Googleが開発を中断した高機能Photoshop/LightroomプラグインNik CollectionをDxOが買収して延命

最愛のツールが早逝を免れたことを知って、フォトグラファーたちは安堵するだろう。Googleは今年の5月にNik Collectionの開発を中断すると発表したが、本日(米国時間10/25)DxOが、その延命を申し出た。DxOはモバイルカメラのベンチマークで知られているが、独自の写真編集ソフトウェアも作っている。

このニュースに対してGoogleのエンジニアリング・ディレクターAravind Krishnaswamyがこう述べている: “Nik Collectionを使ってフォトグラファーたちは、自分が本当に満足できる写真を作れる。高度な写真技術の専門企業であるDxOが、それを買収して開発を継続することは、とても嬉しい”。

DxOはNik Collectionをこれまでどおり無料にするが、目下、2018年にリリースするニューバージョンに取り組んでいる。Googleが2012年に強力なモバイル用写真編集ツールSnapseedと共に買収した、このLightroomとPhotoshop用のプラグインセットは最初500ドルだったが、その後無料になった。

DxOがNik Collectionの次のバージョンで何をするのか、それも楽しみだが、当面はその好評なソフトウェアセットをDxOから無料でダウンロードできる。

〔参考記事(1)(2)。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

1インチセンサーを搭載したiPhone用プラグインカメラのDxO One、現在プレオーダーを受け付け中

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iPhoneのカメラは、それ自体でもなかなかすぐれたモバイルカメラであると評価されている。しかし、デジタルイメージングのリーディングカンパニーであるDxOからリリースされたカメラとタッグを組ませれば、さらに素晴らしいクオリティを望むことができる。発表されたDxO ONEは、LightningケーブルでiPhoneと接続する。f1.8のレンズを搭載し、画素数は20.2メガピクセルでセンサーサイズは1インチとなっている。1インチのセンサーサイズといえば、TechCrunchでも取り上げたコンパクトカメラのSony RX100と同じサイズだ。小型ながらノイズの少ない高画質を期待することができ、もちろんボケ描写力などにも力を発揮する。

このDxO ONEはもちろんRX100よりも小さく、背の高さがiPhoneの幅とほぼ同じで、厚さも1インチしかない。Lightningポートに接続しつつiPhoneを回転式LCDディスプレイとして利用する。RAWモードでの撮影も可能で、Adobe Lightroomなどといっしょに使えば、利用シーンも大きく広がることだろう。

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絞りやシャッター速度、およびISOなどはもちろん手動で設定することができる。デジタル一眼カメラやミラーレスカメラなどに搭載されている撮影モードメニューも用意されている。さらに1080p/30fpsでビデオ撮影を行ったり、あるいは720p/120fpsでスローモーション撮影をすることもできる。写真やビデオの保存用にmicroSDカードが搭載されているし、もちろんiPhoneのカメラロールに保存することもできる。

いくつかDxOによる写真を掲載しておく。

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趣味の写真家にとって非常に魅力的なプロダクトであるように思える。599ドルという価格も同性能の単体カメラを買うよりもずいぶん安い感じだ(訳注:記事中からリンクされているDxOのサイトには79900円という表記も見えます)。参考までにRX100 IVの価格は1000ドルだ。レンズは32mm相当に固定されることになるわけだが、それでもずいぶん魅力的な商品ではなかろうか。

現在dxo.comにてプレオーダーを受付中で、アメリカでの出荷開始は9月になるとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H