Microsoft、文書スキャンアプリOffice LensのiOS/Android版を公開

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今日(米国時間4/2)Microsoftは、iOSおよびAndroidスマートフォンのOneNoteと連携して動作するモバイル文書スキャナーアプリ、Office Lensを公開した。このアプリは、ユーザーが紙の文書、レシート、名刺、メニュー、ホワイトボード、粘着メモ等を写真に撮ることができるもので、数年前にWindows Phone端末専用のアプリとして最初に公開された。

しかし、同社の他社プラットフォームを取り込む新戦略に合わせ、iOSおよびAndroid版のアプリが追加された。既に両OSには、Office、Outlookをはじめとする数多くのMicrosoftアプリが揃っている。

Office Lensの主要機能そのものは、Scanner Pro、TinyScan Pro、Scanbot等現在モバイルアプリストアに並んでいる多くの文書スキャンアプリとさほど変わらない。また、EvernoteのScannable等と同様、単体アプリというよりはもっと大きな製品 ― OneNote ― のアドオンとして作られている。

他のスキャナーアプリと同様、Office LensはOCR機能で画像内のテキストを認識し、後でOneNoteあるいはMicrosoftのクラウドストレージサイト、OneDriveでキーワード検索することができる。また、紙の文書やホワイトボードをスキャンした画像は、Word文書、PowerPointプレゼンテーション等のMicrosoft Office形式に加え、PDFやJPGにも変換できる。OneNoteには画像として挿入できると同社は言っている。

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Office Lensには名刺スキャン機能もあり、結果をスマートフォンのアドレス帳項目として追加できる。Evernote Scannableの機能と似ていると思うかもしれない。しかしEvernoteはLinkedInの詳細情報も取り込むので、個人のネットワークを拡大するのに便利だ(かつてLinkedInは自身の名刺スキャンアプリを提供していたが、現在は終了してEvernoteの推奨している)。

しかしOffice Lensでは、名刺を連絡先に変換するプロセスがScannableより複雑だ。以前Microsoftがブログで説明していたように、OneNoteの利用が深く関わってくる。つまり、OneNoteが名刺上の連絡先情報を認識するので、ユーザーはOneNoteアプリを使って添付されたVCFファイルを開き、連絡先情報の詳細をOutlookあるいはスマートフォンの連絡先に保存する。

一方Scannableは、スキャンした名刺をワンタッチでスマートフォンの連絡先に保存するたけだ。このため、主に名刺スキャナーとして使う人にはScannableの方が向いていて、Office Lensは、OneNoteのヘビーユーザー向きと言える。

またEvernote Scannableと同しく、Office Lensも自社のOneDriveサービスにスキャン結果のオンラインアーカイブを作ることができる。

新しいOffice Lensアプリは、iOSユーザーならiTunes App Storeで入手可能。AndroidユーザーはGoogle+で同アプリの「プレビュー」メンバーになる必要がある。その後正式公開前のバージョンを試すことができる。

この発表は、Microsoftという歴史的に顧客を自らのエコシステムの中に囲い込もうとしてきた閉鎖的な会社が、他社プラットフォームへの拡張をはかっている一環の出来事だ。

現在Microsoftは、同社で最も人気の高い製品やサービスをライバルプラットフォームであるiOSとAndroidに展開しており、昨年後半のOffice for iOSOutlookのiOSおよびAndroid版一連のMSNアプ、OneDrive等を提供してきた。その結果同社は、現在100以上のiOSおよびAndroidアプリケーションを持っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Microsoft、ウェアラブル用OneNoteを公開

ウェアラブルは、クロスプラットフォームのツールやサービスが必要な新しい場面なのだと私は思う。今日(米国時間9/16)Microsoftは、Android Wearデバイス用OneNoteを発表した。これからはOneNoteを腕時計でも使えるようになる。もしそうしたければ。

利用イメージはこんな感じらしい。

というわけで、人前でウォッチに向かって叫びたい人は、できるようになった。すごくクールに見えるだろう。スマートウォッチをはめていると。時々あなたの声を理解するだろう。外がうるさくなければ。そしてたぶんあまり仕事ははかどらないだろう。

IMAGE BY FLICKR USER KENNETH LU UNDER CC BY-SA 2.0 LICENSE (IMAGE HAS BEEN MODIFIED)

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


MicrosoftのiPhone/iPad用メモアプリOneNoteが日本語入力を高速化, iPadバージョンは完全自立アプリに

MicrosoftのメモアプリOneNoteiPadiPhoneバージョンに今日(米国時間9/6)、小さいけど重要なアップデートが実現した。それによってiPadバージョンは、完全に自立的なアプリケーションになった。これまではiPad上で新しいノートを作れず、その都度デスクトップやWebバージョンを使う必要があった。本日のアップデートでやっと新規作成機能が加わり、またiPad上の既存のノートの編集機能は従来どおり維持される。

これまでと変わらず、ノートはSkyDrive上に保存されて、複数のインストール間で自動的にシンクされる。

iPhoneバージョンはこの新しい機能が加わらなかったので、ユーザは相変わらずデスクトップやWebに縛られる(既存のノートを加えたり編集したりはできる)。でもMicrosoftによると、iPhoneバージョンは今回のアップデートによってダウンロードサイズが従来の半分になった。Microsoftのかねてからの主張では、29の言語とレティナディスプレイ上のグラフィクスをサポートするとどうしてもサイズが大きくなる、ということだったが、どうやら今回、これまでの250MBの半分にまでダイエットに成功したようだ。たかがメモアプリで250MBは、大きすぎだよね。

またiPhone/iPad両バージョンとも、日本語入力が改良された。これまでは多くの顧客が、遅いと不平を寄せていた。

さらに両バージョンには、自動リスト検出機能が加わった。ノートの上で、何かのリストを書くことの多い人には朗報だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))