1TBのmicroSDカードがすでに市販されている

ちょっと前までは、TB(テラバイト)のストレージを持てるなんて途方もない話だった。

しかし今や、小指の爪ぐらいの大きさのカードに1TBを収めることができる。

10代のころの僕を仰天させたであろうそのニュースによると、SanDiskは同社のExtreme microSDシリーズの製品系列として、その1TBバージョンを450ドルで売っている。2月のMobile World Congressでも同社からその話はあったけど、今では実際に店頭にある。今朝Tom’s Guideが、SanDiskのサイトで売られていることを見つけた。

リードのスピードは最大で90MB/秒、ライトは60MB/秒だ。SanDiskの製品案内ページは、これより速いリード170MB/秒、ライト90MB/秒のExtremeProカードを予告しているが、発売時期は書かれていない。

昔々は、TBのストレージなんてそもそもいらないし、それがポケットに収まるようなデバイスに載るなんて、笑い話だった。しかしその後4Kビデオや4Kで撮影録画できるデバイスが登場、そしてゲームのテクスチャもますます大容量になってきた。テラバイトが満杯になることも、実際にありえる時代だ。

2099年にこの記事を読んでる人なら、小さなカードサイズのストレージにTBを詰め込むというニュースに驚いているなんて馬鹿に見えるだろう。そのころなら、1本の髪の毛のようなものにすべてのムービーを記録できるだろうし、誰もが自分用の宇宙船を持ってるんだから。でも、このぼく自身はというと、テラバイトのデータが載っている硬貨ぐらいの大きさのカードは、万一の紛失がとっても怖いね。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

SanDiskから400GBのmicroSD――Androidのメモリ拡張に理想的

SanDiskはmicroSDとして新記録となる大容量メモリを出荷する。400GBのストレージといえばいったい何に使ったらいいかと戸惑うユーザーも出そうだ。400GB SanDisk Ultra microSDXC UHS-Iという長い正式名のプロダクトはこのタイプのカードでは現在、最大容量であり、Androidスマートフォンの拡張スロットで用いることができる。

最近のAndroidスマートフォンの大部分はmicroSDカードを拡張メモリとして利用することができる。つまりアプリをインストールしたり、写真や動画その他のデータを保存できる。最新版のAndroidであればデフォールトで400GのmicroSDをサポートする。つまり内蔵メモリの容量でいえば、iPhoneの最上位版の2倍近くとなる。

SanDisk 400GB microSDは1080pのHDビデオなら40時間分を記録できる。Western Digitalによれば転送速度は100mb/sだ。フラッシュメモリーのA1 App Performance Class規格に準拠しており、高速でアプリを作動させることができる。

これほど大容量、高速であるにもかかわらずわれわれを破産させるほどの価格ではない。コストパフォーマンスからいえば、250ドルは実のところリーズナブルな価格といっていいだろう。この製品にはメーカーから10年間の限定保証がつく。SanDisk直販を含めて近日中にあらゆる販売チャンネルで入手できるようになるはずだ。Galaxy Note 8などを購入する予定があるならパートナーとして理想的だろう。

画像: Sandisk

〔日本版〕現在日本ではSanDiskの200GBカードが入手可能。最安価格は34,800円。Androidデバイスが拡張スロットでSDXCをサポートしていないと容量が正常に認識されないなどの問題が起きる可能性がある。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

SanDiskが1TBのSDカードを発表—私のパソコンのメモリよりはるかにでかい

2016-09-21-sandisk-1tb

ビデオの画質がアップすればファイルサイズもさらに大きくなる。幸いなことにフラッシュ・メモリーの容量も拡大を続けてきた。今日(米国時間9/20)、SanDiskが発表した新しいSDXCカードは1TBの容量がある。このカードをカメラに挿しておけば、当分はメモリー容量の心配をする必要がなさそうだ。

1TBカードはまだプロトタイプ段階なので価格や出荷時期は不明だ。現在SanDiskは512GB版のカードを800ドルで販売しているから、1TB版も製品価格は安くはないだろう。しかしこのカードは大半の家庭用パソコンのデフォールトのメモリよりはるかに大容量だ。高価格もやむを得ない。

私の 5K iMacのディスクは256GBしかないので1TBのメモリーカードといわれても実感が湧きにくい。一方でキヤノンEOS 6Dデジタル一眼レフに挿した256GBカードをいっぱいにするには私は3年かかった。これはDisruptカンファンレンス、製品レビュー、その他ありとあらゆる仕事に使いまくっての話だ。普通のアマチュア・フォトグラファーの場合、記憶媒体の管理がどんなにデタラメであっても、1TBのディスクを使い切るには一生あっても足りないだろう。

〔日本版〕SanDiskの512GBカードの日本での実売例

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+