昨夜(米国時間6/20)Computer History Museum[コンピューター歴史博物館(カリフォルニア州マウンテンビュー)]でNew York TimesのJohn Markoff記者が、2007年1月に発表された初代iPhoneの開発に関わったエンジニアたちをインタビューした。Hugo Fiennes、Nitin Ganatra、Scott Herzの3人がこの驚くべきプロジェクトで働いたそれぞれの経験について語った。その後Scott Forstallが、ソフトウェア開発部門を率いていたころの思い出を話した。
Scott Forstallは2012年にiOS 6をリリースした後会社を去った。その1年足らず後、AppleはiOSにとって最大のデザイン変更となるiOS 7を公開した。このバージョンで、Appleはよく知られたスキューモーフィックデザインを捨て、「白っぽいデザイン」とわかりやすいユーザーインターフェース要素を強調したフラットデザインに切り替えた。
Forstallは自らの退社やiOS 7についてほとんど語らなかったが、iPhoneの創成期について彼の話が聞けることは実に感慨深い(そうそう、彼が昨日のインタビューで来ていたシャツは、上の写真にある2012年WWDCのプレゼンで着ていたのと同じものと思われる)。
エンジニア3人による最初のインタビューでは、当時彼らが知っていたのはiPhoneのごく一部についてだけで、iPhoneを特別なものにした数多くのものごとを発見したのは、ステージでスティーブ・ジョブズが初めて使うのを見たときだった、という話に驚かされた。
数時間余裕のある人は下のビデオでイベントの様子を見ることができる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )