After SchoolがApp Storeに復帰。サイバーいじめ防止対策を追加


After Schoolが帰ってきた。匿名投稿アプリは今日一時姿を消した後、数時間後にApp Storeに戻った。アプリは今も学生向けに提供されており、匿名メッセージの投稿が可能だ。しかし、Appleの広報担当者によると、デベロッパーは不適切あるいは攻撃的コンテンツを防ぐための変更を施したという。

アプリには17歳以上の年齢制限が付加され、ユーザーはコンテンツにフラグを付けられるようになった。Appleはデベロッパーに対して、コンテンツを整理するよう伝え、私が見る限り再公開後に他人をいじめるような発言はない。

Appleは、サイバーいじめ等の攻撃的コンテンツに関する通報を極めて深刻に受け止めている。Apple広報者の一人が私に話したところによると、昨夜のTechCrunchの報道の後、Appleのデベロッパーチームはアプリ開発元に連絡を取り、公開を取り止め修正するよう依頼した。われわれは今日の7:00 am ESTにアプリが消えていたことに気付いたが、6:00 pm頃には戻っていた。

わずか数週間前に公開されたAfter Schoolの急速な悪名獲得は、Yik Yakの歴史を彷彿とさせる。攻撃的コンテンツの通報がほんの数件あっただけで、匿名投稿アプリはサイバーいじめの温床として非難の的となり、ついには(遅すぎると指摘する向きもあるが)、問題の投稿をする年齢層による利用を制限する手順を踏んだ。

いわゆるセーフガードが設けられているにも関わらず、私は地元の学校のサイトにログインしてコンテンツを閲覧、投稿することができた。地元高校のAfter School掲示版には現在735人のユーザーが登録されていて、そこは正に私が予想したものだった ― 高校生が高校生のように話していた。殆どのメッセージはボーイフレンドとフェラチオとにきびの話題だった。写真の中には多少きわどいものもあったが、別のユーザーに対する攻撃的コメントは見つからなかった。

今日のアップデートは、After Schoolユーザーたちの自治に依存している。ユーザーはコンテンツにフラグを付けて削除を要求できる。これだけでサイバーいじめを止めることはできないが、会社が攻撃的コンテンツを監視することには役立つだろう。

Appleがアプリ作者の利用規約違反を決して見過ごすこはなく、攻撃的コンテンツについては特にそうだ。今日のアップデートの後も通報が続くようなら、同アプリはすぐに削除されると私は予想している。

After Schoolの開発元は依然としてTechCrunchのコメント要求に答えていない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ネットいじめアプリ「After School」、App Storeから消える。ただし今も稼動中


ネットいじめの温床が一つ消えた。昨日(米国時間(12/3)本誌が伝えたアプリ、After SchoolはもはやApple App Storeにはない。果たしてAppleが削除したのか発行元が取り下げたのかは、現時点では明らかになっていない。

Appleはこのアプリ削除について調査中であり、同アプリの発行元はTechCrunchからの複数回のコメント要求に答えていない。本誌がアプリの削除に気付いたのは今日(米国時間12/4)の7:00 EDT頃だった。

10月に静かに公開された匿名投稿アプリAfter Schoolは、高校生によるネットいじめに使われたことですぐに悪名を高めた。なぜか同アプリはミシガン州で流行が始まり、デトロイト学区は保護者たちにアプリに関する警告を発令し、かつて[匿名アプリの]Yik Yakが高校生の間で使われた時を思い出させるような問題の報告が無数に寄せられた。

そして昨日には、学校内銃撃の脅迫がアプリに書き込まれ、ミシガン州のある学校では警戒レベルが強化されFBI捜査が入った。

アプリはWhisper風アプリの学校版だが、Yik Yakとは異なりAfter Schoolは17歳以上の年齢制限を受けていなかったっため、保護者は子供がこれをダウンロードするとを防ぐことが困難だった。ユーザーが匿名で書き込んだ投稿は、同じ高校に通う生徒だけが見ることができる。Yik Yakやその前のask.fmと同様、高校生たちはAfter Schoolを、匿名によいるいじめ、嫌がらせ、脅迫等に使っていたとされている。ミシガン州のあるコミュニティーでは、Twitterでハッシュタグ #clarkstontakesastand を使って、人々にアプリの削除を呼びかけた。

残念なことに、アプリは本稿執筆時点でまだ機能している。アプリ発行者は本誌からの度重なる問い合わせにも回答を返していない。このアプリはサーバー側プログラムを利用しているため、理論上は動作を止めることが可能だが、そのためには発行者が閉鎖する必要がある。

情報が入り次第続報する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook