Googleは、メディア企業のビジュアル出版のフォーマットとして、Snapchatの“Discover”に似たものを、モバイル上のWebページの最適化技術AMP(Accelerated Mobile Pages)を利用して作っている。そしてそれを同社は、Wall Street Journalの報道によると、“Stamp”と呼んでいる。
一般公開は来週早々になる模様だが、すでにVox, CNN, The Washington Postなどがパブリッシャーとしてのパートナーになっている。“Stamp”は、AMPのampと、ストーリーズ(Stories)のStから作った合成語だ、とその記事は言っている。Storiesというのは、今やSnapchatやFacebook、Instagramなどがこぞって実装している、一対多の短編で寿命の短いビジュアルコンテンツのことだ。
WSJによると、このGoogleのStories(==Stamp)には、複数のテキストや写真やビデオをユーザーがスワイプして見ていく“スライド”機能があり、それはSnapchatのDiscoverとほぼ同じものだ。StampのStoriesはモバイルのWebで多方面に提供され、Googleの検索結果にも出るから、一般的なアピールは、特定プラットホームに限定されるDiscoverなどより大きい。Discoverは言うまでもなく、特定のアプリの中でしか利用できない。
DiscoverをモバイルWebの全域に広めてしまうようなこのコンテンツ出版機能は、たいへん興味があるので、詳細を早く知りたいね。