時間はかからなかった。Telegramはわずか2年半前に開業し、今日(米国時間2/23)のMobile World Congress 2016で、 月間アクティブユーザー数が100,000,000人に達したことを発表した。
このメッセージングアプリは、スタート直後に10万人のユーザーが暗号化プラットフォームを利用していることを発表、2014年12月にはアクティブユーザー数が5000万人になり、毎日10億通のメッセージが交換された。
そして今、2016年2月、Telegramの月間アクティブユーザー数は100,000,000人、1日当たり新規ユーザー数は350,000人、1日当たりメッセージ数は150億通になった ― すべて安全な暗号化システム上でやりとりされている。
Facebookは先月、Messengerが8億月間アクティブユーザー数を達成したことを報告し、数週間前時点でWhatsappの月間ユーザー数は10億人だった。
Nikolai Durov、Pavel Durovの兄弟は、2006年にVK(当初はVKontakteと呼ばれた)をスタートし、2012年初めからTelegramの開発に取りかかった。2人が「セキュリティーが高くて楽しい」ものを作りたいと考えたからだった。Telegramがスタートしたのは、エドワード・スノーデンがNSAとPRISMの機密を暴露した直後だった。
しかし、Telegramは成長と共に厳しい監視に曝され、アプリがテロリストの通信を幇助、隠蔽していると非難された。
「プライバシーは、究極的には、テロリズムのような悪いことが起こることに対するわれわれの恐怖よりも重要だ」とPavel Durovは、本誌のMike ButcherにTechCrunch Disrupt NYで語った。
当然ながら、MWC 2016のキーノートでDurovはTim Cookの支持にまわった。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)