Microsoft、フィットネス系ウェアラブルのBAND用SDKを発表

Microsoftがフィットネス系ウェアラブルデバイスであるBandのアップデートを発表した。デバイス上でできることを増やし、また取得データの取り扱いを容易にするためのウェブポータルを構築し、そしてサードパーティーがアプリケーションの開発をできるようにするSDKのリリースを行った。既存アプリケーションのアップデートは、iOS、Android、そしてWindows Phone版のそれぞれについて行われることになっている。

今回のアップデートにて、Bandに自転車に乗る際に利用するモードが追加された。たとえば「Speed Analysis」や高度記録を行う機能が追加されたのだ。Microsoftによると「利用者からの希望が多かったので機能を追加しました」とのこと。健康目的で自転車に乗る人は多く、自転車モードの実装は好意的に受け入れられることだろう。

Microsoft Healthの一貫としてウェブ版のダッシュボードが用意され、そこで収集したデータの「Insights」が行えるようになったのも嬉しいところだ。PCでウェブを見る人は減り、さらにウェブコンテンツはアプリケーションに移行してしまったという流れはある。しかしそれでもPCの大きな画面からウェブを利用することで、データを便利に扱えるということはあるだろう。

そうした数々の変更も十分に魅力的であるとは思うが、もちろん最重要なのはSDKの発表だろう。Bandで利用するアプリケーションが開発できるようになる。興味のある人はこちらビジュアルガイドライン(PDF)を見てみると良いだろう。Microsoft Bandを持っていた頃(Uberだか映画館だかで忘れて失くしてしまった)、こんなに小さなスクリーンにどのようなアプリケーションが登場してくるのだろうと考えていたものだった。思いもよらないようなアプリケーションが登場してくるのではないかと、楽しみな気持ちもある。すぐにもいろいろなアプリケーションが登場してくることだろう。

Bandの初期出荷台数は非常に少なく、年末には品薄状態となっていた。徐々に供給も安定してきた様子。今回の発表と相まって販売に拍車がかかることになるかどうか、注目していきたいところだ。

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(翻訳:Maeda, H


MicrosoftのフィットネスウェアラブルBandを使ってみた

今週のKansas City Royalsのファウルフライがレフトのインフィールドに落ちたときのように、Microsoft Bandは誰も予想しなかったサプライズだ。フィットネスバンドでもあり、コンピュータでもあり、モバイルのTwitterと株価チェックのできるスマートガジェットであり、Bandはこれらのミックスだ。

それに、どの機能もよくできてる。第一世代のハードウェアがどれもそうであるように、まだすっきりしてない部分はあるけど、でもBandが与える意外感は心地よい。

いちばん目立つ特徴は、その多機能性だ。単なるフィットネス製品なら、ぼくは要らないし、軽いアプリがちょっとあるぐらいなら、それも要らない。単なる睡眠チェックや心拍計も要らない。でもこれらが全部あれば、日常的に十分、実用価値はある。

そもそも、手首に何かを着けるのはわずらわしい。それをときどき充電するのもわずらわしい。毎日見るべき画面の数が増えるのも、めんどっちい。だからこそ、ウェアラブルの商品化は難しい。これらの短所を忘れさせる、何かでなければならないから。

Microsoft Healthというプラットホームの、最初の製品であるBandは、‘できる’デバイスだし、しかも楽しい。200ドルを、安いと感じさせる。アプリがもうちょっと増えて、ハードウェアが第二世代になったころには、結構、人気製品になるかもしれない。

画像出典: TechCrunch

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))