eブック隆盛のいまどき、古書店に投資価値があるだろうか…コミュニティのたまり場として

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Washington Post紙の、休日の心温まる記事によると、ベビーブーム世代の高齢化や、デジタル化の逆風、その風をよけるためのコミュニティの場所へのニーズ、そんないろんな要因から、最近は古本屋さんが復興しているそうだ。

そのキモは? (個人経営の)本屋さんはなにしろ、良い場所だからだ。

“町に本屋がなくなったので、本を買える場所がない、という声を多く聞いた”。Gottwalsはそう語る。“博物館(美術館)や劇場と同じで、本屋は地域の文化の核なんだ。人が、行きたいな、と思う場所なんだ。だから、それは、今どき、良い投資なのさ”。

書店というものを理想化しすぎているきらいはあるが、コーヒーショップやレクリエーションセンターと違って、古本屋にはコミュニティの核としての独特の味がある。最近は地域の集会などから読書会が姿を消し、本を取り上げるサークルも少ない。休日の古書店めぐりには宝探しのような楽しみがあったけど、本を買うだけなら今ではKindleの方が簡単ではやい。印刷された本として生き残るのは、子どもの絵本と稀覯本ぐらいかもしれない。印刷された本は、ビニル製のレコードと一緒に、過去の遺物になろうとしている。ごく一部の、特殊な本をのぞいては。

そんな時代だからこそ、古本屋さんは貴重だ。LPレコードも、古いビデオゲームやゲーム機も、いまだに一定の需要があり、ノスタルジーという価値観がある。それと同じ意味で、古書店にも一定の投資価値があるのではないか。一概に、だめだよとは言い切れない感触があるね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Apple CEO、ティム・クック曰く:『Haunted Empire』はナンセンス。会社もカルチャーも正しく描かれていない

ご存じない方のために書いておくと、元Wall Street Journal記者のYukari Iwatani KaneがAppleについて書いた、Haunted Empireという本がある。KaneはWSJで長年にわたりAppleの脈動を報じてきた人物であり、この本はスティーブ・ジョブズの在籍中と、CEOをTim Cookが引き継いだ後とで、カルチャーにどんな変化があったかの焦点を当てている。

つい先ほどCookが、この本に関する以下の声明を、CNBCのBecky Quick宛に送った。

このナンセンスは、以前私が読んだ何冊かのAppleに関する本と同類だ。Apple、スティーブ、そして当社のあらゆる人物を正しく捉えらていない。Appleでは、毎日8万5000人以上の従業員が出社し、世界最高の製品を作り、宇宙に自分たちの名を残し、自らが受け継いだ時より少しでもよくするためにベストを尽くしている。これは創設以来Appleの中心をなすものであり、次の10年も中心であり続ける。私はわれわれの未来に大きな自信を持っている。われわれの歴史の中にはいつも、数多くの疑う者たちがいた。彼らの存在は、われわれをより強くするばかりだった。

ご覧の通り、これは同書、およびそこに書かれているAppleの活動方針についての正確性を、かなり大胆に非難する内容だ。この本は他でも批判されており、ウェブ界隈のレビュアーも、その内容に対して否定的な意見を述べている。私も読むつもりでいるが、今日Kindleにダウンロードしたばかりで、まだ取りかかれていない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Twitterの歩みを記した『Hatching Twitter』、ハリウッドの注目も浴びつつ上場直前に販売開始

Twitterの誕生からこれまでを記した『Hatching Twitter: A True Story of Money, Power, Friendship, and Betrayal』が間もなく発売となる。どうやら既に映画化に向けての動きが活発になっているのだそうだ。こちらに入っている情報では、ソニーが名乗りを上げているということなのだが、どうやら他にもメジャーどころがチャンスをうかがっているらしいのだ。

うち、少なくとも一社は、映画ではなくケーブルテレビ番組ないしNetflix上でのシリーズものを企画しているそうだ。これはすなわちHatching Twitterの中に、ドラマとして面白そうなシーンがたくさんあるということなのだろう。Twitterの設立から成長、そして上場を成し遂げる物語がNetflixオリジナルのコンテンツとして提供されることになれば、確かに大いに注目を集めることとなりそうだ。

ちなみにソニーは、1989年にコロンビア映画を買収している。コロンビア映画は、ご存知、Facebookのドラマメンタリー(drama-mentary)である「ソーシャル・ネットワーク」を提供した。全てが実話というわけではなかったが、大いに注目を集めることとなり、またいろいろな賞にもノミネートされることとなった。

また、既にキャストについてもいろいろと話題になっているようだ。たとえばJack Dorsey役についてはElijah Wood以外にあり得ないなどと言う人もいる。

本の内容についてはNew York Timesに概要が掲載されている。どうやら草創期には方針や権力を巡ってさまざまな争いもあったようだ。以前にも書いたが、数々の人間臭いドラマがあったようだ。そして確かにそういう人間臭さは、面白い映画に欠かせない要素であるとも言えるかもしれない。Biltonは映画化の噂についてはノーコメントを貫いている。

『Hatching Twitter: A True Story of Money, Power, Friendship, and Betrayal』の発売は11月5日が予定されている。そしてTwitterの、111億ドル企業(評価額)としての株式公開が11月6日の予定だ。Biltonも言うように「非常に良いタイミング」で世にでることとなる。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


WordPress優良プラグイン辞典『WordPressプラグイン100選』を出版しました

WordPressに興味を持っている方から、既にWordPressサイトを運営している方まで、全てのWordPressユーザーにとって手放せない『プラグイン辞典』のような書籍を執筆しました。

 WordPress優良プラグイン辞典『WordPressプラグイン100選』を出版しました Amazon.co.jp: WordPressプラグイン100選: 矢津 宗一: 本 WordPress優良プラグイン辞典『WordPressプラグイン100選』を出版しました
2013年6月27日(木)全国の書店にて発売!

この度、縁あってWordPressプラグインの書籍を出版する機会を頂きました。『WordPressプラグイン100選』という直球なタイトルで、その名の通り100個のプラグインの機能や特徴、簡単な設定方法や利用イメージなどが載っています。

この記事では書籍の内容を簡単にご紹介したいと思います。

こんな方の役に立ちます

  • 「WordPressのプラグインって多すぎてどれが良いのか分からない…。」
  • 「こんな機能が欲しいけど、どのプラグインを使えば良いのか分からない…。」
  • 「インストールする前にプラグインの機能や設定項目を詳しく知りたい!」
  • 「具体的まビジョンは無いけど、何となく面白いプラグインを探してる。」
  • 「WordPressユーザーがよく利用しているプラグインを一覧したい。」
  • 「とにかく、WordPressのプラグインを沢山知りたい!」

これらの希望、疑問、要望を全て解決する事が出来ます。
そう、『WordPressプラグイン100選』 WordPress優良プラグイン辞典『WordPressプラグイン100選』を出版しましたならね。

単著者としてはWeb業界初のWordPressプラグイン本です

この度、私、矢津宗一の著書『WordPressプラグイン100選』 WordPress優良プラグイン辞典『WordPressプラグイン100選』を出版しましたが出版されました。
本書籍はWordPressを利用して五年ほどの著者が、公私問わず利用してきた全てのプラグインの中から厳選して「これは役に立つ!」と感じたものを100個纏めたものになります。

  • WordPressを利用し始めて、右も左もわからずに情報収集に躍起になっていた5年前
  • どのプラグインが良いのか分からずに、様々なプラグインを試行錯誤していた4年前
  • フリーとしてWordPressに特化した制作などに関われるようになった3年前
  • こうして書籍を出版する事が出来るようになった今

その5年間の集大成とも言える書籍が、この本です。

共著としては既にWordPressのプラグイン辞典は出版されていますが、単著者としては初のWordPressプラグイン辞典になります。[ref]2013年6月現在。[/ref]

全てのWordPressユーザーの隣に置けるような書籍を目指して

この本は、WordPressを利用する全ての人の隣に置いて頂けるような本を目指しました。

  • ちょっとした息抜きにパラパラめくるも良し
  • 「あのプラグイン、どういう機能だっけ?」と確認するも良し
  • 「こういう機能が欲しい!」と目的のプラグインを探すも良し

趣味から仕事まで、WordPressを利用している方なら誰にとっても有益になるような書籍になりました。
このページでは実際の書籍の内容を少しだけご紹介したいと思います。

『WordPressプラグイン100選』の5つの特徴

本項目では書籍の基本的な情報から、著者目線でのポイントや特徴をご紹介したいと思います。
自分で言うのも少し恥ずかしいものがありますが、編集の方や出版社の尽力もあってとても素晴らしい本になりました。是非、魅力の一旦だけでも感じて頂けたら幸いです。

書籍の基本情報

 WordPress優良プラグイン辞典『WordPressプラグイン100選』を出版しました Amazon.co.jp: WordPressプラグイン100選: 矢津 宗一: 本 WordPress優良プラグイン辞典『WordPressプラグイン100選』を出版しました

単行本: 256ページ
ISBN-10: 4907237162
ISBN-13: 978-4907237165
発売日: 2013/6/27
商品パッケージの寸法: 25.7 x 18.2 x 2 cm

特徴その1:何と言っても『100個』というボリューム


本書の大きな特徴はタイトルにもなっている通り、「100個の優良プラグインをご紹介」している点です。
既存の書籍にはないボリュームになっているため、必ず気に入るプラグインや探し求めているプラグインが見つかるでしょう。

また、海外では比較的メジャーにも関わらず日本ではあまり知られていないプラグインや、解説情報の少ないプラグインも混ぜ込んであるので、意外な発見があるかも知れません。

勿論、有名なプラグインや人気のプラグインも網羅しています。
兎にも角にも、プラグインの数を充実させて『辞書』としての書籍を目指しました。

特徴その2:プロによる見易いデザインと設計


本書のページレイアウトやデザインは、プロのデザイナーの方が非常に良い仕事をして下さいました。その甲斐あって『読み易いレイアウト』と『洗練されたデザイン』が両立している、非常にかっちょいい感じに仕上がっています。

特徴その3:豊富なスクリーンショットで見易く


肝心のプラグイン解説の部分には、大量のスクリーンショットを載せています。
実際のプラグイン設定画面や、利用する事によって起こる変化をグラフィカルに見る事が出来る為、プラグインを利用するイメージが掴みやすくなっています。

また、全てのプラグインはWordPressからインストールする際のスクリーンショットを必ず付けてあります。プラグインは似たような名称や、中には全く同じ名称のものが複数存在しますが、これで目的のプラグインを間違える事なくインストールする事が出来るでしょう。

特徴その4:魅惑のコラムもあるよ


本書はWordPressのプラグイン解説本になります。
が、しかし、それだけではありません。

一部で「独特の文章が癖になる」と評される私のコラムが載っています!載ってしまいました…。
コラムの内容は、主に現在のWeb業界を取り巻く環境や私の考え、またWordPressの特徴やそれが業界に与える影響などを、フリーランスとして活動している私なりの視点で纏めたものになります。

この項目は画像が無く文章のみではありますが、極力飽きのこないように工夫して構成したつもりです。
箸休め的な感じで楽しんで頂けたら幸いです。

特徴その5:便利な索引


「最後まで飽きさせません。そう、この本ならね。」
最後の最後、索引まで工夫しています。

紙媒体という書籍でデジタルなコンテンツを扱う時、どうしても『検索』があればなーと思うのは私だけではないでしょう。本書籍ではURLリンクもちらほら出てきますし、電子書籍のようにデジタルとローカルが融合している媒体の方が利便性が高い事は否めません。

しかし、それを少しでも補う為に、本書では二種類の索引を用意しています。

  1. プラグイン名(アルファベット順)
  2. 機能のコピー(五十音順)

「あのプラグインってどんな機能があるんだっけ?」という場合はプラグイン名の索引を、「こんな機能を実装したいけど、どのプラグインが良いのかな?」という場合は機能のコピーの索引から、該当プラグインのページを簡単に確認できるようになっています。

全国の書店で好評発売

書籍『WordPressプラグイン100選』 WordPress優良プラグイン辞典『WordPressプラグイン100選』を出版しましたは2013年6月27日(木)発売になります。
東京都以外の全国の書店では28日に店頭に並びます。また、Amazonやその他通販サイトでも購入出来るように手配しました。

 WordPress優良プラグイン辞典『WordPressプラグイン100選』を出版しました Amazon.co.jp: WordPressプラグイン100選: 矢津 宗一: 本 WordPress優良プラグイン辞典『WordPressプラグイン100選』を出版しました
2013年6月27日(木)全国の書店にて発売!

見かけた際は、是非お手にとってぺらぺらとめくって頂けると幸甚で御座います。
また、このブログでも色々と企画や裏話的な記事を書けたらと思っています。
引き続きブログでも、宜しくお願い致します。

感想等もお待ちしています

本書をお読みになった感想や疑問、要望や叱咤激励など、何でも結構ですのでお送り頂けると有難いです。
忌憚無い意見をお待ち申し上げております。

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※頂いたお名前、メールアドレス、内容を許可無く公開する事は一切ありません。

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WordPress優良プラグインの書籍発売のお知らせ『WordPressプラグイン100選』

『全てのWordPressユーザーの隣に置いて貰えるような本』を目指しました。

この度、私の初めての著書となる『WordPressプラグイン100選』 WordPress優良プラグインの書籍発売のお知らせ『WordPressプラグイン100選』という書籍が出版されます。
発売日は、都内は6月27日木曜日、それ以外は搬送の関係で28日の金曜日になります。

なんと全国規模です

今回は様々な縁に恵まれてこのような機会を持つ事が出来ました。しかも有難い事に、この書籍は全国規模で発売されます!
つまり、東京でも、大阪でも、京都でも、北海道でも、多分沖縄でも、それ以外の様々な地域の書店でお手にとって頂く事が出来るのです。

勿論、Amazon WordPress優良プラグインの書籍発売のお知らせ『WordPressプラグイン100選』セブンネットショッピングなどのネットショップでも販売しています。

書籍の内容を少しだけご紹介します

肝心の書籍の中身ですが、別途専用のご紹介ページを作成しました。
著者として意識した部分や特徴、ほんの少しですが実際の書籍のスクリーンショットなども載せています。

 WordPress優良プラグインの書籍発売のお知らせ『WordPressプラグイン100選』 WordPress優良プラグインを厳選して100本解説している書籍『WordPressプラグイン100選』 | room402.biz WordPress優良プラグインの書籍発売のお知らせ『WordPressプラグイン100選』

もしご興味があれば、少しだけ覗いて見て頂けると幸甚です。

疑問質問お待ちしてます

「購入する前にどんな本か知りたい」という方や、その他疑問をお持ちの方が居らっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
ブログへのコメントでも、コンタクトフォームからのメールでも、Twitterで話しかけて頂いても、Facebook(これは気付きにくいかも…。)でも何でもOKです!

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新刊『シリコンバレーの秘密:世界のイノベーションの中心からわれわれが学べること』の著者に聞く

われわれの秘密がついに暴露された。今日(米国時間4/2)、デボラ・ペリー・ピシオーネ(Deborah Perry Piscione) による期待の新刊 シリコンバレーの秘密:世界のイノベーションの中心からわれわれが学べること(Secrets of Silicon Valley: What EveryoneCan Learn From The Innovation Capital Of The World)が出版された。ピシオーネによれば、シリコンバレーの強さの本当の秘密は、ハイアラーキーによる硬直した上下関係のなさにあるという。

ニューヨークが貪欲と権力によって動かされているのに対してシリコンバレーはアイディアに固執しそれを原動力としている。新しいアイディアへの強い愛好の存在が、東海岸ではなく西海岸がアメリカのイノベーションの大半を生んでいることの原因だとピシオーネは主張する。しかしこれには東海岸の住民は反発するかもしれない。

シリコンバレーの秘密の刊行を機に、アメリカ経済の全体にイノベーションを浸透させるにはどうすればよいか、変化を恐れ、現状にしがみつこうとする経営者の意識をどうやったら変えられるか、全国的な議論が巻き起こることが期待される。

〔日本版:デボラ・ペリー・ピシオーネはジョージタウン大学卒業後、米議会の議員スタッフ、ホワイトハウス・スタッフなどを務めた後、ワシントでニュースショーのホスト、コメンテーターとして活動。2006年からシリコンバレーに移住して執筆、講演、テレビ出演のかたわら女性向けウェブサイト、BettyConfidential他を創立している。〕

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+