Mt.Goxの元CEOがドラッグの闇サイトSilk Roadの黒幕だった、という説が法廷に登場

この記事のタイトルを見て“えっ?”と思った人は多いだろう。Silk Roadの頭目といわれるRoss Ulbrichtは実は、このサイトの実のオーナーではなかった。Ulbrichtの弁護士によると、作者はMark Karpelesという人物で、昨年2月になんとなくお芝居めいた崩壊を遂げたBitcoin取引所Mt. Goxの、のちに失脚したトップだった男だ。

Motherboardの記事によると、そのことをついに認めたときのUlbrichtは、微笑んでいたそうだ。

Ulbrichtの弁護士Joshua Dratelは今日の法廷で、KarpelesががUlbrichtに罪を着せた、という説を主張したいようだ。.

Dratelは、“Silk RoadはBitcoinの価値を高めるための道具として作られ、Bitcoinとは一見関係のないサイトを作ってBitcoinの価値を操作しようとした”、と、国土安全保障省のエージェントJared DerYeghiayanのメールを読み上げながら言った。

DerYeghiayanは自分の証拠が強力であると信じ、2013年5月のKarpelesのメールを調べる許可を得ようとさえした。

裁判は今、判事Katherine Forrestにより休廷されている。彼女は、“被告らは午後おそくまでかけて、KarpelesがDread Pirate RobertsないしDread Pirate Roberts(DPR, Silk Roadの頭目の俗称)である、という絵を描こうとしていた。しかし彼らのその説は、作り物めいている”、と述べた。

Bitcoinはこれまでずっと、きわめて小さなグループがコントロールしてきたし、Silk Roadの全盛期においてもそうだった。しかし、あのKarpeles、完全に崩壊したBitcoin取引所の、どじなCEOが、ドラッグの巣窟の親玉だったって? それは、あまりにも、それらしすぎる話だから、Ulbrichtの裁判がますますおもしろくなるだけだ。

[ツイート訳: 弁護士の作戦はMt.GoxのMark Karpelesなどを本当のDPRに仕立てることのようだ。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Silk Roadから没収したBitcoinを入れたFBIの「プライベート・ウォレット」に「荒らし」が殺倒

Bitcoinは、匿名であると同時に完全に公開でもある。同システムを使った取引をリアルタイムに追跡し、大きな買い物、この場合は大きな資金移動がどこで起きているかを知ることができる。 Silk Road閉鎖の後、連邦政府は2万6000BTCをあるプライベート・ウォレットに移動したが、現在そこは、いたずら者たちの標的となり、一種の反政府落書き板と化している。

FBIのウォレットに送られたこれらの少額取引は、Silk Roadの資金没収に対する、「オープン」インターネットにおける最も公開された反応だろう。

Bitcoinをとりまく噂によれば、FBIはSilk Roadユーザーが所有していた2万6000BTUを押収した ― ユーザーが取引を行う前にBTCを入金しておいたウォレットからと思われる。FBIはこのBTCを、アドレス”1F1tAaz5x1HUXrCNLbtMDqcw6o5GNn4xqX”のウォレットに置いた。Silk Roadのオーナー、Ross Ulbricht容疑者が所有する60万BTC ― 推定全流通BTCの5% ― の入ったウォレットは、完全に暗号化されているため、未だにアクセス不能だ。

FBIへのメッセージは、それぞれの少額Bitcoin取引の「公開ノート」欄に書かれている。多くは、ドラッグ禁止のばかばかしさに言及しているが、中には少々それた話題もある。

Howard Zinnが引用したこんなコメントもある。「やつらはオレたちが平和を邪魔していると言うが、平和なんてありはしない。やつらが本当に困っているのはオレたちが戦争を邪魔しているからだ。」

Silk Road閉鎖後の価格は比較的安定しているが、貨弊価値自体が最高値の260ドルから、今日午前には約130ドルまで落ちている。

via ZDNet

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(翻訳:Nob Takahashi)


Bitcoinが15%暴落。FBIによるSilk Road摘発の影響

Bitcoinが痛打を浴びている。FBIによるSilk Road摘発の影響だ。Silk Roadは、ドラッグその他合法の枠から外れた物品のための、人気の ― かつ一部隠ペいされた ― マーケットプレイスだ。TechCrunchが今日報じた通り、Silk Roadには約12億ドルのBitcoinが流れ込み、8000万ドル近い手数料がBitcoinに転がりこんだ。

その主要市場が連邦政府に摘発されたことによって、Bitcoinは、予想通り急速に価値を下げている。

Bitcoinは9月末時点で1コイン当たり最高145ドルで取引きされていた。今日の価格は119ドル前後だ。RealTimeBitCoinは、118.10~119ドルという買売価格を報じている。これは、Mt. Gox Bitcoin-Dollarの交換レートを追跡している他の情報源とも一致している。Mt. Goxはほぼ118ドルの価格を提示している。

Clark Moodyがまとめたグラフを下に貼った。:

大した下がりようだ。

そして実のところ驚きではない。Silk Roadが近い将来、あるいは永遠に展望から消えたことによって、Bitcoinを持つ相当数の人々のデジタル財布に穴があいた。使えないならどうするか? 当然、売る。そしてこの大規模な集団脱出によって価値は暴落した。

さらに恐怖の要素がある。Bitcoinはここ数ヵ月で徐々に社会的信用を得て、一部の予想に反して崩壊を免れた。その価格安定性は世間を驚かせるほどだった。もちろん、それも今日までのことだ。

今日Bitcoinは、139ドル前後でスタートを切った。現在の118ドルという水準は、15%ほど価値を下げたことになる。引き続きグラフに注目だ。[アップデート:Bitcoinは113ドル前後で取引きされており今なお下がり続けている。最新状態は ここをクリック。]

トップ画像提供:Hamed Al-Raisi

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(翻訳:Nob Takahashi)


FBI、悪名高いオンライン闇市場Silk Roadの所有者を逮捕、サイトを閉鎖―麻薬、殺し屋募集など容疑続々

FBIがとうとうSilk Roadを手入れした。このアングラ・ウェブサイトは長らく麻薬売買などの違法行為の温床になっていると見られていた。FBIはサイトを閉鎖し、ニューヨーク州検察当局は所有者のDread Pirate Robertsこと本名Ross William Ulbrichtを麻薬売買共謀、コンピュータ不正侵入、マネー・ローンダリングの3つの容疑で起訴した。


アップデート: 起訴状を入手して精査したところ、Ulbrichtは殺人教唆の容疑でも起訴されていた。Silk Roadのユーザー情報を暴露するとした脅迫者の殺害を引き受ける殺し屋を募ったとされる(関連記事)。

Silk Roadは相当の期間にわたってDeep Webと呼ばれるインターネットの暗い片隅に存在していた。このサイトは匿名性が高いとされるTorネットワークのみによってアクセスが可能だった。スタートしたのは2011年で、急速にドラグと銃の闇市場として悪名をはせるようになる。SilkRoadは「違法物品のAmazon」と呼ばれることもあった。 2013年7月23日には95万7079人の登録ユーザーがあったという(実際のユーザーはもっと多いはず)。

詳細はまだ不明だが、Silk Roadでは莫大な金が動いていたようだ。ローンチから2013年7月23日までの間に951万9664 Bitcoinの売上があり、SilkRoadは61万4305 Bitcoinの手数料収入を得ていたという。 現在のレートでドルに換算すればこの手数料は7980万ドルになる。

Silk Roadのライバル、Atlantisは先月運営を停止している。

起訴状によれば、Silk Roadの所有者、Ross William Ulbrichtは故意にアメリカの麻薬取締法規に違反したという(起訴状全文)。

しかしUlbrichtの容疑はこれにとどまらない。コンピュータ不正侵入とマネー・ローンダリングの容疑もかけられている。サイトは現在ダウンしており、FBIの通告が表示されるだけだ。Silk Road上の取引のほとんどは匿名でBitcoinによる支払いを利用していた。

起訴状によれば、捜査当局は囮捜査でエクスタシー、コカイン、ヘロイン、LSDその他100件以上の違法物質の購入を行ったという。

Ulbrichtは昨日(米国時間10/1)、サンフランシスコのGlenn Park図書館で逮捕されたと報道されている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+