これがMagic Toolbarだ―Apple、新MacBook Proの画像をうっかりリーク

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macOSがSierra 12.1にアップデートされた際、システム・ファイルに2枚の重要な画像が隠されていたのをMacRumorsが最初に発見した。そういうわけで、上の写真が新MacBook Proだ。

すでに報じたとおり、新しいMacBook Proではキーボードの上部、現在のファンクションキーの位置にリボン状の第2ディスプレイが装備される。このタッチパネル・ディスプレイは作業の内容に対応してさまざまな機能を持つはずだ。

上の例ではこのディスプレイ(Magic Toolbarと呼ばれるはず)はユーザーに対して Apple Payでの支払い手続きを完了するためにTouch IDセンサーに触れるよう求めている。

ご覧のとおり、ファンクションキーは消えている。私が最後にF7キーを叩いたのがいつだったか思い出せないくらいだが、一方で物理的なエスケープ・キーもなくなっている。しかし写真をよく観察すると、ミニ・ディスプレイの左端にキャンセル・ボタンが表示されている。位置からしてもこれがエスケープ・キーと同じ働きをするのだろう。ただしブラインドタッチの場合、ずっと叩きにくくなっている。

またこの写真から新Macbook ProはTouch IDセンサーを装備していることも確認できる。下の2枚目の写真でミニ・ディスプレイの右端の色がやや濃くなっている。これがTouch IDセンサー部分のようだ。この部分はディスプレイと色が異なるのでディスプレイではない。しかしiPhone、iPadのホームボタンとも異なる。iPhoneの場合、ホームボタンは金属リングが取り巻いており、指を載せるとこのリングが指を感知してTouch IDセンサーを起動する仕組みだ。ところがMacebook Proの場合、Touch IDの周囲にこのリングが見当たらない。3D Touchのような感圧メカニズムが内蔵されていて金属リングの必要をなくしているのだろう。

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あと気になる点は、キーボードが(キートップは大きいが)12インチのretina MacBookにひどく似ていることだ。私は12インチretina MacBookの浅いキートラベルが嫌いなのだが、Macbook Proのキーボードが外付けMagic Keyboardのような深いキートラベルなのかどうかは不明だ。

トップの写真でも分かるが、13インチのMacBook Proはディスプレイとキーボードの周囲のベゼルが現行モデルより細くなっている。スピーカーはキーボード部分の下ではなく両サイドに配置されている。このことは新モデルが全体としてスリム化されていることを示唆する。ヒンジ部分も小型化されているようだ。現行モデルと同様の強度が維持されていると期待したい。

とりあえずこんなところがリーク画像から判明した点だ。新Macbook Proのポート数や種類は依然として不明だ。内部の部品についても出荷時期、価格についても情報がない。噂ではIntel Skylakeプロセッサーと多数のUSB Type-Cポートを装備しているという。現行MacBook ProではUSBポートとMagSafeポートが厚みを押さえるためのボトルネックになっているように見える。これらをすべてUSB Type-Cに置き換えるならさらに薄くすることが可能だろう。

すでにお伝えしたように、Appleは来る10月27日〔日本時間28日〕にプレスイベントを予定している。MacBook Proシリーズのアップデートに加えて、13インチのMacBook Airのデザインやコンポネントも新しくなるはずだ。iMacについてはパフォーマンスのアップデートにとどまる可能性が強い。ここ数年放置されてきたMac Pro、Mac Miniが今回のアップデートに含まれるのかどうか不明だ。retinaの外付けディスプレイは近々お目見えするようだが、27日のイベントには間に合わないようだ。もっともAppleとしてはディスプレイについてプレスイベントで発表だけして、後日出荷ということにする手はある。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

新MacBook Proのファンクションキーを代替するミニ・スクリーンはMagic Toolbarと呼ばれるらしい

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Appleの新しいMacBook Proの詳細が次第に明らかになってきた。 従来のモデルとの最大の違いはなんといってOLEDのミニ・スクリーンだろう。これはキーボード上部に設置されてファンクションキーを置き換えるものだ。このミニ・スクリーンはMagic Toolbarと呼ばれるらしい。

ちょうど1週間後にAppleはRetina搭載MacBook Proの後継モデルを発表するはずだ。Trademark Ninjaがこの新機能について調査を始めたのもおそらくそのためだろう。どうやらAppleが‘Magic Toolbar’という商標を所有しているのは間違いならしい。論理的に考えて、この商標は噂のミニ・ディスプレイの名称としてぴったりだ。

MacBook Proのミニ・スクリーン搭載の可能性については8月にわれわれも報じている。 他の記事の多くもAppleはMacBook Proに第2のミニ・スクリーンをキーボード上部に装備すると予想している。Appleはノートパソコンのメインのディスプレイにはタッチス機能を採用していない。しかしキーボード側に設けられるこのリボン状のタッチパネルはファンクションキーを代替するだけでなく利用中のアプリに合わせて多様なショートカット機能を提供できる。

Appleが具体的にどような機能を持たせるのかはまだ誰も知らない。ミニ・スクリーンにどのような機能を配置するかは、個別のアプリについてはデベロッパーの考え次第だ。しかしメディアキー、明るさ調整のようなシステム・ファンクションについてはどうだろうか? システムからの通知をミニ・スクリーンに表示することも考えられる。

Magic Toolbarという商標を世界で登録しているのはどこからともなく現れた新しい企業なので、その背後にいるのはAppleだと証明することはできない。ただしこの会社の業務を処理している複数の弁護士はAirPodsの商標も扱っている。できすぎた偶然だ。

Magic Toolbarという名称は―明らかに―アプリを開いたときにスクリーンに表示されるアイコンやボタンを表示するツールバーとして使われることを推測させる。

KGI SecuritiesのApple情報に通じたアナリスト、Ming-Chi Kuo(郭明錤)は去る5月に新しいハードウェアについて新しい情報を明かしている。その中で、13インチ、15インチ共にMacBook Proは従来より軽く、薄くなるだろうとしていた。 プロセッサーは最新のIntel Skylakeが搭載され、パフォーマンス、バッテリー駆動時間ともに改善されるはずだという。

Trademark Ninjaによれば、Appleは新しいMacBook Proで“Smart Button”という名称も使うという。これは従来のTouch IDセンサーの新しい名称のようだ。ただしiOSデバイスののようにホームボタンとして利用されるわけではない〔ので別名称が使われる〕ようだ。

Ming-Chi Kuoの予言どおり、AppleはMacBook Proをさらに薄くする。現行のMacBook Proを見るとUSBとMagSafeのポートが厚みのボトルネックとなっているのが分かる。これらのポートをすべてUSB Type-Cに置き換えれば筐体を薄くする余地は出そうだ。Appleが多数のUSB Type-Cポートを容易してくれることを願う。1つだけというのは不便だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+