Facebook、投稿写真のアルゴリズムによる自動露光調整をリリース

われわれの大部分は特に優れた写真家ではないが、それでも大量に写真を撮る。その写真の多くは露光を少し調整するとずっと見やすくなる。Facebookは、私の取材に対して、今日(米国時間12/16)から、 iOSデバイスから投稿された写真を自動的に補正処理する機能を提供し始めたことを明かした。Androidについても近く対応するという。自動補正の程度はスライダーで調整でき、いつでもオリジナルの状態に戻すことができる。

この機能のおかげで、真っ暗な写真でも誰でも簡単に何が写っているのかわかるようにできる。

Facebookは他のソーシャルメディアと写真投稿を巡って激しい競争を続けてきた。この戦いには膨大なトラフィックが賭けられている。最近、Twitterはフィルタのインタフェースを一新したし、Snapchatは色とキャプションの両方を調整できるフィルターをローンチした。Instagramも新しいフィルターを5種類追加し、Google+はFacebookの今回の機能に似た自動補正機能を1年前から提供している。

これまでモバイル・デバイスからFacebookに写真をアップロードする際は、まずオリジナルの写真が表示され、ユーザーはそれが気に入らなければ、自動明るさ調整ボタンを押すか、Facebookのフィルターを個別に呼び出して適用するかを選んだ。これはユーザーがいちいち試行錯誤しなければならないのでかなり時間と手間がかかるプロセスだ。

これからは写真には自動的に明るさフィルターがかかる。ユーザーはスライダーで簡単に補正の強度を強めたり、弱めたりできる。私がテストしたところではこの自動補正はやや強すぎと感じる場合があった。しかし全体としては手動で調整してもそうなるだろうという範囲に収まっていた。そして何より手間がいらない。

これはイベント、パーティー、スポーツなどの場所で、写真の補正に時間をかけていられない場合に特に役立つだろう。何か特別な瞬間を共有するには最適のアプリになりそうだ。

[原文へ]

(翻訳:<


Facebook、あなたのベストショットを拡大表示

写真の価値は平等ではない。あなたがスカイダイビングしているあのカッコいい写真は、あなたのランチ写真よりずっと面白い。そこでFacebookは今日(米国時間10/9)、iOSおよびAndroidアプリのプロフィール画面をアップデートして、「いいね!」のたくさん付いた写真を大きく表示するようにした。また、「アップロード」タブが新たに導入され、投稿した写真を一箇所で見られるようになったので、友達はあちこちのアルバムを探し回らなくて済む。そして、アルバムを見る時には、小さなサムネイルとアルバム名のリストの代わりに、大きなカバー写真が表示される。

最近はSnapchat等のメッセージングアプリで日々シェアされる写真が増えてきてはいるものの、大量に永久保存された友達の写真を見る場所としては、依然としてFacebookがトップだ。そしてテストの結果、この新しいデザインにすることによって、ユーザーは今まで以上に多くの写真を見たり「いいね!」したりするようになる、とFacebookは言っている。

新機能は、今から数時間のうちにiOSおよびAndroidの全ユーザーで有効になり、アプリのアップデートは必要ない。今のところウェブ版にこれが導入される予定はないが、ニュースフィードに複数の写真をアップロードしたとき、動的に一部の写真を大きく表示することはすでに行っている。

今を去る2012年、Facebookはお気に入りの写真にスターを付けて拡大表示させるしくみをテストした。しかし、機能に気付かなかったのか、時間をかけて自分のベストセレクションを手動で選ぼうと思わなかったのか、利用するユーザーは殆どいなかった。

今回Facebookは、どの写真に「いいね!」がたくさんついたかに基づき、モバイルアプリで自動的にこれをやっている。人気があると認められた写真は6倍に拡大される。ハイライトされた写真を小さく戻す方法はないので、あなたは恥かしい写真に大量の「いいね!」がつかないことを願うしかない。

ここ数年で写真共有は二分化された。FacebookのプロフィールページやInstagramで、手入れされた永久保存の写真がシェアされる時代がしばらく続いた後、Snapchatは、カジュアルなその場限りの写真をシェアしてはすぐに消えることを望むユーザーがたくさんいることに気付いた。

Facebookの短命写真共有の2度にわたる試み、PokeとSlingshotは未だ支持を得られていない。しかし、今日のような改善を続けていけば、何年分もの永久保存写真を互いに見せ合いたいと思う人たちがまだまだ多くいるだろう。大好きな人を探し出す方法が他にあるだろうか。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Facebook、共有写真アルバム機能を導入―グループ活動の促進を狙う

最初に報じたのはMashableだが、Facebookは共有写真アルバムを導入しつつある。このアルバムには50人まで写真を投稿できる。1人が投稿できる枚数は最大200枚だという。

計算に強くない読者のために説明すると、一つのアルバムには最大で1万枚の写真が保存できる。これまでのFacebookアルバムの場合、投稿できるのはアルバムを作ったユーザー本人だけで、最大枚数も1000枚にすぎなかった。

この新機能はグループでアルバムが作れるという点でユーザー活動の活発化に役立つだろう。Facebookは単一の写真の投稿と共有は さきごろ買収したInstagramに任せ、Facebook本体ではもっと大規模なグループ活動に向いた機能に注力していくようだ。その場その場のスナップを公開するにはInstagramが便利だが、結婚式、卒業式、バケーションの旅行など大規模ないし長期にわたる活動を記録するには、この共有アルバムのような機能が必要だった。

一方で、似たようなグループ写真機能を追求しているAlbumaticFlockのようなアプリにはかなりの打撃になるかもしれない。ただ、グループ写真アルバムという分野では過去に多数の挑戦者が現れては失敗を繰り返しているのでFacebookの新機能が他を押しのけて市場を独占するような存在になるかどうかは不明だ。Google+のParty Modeも似たような機能を備えている。このモードではユーザーは指定されたイベントの参加者すべてと写真、ビデオをリアルタイムで共有できる。

Facebookの共有アルバムは、一般公開、写真投稿者とその友だち、写真投稿者のみ、の3種類の公開範囲を選択できる。プロトタイプは社内ハッカソンで短時間で開発されたのだそうだ。

今日Facebookは比較的少数のユーザーを対象にこの機能を公開した。当面、英語版のデスクトップ版ユーザーのみがサポートされ、その後徐々に公開範囲を広げていくということだ。

Image via Mashable

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+