ミシガン大学、無人運転車のテスト用に実際の町並みを再現したテスト施設を建設予定

Googleの自動運転車の話題はさまざまな範囲で盛り上がりを見せている。見かけもなかなか可愛らしい。しかし、たとえば信号機の変調や、交通ルールなど守らなくても良いと思っている歩行者による突発的事象などに、どのように対応するのか(できるのか)はよくわからない部分もある。

これは素人だからわからないというわけのものではなく、たとえばミシガン大学のEngineering Collegeも、ぜひ答えを知りたいと考える種類の疑問であるようだ。そこで、同大学同カレッジは自動運転車のテスト用施設をこの秋にオープンする計画をたてたそうだ。

運営はSoutheast Michiganのミシガン大学Mobility Transformation Centerが行う。

この施設は自動運転車のテストのためだけに作られる都市となる。見かけ上は一般の都市とまったく同じ外観を持つようになる。すなわち、自動運転車の運用を開始した際に、どのようなことが起こり得るのかを実験するための施設なのだ。

都市には、たとえば道路の合流ポイントがあり、一時停止の標識があり、あるいはラウンダバウトや交差点、ファサードなどがある。そしてここに歩行者なども加わって、実際の都市とかわらないテスト環境を構築するわけだ。

1台のみを走らせるのではなく、複数台を動かした時にどのような動作を行うのかをテストできるようにもなる。

造船工学などを担当する准教授であるRyan Eustice曰く「現在のテスト環境では行えないような、突発事項においてのテストを実施したいと考えているのです。その結果を検証していくことにより、こうした自動運転車などにおける安全性などを検証していくことができるようになると考えているのです」とのこと。

曲がり角に来たら自動的にハンドルを切るといったようなレベルではなく、たとえば自動的に障害物を認知し、自分でブレーキをかけるといったような高度な技術を持つ自動運転ロボットをテストするための環境を実現しようとしているわけだ。

[via theVerge]

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(翻訳:Maeda, H


Googleの自動運転自動車にバグがあったら…

先週、Googleは自動運転自動車のプロトタイプを発表した。車のデザインもゼロから行い、小さな昆虫のようにも、タイヤのついたグミキャンディーのようにも見えるものとなった(正面は明らかに顔を意識しているように思える)。センサーをまとったテクノロジーが車を運転するという空想科学小説風の未来を垣間見せてくれるものだ。このプロトタイプに熱狂する人もいるが、一部には懐疑的に受け取る人もいるようだ。

その懐疑派の代表として、コナン・オブライエン(Conan O’Brien)の名を挙げることができるかもしれない。Googleの自動運転車自動車について、かなり皮肉な紹介をしているのだ。

紹介に用いたビデオは、もともとGoogleの用意したものだ。一般の人を招いて、自動運転自動車の乗り心地を試してもらおうとするものだ。このビデオにオブラインたちは編集を加えて、「自動運転自動車にバグがあったら」という内容のビデオを制作したのだ。

注意:ビデオの制作にあたって、動物虐待などの行為は行われていません(訳注:但し不用意に閲覧すると不快に感じることもあるかと思います)。

Googleは現在、自動運転自動車の実現に向けてさまざまなプロトタイプを製作しているところだ。世界中で、法的な認知を受けることを目的としている。

Google自動運転自動車の最高速度は25マイル毎時(時速40km程度)で、車の前部には衝突に備えてフォーム素材を試用しており、フロントグラスもガラスでなくプラスチックを使用している。安全を再優先に、あるいは少なくとも安全の最優先を目的として設計されているのだ。しかし人の車に対する支配権を機械に渡してしまうことについては不安の声もあることは、当然のことだと思う。

さらに。ハンドルのないクルマを運転するときに、いったい何をすれば良いのかと悩む人も多いはずだ。

オブライエン版の紹介ビデオを下に掲載しておこう。

日本語版追記:Googleによるオリジナル版の紹介ビデオも併せてみた方が面白いと思う。

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(翻訳:Maeda, H