Prismaの人気が続いている。iOSでの公開からほんの1か月余りでInstagramの多数の利用者の想像力をほとんど根こそぎにさらったAIベースの写真加工アプリケーションのPrismaが、ついにすべてのAndroidユーザーのために開放された 。これはGoogleのモバイルOS上でベータ公開されたわずか5日後のことだ。
このアプリはもちろんスマートフォーンのスナップ写真を「芸術作品」に変貌させる初めての製品ではないが、数多い「アートフィルター」を使って、印象的な速度と複雑な結果と共に、写真を異なるスケッチや描画スタイルへと変換する。アプリはすぐにApp Storeのチャートの上位へと浮上し、私たちが共同創設者兼CEOのAlexey Moiseenkovを取材した数日前には米国では10位となっていた。その勢いはその後少し落ち着いているものの、アプリはまだ17位の位置を保持している。
これは間違いなく、App Storeにおける最新人気アプリにとっての分水嶺である。InstagramがAndroidバージョンをリリースしたわずか1週間後にFacebookに10億ドルで素早く買収されたことを業界人たちは忘れてはいない。買収の噂はすでにこのロシアの会社の周りに流れている − そして、なんと、同社の代表は図らずも私たちの取材前後でソーシャルメディアの巨人を訪れていたのである。
Facebookはこの憶測に対しては言葉を濁しているが、Moiseenkovは謎めかして「現段階ではこの情報は何も明かせないのです。週の終わりまでに、私たちはより多くを議論することができると思います」と付け加えた。それが買収、資金調達または何か他のものを意味しているのかは、見守らなければならない。
とりあえず今は、Google Playストアで何がそんなに騒がれているかを知ることができる。 アプリのAndroidバージョンには、3ダースほどの異なるフィルタが含まれていて、そのスタイルは現代風から古典そしてアニメにまで及んでいる。その中にはブレイキング・バッドスタイルさえ含まれているのだ。
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(翻訳:Sako)