Pathをご記憶だろうか。
アーリーアダプターたちをターゲットにして展開したサービスだったが、その方針が間違っていたのかもしれない。「親しい友だちオンリー」のソーシャル・ネットワークには、確かに存在価値があるように思うのだ。
そう考えて、新たにPath風サービスに乗り出したのがCamarillaだ。
Camarillaは、投稿した写真を1度に15人までとしか共有できないサービスだ。さらに、投稿が公開されて友だちがそこにアクセスするのではなく、ダイレクトメッセージのように受信者たちに送られるような仕組みとなっている。これにより、投稿した写真についての感想なども、コメントとして公に投稿するのではなく、プライベートに行うようになっているのだ。
Pathのように50人(最終的には150人になった)を友だちとして迎え入れるのではなく、Camarillaはネットワークを可能な限り小さなものにしておこうと考えているようだ。想定利用者は若い子持ち世代だ。この世代は大規模なソーシャル・ネットワークよりも、プライバシーを重視する傾向があるとの分析に基づいている。
アプリケーション自体も小さなネットワークを意識して、招待制で利用できるようになっている。ユーザー毎に15名までの友だちを招待することができる。ベータ版は130ヵ国以上で利用されているのだとのこと。ただし、アクティブユーザーの数などについての詳細は明かしてもらえなかった。
最近になってCamarillaは、Amerborghより337万ドルの資金を調達している。投資家たちは、マネタイズを考えるまえに、まずはネットワークの拡大をはかりたい考えてあるそうだ。
Camarillaのアプリケーションは、iOS版およびAndroid版がある。
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(翻訳:Maeda, H)