Notify Nearbyは、ファッションブランドのセール案内やコンテンツを通知してくれる

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店の前を通るとスマートフォンが鳴ってセールが知らされる、という話は誰でも聞いたことがあるだろう(あるいは体験したことも!)。難しいのは、実際に興味を引く有用な、あるいはワクワクするようなメッセージを送ることだ。

Notify Nearbyの共同ファウンダー・CEOのNevin Jethmalaniは、彼自身の体験を語る ― 車で友人の家に向かっている時、Shopkickのおかげで「どこかの知らない会社からプッシュ通知が送られてきた」。

「『これはひどい。アプリをアンインストール理由になる』と思った」とJethmalaniは言った。

そこで彼は、Notify NearbyのいうiPhoneアプリでもっと良い体験を提供しようとしている。アプリは先週公開された(Androidアプリも近々公開予定)。,

どの位置情報ベースアプリでもやっているように、Notify Nearbyはビーコン技術と位置情報を使って近くのバーゲン情報を通知するが、重要なのはユーザーが選んだブランドをフォローできることだ ― 現在アプリに入っているブランドは、トリーバーチ、サックスフィフスアベニュー、およびリーバイス。

設定を済ませたユーザーは、自分の興味を引くファッションブランドをまとめてフォローできる。自ら積極的に情報提供するブランドもあれば、他に掲載したコンテンツをNotify Nearbyが配信することを許可しているブランドもある。

Notify Nearby

このアプリは、無作為にセール案内や通知を受け取る代わりに、ユーザー自ら会社を選んでフォローするため、JethmalaniはSpringとの違いを強調する。彼によるとその違いは、Springが実際に購入可能な商品を紹介する(本誌は以前「購入できるInstagram」と説明した)のに対して、Nofity Nearbyはファッションコンテンツが中心であることだという。

どんなタイプのコンテンツが成功するのかを尋ねたところ、Jethmalaniは「もちろん、プロモーションが最も効果がある、それが人の本性だから。しかし、新製品の紹介、新たな提携、限定品等も強力なコンテンツに成りうる。もし誰かがこのアプリで新製品を発表すれば、ユーザーは大きな魅力を感じるだろう」と語った。

ビーコンは興味深い最新機能だが、現時点で同アプリのビーコンがカバーしてるのは主にニューヨークだけだ(「全米をビーコンで埋め尽くすことはできない」と言っている)。しかし、ビーコン機能がなくても、Notify Nearbyを使ってブランドをフォローし、最新コンテンツを見ることは誰にでもできる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

なくしたりどこかに置き忘れたらブザー音で所在を教えてくれる財布Woolet

物のインターネットで、人間と物との関わりがこれまでになく深くなるだろう。トースターをハグしたり、冷蔵庫と結婚したり、浴室の体重計と寝たりするかもしれない。でも、自ら進んで、人間に声をかけてくれる「物」は、Wooletが初めてだ。

Wooletはおさいふだが、ビーコンを発してスマートフォンと通信する。おさいふを置き忘れたり、なくしたりすると、スマートフォンがブザー音で教えてくれる。しかもWooletにもブザーがあって、スマホとおさいふの両方を家に置き忘れたときには、教えてくれる。Fitbitに急(せ)かされて、あせって家を出たときなんか、便利だね。WooletはほかのWooletオーナーにAPBシグナルを送って、位置の報告を求めることもできる。たとえば、人混みの中で自分のWooletをなくしたときは、ほかのWooletオーナーが信号を拾って、その位置を連絡してくれるだろう。

たかがおさいふに、やりすぎだ、と誰もが感じるだろうが、今の人生ではスマホの次に札入れがだいじだから、きっと需要はある。Tileのときもそうだった(ビデオ)が、問題は機能の信頼性/安定性と、119ドルという価格だ。でもまだ、さいふをなくしたときのための競合製品が一つもないから、比較もできないけどね。

このプロダクトはすでにクラウドファンディングの目標額に達しており、5月には発売される。首を長ぁくして待つ必要はないね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa