電気自動車メーカーのRivian(リビアン)は、自転車と電動バイク、およびそれらに対応する構造部品の商標を新たに出願した。この動きは、Rivianが電動バイク需要の波に乗り、電動ピックアップトラックよりも大規模な生産が安価で、ターゲットとする「冒険」を求める顧客層に沿った製品で自社のポートフォリオを多様化しようと検討していることを示すものかもしれない。
同社はTechCrunchに対し、この件に関して共有することは何もないと語った。
企業はしばしば、最終的に使用しない製品についても商標を申請することはあるが、他の自動車メーカーは、7月までの12カ月間で240%の売上成長率を記録した電動バイク業界に価値を見出し始めている。2021年、Porsche(ポルシェ)はTaycan Cross Turismoの精神を受け継いだ2つの新しい電動バイクを発売した。BMWも最近、全電動スクーター「CE 04」のように、いくつかの電動バイクやその他のマイクロモビリティの生産計画を発表している。
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2021年12月、Rivianは株式公開時に調達した137億ドル(約1兆5700万円)の一部を使い、ジョージア州に第2工場を建設し(第1工場はイリノイ州)、生産能力を倍増してバッテリーセル(表向きは他のタイプの車両のバッテリーにも使用できるセル)を生産する計画を発表した。
Rivian Forumsが最初に明らかにした出願書類によると、Rivianは、自社の商標の使用を以下のように拡大したいと考えているようだ。
自転車;自転車構造部品;電動自転車;電動自転車構造部品;電動自転車用に特別に適合させた部品(バッテリーパック、モーターコントローラー、電動モーター、スロットルコントロール、ペダルアシストセンサー、ディスプレイコンソール、ワイヤーハーネス、スプロケット、カセット)、チェーン;自転車フレーム;自転車ペダル;自転車ホーン;自転車ブレーキ;自転車チェーン;自転車ギア;自転車ホイール;自転車シート;自転車タイヤ;自転車クランク;自転車タグ;自転車泥除け;自転車モーター;自転車サドル;自転車ポンプ;自転車ベル;自転車ハンドル;自転車トレーラー;自転車キックスタンド;自転車シートポスト;自転車カバー、自転車ホイールスポーク;自転車ホイールリム;自転車スタンド;自転車ペダルストラップ;自転車部品(ディレイラー);自転車水筒かご、自転車キャリア;自転車タイヤ用ポンプ、自転車タイヤ用インナーチューブ、自転車部品(ディスクホイール);自転車部品(ブレーキシュー)
Rivianは最近、自動車用統合テールゲート荷台システムの特許も申請した。これは基本的に、ドライバーが荷台スペースを失うことなくピックアップ車に自転車を積めるようにするテールゲート自転車用ラックのことだ。おそらく、R1Tトラック用のアクセサリーを好んで提供する同社は、ターゲットである環境意識の高い強靭な米国人冒険家向けに全体的なパッケージをデザインしたいのだろう。
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(文:Rebecca Bellan、翻訳:Akihito Mizukoshi)