Shure SRH1540は自宅環境を高品質のサウンドと快適さで終日アップグレードしてくれるヘッドフォン

今週と来週は「Headphone Week」シリーズの一環として、TechCrunch上でさまざまなヘッドフォンをチェックする予定だ。今回私が取り上げたのはShure SRH 1540(国内実売価格4万7000円前後)である。これは新しいものではなく、 何年もの間その価格帯でオーディオファンの間では人気の品だった。それには大きな理由がある。素晴らしい音質と価値、そして驚くべき快適さと着用感を提供してくれるからだ。

基本情報

ShureのSRH1540は、ただ高品位オーディオが好きな人にも、音響エンジニアやポッドキャストプロデューサーのような日常的に音楽とともに働く必要にある人にも、高級サウンドを提供する密閉型ヘッドフォンである。それはノイズ漏れが少ないにもかかわらず(共有型の在宅勤務オフィスに最適だ)、開放型ヘッドフォンから得られるものに匹敵するサウンドステージ(臨場感)を作り出すことができる。

Shureはそのボックスに、1本ではなく2本のケーブルと、アルカンターラ素材で覆われたスペアのイヤーパッドを同梱している。ハードサイドのプラスチック製キャリングケースと、6.3mmオーディオジャックで使用するためのネジ付きアダプターが付属している。本体のケーブルは3.5mm。

デザインと機能

SRH1450のデザインは、すべてが快適さと品質に向けられている。ヘッドホンは非常に軽量だが、安価な素材でできていると思ってはいけない。フレームは航空機グレードのアルミニウムとカーボンファイバーを使用していて、長時間のリスニングセッションで頭に負担をかけることなく、最大の強度を提供している。

イヤーパッドに使用されているアルカンターラ素材も非常に耐久性があり、心地よいソフトタッチの感触を提供する。カップ内にも十分な空間があり、頭と耳のさまざまな形状に対応するために必要な柔軟性を提供しながら頭に軽く載る。

Shureはここに、デュアルコネクタコードデザインを使用しており、ヘッドフォン側の金メッキされた各端にしっかりとはめ込まれる。それらは正確に接続できるように色分けされており、ケーブル自体は長持ちするようにケブラーで包まれている。万が一に備えて、同じケーブルがバックアップとして付属する。

サウンドに関しては、これらは筋金入りのオーディオファンさえも満足させることができる優れたヘッドフォンだ。特に、私が主にテストに利用したFocusrite Scarlett2i2のようなDACやUSBオーディオインターフェースと組み合わせると良さを発揮できる。それらは、サウンドステージを損なうことなく、驚くべきレベルの明瞭さとディテール、そして素晴らしい低音を提供してくれる。私は長い間、オーディオ編集や終日着用するための標準的な有線オプションとして開放型ヘッドフォンを使用してきたが、SRH1450が私を変えてくれた。

まとめ

これらは、優れた音質を耐久性と終日の快適さとともに提供してくれるヘッドフォンを手に入れるために、多少お金を費やそうとしている人にとっては素晴らしい選択肢だ。そして、プレミアムオーディオ機器の世界の中ではそれほど高いものではない。覚えておくべき1つの注意点は、開放型ヘッドフォンよりは優れているとはいえ、実際には遮音性がないということだ。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Shure、SRH1540

画像クレジット:Shure

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(翻訳:sako)