送金、特に国外への送金は以前からbitcoinでもっとも人気のある利用方法だった。今回、Robocoinチームがさらに魅力的なキラー・ガジェットを開発した。Romit は自社開発のRobocoin ATM同士で、またはマーチャントのアカウントを利用して送金を行うシステムで、金融機関などによる振込に比べて手数料が圧倒的に安い。
Robocoinは香港、ルーマニア、イタリア、アメリカ(ラスベガスを含む)など世界20箇所にATMを設置している。送金手続きはこの上なく簡単で、ATMに紙幣を挿入し、受取人の電話場号を入力するだけよい。受取人は近くのATMまたはマーチャントで受け取る。
CEOのJordan Kelleyは、「われわれはATMの数を増やすというよりも、Romitシステムを利用するパートナー・マーチャントを増やすことで急速なスケーリングを図りたい。 たとえば、ルーマニアとイタリアの間では年間11億ドルもの送金が行われている。われわれはこの市場で、2015年末までにRomitを利用した送金を受け付ける小売店などを数百店舗パートナーとして獲得する計画だ」と語った。
bitcoinを利用した送金サービスは、フィリピンのRebitなど、世界にいくつも現れている。Robocoinは自らのネットワークに加えて、こうした他のサービスとも提携することでスケーリングに成功できるかもしれない。
Robocoinでは街角の店舗を出来合いのATM代わりに利用することでネットワークの拡大を図っている。手数料は4%で、これは他の送金サービスの手数料が25%かそれ以上にもなるのと比べて5分の1以下だ。またRobocoinは200ドル以下の少額送金も受け付けている。これは銀行口座を持たない外国人労働者が家族に送金する際に特に役立つ機能だろう。
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