Google株が急騰している。2013年6月24日以来株価は7.32%上昇し、NASDAQ開場直後に史上最高値を更新する926.47ドルを記録した。木曜日(7/18)の収支報告を控え、期待は極めて高い。悲喜こもごもだった2013年Q1の後、同社にはアナリスト予測を越える売上が期待されている。
Q1決算後、Google株の終値は765.91ドルだった。今日の史上最高値は、約3ヵ月間で20.96%高という驚くべき上昇を意味している。言い換えると、Googleの時価総額、3040億ドルは500億ドル増えている。繰り返すがこれはわずか3ヵ月間の出来事だ。
本稿執筆時点で、株価はわずかに下がり917.59ドルだ(前日の終値からは0.59%安)。Googleは今日何も発表する予定がないため、この史上最高値は、おそらく大がかりな金融決定によるものだろう。Google株が、ふだんより多くのポートフォリオに組み込まれているのかもしれない。
それでも、決算発表を間近に控え、今日のニュースはGoogle全体を改めて熟視する良い機会だ。最近、Googleはより焦点を絞った会社になった。業績の低い製品を切り、愛されたサービス、Google Readerでさえ例外ではなかった。買収に関しては、以前ほど無鉄砲ではなくなった。今年Googleは、「Motorolaを引っぱる」ことなく、小さくてより戦略的な買収を行いつつある。Wazeには11億ドル払わなくてはならないが、Motorolaとその数千人の社員と比べれば小さい。広告は未だにGoogle売上の大半を占めている。
2013年のGoogle I/Oデベロッパー・カンファレンスは、会社の新しい焦点を示す好例だった。Google TVやNexus Qのような失敗する大胆な製品の代わりに、GoogleはAPIおよびGoogle+やGoogle Mapsのような中核製品について話した。
Google+は明確な成功とはまだ言えないが、このソーシャルネットワークには十分なリソースを注ぎ込んでいる。しかしGoogle製品はこれだけではない。Android、Chrome、YouTube、Google Maps、そしてもちろんGoogle検索は、今もGoogleのロードマップにとって非常に重要だ。もしこの会社が収益を多様化する方法を見つけたなら、投資家たちが喜ぶのはまちがいない。
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(翻訳:Nob Takahashi)