を制作し、対価を受け取るというビジネスモデルになります。

なお、CMの場合は、テレビ局の制作部門が制作することはなく、外部のCM制作会社が担当します。CM制作会社は、CMの企画を元に、撮影・編集業務を行い、CM映像を仕上げていく作業を行います。

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テレビCMを依頼する流れ

テレビCMの出稿では、どのように依頼する流れになるのか、具体的に解説していきます。

テレビ局 制作会社 違い

STEP1:広告代理店に依頼する

企業がテレビCMを出稿したい場合、まずは広告代理店に依頼するのが通常ルートになります。 広告代理店は、テレビ局のCM枠を買い取って、CM映像を放送する手はずを整えたり、CM制作会社にCM映像の制作を依頼したりする役割を担います。また、アピールしたい商品・サービスの内容を理解した上で、それをどのような消費者層に届ければいいのか、どのようなCMを作るべきか、マーケティングの戦略を立案してくれるのも、広告代理店の大きな強みです。

STEP2:CM枠の種類を決定する

テレビ局のCM枠の種類を決定していきます。CM枠といっても、その内容は実に多種多様です。例えば、タイムCMかスポットCMか、ネットタイムかローカルタイムかという分類があります。

タイムCMとスポットCM

タイムCMとは、特定の番組に流れるCMのことです。テレビ番組の最後に「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りしました」というアナウンスが流れた場合は、タイムCMとなります。特定の番組の視聴者層に、効率よくアピールできるのが、タイムCMのメリットです。

スポットCMは、番組とは関係なく、あらかじめ決めた時間帯に放送されるCMです。さまざまな時間帯を選んでCMを流すことで、多くの層にアピールできます。

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ネットタイムとローカルタイム

タイムCMの中の、さらに細かい分類になるのが、ネットタイムとローカルタイムです。キー局からネットタイムを購入すると、その系列のローカル局すべてに、タイムCMで流すことができ、全国にくまなく宣伝することができます。また、ローカル局からローカルタイムを購入すると、その局が持つ放送エリアにのみCMを流すことができます。地域性の強い企業や商品の宣伝には、ローカルタイムが適しています。

STEP3:CM制作会社に依頼する

広告枠の購入とは別に、放送するCM映像そのものを制作しなくてはなりません。広告代理店を通して依頼したり、自社でCM制作会社に依頼したりしていきます。CM映像の内容について、企画を具体化していき、撮影・編集を進めていくことになります。

STEP4:CMを放映する

テレビ局に、制作したCM映像が納品されたら、最終的なチェックが行われます。テレビ局側からCMの放送日時が提示されて、実際にCMが放映されることになります。

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テレビ局と制作会社の役割を把握しよう

テレビCMを出稿する場合は、テレビ局と制作会社の役割を把握しておきましょう。またCM出稿する場合は、広告代理店を介したほうが安心です。

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テレビCMの作り方は?手順と注意すべきポイントを解説

テレビCMは多くの人の手によって、いくつもの段階を経て制作されていきます。テレビCMを出稿するのであれば、その作り方について把握しておくべきです。

ここでは、CMの作り方について、その手順と注意すべきポイントを解説します。

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テレビCMを作るための7つのステップ

テレビCMを制作するにはさまざまな工程があります。テレビCMの作り方を7つのステップに分けて、把握しておきましょう。

cm 作り方

STEP1:目的を決めて企画を練る

テレビCMの制作は、目的を明確にするところから始まります。まず商品のコンセプトから、誰に何を訴求するのかを設定します。広告代理店や制作会社と連携しながら、ターゲット層に対してどのようなメリットがあるのかを絞り込み、それをCM企画として落とし込んでいきます。

強調したいポイント、全体のイメージ、画像や映像の見せ方、おおよそのストーリーなど、CMの軸になる部分を詰めていきましょう。テレビCMの企画の段階で、ロケーションや演者の候補が決まっていきます。

STEP2:シナリオや絵コンテを作る

テレビCMの企画が決まったら、制作会社にシナリオや絵コンテの制作に入ってもらいます。絵コンテは、シナリオに合わせて絵をつけたもので、映像の骨格です。制作会社によっては、ラフな映像をつないだビデオコンテを作るところもあり、仕上がりの映像をイメージしやすいという利点があります。

STEP3:撮影する

絵コンテに沿って、撮影を行っていきます。演者だけではなく、カメラ、照明、録音、衣装・メイク、小道具、大道具といった役割が必要になります。また、車両や宿泊施設、食事の手配など、現場業務を担当するスタッフがいないと、撮影がスムーズに進行しません。

テレビCMでは、実にさまざまなスタッフが仕事をこなしながら、撮影が進められるのです。スタジオや屋内ロケの場合はおおよそ1日で撮り終わりますが、地方ロケや海外ロケの場合は、数日から1週間以上かかることもあります。

STEP4:編集する

編集作業は、「オフライン編集(仮編集)」と「オンライン編集(本編集)」に分けられます。オフライン編集はざっくりとした粗い編集で、オンライン編集は仕上げの作業になります。

オフライン編集でCM全体の流れができあがったら、試写を行って、必要であれば修正を加えて、オンライン編集に進みます。オンライン編集では、色味や光の具合、質感などの調整も行われます。

STEP5:MA編集を行う

演者のセリフのほか、BGM、SE(効果音)、ナレーションなど、音の要素を制作・編集するMA編集を行います。MAとは「マルチオーディオ(Multi Audio)」の略です。MA編集では、音を重ねて加工したり、ノイズ音を取り除いたりする作業を進めていきます。

STEP6:映像を納品する

テレビ局に完成したCM映像を納品します。テレビ局では、考査を受けることになります。これはCMの内容が放送倫理規定に抵触せず、放送しても問題がないか、テレビ局側がチェックするプロセスです。考査を通ったら、テレビ局と企業との契約内容に合わせて、CMが放送されます。

CMを作る際の注意点は?

テレビCMの出稿では、広告代理店や制作会社に依頼することになります。その際に注意しておきたい点について、まとめておきます。

依頼先の実績を確認しておく

テレビCMの制作を一緒に進めていく広告代理店や制作会社を選ぶ際、その実績をしっかり確認しておくようにしましょう。まずは、テレビCMの制作実績が豊富な会社ならば安心感があります。その上で、実績を見ながら、自社で考えているテレビCMのイメージに近いかどうかも、選択の条件として入れておきましょう。所属するスタッフの職種、人数、自社スタジオの有無なども、確認しておきたいポイントです。

広告代理店を活用する

テレビCMの制作では、広告代理店を活用するようにしてください。テレビCMの企画立案から放映までは、多くの人々が関わることになり、全体の進行管理は欠かせません。また、テレビ局での考査をはじめ、専門的な知識が必要になる場面が多々あります。これらのことを考えると、広告代理店を頼って、テレビCMの制作を進めるのが得策です。

信頼できるパートナーとともに成果の出るCMを

テレビCMは、内容次第で、その効果は大きく変わります。テレビCMについての基礎知識を身につけながら、信頼できる広告代理店や制作会社といったパートナーとともに、成果に結びつくCM作りに取り組んでください。

なお、ナイルでは大手広告代理店と提携し、テレビCM支援を行っています。効果が出ないCMを出稿し続けることがないように、ナイルが広告代理店との交渉をお手伝いさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

 

また、テレビCMを成功させるためのポイント5選をまとめた資料もご用意しております。

  • ポイント1.商品の便益
  • ポイント2.GRPの単価
  • ポイント3.線引き
  • ポイント4.クリエイティブ
  • ポイント5.代理店交渉

具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

テレビCMの作り方は?手順と注意すべきポイントを解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

WordPressにGoogle Search Consoleを登録して連携させるには?

手軽にサイトやブログを作成できるWordPressと、検索関連のデータを取得できる、Google Search Console。この2つを連携させることで、現状分析はもちろん、サイトの改善にも役立てることができます。

ここでは、WordPressとGoogle Search Consoleを連携する方法について解説します。

Google Search Consoleを使うメリットとは

まずは、Google Search Consoleを活用するメリットについて、確認しておきましょう。

サイトの現状を把握できる

Google Search Consoleを活用することで、サイトの現状を把握できます。「検索パフォーマンス」では、どんなキーワードで何回検索され、検索結果としてどれほど表示されたかが把握できます。さらにクリック数やクリック率、平均検索順位も表示されます。

また、「リンク」は、外部サイトからの被リンクと、サイト内でのリンクの状態を可視化できる機能です。特に被リンクは、Googleからのサイト評価が高まる大きな要素です。

分析結果をサイト改善に活かせる

Google Search Consoleを活用することで、サイト改善を進めやすくなります。まず、強化すべきキーワードとこれから狙うべき検索キーワードの参考になります。「URL検査」では、各ページがGoogleからインデックス登録されているかがわかります。インデックス登録されていなければ、そもそも検索結果に表示されません。何かしら問題がある可能性がありますので、改善を図っていきましょう。

WordPressにGoogle Search Consoleを登録する方法

WordPressにGoogle Search Consoleを登録する場合、所有権確認の仕方によって、いくつかの方法があります。ここではHTMLファイルを使う方法とメタタグを埋め込む方法、プラグインを使う方法について、それぞれの概要を説明します。

HTMLファイルを使う方法

HTMLファイルを使う方法になります。Google Search ConsoleからダウンロードしたサイトのHTMLファイルを、FTPソフトを使って、レンタルサーバーにアップロードする、という手順を踏みます。

<手順>

  1. Google Search Consoleに新規プロパティを追加します。このとき「URLプレフィックス」を選択し、「http://」または「https://」から始まる、サイトのURLを入力します。
  2. 「続行」をクリックすると所有権確認の画面に切り替わり、いくつかの確認方法が表示されます。このうち、最上部に表示されている「HTMLファイル」をクリックします。
  3. 入力したURLのHTMLファイルのダウンロードを促されますので、ダウンロードボタンをクリックします。
  4. 確認画面はそのままにして、ダウンロードしたHTMLファイルを、FTPソフトを使って、契約しているレンタルサーバーの「public_html」ディレクトリにアップロードします。
  5. アップロードが完了したら、元の所有権確認画面に戻り、「確認」ボタンをクリックします。正常に処理されれば、「所有権を確認しました」というメッセージウインドウが現れます。これで所有権の確認が完了です。

メタタグを埋め込む方法

WordPressの管理画面からヘッダーにメタタグを埋め込み、Google Search Consoleに登録する方法です。この方法では、WordPressで使用しているテーマがアップデートした場合、埋め込んだコードが消えてしまうのが難点です。子テーマに埋め込んでおくと、アップデータによるタグの消滅を回避できます。

<手順>

  1. Google Search Consoleの所有権確認の画面から、確認方法で「HTMLタグ」を選びます。
  2. 表示されたメタタグをすべてコピーします。この画面を開いたまま、WordPressの管理画面に移動します。
  3. 管理画面から「外観」>「テーマエディター」を選び、親テーマもしくは子テーマの「header.php」をクリックします。
  4. ヘッダー内の「」タグの直前に、先ほどコピーしたメタタグをペーストします。
  5. Google Search Consoleの所有権確認画面に戻り、「確認」をクリックします。問題なく処理できていれば、所有権を確認した旨のメッセージが表示されます。これで終了です。

プラグインを使う方法

WordPressにプラグインを追加して、Google Search Consoleと連携する方法です。プラグインとしては「All in One SEO Pack」や「Yoast SEO」、またGoogle公式の「Site kit」があります。それぞれインストール後の設定方法に違いがありますが、ここでは「All in One SEO Pack」を例に説明します。

<手順>

  1. Google Search Consoleの所有権確認の画面から、確認方法で「HTMLタグ」を選びます。
  2. 表示されたメタタグをすべてコピーします。この画面を開いたまま、WordPressの管理画面に移動します。
  3. WordPressの管理画面から「プラグイン」>「新規作成」をクリックします。
  4. 検索窓で「All in One SEO Pack」を検索し、表示されたら「今すぐインストール」して、有効化します。初回起動時のみ、セットアップウィザードが起動しますが、ここで「ダッシュボードに戻る」をクリックしてWordPressに戻ります。
  5. WordPressの左メニューに「All in One SEO Pack」が追加されているので、ここから「一般設定」>「ウェブマスターツール」を開きます。
  6. 画面内の「Google検索コンソール」をクリックすると「Google検証コード」の入力欄が現れますから、先ほどコピーしたメタタグをペーストし、「変更を保存」します。
  7. Google Search Consoleの所有権確認の画面に戻り、「確認」をクリックしてください。問題なく処理されていれば、「所有権を確認しました」とメッセージが表示されます。これで作業は完了です。

Google Search Consoleを活用しよう

WordPressで作成したサイトやブログを、Google Search Consoleと連携することで、分析しやすくなります。サイトの改善と訪問者の増加を目指して、Google Search Consoleを活用してください。

なお、ナイルでは、豊富な経験・データに裏付けされたコンサルティング力で、サイト改善の支援が可能です。大きく3つのステップに分けて、対応させていただきます。

  • 調査・設計:現状のヒアリングやKPIの設定、ツールの導入などを行う
  • 分析:アクセスやヒートマップの分析、ユーザー行動観察などを行う
  • 分析・試作の効果検証や定例レポーティング、継続施策の提案などを行う

段階的にサイト改善を進めていきますので、お気軽にご相談ください。


WordPressにGoogle Search Consoleを登録して連携させるには?【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

Google Search Consoleの導入方法をしっかり解説

Google Search Consoleを導入することで、自社のサイトが検索エンジンからどのように見えているのか、どんなキーワードで検索されているのか、チェックすることができます。

ここでは、Google Search Consoleの導入方法および基本的な使い方を解説します。

Google Search Consoleは導入すべき分析ツール

Google Search Consoleとは、Googleが無料で提供している分析ツールです。登録したサイトの表示回数やアクセス回数など、ウェブサイトを分析する機能が備わっており、ウェブマーケティングを行うには必須のツールといえます。必要十分な機能性に加えて操作性もよく、しかも無料で使えるのが大きな魅力。企業でも個人でも、サイトを作ったら、Google Search Consoleの導入は必須です。

Google Search Consoleを導入する方法

Google Search Consoleを利用するには、まずGoogleのアカウントを作成する必要があります。3ステップで、Google Search Consoleを導入する方法を確認していきましょう。

STEP1:Googleアカウントを作成する

すでにGoogleアカウントを持っている人は、このステップは不要です。まだGoogleアカウントを持っていない人は、Googleアカウントの作成ページから、氏名と使用したいGmailアドレス、任意のパスワードを入力します。

Googleアカウントの作成

googleサーチコンソール 導入

次のページで携帯電話の番号を入力し、プライバシーポリシーに同意すると、SMSで本人確認のための確認コードが送信されます。この確認コードを入力すれば、新規アカウントが作成されます。

googleサーチコンソール 導入

STEP2:Google Search Consoleを登録する

Google Search Consoleのページから、「今すぐ開始」をクリックします。

Google Search Console

googleサーチコンソール 導入

次に、登録するプロパティタイプを選ぶ画面になりますが、ここでの選択肢は「ドメイン」と「URLプレフィックス」のいずれかになります。

googleサーチコンソール 導入

  • ドメイン:サイト全体を分析対象にしたい場合に選択します。「http://」または「https://」より後ろの、ドメインを入力すればOKです。
  • URLプレフィックス:特定のページや、サブドメイン以下のページだけを分析したいときに選択します。この場合は「http://」または「https://」から始まる、完全なURLを入力する必要があります。

一般的には、サイト全体を分析できる「ドメイン」で登録しておけばいいでしょう。ここでURLを入力すると画面が切り替わり、TXTレコードが表示されます。

STEP3:登録を完了する

Google Search Consoleの所有権の確認を行います。ドメイン登録したときの方法を確認していきましょう。STEP2で表示されたTXTレコードをコピーします。次に、契約しているサーバーのウェブサイトから、TXTレコードを設定します。ここでの設定方法はサーバーごとに違いますが、「DNSレコードの編集・設定」というメニューを探せば、そこにTXTレコードについての記述があるはずです。

サーバーでの設定を終えて所有権登録の画面に戻り、「確認」ボタンをクリックします。「所有権を確認しました」というメッセージが出ればOK。これで、Google Search Consoleの登録は完了です。

Google Search Consoleの基本的な使い方

Google Search Consoleは、検索エンジンからサイトがどのように見えているか、どんなキーワードで検索されているかなど、担当者が知りたい情報を簡単にチェックできます。画面左側に並んだメニューごとに、Google Search Consoleでどんな使い方ができるのか、確認していきましょう。

googleサーチコンソール 導入

「検索パフォーマンス」キーワードを分析する

「検索パフォーマンス」では、検索されたキーワードと、それに対する検索結果への表示回数、クリック数、クリックレートに加えて、平均掲載順位を表示できます。ページごとの表示回数やアクセスしたデバイスの種類もわかりますから、ユーザーの検索行動を推測しながら、サイトの改善に活かすことができます。

「URL検査」インデックス登録を依頼できる

ウェブページが検索にヒットし、人の目に触れるためには、Googleのデータベースにインデックス登録されていなくてはなりません。その確認ができるのが、「URL検査」です。

該当するページがインデックスされていなければ、インデックス登録をリクエストすることができます。新たにページを追加したり、既存のページを修正して最新情報に更新したりした場合には、リクエストを出すことでインデックスの登録を促してみましょう。

「カバレッジ」エラー状況を確認できる

「カバレッジ」を活用すると、Googleのクローラーが前回サイトを訪れた際の、詳細なデータを確認できます。ページの内容をしっかり取得できたか、エラーはなかったかということがわかります。カバレッジには4つのステータスがあり、クロールした際のページの状態によって、ステータスが設定されます。

  • 有効:ページが正常にインデックスされている
  • 有効(警告あり):インデックスされてはいるが、何らかの問題があると思われる
  • エラー:何らかにエラーのためにインデックスされていない
  • 除外: Googleが意図的にインデックスから除外している

「サイトマップ」サイトマップを送信できる

「サイトマップ」は、プラグインなどを使って作成した「XMLサイトマップ」を、Googleに送信する機能です。XMLサイトマップを送信すると、Googleのクローラーがサイト内のページを巡回しやすくなり、ページ更新をいち早く伝えて、インデックスのスピードが上がるなど、SEO上のメリットが生まれます。

「リンク」リンク状況をチェックする

サイトの内外から設定されたリンクは、検索エンジンからのサイト評価に大きく影響します。特に、多くのユーザーを集める外部サイトからの被リンクは、Googleが高く評価するポイントですから、把握しておきたい要素です。また、どのようなサイトが自社サイトに興味を持ち、評価しているかを知ることは、サイトの方向性を探っていく上でも有用な情報になります。「リンク」機能を使うと、これらのデータを一覧表示でチェックできます。

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Google Search Consoleで効率的なサイト管理を

Google Search Consoleを活用することで、効率的なサイト分析を行うことができます。サイトの改善と集客アップを目指してください。

なお、ナイルでは、豊富な経験・データに裏付けされたコンサルティング力で、サイト改善の支援が可能です。大きく3つのステップに分けて、対応させていただきます。

  • 調査・設計:現状のヒアリングやKPIの設定、ツールの導入などを行う
  • 分析:アクセスやヒートマップの分析、ユーザー行動観察などを行う
  • 分析・試作の効果検証や定例レポーティング、継続施策の提案などを行う

段階的にサイト改善を進めていきますので、お気軽にご相談ください。


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