SEO担当者として、常に向き合わなければいけないことは複数ありますが、「施策を考えること」もそのうちの1つではないでしょうか。
「基本的なソースコードの最適化はすでに行っている」、「ここ最近の動向を反映した施策を考えたい」と思われる方も多いと思いますが、「施策リストの中からアイデアを得る」といった方法は有効かもしれません。
そこで、今回は様々な角度でSEOの施策を思いつくことで定評のあるBacklinkoのブライアン・ディーン氏の記事を紹介します。SEO施策を考える上でのヒントとなれば幸いです。
※10,000文字ほどあります。
この記事を読むことで、あなたのWebサイトのSEOを改善させるための、正しい方法を学ぶことができるはずだ。
実際、この記事で紹介する17の方法を駆使することで、私は自身のWebサイトのトラフィックを3ヶ月間で21.30%上昇させることに成功した。
最も効果的な手法は何か。
現状、ここで紹介する全ての施策がすばらしい効果をもたらしている。
1.”スニペット・バイト”を駆使して自然検索からの流入を獲得する
過去数週間で、私のサイトは41の異なる強調スニペットに採用されている。
具体的には、下記のとおりだ。
また、このような場合もある。
強調スニペットに採用されるための秘訣は何か。
それは、”スニペット・バイト”と呼ばれる、新しい戦略にある。
その内容を説明しよう。
まず、すでに上位表示されているキーワードを発見する。
なぜ、この作業が重要となるのか。
Ahrefsのデータによると、強調スニペットの99.58%が1ページ目に表示されているコンテンツが採用されている。
つまり、あなたのコンテンツが2ページ目に表示されている場合、強調スニペットに採用される可能性はほぼ0ということができる。
例えば、下記の私のコンテンツは1ページ目に表示されている。
次に、検索結果の上部に表示されている強調スニペットを見てみよう。
また、どのようなタイプの強調スニペットか、同時に確認しよう。
- 定義タイプ(例:コンテンツマーケティングとは)
- リストタイプ(例:コンテンツマーケティングツールのTOP10)
- 表タイプ(例:コンテンツマーケティングツールの価格表)
最後に、強調スニペットのボックスの中にぴったりと収まるように設計されたコンテンツをあなたのページに追加しよう。これが、”スニペット・バイト”だ。
例えば、「nofollow links」というキーワードで私が強調スニペットに採用されることを狙ったとしよう。
その場合、下記のような、強調スニペットに完全にフィットするセクションを作成する。
実際、その成果は出ている。
2週間後、私が作成したセクションが検索結果ページの上部に表示されるようになった。
素晴らしい。
2.シンプルな方法で滞在時間を改善させる
滞在時間はGoogleのランキング要素なのか。
私の見解では、Yesだ。
ユーザーが直ちにあなたのページから去ってしまった場合、「ユーザーはこのページを好んでいない」という明確なシグナルをGoogleに送ることになる。
そして、こうしたシグナルは順位下降を引き起こしてしまうだろう。
疑問点としては、
「どのようにすれば、ユーザーが直帰することを防げるのだろうか」
ということだろう。
答えは、「動画をあなたのページに埋め込む」ことだ。
具体例を挙げよう。いくつかのサンプルページで、動画のあるページとないページの直帰率を比較してみた。
結果は、動画のあるページのほうが、直帰率が11.2%も低かったのだ。
これが、私がほぼ全ての記事に動画を埋め込んでいる理由だ。
ときには、全てのコンテンツで紹介しているステップやアドバイスの全てを動画で解説することもある。
また、特定のトピックにおいて、より詳細な情報をユーザーが学ぶための動画を作ることもある。
結果として、どんな良い結果をもたらすのか。
それは各自で考えてみてほしい。
3.”ゴーストポスト”から競合性の低いキーワードを発見する
1つの事実がある。
多くのツールが提供する「キーワードの競合性」という指標は役に立たないこともある、という事実だ。
なぜなら、キーワードの競合性を決めるためには、ある特定の指標に100%委ねられているからだ。それは、被リンク数である。
被リンク数は重要なのか。
もちろん、重要だ。
しかし、被リンク数はSEOというパズルを解くための1つのピースに過ぎない。1ページ目に表示させるための指標は、下記をベースとしている。
- 自然検索のクリック率
- 検索意図への合致
- ページスピード
- モバイルフレンドリー
- その他多くの指標
こうした背景があるため、私はキーワードの競合性スコアを気にしないようにしている。
その代わりに、「ゴーストポスト」を利用しているのだ。
例を挙げてみよう。
数ヶ月前、私は「SEOツール 無料」というキーワードの上位表示を目指していた。
Ahrefsを確認したところ、このキーワードは「非常に難易度が高い」と表示されていた。
ここで諦めるのではなく、新しいテクニックを用いて、この難関なキーワードに挑もうと思った。その新しいテクニックが「ゴーストポスト」である。
まず、簡単な記事を作成し、私のサイトのブログフィードの4番目のページで公開した。
言い換えれば、私はこの記事のプロモーションを一切しなかったのである(「ゴーストポスト」という名前はこれに由来している)。
驚くべきことに、1週間以内でロングテールのキーワード(例:「最高の無料SEOツール」)では1ページ目に表示されるようになった。
その後、ターゲットキーワードにおいても、度々1ページ目に表示されるようになった。
このタイミングで、該当の記事をソーシャルでプロモーションすることにした。
そして、コンテンツの中身もアップグレードさせた。
その結果、この「非常に難易度が高い」キーワードで高順位を獲得することに成功したのだ。
現在、このキーワードにおける私の記事の順位は1位である。
また、このページの被リンク数は、1ページ目に表示されている他のページよりも、かなり少なくなっている。
注:私はAhrefsのキーワードスコアにケチをつけるつもりはない。単純に、キーワードの難易度を測る別の方法を提示しているだけだ。
※つまり、ゴーストポストの趣旨は「とりあえず投稿して様子を見てみよう」というものです。Ahrefsが出している「キーワードの競合性」を盲目に信じるのはやめた方が良い、というメッセージでしょう。
ゴーストポストの説明が終わったところで、次のステップの説明に移ろう。
4.自然検索のCTRを上昇させるためにサイトリンクを活用する
昨年、私は自然検索のCTRを上昇させることを最優先の施策にすると決めた。
しかし、すぐに壁にぶち当たった。
タイトルとディスクリプションの最適化以上に、どのようにしてユーザーのクリックを促すことができるだろうか。
サイトリンクがその答えとなる。
Googleでブランド名の検索を行えば、あなたのサイトの下にサイトリンクがすでに表示されているはずだ。
こうしたサイトリンクを、ブログ記事やECサイトのカテゴリーページまで、その他の多くのページでも表示させることが可能だ。
どのようにすればよいのか。
各コンテンツに目次を設定することだ。
例えば、私がこの記事を公開した際、記事内で紹介しているそれぞれの「コツ」にジャンプするリンクを目次に掲載している。
そして、この記事が5位に表示されるようになると、Googleはこの記事のサイトリンクを表示するようになった。
ご覧のとおり、こうしたサイトリンクは、検索結果で私のサイトを十分に目立たせてくれる。
実際、このページのCTRが14.9%となったのも、サイトリンクが貢献していることは明らかだ。
5.情報のソースとなり、被リンクを獲得する
あるルールを紹介しよう。
ユーザーは「素晴らしいコンテンツ」へはリンクを貼らないというルールだ。
ユーザーは、情報のソースにリンクを貼るのだ。
例えば、私は「Google Search Consoleの活用ガイド」という記事を去年公開した。
そして、この記事は「素晴らしいコンテンツ」であることを自負している。
記事内では、実行可能なアドバイスをふんだんに紹介している。
独自のデザインも採用している。
非常に優れたコンテンツであるにもかかわらず、リンクを貼ってくれたドメインの数は、たったの159だ。
一方、同時期に公開した音声検索における調査記事はどうだろうか。
多くのユーザーが、この記事も「優れたコンテンツ」と認めてくれている。
そして、このコンテンツへリンクを貼ってくれたドメインの数は、764にものぼる。
(Search Consoleの活用ガイドの記事と比べ、4.8倍の数字だ)
何が起きているのだろうか。
Google Search Consoleの記事は、リンクを貼りやすい記事ではなかったのだ。
他の誰かがGoogle Search Consoleの記事を書き、「詳細はこちら」としてリンクを貼ること以外、この記事へリンクを貼るための強い理由は存在しない。
一方、音声検索における調査記事については、ブロガーやジャーナリストに、情報ソースを提供したことになる。
これが、数百もの高品質なリンクを獲得できた理由である。
6.商業インテントのあるビッグキーワードをターゲットとする
私がキーワード調査を初めて行った時は、検索ボリュームに注目していた。
調査したキーワードの検索ボリュームが多ければ、「これは私のサイトにとって重要なキーワードだ」と考えていたのである。
今は、そのような考えは一切持っていない。
現在は商業インテントに大きく注力している。
(言い換えれば、Google広告の広告主がクリック数を気にするのと同様だ)
例えば、「リンクビルディングサービス」というキーワードをターゲットしたケースを紹介しよう。
このキーワードの検索ボリュームはそれほど多くはない。
しかし、CPCは$25.00となっている。適切なバイヤーによって作られたトラフィックだろう。
(興味深い事実:私はこのページを「ゴーストポスト」として公開した。結果からわかったことだが、「リンクビルディングサービス」というキーワードは多くのツールが示すほど難易度は高くなかった)
7.YouTube動画を活用して検索結果のより大きな領域を獲得する
コンバージョンにつながる素晴らしいキーワードを発見したとしよう。
その場合は、YouTube動画によるおまけのトラフィックも獲得するべきだ。
例えば、この記事は、「より多くのトラフィックを獲得する方法」というキーワードをターゲットとしている。
不幸にも、この記事の順位は4位で上げ止まってしまった。
より不幸なことに、この記事の上部には3つの動画が表示されてしまっているのだ。
しかし、私はここから挽回してみせる。
このトピックの動画を作成することにしたのだ。
そして、動画を適切な方法で最適化し、検索結果の重要な場所に表示させることを実現させたのだ。
動画を最適化する方法に興味があれば、下記のチュートリアルを確認して欲しい。
動画:YouTube SEO: 9 Actionable Tips for Ranking Videos (2019)
8.”トピック+統計”のキーワードで上位表示させる
これは、かつて多くのWebサイトが大量のリンクを自動で獲得するために使用した、秘密の方法である。
例えば、Student Loan Heroというサイトは「アメリカの学生のローンの統計」というページへのリンクを20,000以上獲得している。
下記に、彼らが実践した施策の内容をそれが成功した理由と併せて紹介しよう。
まず、彼らはブロガーやジャーナリストが取り上げそうなトピックを特定した。この場合は、学生ローンの負債の統計がそれにあたる。
次に、様々なソースを参照した統計情報を集めたページを作成した。
最後に、「学生ローン 統計」というキーワードに合わせた最適化をこのページに対して行った。
その結果、このターゲットキーワードで1ページ目に表示されている。
なぜうまく行ったのだろうか。
考えてほしい。
”トピック+統計”というキーワードで検索する人はどんな人だろうか。
ジャーナリストである。
特に、彼らの記事に記載できる統計データを探しているジャーナリストだ。
そして、そのキーワードで上位表示されれば、非常に多くのリンクを獲得することになるだろう。
非常に優れた方法だ。
9.古いコンテンツをユーザーインテントに即して最適化する
コンテンツの内容を検索者の意図に合致させるべきだという話を以前にしている。
ポイントは下記である。
もし、あなたのサイトが検索者の求めるものでなかった場合、Googleはあなたのサイトを上位表示させることはない。例えどれほど多くのリンクを獲得していたとしても。
例えば、私は下記の記事を2015年に公開している。
お察しの通り、この記事のターゲットキーワードは「SEO キャンペーン」だ。
そして、この記事は1ページ目の中頃に、すぐに表示されるようになった。
ここまでは、悪くない。
しかし、ある日を堺に、この記事の順位とトラフィックが下降し始めた。
このキーワードの優先度はそれほど高くはなかった。そのため、半ばこの状況を無視しており、うまく行けばよいなと思っていたくらいだ。
実際はそうではなかった。
私のコンテンツがユーザーインテントに恐ろしいほど合致していないことに気づいたからだ。
この記事はSEOキャンペーンを複数紹介しているわけではなく、特定の戦略(ゲストグラフィック)について説明している記事だった。
そのため、私は再度構成案を練り直し、はじめから記事を書き直した。
今回は、「SEOキャンペーン」と検索する人が好む内容になっていることを確認した後、記事を公開した。
その結果、新しいバージョンの記事は、同様のキーワードで1位を獲得している。
10.コンテンツパートナーシップを組む
私はコンテンツパートナーシップの大ファンだ。
なぜか。
その理由は、コンテンツパートナーシップをすることで、記事のプロモーションが2倍強力なものになるからである。
考えてみてほしい。
自身のサイトに何らかの記事を公開した際、できるだけ多くの人にその記事を届けようとするだろう。
しかし、あなたは個人(または会社)であるため、リーチ数に限りがある。
誰かとパートナーシップを組めば、それぞれがあなたの新しいコンテンツを届けてくれるようになるのだ。
そのコンテンツを見てくれるユーザー数、リンク数、ソーシャルメディアでの共有数が2倍になる可能性がある。
例えば、今年の初めに私はBuzzSumoとパートナーシップを結び、コンテンツマーケティングについての記事を作成した。
そして、我々はそれぞれのオーディエンスにプロモーションを行ったため、非常に多くのトラフィックを獲得することができたのだ。
11.異なるフォーマットでコンテンツを再利用する
昨年、私は非常に大きなミスをしたことに気がついた。
どんなミスだろうか。
新しいブログ記事を書く際も、Eメール用のニュースレターを書く際も、動画コンテンツを作成する際も、全て0から作成していたのだ。
その結果、たった1つのブログ記事を書き終えるにも14日間かかることもあった。
ちょうどその時、あることを思いついた。
私はすでに、YouTubeチャンネルに非常に多くのコンテンツを保有しており、それらは多くのユーザーに支持されている。
そのため、次に書くブログ記事は、YouTubeチャンネルからの人気のあるコンテンツをベースにすることにした。内容は、より多くのYouTubeの登録者を獲得する方法だ。
もちろん、動画コンテンツをブログ記事に書き起こすのは時間がかかる。
しかし、何もないところから書き始めるより、10倍は早い。
この施策は成功したのか。
大成功であった。
毎月、検索エンジン経由での訪問者を1万5千人も連れてきてくれるのだ。
また、ターゲットキーワードでは3位以内に表示されている。
非常に素晴らしい。
12.リンク切れのリンクビルディングを強化する
私はすでに、リンク切れのリンクビルディングについてのガイド記事を公開している。
そのため、このプロセスを詳細に説明することは避けたいと思う。
その代わり、素晴らしい被リンクを獲得するためにこの戦略をどのように使用したかについて、解説したい。
第一に、私のサイト内でユーザーがリンクを貼りたいと思っているページを探した。そして、下記のCROのガイド記事を選択した。
次に、私はコンテンツマーケティングについて書いてあるサイトを探し出した。そして、Ahrefsで、そのURLを調査した。
そして、「発リンク」をクリックし、「リンク切れ」をクリックする。
その結果、リンク切れのある発リンクの一覧が表示される。
そのリストの中から、私が作成したガイド記事に似ている記事を発見し、このサイトの管理者に連絡を取る。彼らにリンク切れのリンクがあることを連絡し、代わりに私のコンテンツにリンクを貼ってくれることを依頼するのだ。
もちろん、彼らにとってもメリットがある話であるため、快諾してくれる。
これで完了だ。
13.”リンク・インターセクト”から被リンク獲得のチャンスを見つける
リバースエンジニアリングは、リンクビルディングの戦略においては非常に優れた方法である。
しかし、それでも完全なものではない。
つまるところ、あなたのサイトの競合サイトにリンクを貼っているサイトを見つければよいのだ。
そのサイトがリンクを貼っている理由が、特別な関係にあるのか、Eメールでリンク設置をお願いしたのか、それともその他の理由なのか、それらを把握する術はない。
しかし、複数の競合サイトへリンクを設置している場合、その答えの推測を立てることができる。(複数のサイトと特別な関係があるのかもしれないが・・・。)
これが、”リンク・インターセクト”と呼ばれるものだ。
Ahrefsに複数のドメインを入力し、”リンク・インターセクト”機能を使用しよう。
そして、自分のサイトを「リンクしない」の欄に入力しよう。
結果が出た。
複数の競合サイトにリンクを設置しているが、あなたのサイトにリンクを設置していないサイトが確認できる。
競合サイトよりも高品質なコンテンツを公開しているのであれば、こうしたサイトがあなたのサイトへリンクを設置してくれる可能性は十分にあるのだ。
14.全く新しいキーワードをターゲットとする
人気があり、競合性が低いキーワードを発見したくはないだろうか。
誰もがそうだろう。
しかし、疑問がある。
どのようにすればよいのか。
全く新しいキーワードをターゲットにするのだ。
説明をしよう。
競合性の高いキーワードは数多くあるが、その理由は単純であり、多くのサイトが上位表示を狙っているためだ。
しかし、新しいキーワードをターゲットにすれば、競合となる相手は少なくなる。
つまり、検索結果の上位に表示させる可能性が高くなるのだ。
例えば、昨年の夏、私は注目度が増してきていた「音声検索」についてのガイド記事を公開した。
「音声検索」というキーワードは比較的新しかったため(特に「リンクビルディング」など、昔からあるキーワードと比較すれば)、私の記事は1週間以内で1ページ目の下部に表示されるようになった。
そして、現在でも1ページ目に表示されている。
15.コンセプトビジュアルを活用する
この施策は、特にどのサイトに連絡をすることなく、高品質なリンクを獲得する施策だ。
実際、私もこの施策を活用して下記のような被リンクを得ている。
別の例を挙げてみよう。
これら全ては、Eメールでの連絡など一切せずに獲得したリンクだ。
この施策のステップを紹介しよう。
まず、複雑なコンセプトやアイデアの理解を手助けするような素晴らしいビジュアルを用意しよう。
グラフ、チャート、図形、表、など様々なフォーマットが考えられる。
下記に例を挙げてみよう。
次に、あなたが作成したコンテンツにその資料を埋め込もう。
そして、それを求めているユーザーが目にすれば、彼らのサイトで使用するだろう。
あなたがすでに公開しているあらゆるコンテンツでこの施策を取り組もう。
備考:新しいトピックにおけるビジュアル化に注力しよう。こうすれば、そのトピックについて高品質なビジュアルを掲載している数少ないサイトの1つとなれるのだ。
16.キーワードアイデアのために業界の用語集を利用する
何か創造的なキーワードのアイデアはないものか。
業界の用語集を確認しよう。
例えば、この栄養素についての用語集は100以上の用語を扱っている。
このキーワードリストをコピーし、スプレッドシートに貼りつけよう。
または、それらをキーワード調査ツールに貼り付け、新たなキーワードを探すための元データとしよう。
どちらにせよ、用語集は新しいキーワードのアイデアを得るために、非常に優れた方法なのである。
備考:これらのキーワードをGoogleのキーワードプランナーに入力すれば、非常に多くのキーワードリストを手にすることができる。
17.コンテンツキュレーターから被リンクを獲得する
多くの人が他サイトへの連絡に苦労している。下記のような粗悪なメッセージを送っていれば、なおさらだろう。
このメッセージには誤りが沢山ある。
しかし、最も大きな間違いは、私のサイトのどこを見渡してもこのコンテンツへのリンクを貼るに適したページが無いということだ。
そのため、私はこのメールを消去した。
このメッセージがコンテンツキュレーターに届いたのであれば、事態は変わっていたかもしれない。
コンテンツキュレーターとは、読んで字のごとく、特定の業界から最も素晴らしいものを収集している者たちだ。
例えば、私が数ヶ月前に作成した、SEO Marketing Hubもそのうちの1つだ。
このコンテンツキュレーターのサイトに私のコンテンツを目立たせているため、私のサイトへの多くのリンクを獲得できている。
これに勝るものはない。
おまけ1:質問系データベースから質問タイプのキーワードを探す
質問系データベースとは、Answer the Publicのようなものだ。
しかし、私の意見では、Answer the Publicよりも少し良いものだと考えている。
まず第一に、非常に使いやすいからである。
難解なチャートや画像を用いるAnswer the Publicと異なり、質問は非常にシンプルなテーブルにまとめられている。
また、質問系データベースはRedditに投稿された質問に注力しているため、他のツールでは表示されないトピックやキーワードを発見できるだろう。
おまけ2:ブランド名の関連ワードで上位表示を狙う
競合性は低い。検索ボリュームは多い。CPCも素晴らしい。
それはつまり、ブランド名検索である。
例えば、下記の2つのキーワードを見てみよう。
ご覧の通り、「Mailchimp」というキーワードは、「Eメールマーケティング ソフトウェア」というキーワードよりも、280倍検索されている。
これは、多くの領域で言えることだ。
ブランド名は、トピックやカテゴリーの検索以上に、多く検索されている。
ブランド名をターゲットとする唯一のデメリットは、あなたのサイトが1位に表示されることはないという点だ。しかし、それでもターゲットとするに値する価値はある。
こうした理由から、私もブランド名で上位表示されるためのコンテンツを作成するようにした。
例えば、下記のようなBuzzStreamのレビュー記事を作成したのだ。
「BuzzStream レビュー」というキーワードで上位に表示されただけでなく、
「BuzzStream」というキーワードでも上位に表示されるようになった。
さあ、次はあなたの番だ。
この記事で紹介した17の施策の中から、どれを最初に選ぶだろうか。
ブランド名をターゲットにするのか。
スニペット・バイトにするのか。
どの施策を選ぶにせよ、下記のコメント欄にメッセージを残してほしい。
※元記事では、コメント欄にコメントするよう促しています。
相変わらず、ブライアン・ディーン氏は様々な施策を考えることに長けている方だと感じました。実績データを提供している分、説得力がありますし、各施策の説明も丁寧です。
すべての施策をそのまま適用できるケースは稀だと思いますが、記事にあったような施策をうまくカスタマイズし、自社サイトのSEOに活かしてみてはいかがでしょうか。
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