飲み友マッチングの「JOIN US」にAndroid版、来春までにはマネタイズも開始

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6月にiOSアプリに限定してサービスを開始したマッチングサービス「JOIN US」が、12月18日にAndroid版アプリを公開した。Google Playから無料でダウンロードできる。

JOIN USは以前にもご紹介したとおりで「今夜の飲み仲間を探す」というコンセプトを持ったマッチングサービス。正午から翌日5時までに限定してサービスを提供。時間を過ぎると、チャット履歴なども毎日リセットされる。サービスを利用するには、Facebookアカウントでログインした後、今夜どこで、何人(1人、2人、3人以上)で飲むかを登録すればいい。

そうするとユーザーの周辺で飲んでいる、もしくは飲む予定のユーザーを最大8組までマッチングしてくれる。マッチングは男女問わず、距離の近さやログイン時間の近さをもとに、「より飲みに行きやすい人」が優先される。Facebook上の友人とはマッチングしない機能も用意する。

特徴的なのが、初回ログイン時に行われる「審査」だ。同社がネットワークする「飲み会好きのアンバサダー」たちが、Facebookのプロフィールやアクティビティをもとにその人物が信頼できるかを調査して、不正利用を防ぐという。当初審査の通過率は30%前後だと聞いていたのだが、現在は18%とより“狭き門”になっているという。ただし既存会員は友人を会員に招待することができる。

サービスは現在無料だが、運営するVikona(当初はエニグモの創業メンバーらが2013年に設立したgram30が運営していたが、JOIN US事業を切り出すかたちで分社化した)代表取締役の内田洋輔氏によると「2月ぐらいからマネタイズのテストを開始して、3月にも(課金機能を)実装する予定」だという。課金ユーザーに対してはマッチング数を拡大するほか、マッチング場所の指定といった機能を提供していく予定。またユーザー数などは明らかにしていないが、「利用者の70%〜80%程度が翌月も利用してくれている状況」(内田氏)だという。

利用は正午から翌朝5時限定、“今夜の飲み仲間”を探す「JOIN US」

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gram30は6月16日、マッチングサービス「JOIN US」を正式リリースした。App Storeから無料でダウンロードできる。

サービス提供は正午から翌朝5時まで

JOIN USは「今夜の飲み仲間を探す」というコンセプトのマッチングサービスだ。ユーザーがサービスを利用できるのは正午から翌日5時まで。利用にはアプリを立ち上げてFacebookアカウントでログインした後、今夜どこで、何人で飲むかを登録すればいい。

そうするとユーザーの周囲10km圏内で飲んでいる、もしくは飲む予定のユーザー(ユーザー個人、もしくはユーザーとその友人のグループ)を最大8グループ紹介してくれるので、あとはチャットでやりとりし、気に入れば、そのまま飲みに行くというわけだ。

サービスが利用できるのは現在東京23区内のみ。マッチングのロジックは今後もチューニングするということだが、正午から17時には10km圏内かつログイン時間が近い人が優先され、それ以降は近距離の人が優先されるロジックなのだそう。これによって、「会社の昼休みにJOIN USを立ち上げたユーザーが、同じ会社のユーザーとマッチングする」なんてことを防ぐのだという。ちなみにチャットのログなどは翌朝5時にはすべて消える。またFacebookの友人とマッチングしない機能などもそなえる。

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利用前に通過率30%の審査を実施

先ほどFacebookログインすれば、とは言ったが、サービスを初めて利用する際には、審査に通過する必要がある。審査は男女5人ずつの「飲み会好きのアンバサダー」が実施。審査項目は非公開だが、Facebookのプロフィールやアクティビティをもとに信頼できる人物かを調査。ベータテストでの通過率は30%前後となかなか厳しいが、この審査で不正利用を防ぐと説明する。

サービスを手がけるgram30は、越境CtoCコマースの「BUYMA」を手がけるエニグモの創業メンバーが中心になって2013年4月に設立された。エニグモ元代表取締役共同CEOの田中禎人氏もそのメンバーだ。

異性とのマッチングよりコミュニティを重視

先日も同じようなコンセプトのサービスがローンチした記事を見た? そうそう、TechCrunchではLip Inc.の「5pm」について2週間ほど前に紹介したばかりだ。JOIN USを手がけるgram30代表取締役の内田洋輔氏もその類似性自体は否定しないが、「マッチングサービスの市場は伸びているが、まずは『ユーザーが楽しいコミュニティを見つけられる』ということをやっていきたい」とコンセプトを説明する。

実は僕は2014年秋にこのJOIN USのデモを見せてもらっている。その時は今と比較して「異性とのマッチング」という点を打ち出していたサービスだった。デモとあわせて聞いた説明のメモには「友達にバレない、カジュアルな出会い系」なんて言葉も残っているのだけれど、正式リリースにあたり大幅にその方向性を変更している。

gram30では2014年12月から600人程度のユーザーでテストを開始したが、「実際にユーザーが求めていたのは、異性との出会いではなく、出会いから恋愛に発展するかもしれない『きっかけ』だった」(内田氏)のだという。「(出会い系の色が強くて)人に紹介できないようなサービスを作っても意味がない。まずは何も考えずに楽しく飲みに行って欲しい」(内田氏)

サービスはすべて無料で利用可能。今後は有料のオプション機能を提供したり、飲食店向けの集客ツールなどを提供したりしてマネタイズを図るとしている。9月以降にはシンガポールを中心に、東南アジアへの進出も検討する。