米国の一部で再開の動きが始まり、多くの米国人がメモリアル・デーの週末に出かけたくてウズウズしているに違いない。来たるべき休日に備えて、TSA(米運輸保安局)がパンデミック中の航空機利用に関する新たなセキュリティー基準の概要を発表した。
一部は減便されたスケジュールの中ですでに始まっており、規則のほとんどは世界の国々で実施されてきたものとさほど変わらない。例えば、保安局は旅行者に対して十分なソーシャルディスタンスとマスクの着用を推奨している。
それ以外の多くは、手続きをできるだけ早め、係員と乗客の接触を回避するためのものだ。旅行者はチェックインの際に搭乗券を各自が手に持ち、係員に手渡さないよう求められている。自分でスキャンして係員に見えるように提示しなければならない。
食べ物は透明なビニール袋に入れ、他の機内持ち込み手荷物とは別にする。そうすることでTSAは荷物をくまなく探す手間が省ける。また、手指消毒剤に関しては例外が認められている。TSAは以下のように説明している。
新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大に伴い、TSAは乗客1人あたり最大355mlボトル1本の液体手指消毒剤を、機内持ち込み手荷物の中に入れることを認める。乗客はX線検査の前に消毒剤を手荷物から出しておくこと。もし、手荷物に禁止品目が入っていた場合、乗客は手荷物と共に検査場外の処分テーブルへ誘導され、当該品目を取り除いて廃棄することになる。
規則の変更は比較的簡単なものだが、正直なところこの時期の旅行は悪魔に思える。密閉された金属チューブの中で、伝染性の高いウイルスに感染しているかもしれない乗客とともに飛行することのさまざまな心配に加え、保安検査は少人数の旅であっても大きな苦痛になりうる。ソーシャルディスタンスの徹底や検査レーンの縮小など、新たな手順が加わっている。
何度も言われていることだが、絶対に必要な移動でない限り、あなた自身と他の人たちのために自宅に留まることを考えて欲しい。
画像クレジット:Kobi Wolf/Bloomberg / Getty Images
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )