Facebook LiveがAPIを公開、早速パートナーしたライブビデオカメラMevoのLivestreamに話を聞く

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Facebook Liveは、ライブビデオを一気に大々々大衆化した。そしてこれからは、サードパーティのデベロッパーもその波に乗れる。

FacebookのデベロッパーカンファレンスF8で今日(米国時間4/12)、Facebook Liveを利用したいデベロッパーのためにそのAPIを公開する、と発表された。発表の中で、すでに決まっている最初のパートナーの名前…Livestream(Mevoカメラのメーカー), BuzzFeed, Vidpresso, ドローンメーカーのDJI…も明かされた。

FacebookのChris Cox(上図)によると、その目標は“何百人もの人たちが同じ瞬間を同じタイミングで経験できること”、だ。Coxは、このAPIによってハードウェアメーカーもソフトウェアメーカーも共にFacebook Liveを自己のプロダクトに統合できる、とも言った。

Livestreamから、Facebookとの関係について聞いた。同社のMevoカメラは最初、Moviという名前だったが、まるで複数のカメラで撮ったかのようなイリュージョンを作り出す。iPhoneの上でビデオを現場でエディットできるし、特定の部分だけを取り出す自動編集もできる。

Movi iPhone

Mevoは、ライブのブロードキャストしかできないデバイスではないが、ライブで使うとなったらFacebook Liveが恰好の場所だろう…Livestream自身のWebサイトもあることはあるけど。CEOのJesse Hertzbergによると、Livestreamのねらいは、企業がビデオを簡単に共有できるようになること、しかもLivestreamのサイトに限定されずに。

しかも彼によると、ユーザーからの要望でいちばん多いのが、“あのね、FacebookとかTwitchとか、自分の好きなところへストリーミングしたいんだけど”、だった。Livestreamも、この要望は無視できない。

“カメラはできるだけたくさん売りたいから、Facebook Liveを使えることは、拡販の良い機会だよ”、とHertzbergは語る。

さらにHertzbergによると、アーチストや企業などにとって、Facebookはライブイベントをファンや顧客に通知するための絶好の場所だ。LivestreamはすでにパブリッシャーのTastemadeとパートナーして、初のMevoによるブロードキャストをFacebook Live上に作った。そのビデオはこのページの下にあったけど、ライブだから今はない。上のビデオは、このブロードキャスト機能の使い方の宣伝だ。

Mevoカメラは今は予約販売のみで、値段は299ドルだ。発売は、7月を予定している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))