Appleはイヤホンの日常的使い方を便利にする巧妙な方法の特許(via AppleInsider)を取得した ― 特許書類に書かれたヘッドホンは、それぞれのイヤホンを複数のユーザーが使っていることを検出し、ステレオからモノラルへ自動的に切替えたり、全く異なるオーディオストリームを流したりする。
一つのヘッドセットを2人で使うのは公共交通機関等でよく見かける光景だ。Appleの特許によって、リスナーは単一トラックで最大限高品質な音楽(左か右どちらかのチャンネルではなく)を聞いたり、好みの異なる音楽やポッドキャストやラジオ局を2人が別々に聞いたりできる。
イヤホンはどうやって一人ではなく複数の人が使っていることを知るのだろう? 特許によると、複数のセンサーを用いて、単一あるいは複数ユーザーモードで動作すべきかどうかを判別する。例えば、ケーブルのY分岐点にかかる張力センサーや、光検知器、静電容量センサーなどを使って、装着状態や角度を推測する。
Appleの発明が最初に特許として出願されたのは2012年のことで、おそらく製品として出荷される可能性は高くない。しかし、このアイデアの陰には、人々が生活する中で実際に使っているやり方に、Appleの研究開発部門が目を配っている様子が表われている。実際これが必要となる場面に遭遇すれば、便利であることは間違いない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)