TechCrunch Beijing 2016の勝者に輝いたのは、IoTの開発プラットフォームを展開するRuffだ。同社のプラットフォームを利用すれば、さまざまなデバイスで機能するJavaScriptのコードを簡単に開発することができる。Webデベロッパーがすでに持つ知識や、彼らが学習しやすい開発ツールを利用することで、簡単にIoTの開発ができるプラットフォームを提供するというアイデアだ。
Ruffがステージで発表したプレゼンテーションによれば、同社のプラットフォームはすでに大勢のディベロッパーに利用されており、IoTのハードウェアでよく利用されるセンサー、カメラ、LEDなどのデバイスに対応したライブラリやレポジトリも豊富に用意されているという。
また、同社のプラットフォームではクロスコンパイルをしたり、カーネルの開発をしたりする必要がないため、開発プロセスをシンプルにまとめることができる。IoTアプリケーションに使われるコードの開発をシンプルにすることで、ディペロッパーはコンセプトの現実化や、コードを素早く開発して作動可能な状態まで持っていくことに集中することが可能だとRuffは話している。
第2位に輝いたのは全方位カメラのStaroだ。Staroのカメラには数多くのセンサーが組み込まれているため、画像をキャプチャするために魚眼カメラを利用する必要がない。これにより、消費者向けの全方位カメラがこれまで抱えていた、画像の歪みや変色などといった問題を解決することができる。Staroのカメラはすでに出荷が始まっている。
[原文]