昨年 Googleは好奇心あるキッズ向けに愉快なアプリをリリースした。このアプリではスマートフォンのセンサーを利用して周囲の光度、音量、加速度を計測するなどの科学実験ができる。利用者からのフィードバックを参考に、Googleでは新しいセンサーやiOS版に加えて、子どもたちが周囲を記録し、メモを付して共有できる機能を追加するなどのアップデートを行った。
Science Journalのプログラム・マネージャーAmit Deutschは、「われわれは教師から子供たちが周囲を記録し、簡単に観察メモを付して共有できるようにすれすればこのアプリはもっと役に立つはずだという提案を受けた。そこでわれわれはScience Journalを一種のデジタル版のフィールドノートとして使えるように改良した」とブログ記事に書いている。
新しいScience Journalアプリではセンサーを使って現象を記録した後で、それが何に関するものであるか(鳥のさえずり、自分がジャンプしたところ、等)をメモし、他の実験と比較することができる。また新たに加速度計(平行運動)、磁力計、コンパスという3つのセンサーも利用できるようになった(このセンサーを備えているデバイスに限る)。
たとえば走行する車内で(こういう実験は助手席でお願いしたいが)加速度や磁気の変化を記録できる。
Googleのガイドを参照すればこの他にも無数の実験が可能だ。Googleは大学や教育関係のスタートアップと提携して家庭や教室で再現できる手軽な実験を多数開発している(Googleの最初のスマートフォン、Nexus Oneは新しい実験の一部に対応していないかもしれない)。
アプリは無料でAndroid版とiOSがダウンロード可能だ。
画像:: Google
〔日本版〕アプリは日本語化ずみ。実験サイトは英語だが、「なわとびの加速度を測定しもっとも速くなわとびができるロープの長さを決定する」など多数の実験が提案されている。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)