Boseが新ノイキャンヘッドフォン「QuietComfort 45」発表、約3万6400円で9月23日発売

米国時間8月31日朝、Boseはは相次ぐリーク情報に続いて、好評を博しているオーバーイヤーヘッドフォンの最新モデルを発表した。QuietComfort 45(35 IIの後継モデル)は、ノイズキャンセリング機能が向上し、1回の充電で24時間利用できる。価格は330ドル(約3万6400円)で、前モデルであるQC 35の当初の販売価格よりも20ドル(約2200円)安くなっている。

新ヘッドフォンは、数世代続くヘッドフォンに似ているが、より快適に、より軽く、よりコンパクトにするための改良が加えられている。QuietComfort 45には「Quiet」と「Aware」という2つの主要なモードがある。前者は、改良されたノイズキャンセリング技術を用いて周囲の騒音に対応するというもの(Boseの従来の一律ANCとは異なる)。一方「Aware」はヒアスルーモードで音を取り込む。

左側のイヤーカップには音量、電源、ペアリング用の4つのボタンがあり、右側にはノイズキャンセリングモードの切り替え用のボタンがある。タッチパネルに移行したヘッドフォンもあるが、Boseは物理ボタンを維持している。また、内蔵マイクを使った会話の際には、音が左右に分離されるように音声が改善されている。

画像クレジット:Bose

バッテリーは24時間の音楽再生が可能なもので、USB Cで充電する。ゼロからフル充電になるまでには2時間かかるが、、時間がない場合は15分のチャージで3時間利用可能だ。

Boseが2000年に初代QuietComfortを発売して以来、ヘッドフォンのカテゴリーは劇的に進化してきている。2016年の「QC 35」でついに完全ワイヤレス化した。最近では、Sony(ソニー)やApple(アップル)などの優れたプロダクトが登場し、カテゴリーはさらに混沌としているが、特に頻繁に旅行する人にとって、Boseはオーバーイヤー型ヘッドフォンの最も象徴的な存在であり続けている。

QuietComfort 45は、シンプルさを追求するBoseの姿勢を継承している。9月23日に発売。その頃には、私たちはまた飛行機で旅をしているかもしれません。

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(文:Brian Heater、翻訳:Katsuyuki Yasui)

Boseの最新睡眠イヤフォンSleepbuds IIは現時点で最も洗練されている

2020年は睡眠という点で不思議な年だった。筆者の睡眠レベルは「少なすぎる」と「多すぎる」の間を行ったり来たりしたが、多くの場合、前者に近づく傾向があった。2020年は、個人的なストレスからより大きな社会的懸念まで、睡眠不足のいい訳に事欠くことがなかった。

そしてありがたいことに、過去数年間、不眠の問題に対する技術的解決策が不足することもなかった。もちろん、時として根底にある問題を特定するのは難しいし、治すのはさらに難しい。特効薬はない。筆者がこの仕事でいつも得ている教訓だ。1つのテクノロジーですべての病気を治すことはできない(何年にもわたる大がかりで高額の治療で解決できないことは何もないと確信している)。

スリープイヤフォンはそれ自体新しい現象ではまったくない。Bose(ボーズ)は2018年半ばに本格的にこの分野に参入し、このカテゴリーに洗練された(そして高価な)アプローチを提示した。同社は、たとえばオーバーイヤーソリューションを提供するKokoon(コクーン)とはまったく異なる方向に進んだ。

Sleepbudsはその名が示すように完全ワイヤレスのイヤフォンだ。第2世代のこの製品は、Boseがオリジナルで抱えていた大きな問題をいくつか克服した。その中にバッテリーに関する深刻な苦情もあった。250ドル(日本では税込3万3000円)のイヤフォンへの影響はかなり大きく、それは文字通りひと仕事だった。

バッテリーと接続に関する苦情は、こう表現しても良いと思うが、すぐに解決されたようだ。筆者が数週間、就寝時に着脱したユニットは現在大きな接続の問題はない(電話をベッドの近くに置いているものと仮定する)。概ねバッテリーは一晩中もち、残量は20%弱となる。目を覚ましたらケースに入れて、数時間で充電される。

画像クレジット:Bose

とにかく作りはしっかりしている。会社名とそれから連想する価格からそう期待されているはずだ。スライド式のフタがついたランプ内蔵の金属製充電ケースからイヤフォン自体まで、デザインを全体的にきちんと掘り下げて見ていきたい。ささいなことが眠りの大きな障害になると思う人間として、筆者はイヤフォンが煩わしく感じられないことに好意的に驚いた。イヤフォンは快適に耳に滑り込み、耳と同じ高さに保たれるため、何かに引っかかることはない。柔らかくてゴムのようなウイングも、イヤフォンを所定の位置に保つ素晴らしい仕事をしている。

イヤフォンの最大の制限は、実際にはデザインによるものだ。オリジナルと同様、Sleepbuds IIは付属のアプリでのみ動作する。アプリでイヤフォンをペアリングして位置を特定し、Boseの音楽ライブラリーを提供する。同社のスリープサウンドのキュレーションは全般的に成功している。サウンドは、雨や風のような自然の音から、同社が選んだアンビエントトラック(環境音楽)まである。毎晩「Moby Dick(白鯨)」を読みながら海の音を聞く習慣がついた。とにかくこれは眠りにつくかなり良い方法だ。

機能をある程度限定するという判断を評価したい。筆者はおそらく、デバイスでポッドキャストやテレビ番組を聴き始めると思う。だが、バイノーラルビートやアンビエントセレクションなどにより、イヤフォンで何が達成できるのかを見極めたい。究極的には、消費者に選択肢を与えることは正味ではプラスになると思う。

とはいえ、イヤフォンは限られた(しかし拡大する)サウンドライブラリーに対応できるよう調整されている。アクティブノイズキャンセリングはないが、イヤフォン自体のパッシブキャンセリングとオンボードサウンドが、環境ノイズやいびきなどをうまく遮断する。おそらく、たとえば建設現場の騒音には適さないが、睡眠を妨げる微妙な障害にはうまく機能する。また長距離フライトにも適している。再開された時には。

睡眠市場向けイヤフォンは現在何点かあるが、Boseは現時点で最も洗練されたパッケージだと思う。価格は当然のことながら多くの人にとって障壁となると思われる。そして限られたサウンドライブラリーが断念する理由になる人もいるだろう。だがお金があり、眠りにつくのが難しいなら検討する価値がある。

関連記事:ボーズが睡眠に特化したイヤフォン新製品「Sleepbuds II」を発表

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Boseレビューイヤフォンレビュー

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(翻訳:Mizoguchi

ボーズが睡眠に特化したイヤフォン新製品「Sleepbuds II」を発表

新型コロナウイルスの感染蔓延の懸念もあり、睡眠を十分にとるのは難しい。世界が毎日バラバラになっているようには感じられないが、Bose(ボーズ)オリジナルのSleepbuds IIは現在の「コロナ不眠症」を改善すべく、絶妙のタイミングで登場した。

新しいバージョンは前バージョンと同じで、快適なリスニングポジションを見つけて眠ることができるという原則に従っている。そして従来同様、新製品もボーズの独自コンテンツに依存している。こxの「ポジション」というのが私の大きな問題の1つだったが、それは今でも変わらないようだ。ボーズはコンテンツをアップデートし続けているが、この250ドルのヘッドフォンでは自分が落ち着くための音楽を聴くことはできない。

ボーズによると「アクティブノイズキャンセリングヘッドフォンや追加機能を備えたインイヤーヘッドフォンではありませんし、音楽をストリーミングしたり、通話をしたりすることもできません。一部の人にとってはあまり意味のない製品かもしれません。とはいえ、アンビエント・アルバムを楽しみながら眠りにつくのが好きな人には、他にも睡眠に特化したイヤフォンがいくつかあります」と説明している。

コンテンツライブラリはまだ少し限られているが、拡大はしている。現在35本の無料トラックが用意されている。「15 Naturescapes 」は、カントリーロード、海岸線、ボードウォークなどを散歩しながら心を落ち着かせてくれるし、10の「10 Tranquilities」は、リフト、ドリフト、ドリームなどの音色でストレスや緊張を和らげてくれる。

本体は従来よりも軽量化され、ノイズキャンセリング機能も向上している。また、新たに独自開発したイヤーチップを採用し、より快適な装着感を実現した。いずれも歓迎すべき追加機能であることは間違いないだろう。バッテリーはフル充電で10時間の再生が可能で、ほとんどの夜には十分だろう。新しい充電ケースを使えば、バッテリー駆動時間をさらに30時間延ばすことができるので、再び旅行できるようになったときには重宝しそうだ。また、バッドには10個までのサウンドファイルを収納できるストレージも用意されている。

Sleepbuds IIは、本日より予約販売を開始し、10月上旬に米国で出荷を開始する予定だ。

画像クレジット:Bose

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(翻訳:TechCrunch Japan)

Boseからサングラス型ヘッドフォンとQuietComfortの名を冠する完全ワイヤレスノイズキャンイヤフォンが登場

スピーカーが内蔵されたメガネやサングラスは、あきれるほど昔から存在してきた。それらが特に人気があったことはないものの、サングラスとヘッドフォンを両方を買わずに済むという主たる訴求ポイントは、少なくともさまざまな企業がこのカテゴリで散発的な挑戦を続ける程度には興味深いコンセプトのようだ。

Bose(ボーズ)はARに対する野心は後回しにしたかもしれないが、ヘッドフォンの役割を果たすサングラスのアイデアにはまだ力を入れている。実際このたび、Tempo、Tenor、Sopranoという3つの新しいモデルが復活した。この新しい追加製品は、2018年に発売されたオリジナルモデルのFrameに続くものだ。


Tempoは3つの中でよりプレミアムな存在で、充電ポートも備えたゴツいつる部分やイヤホン部分が伴っている。音楽は耳に向かって発せられるようにデザインされていて、途中を遮るものはない。ということで、周囲の音も同時に聞くことができる。もちろんこれは、用心のためには良いことだが、実際にスピーカーが再生しているものを聞き取るという点では、良し悪しである。特に都市環境では。

TenorとTempoは、より小型の16mm径スピーカーを各耳側に搭載し、5時間動作できるバッテリーを搭載している。その他の点では、各製品はサイズとデザインに基づいて区別される。すべてのモデルはUVプロテクションを提供する。いずれもすでに入手可能で、価格は249ドル(約2万6400円)だ。

ボーズはまた、2種類の完全ワイヤレスイヤフォンも発表した。2つの中でより注目すべきなのはQuietComfort Earbudsだ。これは、同社の組込ノイズキャンセリングを使い、同社のフラッグシップであるQuietComfortの名前を採用している。その特徴と279ドル(約2万9600円)という価格によって、この新しいイヤフォンは、AirPods Proやソニーの優れたノイズキャンセリングモデルに対抗するものに位置付けられる。

一方、単純にSport Earbudsと名付けられた方の価格は179ドル(約1万9000円)で、ワークアウト中でも固定できる、新しいロックメカニズムを備えている。どちらのモデルもすでに予約注文が可能で、月末までに出荷が開始される。

画像クレジット:Bose

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(翻訳:sako)