本物の卵より美味しい(と称する)純植物性卵Beyond EggsにKhosla Venturesが$2Mを出資

Hampton Creek FoodsのCEO Josh Tetrickのように、人間はなるべく動物性の食品を摂らない方が良い、と唱える人は必ずしも少なくない(ぼくが感謝祭の日に必ず食べるTofurkyを作っている人たちもそうだ)が、しかし彼は、今出回っているベジタリアン用加工食品に満足していない。

“今のベジタリアンたちが食べてるものは、ひどいね。そろそろ、率直に認めるべきだよ”、と言うTetrick自身も、ベジタリアンだ。

彼の主張によると、ベジタリアンに蛋白質を補給するための加工食品は今とても多い(たとえば大豆タンパク製の“ハンバーグ”など)が、それらは多くの場合、自分がベジタリアンだから食べてるのであって、おいしいから食べているのではない。これに対してTetrickが考えているのは、本物の動物性の食品よりもはるかにおいしい、植物性の食品だ。そして彼の会社が今日(米国時間2/13)発売した最初の製品が、Beyond Eggs〔仮訳: “卵を超えた”〕だ。

Beyond Eggsの最初のバージョンは、主に製菓製パン材料として使う卵の代替品だ。“Twinkieを食べないのも、単純に卵のせいだろ”、とTetrickは言う。“Beyond Eggsを使った製品は健康に良いし、安いし、それにおいしいから、本物の卵を使ってないことを怒る消費者はほとんどいないだろう”。Tetrickが考えている次のバージョンは、“スクランブルエッグもどき”や、そのほかの卵代替製品だ。

サンフランシスコのHampton Creekのオフィスでぼくが試食したのはTwinkieではなく、比較試食用のクッキーだった。どれもこれもBeyond Eggsを使ってる方がおいしい、とは言えないが、おいしいのもあった。それに、味はどちらもほとんど同じだから、それほど有意差のある比較試食ではなかった。

Hampton Creekのオフィスで撮った上のビデオを見ると、Tetrickの考えていることがある程度分かるだろう。なんだか、複数のビジネスが同時進行しているような会社だった。社員がみんなラップトップを使ってるところなんかは、典型的なスタートアップふう。でも、研究者たちがいろんな種類の蛋白質をテストしているところは、研究所ふう。そしてHampton Creekの製品を使ってクッキーやソースなどを作っているところは、食品会社ふうだ。

Beyond Eggsの原料は、エンドウ豆、ヒマワリレシチン、キャノーラ、天然ゴムなどだ。完全植物性であるだけでなく、グルテンフリー、そしてコレステロールフリーだ。詳しい説明はここにあり、無料のサンプルはここで申し込める。

Hampton CreekにはKhosla Venturesが注目しており、これまでに200万ドルを投資した。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

2013年スタートアップに贈るたった1つのアドバイス : 約束を果たせ

2013年も気づいてみれば2月に突入、2013年誓いの記事を紹介できるのもタイムリミットということで、今回は簡潔ながら心に響く人も多いであろうスタートアップに贈る応援歌的記事を。 — SEO Japan

シリーズAクランチ(註:初期出資を得たスタートアップに対して次のシリーズA投資をするVCが減った2012年のトレンド)、消費者サービスへの投資の人気低下、VCの保守化、ユーザーより利益に焦点を合わせる必要性などなど、投資に関するたくさんの議論がされてきた。

この全てが今も続いており、確実に起業家にとって環境はさらに厳しいものになっている。前にも言ったように、私たちは過去7年の間ほとんど背中に風を受けてきたが、私はその風が変わっているように感じる。今現在は、追い風ではなく向かい風なのだ。

このような時には、自分のビジネスにとって最も重要なことに一心に焦点を合わせることが重要であると思う。それは収益かもしれないし、そうではないかもしれない。それはユーザーけん引かもしれないし、そうではないかもしれない。

私が1つ話をしよう。この話に出てくる会社の名は明かさない。それはこの話に重要なことではない。私たちは、1年前に彼らがちょうどローンチしていた時にこのチームと出会った。彼らは2012年に向けた大きな野望を持っていたが、私たちはそれらを妄想じみていると思った。私たちはそのチームとその市場をかなり気に入ってはいたが、投資は見送った。その彼らが1か月前に戻ってきたのだ。そして、彼らはやると言っていた全てのことを成し遂げていただけでなく、2011年の終わりには彼らの計画に入ってさえもしなかったことまでもいくつかやり終えていたのだ。私たちは彼らの次のラウンドをフルバリュエーションで引き受けることを約束した。このようなチームや話には常にお金があるものだ。

しかし、より広範なスタートアップ市場を見回すと、2012年にはこのような話はあまり目にしていない。私は、重要な新製品構想の発表の遅れを目にしている。収益が計画をはるかに下回っているのを目にしている。新しい小さな競合相手が台頭してシェアを獲得し、焦点の喪失と目標値の未達を引き起こしているのを目にしている。予測されえなかった“ブラック・スワン”イベントが短期的な混乱を引き起こしているのを目にしている。

これらのどれもがスタートアップにとって致命的なことではないが、私たちがいる環境の中では、それらがあなたに役に立つことはないだろう。投資家は、このような市場における疑わしい点を好意的に解釈することはない。それに、あなたの従業員だって永遠に我慢することはないだろう。

だから、もし私が起業家に2013年に向けて1つアドバイスをするとしたら、それは約束を果たすということだ。単に投資家に対してだけでなく、自分のチームに対しても、突き詰めると自分自身に対しても。現実から目をそらしている場合ではない。それは、このような時には致命傷である。


この記事は、MyVenturePadに掲載された「Advice for 2013: Deliver On Your Promises」を翻訳した内容です。

厳しいながら心引き締まる愛情あふれるアドバイスでした。思えば私も2012年に予定していた新規事業を結局リリースできないまま2013年を迎えてしまいました。。。夏までには必ずリリース、まずはこの約束を果たしたいと思います。 — SEO Japan [G+]

ドイツで盛り上がるスタートアップ・シーンの現在

昨日、ドイツの様々なスタートアップ・オフィスを写真で紹介しましたが、今回は肝心のドイツのスタートアップ・シーンについて全体像をまとめた記事をThe Next Webから引き続き。様々なスタートアップが紹介されており、ドイツ事情に詳しくない人もこれを読めばヨーロッパ最先端のスタートアップ大国の現状が理解できるはず? — SEO Japan

これから2,3週間にわたって、我々の読者と興味深いスタートアップと投資家を繋げるために、私たちはヨーロッパ周辺の12か国でTNWミートアップを計画している。これには、我々の編集チームの見解、地元のエキスパート、オンラインStartup Awardsのノミネーションからの情報提供が混合され、テックシーン、成功、トップアプリ、スタートアップ、投資家の確かな概要をあなたに与えるに十分な攻撃材料を提供することになるだろう。

今日はドイツから始め、UK、フランス、さらに多くの国が後に続く。

ドイツのスタートアップ・エコシステム

ドイツにはとても健康で活発なスタートアップ・エコシステムがある。主なハブには、ハンブルクやミュンヘンが含まれるが、ドイツのスタートアップシーンが最も擁護されている場所がベルリンだ。

ドイツのエコシステムの中心であるベルリンは、急速に、ヨーロッパのスタートアップおよびクリエイティブのホットスポットになっている。安い住宅、手が出る価格の工業建築風のオフィス、健全な投資家シーン、巨大なローカル市場が、ベルリンを才能あふれる人とスタートアップにとって頼りになる場所にする。

以前は大部分のドイツ企業は地元に焦点を合わせて、他の場所で機能するビジネスモデルによってインスパイアされることが多かったのだが、今この地域には、新鮮なコンセプトを持ってグローバル市場をターゲットにしている新種の起業家がいるようだ。

画像クレジット:Sean Gallup

ドイツのスタートアップのサクセスストーリー

Spreadshirt、Xing、StudiVZ(この地域でFacebookに相当するもの)、Aalando、Citydeal、Amiandoなどが、若いスタートアップと起業家が後に続く野望を提供することに役立った。

今、ドイツのスタートアップシーンにおいて特筆すべき企業には、SoundCloud(German Startup Award受賞)、人気のタスク管理アプリWunderlist、アプリ作成プラットフォームTrademob、地理的位置に関係なく働くデリバリーサービスのLieferheld(DeliveryHeroの一部)がある。他に注目すべき会社は、200万人以上のユーザーを所有するサイエンティストとリサーチャーのためのソーシャルネットワークResearchGateだ。

ドイツのトップモバイルアプリ

美しくデザインされた人気の写真共有アプリEyeEmiOS/Android/Windows)は、‘アイ・アム’と発音されるのだが、これはドイツのトップアプリについて議論する時には真っ先に頭に浮かぶサービスの1つだ(以前の記事参照)。地元のモバイルマーケットプレイスStuffle.itiOS)やWunderlistiOS / Android)やAmeniOS)も言及に値する。

Facebookストリームの面白い解釈、GogoGabiiOS)も必ずチェックしよう。

ドイツのトップウェブアプリ

ドイツは、数千とはいかないとしても数百ものeコマース企業の生地だ。ドイツでは、ファッションも旅行と同じ位に大きく、ウェブショップが至る所に登場している。エネルギッシュな組織Zalandoが群を抜く;Bonusboxのようなコンセプトが急速に成長していて、他の多くの衣料品店が繁盛している。

標準的なeコマースサービスを超えて、地元のフリーランスプラットフォームTwago.deがとても成功しているし、ペイメント・スタートアップPaymillは急速にそのサービスをヨーロッパ中に拡大しているし、ローカルコミュニティはますます多くwaymate.de.を介して交通機関のチケットを予約している。

ドイツのベストデザインアプリ

デザインのこととなると、ベルリンは特に美しいアプリを新しく次から次へと作り出すことで知られている。デザインとUIが称賛された企業には、KlashappiOS)、ソーシャル体験マーケットプレイスGidsy、ゲームデベロッパーWooga、共有する価値のある引用句のためのソーシャルネットワークquote.fmiOS)(以前の記事参照)がある。

ドイツのトップ起業家

特にここでの驚きはない。SoundCloudのAlexander Ljung”>Christian Reber(6Wunderkinder)、Ijad Madisch(ResearchGate)は全て人気のある起業家ロールモデルとして高い順位に入る。

ドイツのトップ投資家

ドイツにはたくさんの投資家がいて、たくさんの資金が流れており、優れたアイディアと野望と才能あるチームを持った企業を待っている。評判の高いVCには、EarlybirdWellington Partnersがある。

さらに、以前の成功とエグジットから生じたより起業家的なバックグラウンドを持つ新種の投資家が登場している。彼らの中には、有名なSpreadsirtのLukasz Gadowiski率いるTeamEuropeもいる。TeamEuropeは、複数の確固たる企業と共にそのポートフォリオを急速に築いている。

元XingのCEO、Lars Hinrichsが創設したHackfwdも有名だが、まだ最初のエグジットを待っているところだ。アクセラレーターのStartupBootcampは、ドイツの扉を開き、かなりのけん引力を目にしている。最後に忘れてはならないのが、有名なSamwer兄弟によるインキュベーター、Rocket Internetだ。彼らはこのシーンの中でかなりの論争を引き起こしているが、彼らの目にしてきた膨大な成功を否定できる人はいない(彼らの素晴らしいポートフォリオをチェック)。

ドイツで参加すべきイベント

Burda Media主催の招待制のイベントDLDは、恐らくドイツで最もホットなイベントだ。ミュンヘンで行われるWorld Economic Forumの直前に開催されるので、ハイクオリティなネットワーキングのために出席したい。

Mloveは、モバイルシーンから多くの仲間を集めている興味深いモバイルイベントだ。企業向け展示会、Cebitは巨大で、広く知られている。他の興味深い企業向けイベントは、ベルリンで行われるNEXTカンファレンスだ。The Next Web Conferenceと混同しないように。さらに、Pirate Summitからのこの最高のロケーションをチェックしよう。

厚かましい最後の言葉

スタートアップ、投資家、デベロッパー、起業家、マーケッター、デザイナー、ビジネスパーソンにお薦めなのが、ドイツにも近いアムステルダムの中心で開催される私たちの最高のTNW Europe Conferenceだ。要チェックだ。そこで会えるのを楽しみにしている。


この記事は、The Next Webに掲載された「A look inside Germany’s startup industry: its startups, apps, entrepreneurs and VC’s」を翻訳した内容です。

エコシステムに始まり、モバイル、ウェブ、アプリ、有名起業家&投資家、イベントまで幅広い内容を一気に紹介してくれたお役立ち記事でした。こうしてみると、普段は余り耳にする機会もないドイツのスタートアップ・シーンですが、かなり盛り上がっているようですね。いずれはドイツでスタートアップにチャレンジする日本人も出てくるかもしれません? — SEO Japan [G+]

ドイツで盛り上がるスタートアップ・シーンの現在

昨日、ドイツの様々なスタートアップ・オフィスを写真で紹介しましたが、今回は肝心のドイツのスタートアップ・シーンについて全体像をまとめた記事をThe Next Webから引き続き。様々なスタートアップが紹介されており、ドイツ事情に詳しくない人もこれを読めばヨーロッパ最先端のスタートアップ大国の現状が理解できるはず? — SEO Japan

これから2,3週間にわたって、我々の読者と興味深いスタートアップと投資家を繋げるために、私たちはヨーロッパ周辺の12か国でTNWミートアップを計画している。これには、我々の編集チームの見解、地元のエキスパート、オンラインStartup Awardsのノミネーションからの情報提供が混合され、テックシーン、成功、トップアプリ、スタートアップ、投資家の確かな概要をあなたに与えるに十分な攻撃材料を提供することになるだろう。

今日はドイツから始め、UK、フランス、さらに多くの国が後に続く。

ドイツのスタートアップ・エコシステム

ドイツにはとても健康で活発なスタートアップ・エコシステムがある。主なハブには、ハンブルクやミュンヘンが含まれるが、ドイツのスタートアップシーンが最も擁護されている場所がベルリンだ。

ドイツのエコシステムの中心であるベルリンは、急速に、ヨーロッパのスタートアップおよびクリエイティブのホットスポットになっている。安い住宅、手が出る価格の工業建築風のオフィス、健全な投資家シーン、巨大なローカル市場が、ベルリンを才能あふれる人とスタートアップにとって頼りになる場所にする。

以前は大部分のドイツ企業は地元に焦点を合わせて、他の場所で機能するビジネスモデルによってインスパイアされることが多かったのだが、今この地域には、新鮮なコンセプトを持ってグローバル市場をターゲットにしている新種の起業家がいるようだ。

画像クレジット:Sean Gallup

ドイツのスタートアップのサクセスストーリー

Spreadshirt、Xing、StudiVZ(この地域でFacebookに相当するもの)、Aalando、Citydeal、Amiandoなどが、若いスタートアップと起業家が後に続く野望を提供することに役立った。

今、ドイツのスタートアップシーンにおいて特筆すべき企業には、SoundCloud(German Startup Award受賞)、人気のタスク管理アプリWunderlist、アプリ作成プラットフォームTrademob、地理的位置に関係なく働くデリバリーサービスのLieferheld(DeliveryHeroの一部)がある。他に注目すべき会社は、200万人以上のユーザーを所有するサイエンティストとリサーチャーのためのソーシャルネットワークResearchGateだ。

ドイツのトップモバイルアプリ

美しくデザインされた人気の写真共有アプリEyeEmiOS/Android/Windows)は、‘アイ・アム’と発音されるのだが、これはドイツのトップアプリについて議論する時には真っ先に頭に浮かぶサービスの1つだ(以前の記事参照)。地元のモバイルマーケットプレイスStuffle.itiOS)やWunderlistiOS / Android)やAmeniOS)も言及に値する。

Facebookストリームの面白い解釈、GogoGabiiOS)も必ずチェックしよう。

ドイツのトップウェブアプリ

ドイツは、数千とはいかないとしても数百ものeコマース企業の生地だ。ドイツでは、ファッションも旅行と同じ位に大きく、ウェブショップが至る所に登場している。エネルギッシュな組織Zalandoが群を抜く;Bonusboxのようなコンセプトが急速に成長していて、他の多くの衣料品店が繁盛している。

標準的なeコマースサービスを超えて、地元のフリーランスプラットフォームTwago.deがとても成功しているし、ペイメント・スタートアップPaymillは急速にそのサービスをヨーロッパ中に拡大しているし、ローカルコミュニティはますます多くwaymate.de.を介して交通機関のチケットを予約している。

ドイツのベストデザインアプリ

デザインのこととなると、ベルリンは特に美しいアプリを新しく次から次へと作り出すことで知られている。デザインとUIが称賛された企業には、KlashappiOS)、ソーシャル体験マーケットプレイスGidsy、ゲームデベロッパーWooga、共有する価値のある引用句のためのソーシャルネットワークquote.fmiOS)(以前の記事参照)がある。

ドイツのトップ起業家

特にここでの驚きはない。SoundCloudのAlexander Ljung”>Christian Reber(6Wunderkinder)、Ijad Madisch(ResearchGate)は全て人気のある起業家ロールモデルとして高い順位に入る。

ドイツのトップ投資家

ドイツにはたくさんの投資家がいて、たくさんの資金が流れており、優れたアイディアと野望と才能あるチームを持った企業を待っている。評判の高いVCには、EarlybirdWellington Partnersがある。

さらに、以前の成功とエグジットから生じたより起業家的なバックグラウンドを持つ新種の投資家が登場している。彼らの中には、有名なSpreadsirtのLukasz Gadowiski率いるTeamEuropeもいる。TeamEuropeは、複数の確固たる企業と共にそのポートフォリオを急速に築いている。

元XingのCEO、Lars Hinrichsが創設したHackfwdも有名だが、まだ最初のエグジットを待っているところだ。アクセラレーターのStartupBootcampは、ドイツの扉を開き、かなりのけん引力を目にしている。最後に忘れてはならないのが、有名なSamwer兄弟によるインキュベーター、Rocket Internetだ。彼らはこのシーンの中でかなりの論争を引き起こしているが、彼らの目にしてきた膨大な成功を否定できる人はいない(彼らの素晴らしいポートフォリオをチェック)。

ドイツで参加すべきイベント

Burda Media主催の招待制のイベントDLDは、恐らくドイツで最もホットなイベントだ。ミュンヘンで行われるWorld Economic Forumの直前に開催されるので、ハイクオリティなネットワーキングのために出席したい。

Mloveは、モバイルシーンから多くの仲間を集めている興味深いモバイルイベントだ。企業向け展示会、Cebitは巨大で、広く知られている。他の興味深い企業向けイベントは、ベルリンで行われるNEXTカンファレンスだ。The Next Web Conferenceと混同しないように。さらに、Pirate Summitからのこの最高のロケーションをチェックしよう。

厚かましい最後の言葉

スタートアップ、投資家、デベロッパー、起業家、マーケッター、デザイナー、ビジネスパーソンにお薦めなのが、ドイツにも近いアムステルダムの中心で開催される私たちの最高のTNW Europe Conferenceだ。要チェックだ。そこで会えるのを楽しみにしている。


この記事は、The Next Webに掲載された「A look inside Germany’s startup industry: its startups, apps, entrepreneurs and VC’s」を翻訳した内容です。

エコシステムに始まり、モバイル、ウェブ、アプリ、有名起業家&投資家、イベントまで幅広い内容を一気に紹介してくれたお役立ち記事でした。こうしてみると、普段は余り耳にする機会もないドイツのスタートアップ・シーンですが、かなり盛り上がっているようですね。いずれはドイツでスタートアップにチャレンジする日本人も出てくるかもしれません? — SEO Japan [G+]

デザイン大国「ドイツ」が誇るオシャレ&クールなスタートアップ・オフィス12選

スタートアップブームが世界中で巻き起こっているとはいわれますが、日本にいると米国はアジア方面の話題は聞いてもヨーロッパの話を余り耳にする機会がないですよね。今回はThe Next Webからヨーロッパを代表する経済大国はもとより建築・デザイン大国としても知られるドイツのスタートアップ事情を、そのオフィスから紹介しようという面白い視点の記事を。ガレージで創業なんてはるか昔?どれもクールでおしゃれなオフィスばかりです。 — SEO Japan

かつてベルリンは、西の資本主義と東の共産主義に分割された政治的な温床だったが、その印象は古くなりつつある。ベルリン人は長い間新しいことに向かってきた―例えば、この街を国際的なスタートアップ温床へと変えることだ。今、ドイツの首都は、ブレイクスルーのチャンスを求めている世界中のクリエイティブを魅了する。

今回の記事では、ベルリンの素晴らしいスタートアップ・オフィスをいくつか紹介する。Gidsyから始まり・・・最後は・・・って、これを言ってしまったら台無しでしょう?

協力:WOVOX.com

1. Gidsy

Gidsyのドイツ人およびオーストリア人の創設者は、そもそもはデザインスタジオを経営するためにベルリンにやって来たが、すぐにサイドプロジェクトに気を取られ、成長した。それがオーセンティックな体験のためのコミュニティマーケットプレイスだ。私たちが知っているGidsyの誕生である。物事は急速にうまくいった:俳優アシュトン・カッチャーが投資家に加わったことで、2012年1月には投資の上昇を目にし、旅行中のアクティビティを予約したい人達にとっては頼りになる名前になっているように見える。最近このチームは、活気あるアートとカウンターカルチャー・シーンのあるトルコ人の多い地域Kreuzbergにオフィスをオープンした。

2. Madvertise

Madvertiseのモバイル広告のプランを信じていた人は少なかったが、Googleが似たような会社AdMobを7億5000万ドルで買収した時に事態は急変した。多くのベルリンのスタートアップと同じように、Madvertiseは20世紀初めの工業用建築を改造したオフィスで働く。嵐の中の静かな安息の地のように感じるテック部門で混み合ったスペースだ。しかし、見た目に騙されるな:ここのチームメンバーはおもちゃの銃やヘリコプターでお互いを攻撃し合う習慣を持っている。恐らくそれが、オフィスを最も騒々しくしている。

3. 99designs

オーストラリア人が創設したグラフィックデザインのためのオンラインマーケットプレイス、99designsは、2012年8月にドイツの同等企業12designerを買収してヨーロッパ市場に参入した。両方のブランド名を継続して、今彼らは、数々の他のスタートアップと共に水辺にある元産業建築をシェアしている。このチーム(現在はもっぱら女性だけ)によるそのスペースの使用法の中に彼らのクリエイティブな姿勢が反映されているのを目にした:カンファレンステーブルが卓球台を兼ねているのだ。

4. ResearchGate

考え得る全てのニッチに関するソーシャルプラットフォームが存在するが、サイエンティストとリサーチャーはいまだに大学の内部ネットワークに閉じ込められている。彼らは大丈夫だろうか?ウィルス学者のDr.Ijad MadischとSoren Hofmayer、コンピューターサイエンティストのHorst Fickenscherは、リサーチャーとサイエンティストの連携を容易にするプラットフォーム、ResearchGateを使ってこのギャップを埋めることにした。ルーツに忠実であり続けるというか、恐らく偶然に一致して、彼らのオフィスはMuseum fur Naturkunde(翻訳すると‘物理学ミュージアム’だが、科学に関する全てのことを網羅している)から角を一つまがった所にある。

5. Veodin

Veodinは、Jan MechetelとMatthias Mayrockの革新的なプロダクティビティ・ソフトウェアを作るという願望から生まれた。彼らの主力製品は、キーボードのショートカットをすぐに学ぶための簡単な方法をユーザーに提供するツール、KeyRocketだ。この会社は、元パン工場で今では40以上の企業が集まるBACKFABRIK内にある。

6. eBay

これはスタートアップではないが、間違いなくここで言及するに値する。eBayのドイツキャンパス(オフィスと呼ぶには大きすぎる)は、今もベルリンの壁の一部が見える唯一の場所の1つにある。従業員は、eBayで買ったアイテムを使って、カンファレンスルームとワークスペースをテーマ別のフロアにデザインした。例えば、ヒューマンリソースのフロアは、有名な芸術家をテーマにしている。

‘シェイクスピア’、‘ヴァン・ゴッホ’、‘クラフトワーク’のような名前の付いた部屋がある。今後親戚も利用可能になるジムもあり、あなたがこの場所を小さなインドアの街と間違えるのは簡単だ。

7. 6Wunderkinder

名前から分かるように(‘Wunderkinder’は、ドイツ語で‘神童たち’を意味する)、6Wunderkinderはベルリン在住の友人6人によって創設された。彼らは、タスクマネージメントツールWunderlistなど、クラウドベースのプラットフォーム独立型プロダクティビティ・ソフトウェアをデザイン・開発した。ここのチームメンバーは、人間工学的な快適な椅子に座り、高さが調節できるデスクで働き、真新しいMacBook Airのキーをたたく。この会社は、‘一生懸命働き、一生懸命遊ぶ’をモットーとし、Xboxと卓球台を備えた休憩ラウンジで後者を実践している。

8. Expaway

海外在住イタリア人がスイスに定住するのを手助けしている建築家のGiulio Sovranと求人関係の起業家Andrea Sntiniは、あるギャップに気が付いた:自国で適切な人を見つけるのに苦労している多くの企業を目にした一方で、多くの求職者が仕事を見つけるために海外に移住しているのを目にしたことだ。そこで彼らは海外在住者と将来の雇用主をマッチする求人ツール、Expawayを作った。

2012年4月にローンチされたExpawayには、すでに本格的なチームが存在する。このベルリングループは、ミュンヘンのオリンピックスタジアムやサウジアラビアのTuwaiq Placeを設計した建築家Frei Ottoの‘エコハウス’の1つの中でエクササイズボールにまたがって跳ねている。

9. SponsorPay

私たちは広告の山に埋もれている。それが事実であることは間違いない。もちろん企業もこのことを知っている。価値交換プラットフォームSponsorPayは、価値を提供することによって消費者に関与したいのだ。例えば、動画や広告を見た後やニュースレターに登録した後に、限定プレミアコンテンツを提供する。

そのチームは、かつてMTVとドイツ人ディレクターWim Wendersが存在していた古い工場の中で働く。SponsorPayは、ここの1つのスペースから始まったが、それはすぐにこの建物の大部分を占めるようになった。そのことが、私たちがその新しいオフィスを訪問するスケジュールを組むことができるのもそう遅くないのではと思わせる。

10. Roomsurfer

恐らくリスト内初のスタートアップ‘ガレージ’、RoomsurferはドイツのAirbnbCouchsurfingと一致する。2012年に作られたRoomsurferは、旅行者とホストがFacebookのインタレストを使って適切なマッチングを作ることを可能にする。他の会社と共有しているベルリンのダウンタウンのアパートにある和気あいあいとしたオフィスから運営しており、かの有名なアレクサンダー広場からも徒歩数分の距離だ。

国際的なチームで、それは旅行ビジネスに携わる会社としては理にかなっている。しかし、Roomsurferはそれを次のレベルへと引き上げている:このオフィスで話される言語の数は、チームメンバーの数よりも多いのだ。

11. Newthinking

もしあなたが、オープンソースがテックギークのためのものだと思っているのなら、この会社はあなたが考え直すのに役立つかもしれない。元織物工場の5階から、Newthinkingは、テックおよびハッカーシーンを超えてコラレーティブなオープンソースの考え方に拡大することに努めている。Newthinkingは、異なる支社の人々が新しいものを作ることに結束するイベントをオーガナイズする。そして、オープンソースの哲学に忠実に、彼らの従業員の手当の1つは、オープンソースソフトウェアがいっぱい詰めこまれたデスクトップだ。

12. SoundCloud

eBayとGidsyと共に、SoundCloudはこのリスト上で最も良く知られている名前かもしれないが、知らない人のために説明しておこう:SoundCloudは、ユーザーがインターネット上であらゆる種類のサウンドを簡単に作成および共有することを可能にする。

スウェーデンで始まり、創設者のAlex LjungとEric Wahlforssは2007年に会社をベルリンへと移した。ミッテ(ベルリンに3つあるSounCloudのオフィスの1つ)にあるオフィスは、20世紀初めに建築され、ベルリンの壁が崩壊する前には、東ドイツで唯一の合法の広告会社であるDEWAGが入っていた。SoundCloudは今、世界中2000万人以上の登録ユーザーのために役立つためにそれを利用し、毎週のクッキングコンテストやヨガクラスのような儀式でオフィスライフを最大限にしている。デベロッパーは個人プロジェクトに取り組むためのハッカータイムが与えられ、もちろん、ビア・オクロック、もしくはジン・オクロック、あるいはマティーニ・オクロックとして知られる金曜午後のドリンクもある。

写真:

Gidsy by Diana Arce & Andrew McCarthyResearchGate by ResearchGateVeodin by VeodinRoomsurfer by Roomsurfer6Wunderkinder by 6Wunderkinder
Madvertise&Expaway&Newthinking&99designs&SponsorPay & eBay by Thierry Vrakking(WOVOX)/SoundCloud by Moritz Konigsbuscher

全ての写真はクリエイティブ・コモンズライセンスの下に配信されている。


この記事は、The Next Webに掲載された「Awesome offices: Inside 12 fantastic startup workplaces in Berlin」を翻訳した内容です。

もちろん写真の撮り方もあるのでしょうが、どれも思わず働きたくなるオフィスばかりですね。。。よく見るとEBAYは別にしても高級家具を揃えているというよりチョイスやレイアウトのセンスが良いですね。後はそもそもの建築物に雰囲気がある所が多いのはヨーロッパならでは?

日本もおしゃれオフィスが増えていますが、どこも今時の似たような感じのものが多い気がするのは私だけでしょうか。スタートアップのオフィスもスタートアップならではの発想で格安家具を活用したユニークなオフィスデザインを見てみたいですね!ま、そんなことにお金や時間をかけている余裕もないとは思いますが、ネットバブルの時みたいにアーロンチェアー揃えるよりは健全かと。 — SEO Japan [G+]

カナダでスタートアップ・ビザプログラム始動、アメリカのスタートアップビザ運動

これからのスタートアップは海外で勝負だ!とばかりに、いつか海外での起業を目指している方も増えているらしい最近。海外起業といえばシリコンバレーが聖地的に有名ですが、アメリカの場合、ビザ取得の難易度の高さが大きなネックになっており、外国人が簡単に起業できる状況にはないのが現実です。そんな中、アメリカのお隣の国、カナダが新たにスタートアップ向けのビザプログラムを開設したということで、その内容を早速ご紹介。カナダに加え、アメリカのスタートアップビザに関する話も出てくる興味深い内容です。 — SEO Japan

今日私は、カナダがスタートアップ・ビザプログラムを開始したという告知を読んだ。そうすることによって、彼らは、“移民起業家のみなさん、ようこそ。どうぞカナダに来てビジネスを始めてください”と世界に言っているのだ。それは素晴らしいことだ。うまく考えられている。2009年以降アメリカで私たちが始めようと努めてきたスタートアップビザ運動を手本にしているのだ。

私は、スタートアップビザ運動―もっと具体的に言うと、起業家に適用される移民改革―に関するアメリカ政府の行動に本当にがっかりし続けている。過去3年間何らかのことを成立させようとしてきたが、既存の法律に対する行政上の変更の域を超えることは何も起こらなかった。一部の例では、これが規則の解釈を改善したものの、今でも私たちはここアメリカで完全にチャンスを逃している。CBP(米国国土安全保障省 税関・国境取締局)とUSCIS(米国移民局)は、一貫性なく規則を履行し続け、現行の有効なビザを持っている企業家がアメリカに入国する際に彼らを刑務所に放り込んだり、物事がどうあるべきかのCBPの誤った解釈を受けて他の起業家がこの国に入ることを禁止したりと、全くとんでもない状況を生み出している。私は少なくとも週に1回は恐ろしい話を耳にし、できる時には助けようとしているが、ほとんどの場合、この件に関するアメリカの方針をとても恥ずかしく思うのである。

カナダは移民起業家がカナダに移り住んで会社を始めるのを簡単にして前向きに進んでいるが、今のアメリカの取り組みは“包括的な移民改革”に完全に焦点が合わされている。これに対する最初の法案が数か月以内に出始めることになっているので、私はObamaCare(註:オバマケア – 医療保険未加入のアメリカ人を医療保険制度に加入させる制度改革)の時に私たちが目にしたのと同じような動態を目にすることを期待している。終わりなき政治的陰謀、移民改革に加えてありとあらゆることを網羅して絶え間なく拡張する一連の法案、誰も理解することができない予期せぬ結果をもたらす複雑な一連のトレードオフ。

その上、私は、多くの政治関係者の友人から“投票の計算は役に立たない”と聞いている。これは、何かを通過させるのは非常に苦しい戦いであるということを意味し、アメリカ連邦議会にいる人にその法案を支持してらうという合意は“取り引きと譲歩”(私たちの間のシニカルな見方では、“特定の方向に投票することに賛成する必要がある政治的賄賂”を意味する)が広範囲に及ぶことになることを意味するのだと、私は学んだ。

一方、カナダはスタートアップ・ビザプログラムの恩恵について声高に叫んでいる。

  • スタートアップ・ビザプログラムは、移民起業家が革新的な会社を始めることを可能にし、その会社がカナダに仕事を作り出し、次第に世界的に競争することになる。
  • このプログラムは、新参者にとっては時に困難であることが分かっているカナダのビジネス環境をしっかりと進むことに関する有益な支援を起業家に提供する。
  • このプログラムは、世界中の最優秀人物を含む幅広い範囲の起業家へのアクセスを民間企業に提供する。

私は、起業家は世界中のどこでも好きな場所で会社を始めることができるべきだと思っているので、このカナダ政府の行動には拍手を送る。そして、移民起業家にアメリカに移住すること、さらにはこの新しいプログラムのあるカナダに移住することを検討することを奨励したい。

親愛なるワシントンにいる友人たちへ:注意せよ。私たちは、移民に関する強硬姿勢―特に起業家になるということに関して―が理由で競争力を失い続けている。カナダは真のリーダーシップを見せている。彼らと張り合ったらどうだろうか?


この記事は、MyVenturePadに掲載された「Canada’s Start-Up Visa Program」を翻訳した内容です。

原題が「カナダのスタートアッププログラム」だったのですが、内容はほとんど筆者も関わっているアメリカのスタートアップビザ運動の話でした(なのでタイトルも調整しました)。かつてアメリカでビザを取って仕事をしていた私としては気になるニュースですが、現状でも十分世界でも圧倒的な数のスタートアップと成功事例が生まれているアメリカですし、当面は厳しそうですかね。。。

一方、カナダに移住といえば私の中では中国人が多く移民する場所(特にバンクーバー)&寒さと暇さで数年で戻ってくる人も多いらしい、というイメージが強いのですが(多分少し古い情報でゴメンなさい)、今回のスタートアップビザプログラム、今年の4月1日から開始される、ということで海外での成功を目指す起業家にとってはまた一つ素敵な選択肢が増えたといえるかもしれません。ただカナダ政府のサイトを見た所、カナダのVCや投資家によるバックアップがないとそもそも申し込めないようですし、同種のビザプログラムを提供しているシンガポール等に比べると最初から難易度「高」な雰囲気ですね。そもそもカナダのVCなんて外国人の大半は知らないような 汗

こんなんで世界から起業家が集まるのか?という気がしなくもないですが、世界から優秀な起業家を呼び込むために作られたプログラムのようですし、様子を見ながら改善していくのでしょう。今後に期待しましょう! — SEO Japan [G+]

ドラッグディーラーに学ぶビジネスを成功させる7つの極意

セックス・アンド・ザ・シティからデペッシュ・モード、さらには孔子子猫まで、様々な存在に教えを受けてきたSEO Japanですが、今回はお金儲けのことならこの業界とばかりに、禁断のドラッグ・ディーラーに学んでみたビジネスのアドバイスを。ネタ記事かと思いきや、思った以上にリアルで学べることが多く、思わず息を飲んでしまうかも。 — SEO Japan

違法ドラッグ市場が2.5兆ドル産業であることをあなたは知っていただろうか?そう…ビリオンダラー産業ではなく、トリリオンダラー産業である。

あなたが考えていることは分かっている。ドラッグ取引は違法だ。確かにあなたは正しいが、だからと言ってそこからいくつかのことを学ぶことができないということではない。なぜなら、違法ドラッグ市場は全くの偶然からこんな大きな産業になったわけではないからだ。

それでは、ドラッグディーラーから学べる7つのレッスンを紹介しよう:

自分の製品を軽く見ない

あなたは、ドラッグディーラーは場所を取り合って争うと思うだろうか?彼らはみんな最高の製品を求めているため、製品をめぐる争いにもなる。彼らは、あなたがあなたの製品次第だということを知っている。

優れた製品を持っていれば、それを販売するために無理をする必要がない。

つまり、あなたのビジネスにおいては、自分の製品を軽く見ないことだ。市場の中で最高の製品を作るようにするのだ。もしそれができれば、人々はそれに夢中になるだろう。もしあなたがポンコツ製品を作れば、彼らは少しの間はそれを使うかもしれないが、遅かれ早かれ他にもっといい物を見つけてそれを投げ捨てるだろう。

口コミがマーケティングの最高の形

ドラッグディーラーが自分たちの製品を野外広告板や雑誌やテレビで宣伝しているのを見たことがあるだろうか?もちろん、ない…。それは彼らが捕まりたくないと思っているからではない…マーケティングの最高の形が口コミであるということを知っているからだ。

もしあなたが、人々が好む素晴らしい製品を持っているなら、彼らはそれについて話題にし、それを他の人に共有する。ドラッグディーラーは、自分の顧客が自分の製品について他の人達に話すことが最高のマーケティングの形であることを知っている。

ビジネスオーナーとしてあなたは、広告にお金を費やしたいと思うだろう…ぜひともそうすべきだ。しかし、あなたの製品がどのように市場そのものを助けることができるかを忘れてはならない。口コミマーケティングに勝てるものはない!

フリーミアム・モデルはもうかる

あなたは、ウェブの人間がフリーミアム・ビジネスモデルを最初に開発したと思っているだろうか?ドラッグディーラーは、インターネットが誕生する遥か前からこのフリーミアム・アプローチを使っている。

彼らは人々に無料で少しだけ体験させるのが好きだ。一度試すともっと欲しくなるということを知っているからだ。そして、彼らはその後にもう少しだけ無料で経験させることさえあるかもしれないが、あなたが中毒になると、彼らはお金を請求し始め、あなたで金を稼ぐ。

もっとたくさんの顧客を獲得することを求めているのなら、フリーミアム・アプローチを検討しよう。少しだけ無料で経験させて、人々がもっと欲しがったら、それに対してお金を請求するのだ。

会社の顔よりも会社の頭脳になる方が良い

単調で辛い仕事をする方がいいか、人々を管理する方がいいか?賢いドラッグディーラーは道で販売している人物ではなく、その業務の頭脳である。彼らはドラッグを手に入れる方法や、流通のためにそれらを誰に供給するのか、お金の計算をしながら控えめな運営を維持する方法を見つけ出す。

彼らは、もし自分が道で売る人だったら、捕まって牢屋に入る可能性が高いことを知っている。だからその代わりに、販売人から距離を置いてお金が入って来るのをただ見ている。

金持ちになりたいのなら、あなたには単調で辛い仕事をするための時間はない。その代わりに、仕事を委任して戦略と実行に焦点を合わせなければならない。単調でつまらない仕事をするために雇うことができる人は常にいるが、あなたは、自分の時間とエネルギーをもっと大変なことに集中させなければならない。全体的な戦略を思い付くように誰かを教育することは、仕事をするように誰かを教育することよりもずっと大変だ。

いつでもアップセルをすることができる

ドラッグディーラーが稼ぐことを決して止めないということに気付いていただろうか?彼らは常にあなたで金を稼ぐ方法を見つけ出そうとしている。それがあなたにより良い製品を売ることであろうと、新しいドラッグを売ることであろうと、彼らは決して売ることを止めない。

ドラッグディーラーのように、あなたも売るのを決して止めるべきではない。相手がすでに客だからといって、その人たちがあなたにもっとお金を払うことができないということにはならない。あなたは、彼らがあなたの製品から他に何を求めているかを把握するためにアンケートを取ることによって、自分の顧客ベースからもっとたくさんのお金を手に入れることができる。もしくは、あなたが解決することができてそれに対して請求することができる問題を彼らが自分たちの組織の中で他に何か抱えていないかどうか確かめることができる。

あなたが何をしているにしろ、アップセルについて忘れないこと。それがあなたの収益の大きな部分になり始めるかもしれないのだ。

価格を上げるために供給をコントロールする

もしバイヤーよりも多くのドラッグが市場に存在していたら、どうなるだろう?価格は下がるに違いない。そうでしょう?自分の製品の価格を上げ続ける最高の方法の1つが、供給をコントロールすることだ。

ドラッグディーラーはいつもジャンキーに対してこれをする。供給をコントロールすることで、ジャンキーがドラッグに対して払うつもりの金額を上げることができるからだ。そして、ドラッグディーラーがこれをする時、ジャンキーはすぐに薬物を手に入れるためにどんな金額でも支払うのだ。

あなたは同じことを自分のビジネスですることができる。例えば、Gmailが初めて市場に登場した時、彼らはそれを全ての人に公開しなかった。彼らが自分たちの無料サービスの供給をコントロールし、人々はその招待状をオークションで最大50ドルで販売していたのだ。それは無料とされる製品にとってはなかなかのことだ

新しい顧客を獲得するよりも既存顧客を満足させ続ける方が簡単

あなたがどんな業界にいるとしても、顧客を獲得するのは常に大変なことだ。ドラッグディーラーさえも苦戦している。だから彼らは既存顧客を満足させ続けるために必要なことなら何でもする。時々無料ドラッグで彼らを釣ったり、買ったばかりのドラッグを使うための道具を無料で与えたり、ドラッグディーラーは自分の顧客を満足させ続けるためにできることを何でもしようとする。

あなたは新しい顧客を獲得することにだけ焦点を合わせるべきではなく、既存の顧客を満足させ続けることにも焦点を合わせるべきだ。もしあなたが今顧客を失っていたり、高い解約率を持っているなら、新しい顧客の獲得にあまり多くのお金を使いすぎる前にそれを修正するようにすること。それがあなたのビジネスの真の価値が横たわる場所であるため、顧客の生涯価値を最大限にすることが全てなのだ。

最後に

このブログ記事があなたにドラッグの取引を始めるように説得しなかったといいのだが。それはもうかるビジネスだけれど、違法でもあるのでね。その代わりに、あなたがこの記事からビジネスを次のレベルへと持って行く方法について学んだことを願っている。フリーミアム戦略に目を向けることからアップセルに取り組むことまで、あなたが自分のビジネスを成長させる余地はたくさんある。

ドラッグディーラーから学ぶことができるビジネスレッスンは他に何があるだろうか?


この記事は、Quick Sproutに掲載された「Do Business Like A Drug Dealer」を翻訳した内容です。

ネタ記事かと思って気軽に読み始めたのですが、途中から恐ろしくなってきて思わずガクガクブルブルの顔文字を書きたくなる内容でした。。。口コミマーケティング、フリーミアム、、、ネットマーケティングの最新手法をはるか昔から実践しているのですね。その他にも価格コントロールからアップセル、顧客ロイヤリティ重視など、ビジネスに学べる部分が多すぎるというか、ある種徹底的にビジネスを追及し尽くした形がドラッグディーリングともいえるのでしょうか。

ソーシャル時代にはさらに活かせそうなものばかりですね。って実際、最近爆発的にブレイクしているソーシャルゲームなどはここに書かれているマーケティングの大半を実践しているような気も。別に意識したわけじゃないでしょうけど、最初は無料で始められるも中毒要素がありハマってしまう、かつ口コミで一気に広まるビジネスって、何にしても強いのですよね。。。そんな新しいビジネス(もちろん合法)、考えたいです。 — SEO Japan [G+]

情報と知識の大きな違い

2013年も始まったばかりですが、これまで以上に激動のウェブ業界、そこで働く皆さんであれば日々様々な情報を収集していることでしょう。とはいえ、その情報、実際に自身の知識となり役に立っているでしょうか?情報収集はしているけど、成果に今一つつながらない、、、そんな悩みを感じている人もいるかもしれませんし、そもそも大量の情報収集活動に疲れ気味の方もいると思います。そんなあなたにも、そうじゃないあなたにも是非読んでほしいのが今回の記事。 — SEO Japan

ビジネスでは、誰もが情報と知識を混同し続けている。それらは異なるものだ。辞書でさえもそう言っている:

情報:物または人について提供されるまたは知らされる内容。

知識:経験または教育を通して獲得される情報と技術;あるテーマの理論的もしくは実践的理解。

情報は、1と0だ。生のデータ、もしくは事実のリストだ。事業免許を記入するための説明や、Adwordsに登録する際にGoogleが提供する説明を言う。明らかなことだ。あなたは情報を無料で獲得できる場合が多い:生の分析されていないニュースならAP通信社に行けばいい。もしくは、自分で車を作る方法に関する“ハウツー”を読むのだ。

知識は、全く別のものだ。情報が分析経験と組み合わさった時に得るものだ。知識は、行動に集約された情報だ。それは、お金、もしくは時間、もしくは他の何かを犠牲にすることがあるし、犠牲にするべきだ。例えば、もしあなたがAP通信社からつかんだニュースの真の分析が欲しいなら、New York Timesで有料の記事を読むかもしれない。実際にあなたの利益を手助けすることができるAdWordsのトリックを学ぶには、本を買ったり、セミナーにお金を支払ったり、コンサルタントを雇ったりするだろう。

あなたは、知識に対してお金もしくは努力で支払わなければならない。これを理解しなければ、あなたは失敗することになる。

情報はあなたをここまでしか連れてこない

なぜ理解しない?

それはシンプルなことのように思える。では、なぜ私たちはそれを理解しないのか?私たちはみんな子どもの頃に頭を打ったのか?砂糖を取りすぎたのか?あまりに多くの政治的な広告を耳にしている?何?

私は3年間、自分の帳簿をつけようとした。その前の3年間は自分の税金申告をしようとした。それというのも、会計ソフトのTurboTaxとQuickenを買ったからだ。しかし、それらのプログラムは綺麗な包装紙にくるまれた単なる情報にすぎない。私が会計士と結婚したことは、とてもとても幸運なことだった。彼女は、“IAN、あなたバカじゃないの、会計士を雇いなさい”と言うだけの知性を持っていた。だから私はそうした。そして、ほんの1年後、辛うじて私の会社は破産を免れた。

さらに、航海をしようとしたカップルの話がある。名前は明かすつもりはないが、15年程前、素敵な夫婦がヨットを借りた。彼らは航海に関する面白い本を読んで、自分達にもできそうだと思った。彼らは順調だった。しかし、船が停泊所に戻る時、彼らは典型的な初心者の間違いを犯し、帆を張ったままにしていた。わずかな突風が船を加速させ、桟橋に衝突し、大きな物置箱を壊滅させた。怪我も深刻な損傷もなかった。そこには、苦労して手に入れた知識があった。それは簡単なレッスンを通してもっと簡単に獲得できていたことだった。

そして、当然ながら、優れたコピーライターやマーケッターを雇うことを拒否する人が存在する。彼らは馬鹿なことにも、「3つの製品説明に250ドルも支払うつもりはない!高すぎる!自分で書くからいい。」と言う。そして、彼らは本当にそうする。そして、なぜ何も売れないのか不思議に思うのだ。

私はその理由を知っている:情報は売れない。売れるのは知識だ。

一体ここで何が起きているんだ?

誰もが逆に理解しているのだ!!!

企業は情報に何百万ドルも投資する。巨大なデータベースとイントラネットと‘知識’共有システムを使用して、たくさんの情報をみんなの手元に置く。

しかし、これらの企業はいまだに、各々の陰部を踏みつけている:不適切な価格をつけたり、マルクス兄弟に値するマーケティングの大失敗をしたり、何年も遅れて新しい航空機(ボーイングなんちゃらかんちゃら)を完成させたり。そして、彼らの情報管理ツールは、会社に追い打ちをかける事柄を忠実に記録する。

なぜか?情報システムはデータを維持するからだ。情報システムはそれに関して何もしない。プログラマーやマーケッターやメカニストの前に情報を置くことは、“それを使う”知識を彼らに与えることと同じではないのだ。

企業は、知識が理由で成功する

Microsoftは、Appleと全く同じ情報を入手できる:マーケットリサーチや、開発スキルや、何もかも。だが、Steve Jobsが指揮を執ったことで、AppleはMicrosoftを置き去りにした。Jobsは情報の使い方やその枠を超越する方法を知っていた。それを超越してしまうと、彼のチームはデザインの知識に基づいて本当に見事なものを作ることができた。Microsoftは?彼らは、全ての人がTPSレポートを記入するようにするという本当に良い仕事をしている。

知識は勝つ。情報は維持する。しかし、企業は前者を無視して後者に何百万ドルも浪費する。一体どうなっているのか?

知識はあなたを唯一無二にする

もしあなたが情報(つまり無料)を使ってビジネスを築くなら、あなたは単なる群れの一部にすぎない。あなたの周りにいる全ての人が同じことをしている。彼らはみんな、同じウェブサイトを訪問した。彼らはみんな、“知識を借りる”ためにコンサルタントをディナーに招いた。彼らはみんな、自分に成功する権利を与える理解されていない事実のリストを持っていると仮定する。だから彼らはみんな、‘ゾンビプレナー’の軍隊に加わる。そして彼らはみんな、同じ粉砕機に足を踏み入れる。

ちょっと言ってみただけ

そうではなく、自分自身を唯一無二にするのだ。本当の知識を獲得するのだ:

l  事実を記憶するよりも学ぶこと(絶対に)。ビジネスタスクが何であるにせよ、必ずそれを本当に理解し、自分の行動の意味を理解すること。時間がないのなら、それはそれほど重要なことではないのかもしれない。もしくは、

l  あなたが必要としている知識をすでに持っている人を雇う。あなたは全てのことを知ることはできない。優れたチームを築くのだ。そうすれば、あなたが全てを知る必要はない。

最高の会社が最高なのは、その知識が理由だ。Appleのデザイン、Zapposのカスタマーサービス、FedExの効率性。

何があなたを最高にするのだろうか?

知識だ。それを手にし、それを守り、それに投資するのだ。


この記事は、Portentに掲載された「Information is free. Knowledge is not.」を翻訳した内容です。

情報と知識の違いに関してたまに議論されることがあると思いますが、今回の記事は非常にしっくりきました。特に「知識は勝つ。情報は維持する。」というシンプルな定義は、素直に納得です。しかし確かに、知識を無視したまま情報に無駄に投資している企業が多いのも事実ですよね。ウェブ業界もビッグデータが注目されていますが、重要なのはその膨大な情報を知識として活用できるか、つまり実際の行動に移せるかですよね。英語で「Actionable Data」(行動できるデータ)という言葉がありますが、ビッグデータがバズワードに終わらないためには情報をいかに知識に変えられるかが勝負でしょうか。

SEO Japanやその他業界ブログを読んで情報を得ることももちろん大事とは思いますが、それをいかに自分の知識へと落とし込んで仕事に活かしていけるか、そのためには、斜め読みで終わらせたりブックマークやリツイートして読んだ気分になるだけでなく、そこに書かれていることを自ら考え実践していくことが知識化への第一歩です。 — SEO Japan [G+]

起業家のジレンマに陥らないための26のアドバイスとデータ

起業家である以上、一定の確率で避けられないのが失敗です。わかっていても、チャレンジしてしまうのが起業家の性なわけですが、今回はハーバードビジネススクールの教授が執筆した「創業者のジレンマ」という書籍から、気になる名言やデータを26まとめて抜粋した記事を。起業家ならずともビジネスパースンであれば、はっとする言葉やデータが見つかること間違いなし。 — SEO Japan

数年前、最近ハーバードビジネススクールの教授になったNoam Wassermanに会った。そもそも私がNoamと出会ったのは、彼がスタートアップ、特に創業者の人間関係の分野について、興味深い調査をしていたからだ。彼とランチで会った時、彼は、私が自分の起業家キャリアで遭遇した最も大変なことをいくつか指摘した:近しい友人または家族と会社を始めるべきなのか?創業者の間で等しく株を分けるのが賢いことなのか?もし選ばなければならないとしたら、お金(裕福になる)とコントロール(女王/王になる)のどちらが欲しいか?共同創業者はどうなのか?難しいトピックだ。

私は、あまりに多くのスタートアップが、共同創業者との衝突にもがき苦しみ失敗するのを目にしてきた。誰もが素晴らしい意図を持って出発する―そして、物事は破綻をきたし始める。これらのケースのほとんどは、創業者たちが可能性のある問題に対峙して、早くからお互いに疑問をぶつけあえば、衝突は避けられたはずだ―あるいは、少なくとも、もっと早くに表面化したはずだ。

私は以前このトピックに関して、“Important Questions Startup Co-Founders Should Ask Each Other(スタートアップ共同創業者がお互いにすべき重要な質問)”の中で書いたことがある。創業者間の透明性と理解の欠如がスタートアップの問題になる時はたったの2つしかない:物事がうまくいっている時と、物事がうまくいっていない時だ。

さて、Noamの話にもどろう。彼は、自分の長年の調査の結果と創業者との会話を基に、“Founder’s Dilemmas(創業者のジレンマ)”を書いた。これは、このトピックに関するもっとも信頼のおける本だと私は思う。もしあなたが創業者なら、または創業者になろうと思っているのなら、この本を読むべきだ。私は、Noamがこの本の中で言っていることの大部分に賛成だ。しかしながら、私が賛成しているかどうかは関係なく、私とは違って彼は実際にデータを集めたのだ。

以下は、この本から抜粋したいくつかのアドバイスとデータだ。

Founder’s Dilemmasからのアドバイスと見解

1) 創業者CEOの交代の73%は、創業者が自ら退任したのではなく解雇されている。

2) 創業者はルイス・クラークのように感じている:どこに進むか大まかなアイディアはあるが、この先の明確な道や来たる落とし穴は見えていない。

3) 創業チームの離職者数は、スタートアップが最初のラウンドで資金を集めた時に、劇的に増加する。

4) 残念な真実:起業家精神が戦いなら、大部分の犠牲者は、味方からの誤爆もしくは自ら招いた傷から生じる。

5) 創業者CEOの成功の可能性は、新しいラウンドでの資金調達ごとに上がっていく。

6) スタートアップの65%が、マネージメントチーム内の問題が原因で失敗する。

7) “人々の決断”は非常に簡単なことのように感じる?あなたは後でひどく驚かされるかもしれない。そのままにせず決断すること。

8) 起業家の決まりの悪い事実:道中の多くの決断が、裕福&王様になるという結末をますます手の届かないものにする。

9) 創業チーム内でのソーシャル関係が増えるたびに、共同創業者の離脱の可能性が30%増える。

10) 友人/家族の共同創業者は、話したくない重要な問題(リレーションシップ、ロール/役割、リワード/報酬)に取り組む可能性が最も低いことが多い。

11) 友人や家族と共同創業することによって火遊びをしている?注意深くファイアウォールを建設し、最悪のケースについて議論しておくこと。

12) 6か月のハネムーン期間が終わった後は、先にソーシャル関係のあったチームが最も安定性が悪い。

13) 創業者は、自分が決定的な決断をしようとしていることに気が付かないことがよくある。

14) 共同創業者になるかもしれない人のモチベーションをチェックして、自分のモチベーションと共生できるかどうかを確かめること。

15) モチベーションが両立するからといって成功が保証されるわけではないが、不適合はトラブルの元だ。

16) 創業者は、自分たちの株式分割の話し合いを“戦争”、“腹立たしい”、もしくは“ストレス”だと説明することがよくある。

17) ピボットする可能性があるのか?それならなぜチームの50%以上が調整なしで株式を分割するのか?

18) 73%のチームが、ファンディングの1か月以内に株式を分割する:彼らが直面する大きな不確実性を考えると、驚きだ。

19) 創業者ディスカウント:好きでする仕事が落とし穴になることがある。自分と対等の非創業者よりも給料が少ないのだ。

20) 3R(リレーションシップ、ロール、リワード)のそれぞれの中で、最も共通している選択が、最も危険を伴う。

21) スタートアップを創業することの厳しい試練は、強いチームを築くというよりもチームを火あぶりにすることがよくある。

22) 3つのR(リレーションシップ、ロール、リワード)を自己責任で無視すること。正しく整列されていない3つのRは、緊張と衝突と爆発を引き起こす。

23) 裕福な創業者は、王様の創業者とはかなり異なる投資家の選択をするべきだ:自分の中核となるモチベーションを理解すること!

24) 急成長するスタートアップを率いることにおける創業CEOの成功は、彼もしくは彼女の廃退と交代を加速化することがある。

25) 創業者の52%は、スタートアップが3回目のラウンドで資金調達をする時までにCEOを交代している。

26) 創業CEOとして自分自身を解雇することは、自分が交代した後にスタートアップにより関わったままでいることを可能にする。

2つのお知らせ:この本へのリンクはアフィリエイトリンクである。私はこのようなリンクから稼いだお金を全て非営利団体に寄付する(Amazonの手に入るよりは、価値ある大義が5%を獲得する方が良いと思っている)。

さて、あなたはどう思うだろうか?困難な創業者問題に遭遇したことがあるだろうか?あなたはそれらを解決するためにどんなことをしただろうか?あなたが今苦戦している問題は何だろうか?


この記事は、OnStartupsに掲載された「Avoiding Founder Failure: 26 Quick Tips and Real Data」を翻訳した内容です。

名言風?な一言アドバイスとデータが入り混じった、面白く&興味深く読めた内容でした。しかし改めて見ると米国では創業者がファンディングの過程で交代してしまうケースがとても多いのですね。日本の場合、最近の上場企業を見てもほとんどが創業者が経営者を続けているケースが大半と思いますが、この辺は起業に対する考え方が日米では大分違う点もあるでしょう。

ただ私もプチ起業家として感じますが、新しい事業を創業する能力と事業を成長させる能力はまた違うと思いますし、企業が成長する過程で、特にそれが大きな拡大を目指せるものであるならば、創業者が経営者の座をその成長を目指せるプロ経営者に譲るという選択肢もあっていいとは思います。それができるプロ経営者が日本にどれだけいるかは知りませんが・・・。米国でもアンドリーセン・ホロウィッツのように創業者CEOにこだわるVCもありますし、一概に何が良いとはいえませんが、以前と比べ起業が驚く程、一般的になってきた最近の日本ではありますが、選択肢の幅はまだまだ少ないといったところでしょうか。

しかし、なんといっても最初の「創業者CEOの交代の73%は、創業者が自ら退任したのではなく解雇されている。」という一言が一番インパクトがあったかもしれません。起業家の皆さん、なるべくしてならともかく、不測の事態でそうならないよう、増資も事業運用も慎重に行っていきたいものですね。 — SEO Japan [G+]

年商1億円のSEO業者の作り方

月曜朝からベタなタイトルで恐縮ですが、書き手が米国のカリスマオンラインマーケッターのニール・パテルとなれば、ただの釣り記事とは一味違う有益な情報が詰まった記事のはず?!あのTechcrunchにもSEOを導入して実績を上げたSEOエキスパートでもある筆者の経験を元に、正しいSEOビジネスの立ち上げ方を教えてくれます。 — SEO Japan

私が始めた2番目のビジネスはSEOエージェンシーだった。私は自分がエージェンシーを作ることになるとは思いもしなかった…偶然にも出会ったのだ。しかし、私がSEOエージェンシーをどのように作ってそこからどのように100万ドルを稼いだのかに入る前に、私がどのようにそれに偶然出会ったかについて簡単な背景を説明しよう…

私が始めた最初のウェブサイトは、Advice Monkeyという求人掲示板で、“job search(仕事検索)”や“tech jobs(技術の仕事)”のような用語でウェブサイトを上位表示させようとしていた。私はいくつかのSEOエージェンシーを雇っていたが、結果を出したエージェンシーはいなかった。何万ドルも無駄にした後、お金が無くなった私には、Advice Monkeyを検索エンジンのために最適化する方法を学ぶしか選択肢はなかった…全て独学で

Search Engine WatchSEObookのようなサイトを読むことから、私はSEOのこつを少しずつ理解し始めた。自分のサイトにページ変更を加え、Patrick Gavinのような人と毎週のように話すことによってリンク構築の仕方を学んだ。

そのうちに仕事に関連した用語でGoogleに上位表示されるようになったが、そのビジネスはこれらの理由(日本語)で上手くいかなかった。

最初のベンチャーが失敗した時、私は、起業家を辞めて他のみんなのように大学に行き、卒業してから仕事をすることに決めた。有利なスタートを切るために、私は高校生の間に大学の授業を受け始めた。

私が受けた最初の大学の授業は、スピーチの基本だった。教授は私たちに好きなトピックについて3つのスピーチをするように言った。私が選んだトピックの1つがSEOだった…それは、“検索エンジンの仕組み”というタイトルだった。

私のスピーチ中に部屋にいた一人の紳士が、Elpac Electronicsの営業担当者で、彼はスピーチの後に私に接触してきた。そして、自分の勤める会社がSEO担当を探しているのだと言った。彼は社内のマーケティングマネージャーに私を紹介し、月3,500ドルの契約社員として私を採用した。

Elpacで働いて数か月後、彼らの順位は“power supplies(電力供給)”のような用語でGoogleの1位になり、彼らは喜んで他の知り合いの会社に私を紹介した。数か月すると、私はSEOコンサルティングで月におよそ20,000ドルを稼いでいた。

それが私がSEOエージェンシーを始めた時のことだ…それでは、私がそれを7ケタの会社にした方法を紹介しよう:

最高のクライアントは紹介からやって来る

言うまでもないが…あなたがエージェンシーとして獲得する最高のクライアントは、以前の顧客や、友人、さらには家族からもたらされる。誰かがあなたを推薦する時、その取引がまとまる可能性はとても高い。

しかし、もしあなたがクライアントを下手に扱えば、彼らは支払いを止めるだけでなく、あなたは、自分が定期的に得ていた紹介の数が少しずつ減り始めることにも気が付くだろう。このような理由から、あなたは良い評判を持っていなければならないし、自分が理にかなわないと思う時にさえもクライアントを取り計らうことで知られていなければならない。これを長期的にすることによって、紹介から新しいクライアントを絶えず手にすることになるのだ。

私がそのエージェンシーを始めた時には、紹介が私の1番の収益源だったが、マーケティングを介して顧客を獲得する方法を学んだ後には、それは4番目に人気のチャンネルになった。

紹介に頼ることはできない

私はかつて、主な収入源となる口コミマーケティングと紹介に頼っていた。そこから6ケタのSEOエージェンシーを築くのは簡単だが、7ケタのビジネスを作るのはとても難しい。

私が新規顧客を獲得した主な方法:

  • ブロギング – SEO、ソーシャルメディアマーケティング、コンバージョン最適化、コンテンツマーケティングについて継続的にブログを書く。ブログ記事が技術的であればあるほど、自分の主張をバックアップするためにより頻繁にデータを使用すればするほど、獲得するリードは多くなる。例えば、“コンテンツの長さがランキングとコンバージョンにどのように影響するか”に関するこの記事は、51人のリードをもたらしたが、“コンテンツマーケティングでマーケティングを忘れないこと”に関する私の記事はたった18人のリードしかもたらさなかった。どちらの記事もソーシャルウェブで好結果を出したが、コンテンツの長さに関する記事にはより多くの統計データが含まれていた。一般的に、統計とデータのある記事はそれらを含まない記事よりも3倍以上のリードをもたらすのだ。
  • カンファレンスで話す – かつてはSEOおよびマーケティングのカンファレンスが、私が新規顧客を獲得する場所だった。私はかつて、自分が足を運んだ参加者1500人以上のマーケティングカンファレンスごとに少なくとも100,000ドルを稼いでいた。そのうちに他の全てのSEO業者やマーケッターが同じイベントでスピーチをするようになり、これらのイベントから私が獲得する収益は劇的に減少した。後に私は、話をするのに最適のイベントは、非業界イベントであることを学んだ。例えば、オンラインギャンブルのイベントでオンラインマーケティングについて話した時には、PokerStrategy.comを120万ドルの契約で手に入れることができたのだ。ファイナンスからフィットネスまで様々な非業界イベントが、業界イベントよりも4倍以上の収益をもたらした。あなたはただ、チケットが最低1,000ドルはするカンファレンスで話すようにしなければならないだけだ。それは、あなたのサービスに支払う余裕のあるオーディエンスに話をすることを意味するからだ。そして、話をする時には、人々が活用できる具体的な戦術について話し、それらの戦術を使用している企業の例を示し、それが成功したことを示すデータで締めくくる必要がある。
  • ブロガーを助ける – 私が新規顧客を獲得するために使用した最後の手法は、Technorati 100に接触して、彼らに無料SEOを提供することだった。彼らのほとんどは私の申し出を受けなかったが、一握りの人たちは受け入れた。TechCrunchからGawker Mediaまで…私は彼らのSEOを無料でやり、その代わりに彼らのサイトに“SEO by…”という印を入れてもらっていた。その印は、私のサイトへとリンクバックしていて、リードを連れて来るのだ。そして運が良ければ、彼らは、私がもたらした結果についてブログ記事も書く。それらのブログにはたくさんのファンがいたため、新規の収入に250,000ドル以上をもたらしたのだ。

上に述べた全ての手法のうち、カンファレンスで話すことが、新規顧客を獲得する最高の方法だった。2番目がブロギング、3番麺がブロガーを助けることだった。

常に激動がある

クライアントがあなたを紹介されたにしろ他の方法であなたを見つけたにしろ、いずれ彼らはあなたのもとを去るだろう。SEOは激動が付きもののビジネスだ…誰かがクライアントとして3年間あなたのそばを離れないのは大変珍しいことだ。

このような理由から、あなたは毎月クライアントにアンケート調査をしておきたい。彼らがあなたやあなたのチームや会社に対して持っている問題点を見つけ出すのだ。何かを隠したり遠慮したりすべきではないことを彼らに知らせるのだ。

あなたが尋ねることができるいくつかの質問:

  1. あなたは自分が受けているサービスのレベルに満足していますか?
  2. 私たちに期待していたのに私たちがやっていないことを1つ挙げるとしたら何ですか?
  3. 私たちが改善できることは何かありますか?

そのデータを手にしたら、それに挑戦したり改善したりすること。これを毎月すれば、調査の回答が改善し、自分がうまくやっていることを目にする。もしそうでないなら、ビジネス内に運営上の問題があるということだ。

クライアントへのアンケート調査に加えて、必ず毎月のレポートと毎週の電話連絡をすること。あなたが彼らとコミュニケーションを取れば取るほど、彼らが満足しているかそうでないかを知るのが早くなる。

さらに私が気付いたことは、あなたがクライアントとコミュニケーションを取れば取るほど、彼らがあなたに留まる時間が長くなるということだ。そして、このプロセスは嫌な仕事のように思えるかもしれないが、既存顧客を維持するよりも新規クライアントを獲得する方が難しいのだ。だから、自分のクライアントを大切にすること。

結果主導になる

私は、他のSEOエージェンシーに支払うことで痛い目に遭ったため、この信念を1日目から持っていた。彼らは私のお金を全て持って行き、何も報いてくれなかった。これが理由で、私は、自分が結果を出すことができるクライアントのみを引き受けた…しかし、見込み客に彼らが理解できる方法でそれを説明することは決してなかった。

私がし始めたことは、私がどれくらい多くのトラフィックを会社にもたらすことができるかを見積もることだった。私は、彼らの現在のランキングを引き合いに出して、この表から乗数を使用した。つまり、もし彼らが月に1000ビジターをもたらすあるキーワードで6位につけているなら、私はそれを1位にして、10,400ビジター、つまり現在より4900人多くのビジターをもたらすことができると見積もるのだ。

そして、現在のコンバージョン率(ここでは2%とする)と販売あたりの平均的な価値(ここでは100ドルとする)を引き合いに出し、その9400人の追加ビジターがどのようにして彼らに毎月18,800ドルの追加収益をもたらすかを示す。それから、これを各キーワードに対して行い、私が毎月彼らにもたらす金額を見積もるのだ。

見込みクライアントにあなたが請求する額に対してあなたがどれだけ多くのお金を彼らにもたらすかを示すことによって、彼らがあなたを選ぶという決断を簡単なものにするのだ。彼らが心配しなければならない唯一のことは、あなたが実際に結果を出すことができるかどうかだ。これに効くのが、証言広告やケーススタディを使用してあなたが過去にしてきたことを見せることだ。

そして、理想的には、あなたがそれらの結果を達成するためにやったことの概要を述べると共に、あなたが他社にどれくらいのお金をもたらしてきたかを示す詳細なケーススタディを使用したい。それに加えて、あなたが一緒に仕事をしたことのあるビッグブランドを全てリストにして、あなたの信頼性を示したい。

このプロセスから私が学んだことは、顧客の大部分は中規模の企業だが、彼らは私たちが仕事を一緒にしたFortune 500企業を全て見たがったということだ。彼ら自身はその規模とは程遠いとしてもだ。私たちが、一緒に仕事をした中小企業のリストを見込みクライアントに見せた時、顧客として彼らを手にするというコンバージョン率は、大きなブランドを見せた時のおよそ半分に減少する。

このことを知って以来、私たちはできるだけ多くの大ブランドと仕事をするようになった。たとえ大ブランドが私たちにあまり多くのお金を使うつもりがなかったとしても…いや、むしろ私たちはお金を失っても構わなかったし、無料で仕事をすることもあった。

大切なものを与える

エージェンシーを築いている時、あなたは年間6ケタを支払うクライアントを獲得することに焦点を合わせる必要がある。クライアントが月に数千ドルしか支払わない時、収益性のあるエージェンシーを作って優れた結果を出すのは難しい。

6ケタを支払う会社を獲得する最高の方法は、大切なものを与えることだ。提案書の中には、この会社が間違ってやっていること全て、それをどのように修正できるか、あなたがそれを修正するにはいくらかかるかを書き出した1つのセクションを用意すべきだ。

相手があなたが与えた全てのことを奪って、自分たちでそれをすることを恐れないこと…人々は怠惰で、自分で問題を修正するよりもあなたに支払う。

修正することを事前に示すことによって、提案書に提供するサービスだけをリスト化した場合に比べて、彼らはあなたを選択する可能性が高くなるだろう。これをすることによって、成約率を上げるだけでなく、彼らにもっと多くを請求することができる。

価格に関して交渉をしないこと。なぜなら、きっと他のSEOエージェンシーは、見込みクライアントを手にするためにこれに深いところまで踏み込まないからだ。確かに、あなたの方が高いかもしれないが、少なくともこの会社は、競合するSEOエージェンシーと対比してあなたから得ることになるものを知っている。

事業開発を活用する

短期的には、事業開発からお金を失うことになるが、長期的にはそれを埋め合わせることができる。収益を増やす最も早い方法は、より大きなエージェンシーのアウトソース部門になることだ。

SEOエージェンシーよりもはるかに大きな広告エージェンシーが存在するため、SEOエージェンシーとして、パートナーを組む広告エージェンシーを探すのだ。彼らに営業電話をかけて、彼らのウェブサイトにおける無料の援助を申し入れる。もしあなたがうまくやれば、彼らがたくさんのクライアントをあなたにもたらしてくれるだろう。

それは膨大なプロセスではあるが、本当によく機能する。かつて私たちはこれをして、広告エージェンシーからリードの安定した流れを得ていた。短期的に彼らのSEOを無料ですることになるため、最初はお金を失う心づもりがなければならないというだけだ。

これらの広告エージェンシーと取引をする時には、あなたの最低価格が年間6ケタであることを知らせること。なぜなら、彼らはあなたのために大きな契約を手に入れるという問題を持つべきではないからだ。彼らは恐らく、あなたのサービスを独自ブランドで提供しようとするだろう。彼らはあなたに収益をもたらしクライアントに対処することでたくさんの面倒なことを取り除くことになるのだから、それは構わないはずだ。

与えることを決して止めない

最後になったが、私がSEOエージェンシーを成長させた1つの方法は、無料で人々の手助けをすることだった。私が最初に始めた時、人々がタダで私を助けてくれたため、私は同じことをすることによって恩送りをしたいと思っている。

今日に至るまで、私は自分が受け取る全てのEメールに返信しようとしているし、このブログに投稿された全てのコメントに返答する。私が人々を助けるためにすることが何であるにせよ、それが私を破産させない限りは、それをする。なぜか…私が若かりし頃に初めてベンチャーを始めた時に人々が私を助けてくれたように、私は本当にあなたのことを気にかけているからだ。

あなたはたくさんのカルマを築き、どうにかして、人々があなたについて他の企業や他の人に素晴らしいことを言うのに気が付き、次第にそれがあなたにより多くのビジネスをもたらすだろう。しかし、重要なのは、人々を助ける時には見返りを何も期待しないことだ。

結論

上で取り上げた全ての手法を使用することで、私は、年間7ケタの収益をもたらし何百万ドルも稼いだ企業を築くことができた。

1つ頭に入れておくべきことは、私のエージェンシーが実際に本当の結果を出したということには触れなかったということだ。クレジットカードや生命保険のような用語で会社を上位3位に表示することから、売り上げを増やすのを助けることまで、私たちはポジティブな投資還元を提供した。もしあなたが、上で述べた全てのことをして、SEOエージェンシーとして結果を出すことに失敗すれば、あなたのビジネスは長くは続かないだろう。


この記事は、QuickSproutに掲載された「How I Built a 7 Figure SEO Agency」を翻訳した内容です。

今からSEO業者を新たに立ち上げようなんて変わった方も少ないかもしれませんが、私の会社も振り返ってみれば10年以上SEOに携わっていますが、この記事に学べる要素がまだまだありました。いわゆる人海戦術・営業力勝負のSEOとは一味違う、独自の発想と行動力で勝負する手法で、様々なビジネスに応用できそうな内容ですね。しかし今ではカリスマな彼でも無償でサービス提供していた時代があったのですね。もちろんそれが今の彼のブランドを築き上げているわけですが、、、まさにカリスマは1日にして成らず、日々の地道な努力が大切だなと改めて思わされました。
– SEO Japan [G+]

スタートアップが知っておくべき10のトレンド

スタートアップはもちろん、大企業の新規事業担当者や事業責任者が激動の現代を理解する上で、知っておきたい10のトレンドをまとめた記事をソーシャルメディアの論客ブライアン・ソリスから。どれも現在進行形で進化中のモノばかりですが、現在のトレンドを大枠で理解する、頭の中を整理するためには簡潔でちょうど良いリストになっています。 — SEO Japan

この投稿はスモールビジネスに焦点を絞った継続中のシリーズの一部である

この記事を読んでいる間にも、ビジネスを巡る状況は代わり、その会社の基盤を揺るがしている可能性がある。消費者が決定を下す経緯、発見する経緯、そして、共有する経緯、影響を与える経緯および与えられる経緯は、大きく進化を遂げつつある。事実、消費者の行動は、変化しているだけでなく、バラバラになり、新たな接点への扉を開いている。今後は、既に把握している消費者に対して、さらには把握する必要がある新しいタイプの消費者に対して、他の会社と競わなければならない。消費者の注目、そして、最終的には忠誠心を獲得するためには、優れたテクノロジーのトレンド、そして、そのテクノロジーが消費者の行動に影響を与える仕組みを深く理解する必要がある。

消費者の分裂を引き起こす最大の原因がテクノロジーである。ただし、テクノロジーと言っても、PC、ラップトップ、iPod、eブックリーダー、DVR等の既知のテクノロジーではない。消費者の行動の変化は、ディスラプティブテクノロジーの登場、そして、ディスラプティブテクノロジーが行動に影響を与え、期待を作り直したことによる当然の結果である。スマートフォン、ソーシャルネットワーク、アプリ、ゲーミフィケーション、グーグルメガネ、自動運転する車、スマート電子機器等、挙げればきりがないが、このようなディスラプティブテクノロジーは、経験の共有によってお互いにつながる環境の中で、消費者を消費者自身の世界で中心に据える。このようにつながりを持つ、常時オンの消費者は、異なった見方で世界を見る方法を学びつつある。力および権利を与えられているのだ。その結果、ディスラプティブテクノロジーによって、自分自身を探し出す情報や機会を消費者が期待するようになった。

どのように消費者に接触しているのか、そして、消費者の行動と期待がどのように変化しているのかを調べることから全てが始まる。しかし、この取り組みにおいては、現時点で接触していない消費者が鍵を握っている。このリサーチは、新しいタイプの消費者にアピールする方法を理解する上でも役に立つだろう。

ソーシャルメディア戦略、そして、特に人気の高いソーシャルネットワークでページを用意すれば十分だと考えているなら、その考えを改める必要がある。ウェブサイトやeメールブラストにソーシャルボタンを加えれば十分だろうか?iPhoneとアンドロイドのプラットフォームのアプリを開発すればいいのだろうか?残念ながら、どれも適切なアプローチとは言えない。

消費者の分断がどのように実現しているのか、そして、新しいテクノロジーがそれぞれのグループと効果的に交流する機会をどのように導入しているのかを理解するためには、リサーチを実施する必要がある。また、このような新しい機会を認識および優先し、交流する機会があるうちに行動を起こすためには、イノベーションの解釈、戦略、そして、文化が必要とされる。

カスタマーサービス、セールス、そして、マーケティングのように、テクノロジーおよびトレンドを機会に変える力は、日常的な事業戦略の一部になっている。消費者の状況にディスラプティブテクノロジーが与える影響の程度は業界によって異なり、どこに焦点を絞ればいいのか、そして、焦点と投資のバランスをどのように取ればいいのかを明らかにするためには、やはりリサーチが必要である。そこで、リサーチを支援するため、評価するべき10点の現在のトレンドをまとめた。しかし、これはほんの序の口であり、このリストを使って、リサーチ、そして、社内のイノベーションを現在および今後ともに推進する部隊を構築していってもらいたい。

チャンスを特定するべき10のトレンド…

1. フェイスブックから、ツイッター、そして、グーグル+等のソーシャルネットワーク、そして、ソーシャルネットワークがインフルエンサーと企業につながる仕組み(注: Pathやインスタグラム等のニッチワークにも注目しよう)。

2. ロケーションを共有し、褒美や値引きの機会を獲得する、フォースクエア等のジオロケーションチェックインサービスやフェイスブックのロケーションアップデート。

3. グルーポンやリビングソーシャル等のクラウドソースディスカウント、そして、何が価値があるのか、および、その理由。

4. ショップキックやArmadealo等のソーシャルコマースサービス、そして、共有する価値のあるパーソナライズされたユーザーエクスペリエンスが作られる仕組み。

5. 情報を得た上で決定を下すことが可能な、イェルプ、サービスマジック(現ホームアドバイザー)、そして、アンジーズリスト等の推奨ベースのソリューション、および、経験の共有がビジネス、製品、そして、サービスをどのように改善することが出来るのか。

6. バッジビルやファンゲイガーのようなゲーミフィケーションプラットフォーム、および、見返りを与えるエンゲージメントが売買と忠誠心を改善するのはなぜか。

7. 現在、消費者はモバイルデバイスをどのように利用しているのか、また、どのアプリをインストールしているのか。移動中にどのように選択肢を比較し、経験を精査し、そして、決定を下しているのか。

8. タブレット、スマートフォン、ラップトップ、デスクトップ等、様々なプラットフォームで提供するオンラインのプレゼンス。自分が作成したオンラインのプレゼンスを消費者がどのように経験しているのか、そして、そのプレゼンスはそれぞれのプラットフォームで総合的且つ最適化された経験を提供しているかどうかを把握する必要がある。

9. 消費者が利用しているプラットフォームに応じた消費者のクリックパス。消費者の期待を基にユーザーエクスペリエンスを導いているだろうか。クリックパスが始まり、終わるデバイスやネットワークを考慮しているだろうか。フェイスブックのFコマースやモバイルコマースをカスタマージャーニーに加えているだろうか。

10. つながっている消費者の期待、それぞれのチャンネルやプラットフォームで何を重要視しているのか。どこで交流を行っているのか。ユーザーエクスペリエンスを改善し、共有する価値をもたせるにはどうすればいいのか。

他に加える項目はあるだろうか?

会社の規模は失敗や成功には関係ない。消費者を知る点においても規模は関係ない。つながっている消費者は、従来の消費者にとって代わるわけではなく、ビジネスを成長させる新たな機会をもたらすだけである。現在のマーケティングの方法、販売の方法、そして、カスタマーサービスの方法は、このような重要な消費者を見逃していることが多く、従って、エンゲージメントと成長の力を制限している。

つながっている消費者がどのように決定を下しているのかを理解することで、より有意義な戦略、そして、最終的には効果的で魅力的なプログラム、製品、そして、サービスをもたらすことが可能になる。ビジネスの未来を自分一人で作るのではなく、共同で作る時代を迎えつつあると言えるだろう。

この記事は以前AT&T’のNetworking Exchange Blogで配信されている。

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この記事は、Brian Solisに掲載された「Small Business Strategy: 10 Trends to Watch」を翻訳した内容です。

例で出されているサービス名含め、米国のネットサービス事情に明るくないとわからないものもあったと思いますが、トレンドをざっくり把握するには十分だったのではないでしょうか。次々に進化し続けるテクノロジーとユーザーに翻弄されてしまいそうな気もしますが、「つながっている消費者は、従来の消費者にとって代わるわけではなく、ビジネスを成長させる新たな機会をもたらすだけである」と考えればこれは大きなチャンスでもあるわけです。この中に新しいビジネスの、既存ビジネス拡大のヒントがきっとある。 — SEO Japan [G+]