今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・iCloudとHome Depotからデータが流出 ・不振にあえぐ新聞業界 ・ソーシャルネットワークの買収が活性化 ・Twitter、製品ラインの計画を発表 ・特許から見るFacebookの未来 ・耳を傾ける重要性 ・いまいち浸透しないクロスチャンネルマーケティング ・退屈な業界で目立つ方法 ・1点のスライドで学ぶソーシャルメディア戦略 ・CMO調査の最新版等の話題を伝える。
それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。
毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。
他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。
インダストリー
- 今更驚くことでもないが、新聞紙が大苦戦している(Boing Boing)
- 例: USA Todayは、新聞広告の減収を受け、60-70名を解雇すると発表した(USA Today)
- ウィル・スティーシーはプロジェクト「Deadline」を立ち上げ、ニュース編集室のありのままの姿を写真で紹介している(Esquire)
- カスタマイズ可能なソーシャルマーケティングキャンペーンを作成するソリューションとして、Brightkitを買収したHootsuiteは、Brightkitをベースとしたプログラム「Hootsuite Campaigns」の告知を行った(Hootsuite)
- エンタープライズ向けソーシャルメディアプラットフォームのSprinklrはBranderatiを買収した。Branderatiは、ソーシャルメディアツールメーカーであり、この買収は、来年に行われると見られるIPOに向けた一手だと言われている(WSJ Digits)
- Home Depotが、大規模なデータの漏洩事件を起こした。影響は全店に及ぶ可能性があるようだ(ComputerWorld)
- 先週、オンラインメディア、および、メジャーなメディアは、セレブのiCloudの写真がハッキングされた話題で持ち切りであった。この事件により、ヌード写真の流出が相次いだ(The Verge)
- このハッキングに対応するため、AppleはiPhone 6に完璧なハッキング対策を講じるようだ(Funny or Die)
プラットフォーム
- Twitter:
- アンソニー・ノトCFOは、投資家のカンファレンスでTwitterの今後の方向性を示した。その中には、ユーザーとの結びつきを強化し、定着を促す試みの一環として、検索結果の向上、アルゴリズムの改善、そして、グループチャットの導入が含まれる(WSJ Digits)
- ツイートから直接購入を行いたい方に朗報だ。Twitterは支払いサービスのスタートアップ Stripeと提携し、この願いを叶える取り組みに励んでいる(re/code)。
- 9月25日を以てTwitpicは閉鎖 される。Twitterと商標で揉めたことが原因のようだ(Twitpic blog)
- Facebookの広告は、どれぐらい費用対効果が優れているのだろうか?リーチの効率、および、平均のコストに関しては、広告ネットワーク、ポータル、そして、エクスチェンジに勝っている(Inside Facebook)
- コンテンツを見ることが出来る人物の管理を改善するため、Facebookはプライバシーチェックアップの導入を進めている(AllFacebook)
- Facebookによる最近の特許の取得を考慮すると、Facebookは、画像のデジタル印刷、パーソナライズしたコンテンツの配信、そして、インタラクティブな装着可能デバイスの提供を検討している可能性がある(Envision IP)
- Google マイビジネスに会社の情報を掲載したいなら、この便利なガイドを参考にしよう(Telefunction)
計測/基準/ビッグデータ
- EconsultancyとOracle Marketing Cloudが実施した調査では、チャンネルをまたいだマーケティングは、優先順位が高いものの、実際に実施しているマーケッターは少なく、成果を計測しているマーケッターはさらに少ないことが判明した(eMarketer)
法律/人事
- 法務部は、従来、イノベーションを嫌う傾向があったが、必ずしも事実ではないようだ。法務部と連携し、配信の取り組みをスムーズに行うと良いだろう(Contently)
コンテンツ
- 「退屈」なクライアントを支援している、あるいは、「退屈」な業界に身を置いているだろうか?それなら、「退屈」な業界で、素晴らしいストーリーテラーとして活躍する3つのブランドを参考にしよう(Contently)
- 良質なコンテンツは読者に価値を与える。5つの異なるタイプのコンテンツに対するシンプルなフレームワークを考慮すると、その方法に関するアイデアが浮かんでくるかもしれない(Content Marketing Institute)
重要な記事、動画 & オーディオ
- 毎日、複数のソーシャルメディアサイトにアクセスしているはずだ。生産性の向上に貢献するこの30点の機能の存在を把握していただろうか?(Buffer)
- セレブの写真流出 & その裏にあるセキュリティの問題を検証すると、この類の活動が蔓延しており、注意する必要があることがよく分かる(New Web Order)
「世間の賑わせている今回のハッキング事件は、氷山の一角に過ぎないように思う。盗まれたデータを非公開の状態で維持し、部外者に公開することはほとんどない闇のコミュニティおよび取引のネットワークが存在する。このネットワークは、横並びに分散され、特定の人物が特定の役割を担い、多数のサイトをまたいで緩く組織化され(クリアネットとダークネットの双方)、大半の計画と連絡はプライベートで行われている(EメールやIM)。
- 1枚のスライドでソーシャルメディア戦略を理解したいなら、この作品をチェックしよう(Christopher S. Penn)
- デューク大学院ヒュークエイ経営学科がCMO調査の2014年8月版をリリースした。クリスティン・ムアマン教授は、下の動画で幾つかの要点に対する見解を提供している(CMO Survey)
- ソーシャルメディアへの投資は多いものの、ブランディングと同じように、価値を証明するのは難しい。
- 現在、マーケティング予算の9%がソーシャルに割り当てられているが、来年は13%に、そして、5年以内に最大で21%まで増えると見られている。
- 増額された予算は、人件費ではなく、インフラとテクノロジーに向けられている可能性が高い。
- しかし、今も尚、ソーシャルメディア戦略とマーケティング戦略との連携は緊密に取れているとは言い難い。
- 来年、従来のマーケティングの予算は、約3.6%減り、一方、デジタルマーケティングの予算は、10.8%増えると見られている。
画像ソース: Aaron Escobar(Flickr)
この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital September 5 2014」を翻訳した内容です。