XR Techスタートアップのバルスが10月2日〜4日開催の「TOKYO IDOL FESTIVAL オンライン 2020」の6ステージをVR配信へ

リアルとバーチャルの融合で新たな体験の創造を目指すXR Techスタートアップのバルスは、自社開発の配信視聴アプリ「SPWN」(スポーン)を活用して10月2日~4日に開催される「TOKYO IDOL FESTIVAL オンライン 2020」の6ステージを「SPWN」アプリで配信することを発表した。スマートフォンの中にフェスやイベントのようなバーチャルライブ空間が出現する配信視聴アプリで、iOS版Android版が用意されている。具体的には、HOT STAGE、SMILE GARDEN、SKY STAGE、LOFT STAGE、CG labo、バーチャルTIFの6ステージとなる。チケット代金は1日券が6900円、3日間通し券が1万7900円。先行販売限定だった2万5000円のTシャツ&特典付き3日間通し券は売り切れとなっている。

また同社では、「SPWN portal」と呼ばれるサイトでブラウザ経由での配信も手掛けている。2020年4月20日のサービスを立ち上げ以来、累計で420件のイベントを実施。チケットやグッズの購入件数を含む総取引数は14.2万件となり、7.5万人の会員にオンラインイベントに参加したという実績がある。今回は、SPWNアプリ、SPWN portal経由で、TOKYO IDOL FESTIVAL オンライン 2020を楽しむことができる。

カテゴリー:VR / AR / MR
タグ: バルスXRTech

演者と連動するAR背景を使ったオンライン配信システムをバルスが構築、ライブ配信を実施

ARやVRなどの技術を利用したコンテンツ作成や配信・物販システムを開発・運営するバルスは8月12日、同社のプラットフォームサービス「SPWN portal」を利用して8月8日に音楽ライブ配信「未来 × SPWN AR LIVE -into the Virtual World-」を実施したことを発表した。無料の会員登録を済ませれば、アーカイブ映像の無料視聴が可能だ。

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今回の音楽ライブでは、モーショントラッキングによって演者が立っている位置を特定し、影の発生する場所や手に追随して輝く演出など実現。人物の立ち位置を3Dで位置情報として取得することで背景を立体的に表現した点が特徴だ。具体的には、クロマキー処理で人物を抜き出し、位置情報を基にAR背景を合わせているとのこと。楽曲に合わせて4つ舞台をARで作成し、曲が変わると瞬時に舞台転換を行った。なお今回のライブでは、マイクロソフトが開発した人間の姿勢を推定できるカメラデバイス「Azure Kinect」を利用している。

さらにタイトルに合わせ、視聴者が「未来」「みらい」「ミライ」「MIRAI」などアーティストにまつわるキーワードをコメント入力すると、ライブ中に流れ星になる演出も実装。より一体感をより高められたという。

同社は、4月に同プラットフォームを使った朗読劇を配信していたが、このときはグリーンバックに2D背景を組み合わせたもの。AR背景を利用したライブ配信は「未来 × SPWN AR LIVE -into the Virtual World-」が初の試みだった。

xRテックのバルスがテレビ局向けにリモート有料配信プラットフォームを提供、バーチャル楽屋訪問も実現

「どこでもVTuber」やイベント会場でのVRライブ、VR謎解きゲームのコンテンツ作成などを手掛けるバルスは4月27日、BS-TBSとクリエイティブボードに有料配信プラットフォームを提供したことを明らにした。

バルスが開発した配信プラットフォームは、BS-TBSとクリエイティブボードが共同設立した「うち劇」に利用される。うち劇は、自宅で楽しめるリモート配信劇場で、新型コロナ禍で作品の発表の場をなくした俳優や演出家が安心できる環境で芝居をできるプラットフォームを目指して開設された。

うち劇は、出演する俳優が自宅や事務所など別々の場所からPCを通して観客に向けて演じた内容をネット配信するシステム。背景を合成するなどして異なる場所でも役者が演じやすい仕組みを構築。これにより、演出や臨場感を醸成していくのが狙いだ。

第一弾は舞台「マトリョーシカの微笑み〜刑事は二度死ぬ〜」を4月25日に配信済みで、朗読劇上演後は出演キャストの染谷俊之、平野 良、赤澤 燈の3氏がそれぞれのPCでファンからのコメントにこたえるかたちで、観客が楽屋に行くのに近い方向のファンサービスも実施した。

配信された舞台の概要は以下のとおり。

  • 配信舞台:マトリョーシカの微笑み〜刑事は二度死ぬ〜
  • 脚本:太田善也 塩塚晃平
  • 演出:太田善也
  • プロデュース:丹羽多聞アンドリウ
  • 技術プロデュース:バルス株式会社
  • 公演スケジュール:4月25日(土)(昼夜2部制)
  • キャスト:染谷俊之、平野良、赤澤燈
  • 料金:3000円(ライブ配信舞台&楽屋トークつき)
  • 舞台公式サイト

ダイジェスト・メイキング動画が公開されているので、その内容をチェックしてほしい。

xRテックのバルスが東急レクリエーションと事業提携、109シネマズなどでのVRライブ開催、ARコンテンツ提供を拡充へ

xR関連のイベントの企画・運営などを手掛けるバルスは3月23日、東急レクリエーションとの事業提携を発表した。ライブビューイング網の共同開発や、XRライブの共同企画・運営などを両社で進めていく。

具体的には、東急レクリエーションが首都圏を中心に全国19カ所で展開しているシネマコンプレックスチェーン「109シネマズ」でのバーチャルアーティストのライブ興業を促進する。また、バルスがライブイベントなどに利用している自社開発の遠隔ライブシステム「SPWN」をベースとして、109シネマズなどの映画館や劇場でライブネットワークを拡大していくとのこと。

ライブ以外では、バルスが持つxR技術を使ったエンターテインメントコンテンツの共同開発などを進める。バルスでは、大規模商業施設でバーチャルアーティストを起用したAR謎解きゲームなどを手掛けた実績があり、今後は東急レクリエーションが所有する施設でこういったコンテンツを楽しめるようになるだろう。

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VRやARなどのxRテックのサービスを開発・提供するバルスは、神奈川県川崎市にある大型ショッピングモール「ラゾーナ川崎プラザ」で、AR空間に出現するバーチャルアーティスト(VTuber)からヒントをもらい、謎を解いていくという期間限定イベントを開催中だ。「ナゾトキバレンタイン」というタイトルで当初は2月16日までの開催予定だったが、好評につき3月1日までの延長が決まった。

バルスは、2018年1月設立のスタートアップ。池袋の映画館や渋谷のライブハウスなどで、バーチャルタレントの公開ラジオやライブを開催するなど人気を博している。バーチャルタレントはライブを開催する際、同社所有のスタジオで高精度なカメラを利用したモーションキャプチャーによってダンスや歌をパフォーマンスする。そのほか、小型カメラとPCだけで身体の動きを捕捉してバーチャルアーティストと連動させることが可能な「どこでもVTuber」、東京・銀座でバーチャルタレントが「ママ」として接客する会員制スナック「バーチャルスナック」をオープンするなど、xRを活用したさまざまなサービスを展開している。

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ナゾトキバレンタインをプレイするには、謎解きキットとAR対応のスマートフォン、スマートフォンに接続するイヤフォン、同社が無償配布している「SPWN AR」アプリが必要だ。

謎解きキットは、SPWN公式サイトで事前購入、もしくはポップアップストアの「SPWN Store」で当日購入する必要がある。価格は2800円。

ポップアップストアは、2月16日まではラゾーナ川崎プラザの2FのPLAZA East、2月17日〜3月1日までは同じくラゾーナ川崎プラザの5Fにある109シネマズ川崎に設置される。謎解きに登場するのは、バルスに所属するバーチャルアーティストである、風宮 祭、夜子・バーバンク、銀河アリス、MonsterZ MATEのコーサカとアンジョーの4組。

キットには、暗号(ナゾ)を解くためのキーワードを書き込む用紙などが入っており、暗号がわかったらバルスが無償配布している「SPWN AR」アプリにそのキーワードを入力すると、次の暗号の手がかりとなる動画を見られる。キーワードがわからない場合に備えて、ヒント動画も用意されている。

暗号を解く手がかりは、ラゾーナ川崎プラザ内のほか、VTuberの知識を動画で理解、SPWN AR内の動画を見るといった3つ方法がある。暗号は全部で5つあり、すべてを解き明かすっとエンディングのキーワードをわかるようになっている。なお、クリア画面をポップアップストアのスタッフに見せると、クリア特典として特別なARマーカーがもらえるほか、特典動画を見られるようになる。

このイベントは2月7日から開催されていたが、初日から謎解きキットを買い求める来場者が列を作るなど大好評を得ていた。謎解きイベント自体はショッピングモールや街中など各地で開催されているが、ARとバーチャルアーティストを使った新しい謎解き体験ということで、来場者の興味を引いたようだ。バルス所属のバーチャルアーティストのファンだけでなく、一般来場者も謎解きに参加していた。

 

TC Tokyo 2019に「どこでもVtuber」の出展が決定、カメラ前に立つだけでバーチャルアーティストに

11月14日、15日に東京・渋谷ヒカリエで開催されるスタートアップとテクノロジーの祭典「TechCrunch Tokyo 2019」。今年も注目のスタートアップを招いた出展ブース「Feature Lounge」の設置が決まった。このエリアに出展するのは、ハチたまバルスBONXNatureの4社。ここではバルスの出展内容を紹介する。

バルスは2018年1月設立のスタートアップで、VRやARのプラットフォームやキャラクターの開発を手がける。今回ブースに出展されるのは「どこでもVtuber」というシステム。小型カメラ(PCだけで身体の動きを捕捉してバーチャルアーティストと連動させることが可能なのが特徴だ。通常のバーチャルアーティストは、専用のスタジオなどで演者(中の人)に数十個のセンサーを取り付け、モーションキャプチャーによって動きを解析・反映する。一方のどこでもVTuberでは、インテル製のRealSense CameraとPCだけで手軽にモーションキャプチャーを実現可能だ。専用スタジオのカメラに比べるとさすがに精度は低下するが、手を挙げる、首をかしげる、姿勢を変える、目や口を開けるというった動きならほぼリアルタイムにバーチャルアーティストに反映される。

Feature Loungeでは、実際にどこでもVtuberを来場者が試せるようになっているので、ぜひブースを訪れてほしい。

TechCrunch Tokyo 2019では現在、一般チケット(4万5000円)のほか、5人以上の一括申し込みが条件の「団体チケット」(2万円/枚)、設立3年未満(2016年10月以降に設立)のスタートアップ企業に向けた「スタートアップチケット」(1万8000円)、学生向けの「学割チケット」(1万8000円)、指定席と専用の打ち合わせスペースを利用できるVIPチケット(10万円)を販売中だ。いずれもチケット種別でもKAOPASSを利用できるので、ぜひ活用してほしい。詳細は、チケット購入後に届くメールに記載されている。

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チケット購入はこちらから

xRテックのバルスが東京・銀座にバーチャルスナックをオープン

バルスは8月24日から、バーチャルタレントが「ママ」として接客する会員制スナック「バーチャルスナック」を東京・銀座にオープンする。

バルスCEOの林 範和氏

バルスは、VRやARなどのxRテックのサービスを開発・提供する2018年1月設立のスタートアップ。池袋の映画館や渋谷のライブハウスなどのバーチャルタレントの公開ラジオやライブを開催し人気を博している。例えば、9月21日の16時30分から東京・池袋のHUMAXシネマズで開催される「アメノセイ 1st LIVE -alone in the denshi-」は、1万9800円の特典付きプレミアムチケットがすでに売れ切れている。10月5日13時から東京・渋谷のVeats Shibuyaで開催される「富士葵 1st ソロライブ OVERTURE – 序曲 –」も、6800円のチケットが完売。なおバーチャルタレントは、同社所有のスタジオで高精度なカメラを利用したモーションキャプチャーによって動かしている。

バーチャルスナックは、東京・銀座にある「スナック十°」を隔週で借り切って営業。参加するには事前に同社のチケット販売サイト「SPWN」で税別4800円のチケットを購入する必要がある。このチケットは2ドリンク付きで、追加のドリンクは1杯1000円。ママへのドリンクは1杯2000円(特典付き)、ママへのリクエストは時価となる。チケットは20歳以上でないと購入できない。

風宮まつり

8月24日は、第1部が12時30分〜14時30分に開催され、風宮まつりがママを担当する。第2部は15時30分〜17時30分で、こちらのママは朝ノ瑠璃だ。その後、隔週土曜日の同じ時間帯に、さまざまなバーチャルタレントがママを務める。現在11月23日までスケジュールが決まっており、以降も続行していく計画だ。なお8月24日のチケットはすでに完売している。

朝ノ瑠璃

店内にはマイクとカメラが設置されており、もちろん双方向の映像と音声のやり取りが可能だ。店内ディスプレイにバーチャルタレントが映し出され、掛け合いを楽しめる。バーチャルタレントへのカラオケのリクエストなども可能。バーチャルタレントは、バルスが開発した「どこでもVTuber」と呼ばれるシステムを使って遠隔でママを務める。

実際に試してみたところ、違和感を覚えるのは最初の数分だけ。通信の遅延もほとんど気にならないので、自然なかたちで会話を楽しむことができた。バーチャルスナックは定員が10名程度と少人数で、バーチャルタレントと密度の濃いコミュニケーションを図れるため、ファンにとってはたまらないイベントになるだろう。

同社は、どこでもVTuberのシステムをバーチャルタレント向けだけでなく、法人向け接客ツールとしての販売も計画している。どこでもVTuberのシステムはノートパソコンとカメラ、マイクがあれば簡単に構築できるので、接客が必要な業務での採用が進めば、自宅はもちろん遠隔地で接客業務をこなすことができる。

ボイスチェンジャーも使えるので、性別や年齢も問わない。もちろん、メイクに時間をかける必要もない。バーチャルタレントは、エンターテインメントだけでなくビジネスの現場の働き方を変えるポテンシャルを秘めている。

どこでもVTuberのシステム。ノートPCとカメラ、マイクで構築できるので設置スペースをあまり取らない

Intel RealSenseで手軽にバーチャルアーティスト、バルスが「どこでもVTuber」を公開

VRやARのプラットフォームやキャラクターの開発を手がけるバルスは6月3日、小型カメラとPCだけで身体の動きを捕捉してバーチャルアーティストと連動させることが可能な「どこでもVTuber」のサービスを発表。事業会社向けに販売を開始する。

通常のバーチャルアーティストは、専用のスタジオなどで演者(中の人)に数十個のセンサーを取り付け、モーションキャプチャーによって動きを解析・反映する。一方のどこでもVTuberでは、インテル製のRealSense CameraとPCだけで手軽にモーションキャプチャーを実現可能だ。専用スタジオのカメラに比べるとさすがに精度は低下するが、手を挙げる、首をかしげる、姿勢を変える、目や口を開けるというった動きならほぼリアルタイムにバーチャルアーティストに反映される。

同社としては、バーチャルアーティストを使った配信イベントや店舗での接客、研修や講義などの利用を想定している。バーチャルアーティストが接客や講義を担当することで、実際の演者は衣装やメイクに時間をかける必要がないほか、ボイスチェンジャーを使えば性別にこだわる必要もなくなるというメリットがある。今夏以降はどこでもVTuberを使ったイベントの定期開催も計画中だ。将来的には、個人にもサービスを展開する予定とのこと。

どこでもVTuberの料金プランは、月額5万円のライトプランから。バーチャルアーティストの作成費用は別途必要になる。キャラクターは6〜7頭身ほどの美少女キャラはもちろん、2〜3頭身のゆるキャラなどもOK。

xRプラットフォーム構築のバルスが3.5億円調達、B向けへの応用にも期待

VRやARなどのxRテックを活用したライブエンターテイメントプラットフォームを開発・運営しているバルス(Balus)は5月13日、GMOベンチャーパートナーズ、三井住友海上キャピタルなどの3社より計3.5億円の資金調達を実施した。

同社は今回の資金調達によって、ライブエンタテインメント分野における技術開発および設備への投資、全国・海外のライブ会場の拡大、手軽なバーチャルキャラクターの制御技術の開発などを進めるとのこと。

同社の強みは、都内にモーションキャプチャスタジオを有しており、そこからバーチャルアーティストのライブパフォーマンスを全国のライブ会場へリアルタイム伝送できる点。もちろん、映画館などのリアル会場側にもカメラやマイクを設置するため、アーティストは会場内の様子をリアルタイムに把握でき、双方向のコミュニケーションも可能となる。

最近では、東京・池袋にあるHUMAXシネマズで月2回のペースで有料のVRライブイベントを実施中だ。モーションキャプチャスタジオからのVRアーティスト伝送だけでなく、チケット購入者がバーチャルな花束やスタジオ演出を購入する機能なども提供する。VR、ARなどのコンテンツ作成や運営も手がけており、自社キャラクター以外にも、他社IPのキャラクターなどの制作・運営も委託されているとのこと。

直近では、5月11日、12日には、茨城県のつくば市で開催されたメディア/アート制作体験会「MAXTOUR」に「誰でもVTuber」と名付けたシステムを出展。このシステムでは、PCとカメラを用意するだけで、両手や両足、頭の傾きなどをリアルタイムキャプチャーして、画面上のキャラクターの動きを追従させることが可能だ。写真では二頭身のキャラクターだが、実際は首や胸などの胴体がある長身のキャラクターのほうが動きを正確に捕捉しやすいとのこと。

同社代表の林 範和氏によると「国内ではVtuber、国外ではバーチャルアーティストと呼ばれることが多いこれらのキャラクターは、日本だけでなく中国などのアジア各国でも盛り上がりを見せており、著名なバーチャルアーティストの場合はファン比率の過半数を海外のユーザーが占めるケースも増えてきた」と語る。

「国内では女性ユーザーの比率が増えてきた」と林氏。これまでは女性のバーチャルアーティストが多かったこともあり男性ユーザーが大半を占めていたが、バルスが制作・運営している男性二人組ユニット「MonsterZ MATE」(モンスターズメイト)は、男性、女性のいずれからの支持も高い、珍しいバーチャルアーティストに育ちつつあるとのこと。MonsterZ MATEは、5月8日にユニバーサルミュージックからメジャーデビューを果たし、オリコン総合デイリーチャートでトップ10入りを果たすなどリアルでも注目だ。

さらに「B向けの問い合わせも増えてきた」とのこと。当初はエンターテイメントを主軸に考えていた同社だが、各種イベントに出展したところ、自社のモーションキャプチャスタジオで実現しているバーチャルアーティストの制御・伝送技術について、エンターテイメント業界以外の企業からの問い合わせが増加しているそうだ。現在、金融機関や販売店などの窓口業務をバーチャルキャラクターで代行できないかといった検討も進められている。

2020年に向けて、国内でも超高速で低遅延、それでいて多数の同時接続が可能な通信技術である5Gが話題の中心になりそうだ。つまり、バルスのxR技術が生かせる環境がさらに整うことになる。同社ではNTTドコモとの5G実証実験なども手がけており、今後の事業展開が楽しみだ。