バカン、オフィス向けコミュニケーション促進サービス「Keeple」をNTT東日本の本社オフィスに提供開始

バカン、オフィス向けコミュニケーション促進サービス「Keeple」をNTT東日本の本社オフィスに提供開始

バカンは2月4日、東日本電信電話(NTT東日本)との提携を深化し、ニューノーマルな働き方に適応する共同検討の新サービス、オフィス向けコミュニケーション促進サービス「Keeple」(キープル)の提供を開始すると発表した。

また同提携の一環として、NTT東日本本社オフィスの執務スペース約300席にKeepleを2021年12月より展開。Keepleでは、VACANが提供する座席の即時予約サービス「VACAN Noline Autokeep Module」(ノーライン オートキープ モジュール)を活用することで、素早い開発およびサービス提供を実現しているという。同モジュールは、VACANが提供する座席の予約サービス「VACAN Noline Autokeep」の機能をベースとしており、導入環境に応じて必要な機能を随時カスタマイズできる仕組み。バカン、オフィス向けコミュニケーション促進サービス「Keeple」をNTT東日本の本社オフィスに提供開始

昨今、リモートワークの浸透、オフィスのフリーアドレス化、フレックス勤務などのワークスタイルの変化により、様々な課題が生じている。バカンは、これら課題を見える化し、ワークプレイスの最適化、組織と人、人と人との新たなコミュニケーションの実現に向け、今後もNTT東日本と連携してサービスをブラッシュアップし、展開を加速させるとしている。

オフィス内の空いている座席を検索・予約、座席利用データを基に席の配置や導線設計の見直しなども行える

バカンのKeepleは、オフィスの座席に設置された専用タブレットと専用ウェブサービスを活用することで、座席の予約やオフィス内での社員の現在位置を検索できるサービス。

専用サイトにスマートフォンからアクセスすることで、オフィス内の空いている座席を検索・予約できる。また座席を予約した者は、座席に設置されているQRコードやタブレットのバーコードを読み取ることで、チェックインが可能となる。

事前予約を行っていない場合は、席が空いていれば座席に設置されているタブレットから直接利用予約が可能。

座席の満空情報は、専用サイト以外にも、オフィスに設置してあるサイネージなどの情報端末からも確認できる。座席の利用率や残席数などをリアルタイムに分析することで、おすすめの座席をレコメンドし簡単に座席を選べるようにサポートするといった機能も実装しているという。バカン、オフィス向けコミュニケーション促進サービス「Keeple」をNTT東日本の本社オフィスに提供開始

また、オフィス内における社員同士のコミュニケーションを活性化させるために、「社員の位置検索」機能も提供。位置検索機能において、探したい社員の名前を専用画面に入力することで、利用している席の場所を見つけられる。これにより、フリーアドレス特有の人を見つけにくいといった課題を解決し、スムーズな対面での会話を実現している。

さらに、利用データを基に各デスクの利用状況を可視化可能。これらデータを活用することで、席の配置や導線設計の見直しなどが可能となり、オフィス運用をデータでサポートするとしている。バカン、オフィス向けコミュニケーション促進サービス「Keeple」をNTT東日本の本社オフィスに提供開始

混雑情報のバカンが初詣など分散参拝を支援、福岡県太宰府天満宮や三重県伊勢市主要観光地の混み具合を可視化

混雑情報プラットフォーム「バカン」が初詣など分散参拝を支援、福岡県太宰府天満宮や三重県伊勢市主要観光地の混み具合を可視化

AI×IoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ「バカン」は12月27日、福岡県太宰府市および三重県伊勢市観光協会との観光DXに関する取り組みを発表した。

福岡県太宰府市

太宰府天満宮は、日本屈指の人気観光スポットであるとともに初詣期間は参拝客が集中しやすく、三が日には毎年200万人が訪れるという。ただ昨今、国内外での新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大もあり、参拝者の快適性向上や感染拡大防止に向けて「分散参拝」の重要性が増しているという状況にある。

太宰府市との取り組みでは、太宰府天満宮参道のリアルタイム混雑情報の検知・配信(12月28日開始)を行う。太宰府市内の太宰府天満宮参道に定点カメラを設置し、リアルタイムの混雑情報を24時間自動で検知。またAIなどでそれら情報の映像解析を行うことで、混雑情報を可視化し配信する(カメラによる混雑の可視化は、個人が特定されない形で実施)。参拝者が、任意のタイミングでリアルタイムの混雑情報を把握できるなど、分散参拝しやすい環境の構築を支援する。また、同取り組みを推進し参道の混雑を抑制することで、観光客の満足度の向上や地域住民の理解につなげていくことも目指す。

混雑情報の可視化は、リアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を活用。VACANには混雑情報をマップ上に表示する機能「VACAN Maps」があり、今回参拝者は、専用ページとVACAN Mapsから混雑情報を確認できる。スマートフォンやPCを通し誰でも閲覧可能。

また今後、得られた混雑データを用いて混雑予測や人流解析といった新しい活用方法を含む観光DXの推進についても、太宰府市とともに検討するという。

三重県伊勢市観光協会

混雑情報プラットフォーム「バカン」が初詣など分散参拝を支援、福岡県太宰府天満宮や三重県伊勢市主要観光地の混み具合を可視化三重県・伊勢市観光協会との取り組みでは、同協会による非接触型デジタルサイネージを活用した混雑状況配信(12月27日開始)をサポートし、配信を実施する。非接触デジタルサイネージには、市内の主要観光地9カ所とそれらのリアルタイムの混雑状況が表示される。筐体に設置された赤外線センサーにより指の動きを検知することで、画面に触れることなく操作でき、各場所の詳細情報を閲覧可能。混雑状況などはすべて多言語対応しており、海外の方も利用できるそうだ。混雑情報プラットフォーム「バカン」が初詣など分散参拝を支援、福岡県太宰府天満宮や三重県伊勢市主要観光地の混み具合を可視化

伊勢神宮は、年間600万人以上が参拝し、三が日には毎年50万人の参拝客が集中するという(数値はコロナ禍前のもの)。やはり日本屈指の人気観光スポットだが、コロナ禍により分散参拝を重視するようになっている。2020年よりVACANは、伊勢市との観光DXの一環として、市内観光地の混雑情報を可視化する混雑状況配信サイト「空きです、伊勢♪」の配信・運営をサポートしてきた。

伊勢市の取り組む主要観光地の混雑データは、市内9カ所にカメラなどを設置し、リアルタイムに混雑状況を検知しAIなどを用いた画像解析により混雑状況を可視化したもの(カメラによる混雑の可視化は、個人が特定されない形で実施)。今回の取り組みでは、「VACAN Maps」および専用ページを介した混雑情報の提供に加えて、非接触型デジタルサイネージを通して混雑を確認できるようにしたという。これにより、スマートフォンやPCを持っていない方や、それらデバイスを使いにくい状況でも、利用者の利便性向上が期待できるとしている。従来以上に手軽に混雑情報を把握できるようにすることで混雑の抑制を促し、感染症などのリスクを抑えた安全な観光地の実現を目指す。

非接触型ディスプレイの設置場所

  • :JR伊勢市駅(三重県伊勢市吹上1-1-4 JR伊勢市駅構内)
  • 案内所
    ・宇治浦田観光案内所(三重県伊勢市宇治浦田1-10-25 内宮B2駐車場横)
    ・宇治山田駅観光案内所(三重県伊勢市岩渕2-1-43 近鉄宇治山田駅構内)
    ・二見浦観光案内所(三重県伊勢市二見町茶屋111-1 二見生涯学習センター内)
    ・伊勢市駅手荷物預かり所(三重県伊勢市吹上1-1-1 JR伊勢市駅正面右側)

 

混雑情報を提供するVACAN Mapsが埼玉県44自治体・東京都目黒区・群馬県桐生市で衆院選の期日前投票所の空き状況配信

マップ型混雑情報を提供するVACAN Mapsが埼玉県44自治体・東京都目黒区・群馬県桐生市で衆院選の期日前投票所の空き状況を配信

AIとIoTを活用して施設の空き状況・混雑状況を地図上に表示するサービス「VACAN Maps」を運営するバカンは10月15日、第49回衆議院議員総選挙において、埼玉県内44自治体、東京都目黒区内、群馬県桐生市の期日前投票所の混雑情報を同サービスを通じて提供することを発表した。なお、県単位での導入は埼玉県が初となる。

VACAN Mapsは、専用アプリをダウンロードすることなく、スマートフォンやパソコンのインターネットブラウザでレストランやカフェ、トイレ、観光地、避難所などの空き情報をリアルタイムで調べることができるサービス。混雑状況の検知方法は、環境や予算に合わせ「店舗・施設に設置されたボタン型IoTデバイスを店員・施設スタッフが操作」「カメラで取得した施設内状況のデータをAIで自動判定」「スマートフォンなどから直接入力」など、さまざまな方法から選択できる。

今回の衆院選の期日前投票所では、投票所の職員が専用IoTデバイスを操作することで混雑情報を更新。空き状況は「空いています」「やや混雑」「混雑」の3段階で表示される。混雑を可視化し住民に情報を届けることで、当日投票時に比べ投票所が少ない期日前投票の混雑緩和、密を避ける環境づくりをサポートする。混雑情報のほか、投票所の場所や投票日などのデータも地図上に掲載されるため、投票率の向上につながる効果も期待される。サービスの提供は期日前投票に合わせて開始される。

マップ型混雑情報を提供するVACAN Mapsが埼玉県44自治体・東京都目黒区・群馬県桐生市で衆院選の期日前投票所の空き状況を配信

埼玉県内の対象となる自治体

川越市、熊谷市、行田市、飯能市、加須市、本庄市、東松山市、春日部市、狭山市、羽生市、鴻巣市、深谷市、上尾市、越谷市、蕨市、戸田市、入間市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、桶川市、久喜市、北本市、八潮市、富士見市、蓮田市、坂戸市、幸手市、日高市、吉川市、ふじみ野市、白岡市、伊奈町、三芳町、毛呂山町、越生町、川島町、鳩山町、横瀬町、皆野町、長瀞町、杉戸町、松伏町(計44自治体)

マップ型リアルタイム空き情報配信サービス「VACAN Maps」が導入避難所数1万件達成、災害時の混雑状況を可視化

マップ型リアルタイム空き情報配信サービス「VACAN Maps」が導入避難所数1万件達成、災害時の混雑状況を可視化

AIとIoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ「バカン」は9月2日、マップ型リアルタイム空き情報配信サービス「VACAN Maps」(バカン マップス)において、2021年8月に国内人口15%をカバーするとともに(「導入自治体の人口合計÷国内の総人口」で算出)、全国で170超の自治体への導入を達成したと発表した。これにより、災害時には1万件以上の避難所の混雑情報をリアルタイムに可視化可能となった。

現在コロナ禍により、感染拡大防止のため人と人との間に距離を確保する社会的距離(ソーシャルディスタンス)や密の回避などが求められている。これら感染対策は災害時に開設される避難所も例外ではなく、距離の確保や体調不良者のゾーニングなどが重要となる。

一方で、そうした状況下では各避難所の収容可能人数が従来と比べ少なくなる可能性があり、一部の避難所に人が集中することを避け、分散して避難をすることが必要になる。

この課題を解決するため、多くの自治体において、マップ上で各種施設の空き・混雑状況を一覧表示できるVACAN Mapsの避難所への活用が進んでいるという。2020年8月の東京都多摩市導入以降、11カ月で1万件、170超の自治体が導入しており、2021年内には導入先が200自治体に増える見通しとしている。マップ型リアルタイム空き情報配信サービス「VACAN Maps」が導入避難所数1万件達成、災害時の混雑状況を可視化

VACAN Mapsでは、PCやスマートフォンなどでアクセスすることで、アプリなどをダウンロードすることなく各避難所の位置や混み具合を確認できるようになっており、ユーザー情報の登録なども必要ない。地図上のアイコンと表示される文言から、「空いています(青)」「やや混雑(黄色)」「混雑(赤)」「満(赤)」の4段階で避難所の混み具合を確認できる。マップ型リアルタイム空き情報配信サービス「VACAN Maps」が導入避難所数1万件達成、災害時の混雑状況を可視化

バカンとあいおいニッセイ同和損害保険が防災領域で提携、リアルタイム被害予測サイト「cmap」で避難所混雑情報を公開

バカンとあいおいニッセイ同和損害保険が防災領域で提携、リアルタイム被害予測サイト「cmap」で避難所混雑情報を公開

AIとIoTを活用してあらゆる空き情報を配信するバカンは8月5日、あいおいニッセイ同和損害保険と避難所混雑可視化に関する提携を8月から開始すると発表した。今回の提携により、あいおいニッセイ同和損害保険のリアルタイム被害予測ウェブサイト「cmap」(シーマップ)およびアプリ(Android版iOS版)上で、バカンが配信する全国150超の地方自治体が運営する避難所1万カ所以上の混雑情報を閲覧できるようになる。無償一般公開としており、利用時にユーザー登録などの必要はない。

バカンとあいおいニッセイ同和損害保険が防災領域で提携、リアルタイム被害予測サイト「cmap」で避難所混雑情報を公開

cmapは、被災規模の早期把握や迅速な救助・支援活動に貢献を目的として、台風・豪雨・地震による被災地域の被災建物棟数を最新の気象観測データに基づき現在進行形で予測し、無償公開するシステム。あいおいニッセイ同和損害保険、エーオングループジャパン、横浜国立大学による産学共同の研究から誕生した。

台風の場合は上陸前から(最大7日先まで)、豪雨、地震による被害が発生した際は被災直後から、被災建物棟数、被災件数率を市区町村ごとに予測し、地図上に表示する。また、洪水ハザードマップなどの機能も実装している。

利用者は、cmapにスマートフォンやPCからアクセスすることで、災害発生時には避難所のリアルタイムの混雑情報や位置を地図上で確認できる。​混み具合の情報は、各避難所の職員や災害対策本部の職員がインターネット上で入力することで更新され、「空きあり」「混んでいる」「満席/満室」の3段階で表示される。

また今回の連携により、従来より掲載していた予測情報などだけでなく、災害発生時のリアルタイム情報もcmapに掲載される。両社で連携することで、混雑情報可視化の対象となる避難所を増やすとともに、防災プラットフォームとして機能を拡充するとしている。

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タグ:あいおいニッセイ同和損害保険(企業)自然災害 / 火災(用語)バカン / VACAN(企業・サービス)防災 / Emergency management(用語)日本(国・地域)

渋谷区・新宿区・豊島区のファミリーマート130店がバカンのトイレ混雑抑止IoTサービス「VACAN AirKnock」導入

渋谷区・新宿区・豊島区のファミリーマート130店がバカンのトイレ混雑抑止IoTサービス「VACAN AirKnock」採用

バカンは7月16日、渋谷区・新宿区・豊島区のファミリーマート130店に、トイレ向け混雑可視化IoTサービス「VACAN Throne」(バカン スローン)、トイレの長時間利用を検知する「VACAN AirKnock」(バカン エアーノック)の提供を7月12日より順次開始したと発表した。

同サービスは、トイレの入退室をドアセンサーで検知し、滞在時間や利用頻度を管理するというもの。これにより、一定時間以上のトイレ滞在の場合は、来店客の安全確認が可能になる(個人情報を取得することは一切ない)。ファミリーマートでは、2020年から一部の店舗での実証実験を開始しており、実験の結果を踏まえ導入を拡大することとなった。

渋谷区・新宿区・豊島区のファミリーマート130店がバカンのトイレ混雑抑止IoTサービス「VACAN AirKnock」採用

AirKnockの仕組み

VACAN Throneは、手のひらに収まる程度のセンサーを設置することで、トイレや会議室の空き情報をリアルタイムに可視化できるというサービス。検知した入退室の情報に関しては、デジタルサイネージやウェブサイト、アプリなどで確認でき、商業施設やオフィスなどですでに利用されている。

VACAN AirKnockは、VACAN Throneのオプション機能。VACAN Throneで取得した混雑情報と利用時間を、個室内壁面に設置したタブレットに表示可能で、導入済みのオフィスでは1個室あたり1日45分(参考値)のトイレ利用時間の削減効果を確認しているそうだ。

AirKnockのイメージ

AirKnockのイメージ

また同サービスにより、トイレ利用時間や頻度などのデータを取得することで、より効率的な清掃や備品管理などのオペレーションの構築が期待できるという。長時間の利用をリアルタイムに検知し通知することで、急病人などの発生も早期に把握できるとしている。

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都議会議員選挙で空き情報配信サービス「VACAN」を練馬区が導入、期日前投票所の混雑情報をリアルタイムに可視化

AIとIoTによる空き情報を配信するVACAN(バカン)は6月14日、東京都議会議員選挙において、東京都練馬区が期日前投票所に混雑可視化サービスを導入すると発表した。

昨今のコロナ禍においては、感染拡大防止のために人と人との間に距離を確保する社会的距離(ソーシャルディスタンス)などが求められており、投票所でも人が集中することを避けた分散投票が重要となっている。2021年1月22日には、総務省から各自治体に対して「投票所などの混雑情報の積極的な提供を求める」通達が新たに出されたという。

VACANは、マップ上で近くの施設などの空き・混雑状況を一覧できる「VACAN Maps」という機能を備えており、期日前投票する人はこのVACAN MapsにPCやスマートフォン等でアクセスすることで、投票所の位置や混み具合を「空いています」「やや混雑」「混雑」の3段階で確認できるようになる。​混み具合の情報は、期日前投票所の職員がインターネット上の管理画面から操作することで更新する。

また、投票所の混雑可視化はカメラなどによる解析でも行えるものの、一時的な利用である中でカメラなどのハードウェアなどを購入・設置するのは導入コストが高いといった課題があったという。一方VACANの場合は、職員が手元のスマートフォンおよびPCから入力するだけで可視化が可能なため、導入にかかるコストが低く、すぐに利用が可能としている。都議会議員選挙で空き情報配信サービス「VACAN」を練馬区が導入、期日前投票所の混雑情報をリアルタイムに可視化

さらにVACANでは、混雑状況だけでなく、地図上で場所や投票日といった選挙に関する情報を一括で確認できるため、利用者がよりスムーズに投票しやすくなるなどの効果も期待できる。なお、この投票所向け混雑可視化サービスはすでに板橋区や館林市、藤枝市など複数の自治体でも導入されているそうだ。

VACANは、混雑を可視化し住民が自主的に密を避けやすくすることで、少しでも投票しやすい環境の整備をサポートし、投票率の向上を目指すとしている。

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