Amazon、15億ドルを投じて航空貨物ハブ建設へ

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Amazonは社内に世界最大級のロジスティクス・システムを持っている。このことにさらに証拠が必要なら、Amazonが新しい航空貨物基地の建設のために15億ドルを投資する事実をを指摘すればよいだろう。新しい航空貨物ハブはケンタッキーの州境に近いシンシナティの郊外に建設され、最終的に2000人の職を作り出すものとWall Street Journalが報じた。

次第に拡大して現在40機にもなっているAmazonの貨物機に基地を提供するのがこのプロジェクトの目的だ。Amazonは専用の塗装を施された貨物ジェットの披露にあたってリース元がAmazon Prime Airという子会社であることを明らかにした。リテール・ビジネスにおけるAmazonのシェアが拡大するにつれ運輸のニーズも増大している。Amazonの航空貨物能力の拡充はロジスティクスの面で同社の大きな助けとなることが期待されている。しかしこれは同時に現在物流でAmazonのパートナーとなっているFedExやUPSにとって脅威となり得る状況だ。

Amazonはこれまだ長い間、他の運送事業者と競合する分野に進出することはないという方針を掲げてきた。しかしAmazonは海上運送事業ではすでに港湾荷役から通関業務まで取り扱うフォワーダー〔乙仲〕の資格を取得している。これはFedExやUPSが提供しているサービスだ。WSJによれば、Amazonは自社の通販ビジネスの物流だけでなく、他社や消費者に対する物流サービスの提供事業にも進出する準備を進めているという。これは現在の物流パートナーと直接に衝突するコースだ。

そういう事態になれば影響するところは巨大だ。しかしAmazonはサードパーティーの運輸事業者と提携しているものの、クリスマス商戦などの繁忙期に需要をさばくための能力の不足に苦しんできた。そこで独自の物流システムが構築によるロジスティクス能力の拡大はそれ自身で十分追求に値する目的だ。運送事業に進出するかどうかは将来の課題となる。

〔日本版〕WSJの記事によればAmazonがハブを置くのはシンシナティ市街の南に位置するCincinnati/Northern Kentucky International Airport(CVG)だという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Amazon、新型Prime Airドローンを公開、今度はハイブリッド設計だ

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Amazonが‘Prime Air’ プロジェクトの魅惑的な最新情報を公開した ― 最初にそのドローンを披露してからちょうど2年後。そう、一部の人がエイプリルフールの壮大なジョークだと思ったあの空飛ぶ配達ドローンだ。高解像度の写真を何枚かと新しいビデオが2本ある。

テレビ番組「トップ・ギア」の元ホスト、ジェレミー・クラークソン(現在Amazonに関する新しいシリーズに取り組み中)が案内するこのビデオは、設計および受取人としての体験について語っている。

ご覧のとおり、Amazonはハイブリッド設計に移行した。前回のモデルよりずっと大きそうだ。こんなのが隣の家に向かって飛んでくるところを想像してほしい。もしれが現実になったら、エイリアン出現のニュース出るのは間違いない。

この新しいPrime Airドローンはもはや単なるクワッドコプターではない。離陸と着陸は今まで通り垂直だが、それ以外は水平飛行モードに切り換わる。ずっと効率が良い。要するに、ヘリコプターと飛行機が半々だ。この新しい設計によってドローンは15(24 km)マイル以上をカバーし、55mph(88km/時)以上で飛べるとAmazonは言っている。ビデオの中でクラークソンは、Amazonが様々な環境と目的に合わせた様々な設計のドローンファミリーを開発していると言っている。

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新ドローンには、少なくともある程度の”sense-and-avoid”[検知して回避する]技術を備えており、目的位置まで来たら、付近の着陸地点を探す。今現在、ユーザーが庭にAmazonログを掲示する等の方法で位置を示せるようだ。ドローンはそこに着陸し、荷物を降ろした後再び飛び立つ。

「このデザインは、長距離を効率良く真っ直ぐ飛び、安全かつ俊敏に着陸することを可能にする。これは数多く開発したプロトタイプの一つだ」とAmazonの広報担当者が本誌に語った。「いつの日か、Prime Air機を見ることが道路の配送トラックを見るのと同じくらい当たり前になるだろう」。

当然ながら、Amazonには、この新デザインをもってしても、乗り越えるべきハードルがまだいくつかある。街中でこの新しいドローンが荷物を運ぶところを見ることはまだ当分ないだろう。しかし、地方や郊外地域ではこの新デザイン機がかなり使るはずだ(もちろん、こいつが自宅の上空を飛んでいるのを撃ち落とす方法についてのコメントは遠慮なく寄せてほしい)。

もしAmazonか、難度の高い検知・回避問題(小さな送電線等)をいくつかでも解決できれば、Prime Airは多くの人の予想よりも早く離陸できるかもしれない(Amazonが来たるべきFAAの商用ドローン規制の範囲内でやれるとして)。

比較のためにお見せすると、旧型のドローンはこんなだった:

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook