Amazonが1000ドルのiPhoneを発表した後にAmazonは6種類の一見雑多なガジェットを発表したが、どれも150ドルを超えないお手頃価格だった。 あきらかにAmazonの方針は「マージンなどくそくらえ」だ。
Amazonは製品を可能なかぎり安く売る。この「低価格レース」はAmazonの標準的戦略で、Kindleの電子書籍リーダーからKindle Fireタブレットまで一貫している。Amazonはこのコンセプトを試すための製品を発表し市場の反応を試す。反応が良ければ、いってみればクラーケンのような怪物的製品が後に続く。
Amazonは今日(米国時間9/27)、シアトル本社で開催したプレス・イベントで多数の製品を発表した。奇妙なEchoボタンが2個20ドル、ある種gの地上回線電話、 Echo Connectが35ドル、a 4K Fire TVが70ドル、ちょっとオシャレなクロース張りEchoが99ドル,、 かわいらしいEcho Spot目覚まし時計が130ドル、いちばん高価なEcho Plusが150ドルだった。Echo PlusはオリジナルのEchoの機能をすべて備える他にスマート・ホームハブの機能とPhilips Hue照明を内蔵している。.
その他、ガジェットAPIを通じて歌うサカナのおもちゃにAlexaを接続できるという言及もあった(値段は明らかでない)。
これだけでもまだ足りないというかのように、これらのプロダクトは Echo、Fire TVとバンドルで購入するとさらに安くなる。
今までKindle、Kindle Fireタブレットでは安売り戦略が成功している。どちらの場合も市場の反応が好意的だと見極めた上でAmazonはさらにマージンを切り詰め、高品質のハードを超低価格で市場に氾濫させ、「メーカー希望小売価格」は大混乱に陥れた。
最近の例ではEchoがKindle方式で市場制覇に向けて立場を固めつつある。Amazonの戦略に基づいた低価格のEchoの参入でホームアシスタント市場は厳しい競争にさらされている。Amazonの低価格プロダクトの多様さには目をみはるものがある。
AmazonのEcho製品は最低20ドルからで、 USB端子に挿すFire TV StickにEcho Dotをバンドルしたパッケージが60ドルからだ。つまりFire TV StickにEcho Dotをバンドルしたパッケージ3組がちょうど4K Apple TVと同じ値段ということになる。
Echoで最も高額の製品は今年早くに発表された199ドルのEcho Lookと229ドルのEcho Showだ。これを含めて今やAmazonはEchoに8種類のモデルを揃えた。
このAmazonの新製品攻勢はタイミングを計算されたものかもしれない。噂によれば、GoogleはGoogle Homeのシリーズを近くアップデートするという。これにはEcho Dotによく似た小型のGoogle Homeが含まれるらしい。Googleは過去にもAmazonに追い付こうと努力をしたことがあるものの、今となってはこの分野でGoogleにせよAppleにせよAmazonに追いつくのはきわめて難しい情勢になっている。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)