Foxconn、鄭州工場で火災。犠牲者はなし

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今日(米国時間1/25)、台湾拠点の電子OEM会社、FoxconnでApple iPhone製造の大半を扱っている工場が、火災による被害を受けた。空調システムから出火し、いくつかの階に広がった。同社の広報担当者がWall Street Journalに伝えたところによると、Zhengzhou[鄭州]工場での死傷者はなく、製造への影響もない。しかし、この火災は中国内のFoxconn工場で数年来起きている安全および労働者の権利問題に、改めて光を当てるものだ。

2011年5月、中国南西部のFoxconn Chengdu[成都]工場で起きた爆発は、ダクト内の可燃性粉末が原因で3名が犠牲となった。4ヵ月後、中国東部の山東省で再び火災が発生したが犠牲者はなかった。同社の人権に関する状況は、翌年相次いで起きた労働者の自殺が、劣悪な労働条件に起因するという数多くの指摘を受け、監視下 に置かれている。2012年9月には、推定2000人の労働者が中国北部のFoxconn Taiyuan[太原]工場で暴動を起こし、警備員が社員を殴打したと非難する声もあった。

それに対してFoxconnは、労働条件を改善し賃金を引上げると宣言したが、引き続き同社は厳しい監視下にあり、今回また起きた火災 ― 比較的軽微ではあるが ― によって、過去4年間に実際どう変わったのかを改めて問われることになる。TechCrunchはFoxconnおよびAppleにコメントを求めている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook