TechCrunch Beijing 2016の優勝者が決定:IoT開発プラットフォームのRuff

147a9375

TechCrunch Beijing 2016の勝者に輝いたのは、IoTの開発プラットフォームを展開するRuffだ。同社のプラットフォームを利用すれば、さまざまなデバイスで機能するJavaScriptのコードを簡単に開発することができる。Webデベロッパーがすでに持つ知識や、彼らが学習しやすい開発ツールを利用することで、簡単にIoTの開発ができるプラットフォームを提供するというアイデアだ。

Ruffがステージで発表したプレゼンテーションによれば、同社のプラットフォームはすでに大勢のディベロッパーに利用されており、IoTのハードウェアでよく利用されるセンサー、カメラ、LEDなどのデバイスに対応したライブラリやレポジトリも豊富に用意されているという。

また、同社のプラットフォームではクロスコンパイルをしたり、カーネルの開発をしたりする必要がないため、開発プロセスをシンプルにまとめることができる。IoTアプリケーションに使われるコードの開発をシンプルにすることで、ディペロッパーはコンセプトの現実化や、コードを素早く開発して作動可能な状態まで持っていくことに集中することが可能だとRuffは話している。

第2位に輝いたのは全方位カメラのStaroだ。Staroのカメラには数多くのセンサーが組み込まれているため、画像をキャプチャするために魚眼カメラを利用する必要がない。これにより、消費者向けの全方位カメラがこれまで抱えていた、画像の歪みや変色などといった問題を解決することができる。Staroのカメラはすでに出荷が始まっている。

[原文]

(翻訳:木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter

ルンバのiRobotのCEO、「世界の電気掃除機の2割はすでにロボット」―TechCrunch北京カンファレンス

2016-11-08-irobot-beijinjpg

自ら動き回って床を掃除するロボットは、少し前まで奇妙なデバイスと見られていたが、現在では電気掃除機市場の少なくない部分を占めている。

Roombaのメーカー、iRobotの共同ファウンダー、CEOのColin Angleから聞いたところでは、Roombaのメーカー、iRobotの共同ファウンダー、CEOのColin Angleから聞いたところでは、ロボット掃除機のシェアは世界全体で20%だという。 北京で開催されたTechCrunch Beijing 2016で私はAngleと対談したが、iRobotはこの市場で70のシェアを握るトップメーカーだということだ。

しかしこの数字は台数ベースになおすとどのくらいになる のだろう? Angleによれば、現在までに1400万台以上のRoombaが売れたという。一般的な掃除機よりも高めな価格であることを考えれば家電製品として悪くない数字だ。

「iRobotの製品が市場のトップシェアを握っているのには理由がある」とAngleは言う。同社はハウス・クリーニングを専門とする家電メーカーであり、長年この問題のみを研究してきたことによる大きな優位性があるのだそうだ。iRobotは2016年にはいって軍事ロボット部門をすべて売却し、ホーム家電製品に集中している。

ロボット掃除機の分野での優位性は同社の長期的目的の達成のためにも大いに役立つはずだとAngleは考えている。iRobotではAIの利用によって人間の腕や足の代わりになり、また延長となるデバイスの分野でも確固たる地位を築こうとしている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+